「これから論文を書く若者のために」
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若手研究者のお経
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5/31(火)の進歩 学生実習二日目 三年生の学生実
習の二日目。今日は、カタクリの種子の乾燥重量を量った。天秤が二つしかなかったので、順番待ちの時間がかなり長くなってしまった。その時間を使って、他
の実習のレポートを書く人、生物学演習の論文を読む人、ひたすら雑談する人など、それぞれに有効に過ごしていた。あまり待たせるのも悪いと、急遽、河田研
の実験室で量らせて貰ったり、内の研究室に連れてきて量らせたりした。それでも四時くらいまでかかってしまったか。個体の大きさと、その個体が作った種子
の平均重には、予想通り正の相関があった。しかし、Smith and Fretwell
のモデルでは、親個体の大きさに関わらず一定の重さの種子を作ると予測している。この不一致はなぜか、これを考察することがレポートの課題だ。三年生には絶対無理である。だって、世界中でいろいろな研究者が取り組んでい
て、未だに解決していない問題なんだもん。課題を出したそばから、「これはまずかったか」と思っていた。しかし、出してしまった物はしょうがない。それ
に、三年生を見くびってはいけない。その、若くて柔軟な頭脳が素晴らしい解答を導いてくれるかもしれない。そしたら是非、共著で論文を書かせて頂戴ね。三
年生へ:論理的であること。これが大切。それと、三日間でやった実習なのだから、どうしたって足りないデータがある。「自分の考えを検証するためには、こ
ういうデータを取れば良い」という考察をしよう。未解決の難題なのでわからなくて当然。気にすることなく、自由に伸び伸びと考察しておくれ。
それでも、伊達君・有賀(航)君らが、一所懸命に考えて質問に来てくれた。その意欲が好ましい。有賀君と話している内に、「果皮の乾燥重量のデータも必
要では」という話になった。しかし彼の班は、てんびんが足りないために果皮の重さは量っていなかった。「今日の実習はお終い、解散していいよ」と皆に告げ
た後なのに、「今からやります」と乾燥重量を量り始めた有賀君・上嶋さん。今日の実習最高の好感度であった。
終了後、「他の実習のデータなんですけど、先生の部屋で印刷させて貰えませんか」という小平君・佐藤さん・須之内君を、これ幸いと荷物持ちに使い、部屋
へ戻った。汚ねー裏紙にデータを印刷し、恩を売ったのであった。
昨夜、鮭のチンジャ焼きを試作してみた。ほうれん草のバター炒めの手法を取り入れ、さらには刻みショウガ(今までは、すり下ろしショウガだった)を入れ
てみたら、思いの外美味しかった。また微妙に意欲が沸いてきた。
5/30(月)の進歩 三年生と過ごす
一日 今日は一
日、生物学科三年生と過ごした。
午前中は、生物学演習(三年生対象に、英語の論文を読む講義)をした。統計処理の細かい話が出てきてちょっとわかりにくかったか?
考察の後半もややだらだらしていた気がする。終了後、生協へと向かう五十川さん・安野君・山岸さんと一緒にしばし歩いた。「講義がわかりやすい」と言って
くれて嬉しかった。
午後は、三年生対象のカタクリの実習をした。始めに、夏に行われる八甲田山野外実習の宣伝をした(5/26 の進歩参
照;ウケ狙いのネタを仕込んでおいた)。「お楽しみ」として、酸ヶ湯温泉の千人風呂とねぶたの話をした。するとここで割とウケてしまい、「ねぶたって弘前
と青森とあって
………」とか私語を始める人が数人。違うのだ、見て欲しいのはこれからだ。しかし、「静かにして、集中して」と注意してネタを見せたらひんしゅくを買いそ
うな気がして、そのままネタに突入した。でも、非常に受けたので、爽やかに気分になった。その後実習を始めた。今日明日と、四月にマークしておいたカタク
リの果実を回収して、種子生産を調べるのだ。まずは、果実の回収のため実験園へと歩いていった。なぜかそうっと歩いている金子さんに、「お嬢さん、筋肉痛
は?」と佐藤さんが話しかけている。サッカーの試合で燃え上がったそうだ。「サッカーをするのか」と喜び、「ならブランメル生態のサッカーに来ればいいの
に」と思った。しかしそうではなかった。なんと、浦和レッズの応援に行って筋肉痛と
なって帰って来たのであった。「サッカー --> 筋肉痛」はふつー、自分でサッカーしたことを意味する。しかし「応援
---> 筋肉痛」であったとは! さすが浦和サポだ。Pride of Urawa
を後半途中からずっと歌い続けるだけのことはある。それと、他クラブとはいえ、三年生にコアサポがいるとは嬉しい。で、果実回収。たいていの班は、見つか
らない果実があったら諦めていた。しかし三班は、「未発見三個の内、二個は見つけたい」とすごく頑張っていた。「見つからないのは異様に悔しい」と嘆く石
橋君の姿勢に、「そうか?」と感嘆の思いを抱いた。しかし結局見つからず、時刻○二○三に撤退の指令を出した。実習室に戻ってから、果実を分解して成熟種
子を数えさえた。数え終えた種子を、一つの果実につき一つの袋に入れて乾燥機で乾燥させる。「果実ごとに別の袋に入れる」と何度も言ったつもりなのに、な
ぜか敢然と一袋に入れてしまった七班。人の作業にミスは付きものという教訓と共に、データの半分がおじゃんとなった。みなさん、今日はお疲れさまでした。
明日も頑張ってね。
松田君に、「鮭のチンジャ焼きは出来ましたか?」と話しかけられた。実は、数日前に試作をしたときに衝撃を受けて、しばらく封印していたのだ。究極の組
み合わせを考えていた私は、「バターと鮭」「鮭とほうれん草」「ほうれん草と醤油」「醤油とショウガ」「ショウガとほうれん草」「ほうれん草とバター」
「バターと醤油」という、どこを取っても相性の良い組み合わせを思いついた。そして、キャベツに替えて、「鮭とほうれん草をバターと醤油とショウガで味付
けすれば良い」と色めき立った。わくわくしながら試作してみた。それはまさに、研究において、期待しているデータが出そうなわくわく感であった。ところ
が。ほうれん草から水気がびったり出ていて、今までで一番不味い試作品と
化していた。はなまるマーケットで、「ほうれん草のバター炒めで水気を出さない技」を特集していたことを思い出し呆然とすることしばし。それ以来、「君の
行くー道はーー、果てしーなく遠いーー」という歌が頭を支配し、何もできない日々を送っていたのだ(大げさだねえ)。でも、今夜また試作してみよう。
5/29(日)の進歩 剪定 一日ゆっくり過ごした。
モールに行って買い物をしたり、庭に肥料をやったり。肥料をやっている
内に、大きくなってきたサンショウが通路を遮っているのが気になってきた。お隣の敷地にも枝を張り出しているし。そこでサンショウの枝をばしばし切った。
すると今度は、ヒナウチワカエデのもさっとした枝振りが気になってきた。耐陰性のある樹木を明るい所に植えるとこうなっちゃうのか。ヒナウチワの枝もばし
ばし切った。次に、コハウチワカエデの枝も切りまくった。これはかなり大きくなってきていて、高木になるつもりでいるに違いない。剪定するなら今の内なの
だ。次にヒメシャラを剪定しイタヤカエデを剪定した。これで終わったと思ってはいけない。花壇内で、フジバカマが異様に地下茎繁殖していた。これでは、バ
ラや他の草本を枯らしてしまう。フジバカマを間引き、ついでに他の数種も間引いて、ようやく終了となった。ちょっとした運動であった。いかん、ビールが飲
みたくなってしまった。
5/28(土)の進歩 惨敗 ベガルタ仙台がアビスパ福
岡に惨敗した。酷い試合だった。
今日のアウェー戦は、珍しく CS で生中継がある。昨年、「ベガルタ仙台戦を全試合生中継」と意気込んだ CS
は、よほど懲りたのか今年はなかなか生中継してくれなかったのに。ブランメル生態のサッカーに行ってから、結果が耳に入らないようにして、録画中継を見る
ことにした。
ブランメル生態のサッカーは今日も盛況であった。中学生の女の子も来ていた。「何年生?」と聞いてみたら、「中二です」だと。私なんか、どういう風に
映っているのだろう。「会社が無くなっちゃったので、大学生とサッカーしているおじさん」とか。今日はさらに、中二の女の子が途中から新たに一人加わっ
た。その子、GK 決めのじゃんけんで最後まで残ってしまい、無慈悲にも真剣じゃんけんを挑む藤に負けて、いきなり GK
になってしまった。藤、お前は社会人になったんだろ。さらには、彼女が守るゴールに山本が情け容赦無いシュートを浴びせた。そのせいか、一試合終えただけ
で、「用事があります」と帰ってしまった。酷いお兄さん達だ。
四時過ぎに帰宅し、録画を見た。前半の仙台は最悪だった。マークをずらしまくる上にプレスが弱い。福岡攻撃陣を、フリーで前を向かせまくっていた。あれ
じゃ、どうぞ点を取って下さいと言っているようなものだ。案の定、前半 8
分に早々に失点してしまった。大柴をトップ下に、財前を右サイドに置いた新布陣はまったく機能しなかったということである。やはり、1
ボランチで、守備に難のある財前を右サイドに置くのは無理なのであろう。財前をこの位置に使うなら、2
ボランチでないと駄目だ。結局都並監督は、前半 30
分頃に、新布陣を放棄して横並びの中盤に変えた。しかしこの変更も虚しく、森川・財前の右サイドが綺麗に破られ二失点目。今日の森川、守備が軽かったか。
後半になると、仙台もボールを回せるようになる。しかし、フィニッシュの二つ三つ前でのミスが多く、シュートまでなかなか持ち込めない。得点の香りはしな
かった。それでも終了間際、右サイドで頑張った富田がシュート、こぼれ球を大柴が押し込んで 1-2
とした。しかしこのゴール、大柴はオフサイドだったと思う。なるほど大柴よりゴール側には、福岡の DF
が一人いた。だからオフサイドでは無いように見える。しかし GK が大柴より前に出ていて、大柴よりゴール側の福岡選手はこの DF
一人だったのだ。相手選手が二人以上(GK
が大抵はいるので、フィールド選手が一人以上ということになる)いないと駄目なので大柴はオフサイド。そういえば随分と昔、GK
が上がってオフサイドトラップをかける高校チームを見たことがあったな。で、試合はロスタイムに突入。センターサークル付近でフリーでボー
ルを貰った福岡の DF 岡
山の前に広大なスペースが広がっていた。これは三点目かと思ったら、岡山は、仙台ゴールではなく、左コーナーフラッグめがけて全力でドリブルをして行く。
お前は寿人か、でもまだ点を取っていないぞ(寿人;去年まで仙台に在籍したエース。点を取ったら、コーナーフラッグを掴みに行く癖があった)。コーナー近
くでボールキープしたかった模様である。しかしそんな工夫も無用、あっさり終了の笛が鳴った。
今日の前半の酷さは何なのだろう。都並監督が目指す「ゆったりした守備」があれなのか?
チームの調子が上向きかけ、監督は勘違いしてしまったのだろうか。調子が上向いたのは、全員守備全員攻撃のプレッシングサッカーが出来るようになってきた
からである。監督の目指すゆったりサッカーのおかげではない。それをちゃんとわかっているのか。あるいは、勝てるようになってきたので、またその気になっ
てしまったのか。つまり、「やっぱ、ゆったりサッカーを目指したいよ」と思ってしまった。せっかくの上昇機運を完全に消し去るこの二連敗。都並監督が目指
すサッカーが J2 で通用しないことは明白。なのに自分の「理想」を捨てようとしないなら ………、早急な解任しかないのではないか。
5/27(金)の進歩 妖怪チーム 妖怪密着の理念を掲げ「サッカー界のオンリーワン」の道を行く SC 鳥取(JFL
所属)が、さらなる飛躍を遂げた模様だ。夏休みに公開予定の角川映画「妖怪大戦争」のロゴをユニの背中に入れることになったのだ!(ここ)。「妖怪映
画と妖怪チームのコラボレーション!」だそうである。さらには、このページの下の
方にある GK
ユニに注目だ。背中に塗り壁。これが、暁子が騒いでいた噂のユニか。このユニを着る浜村選手は、「妖怪には愛着がある。妖怪ロゴをつけてやる気を出してい
きたい」と語っている(日
刊スポーツより)。
方や、我らがベガルタ仙台は明日、敵地でアビスパ福岡と対戦する。バロンがついに先発に復帰し、シュウェンクと 2
トップを組むようである。トップ下には大柴、財前は右サイドに回る。確かにこれは、現時点で最強の布陣に思える。財前の守備が不安ではあるけれど。月曜の
テレビでリャンは、「ぜっっっっっったいに、勝ちます」と強く言っていた。そうだ、必勝あるのみ。福岡強敵といえど、ここ六試合勝ちが無く波に乗れていな
い。必ず、勝ち点三を取って帰って来てくれ。なお、サンスポ
によると財前は、「この日の試合形式練習でも、右サイドから中央に流れる動きで控え組の最終ラインを翻弄。何となく攻撃の起点となった」そうである(太字は私)。
5/26(木)の進歩 盗蜜も悪くない
かも かとぅの論
文セミナー。盗蜜(花の横に穴を空け蜜を吸うこと。送受粉に貢献しない)が、正規の訪花者の行動に与える影響を調べた論文を紹介してくれた。盗蜜が多い花
パッチは価値がないので、正規の訪花者は遠くへ飛んでいってしまうとか、盗蜜を受けた個体では隣花受粉が減るかもとか、研究の仮説は面白かった。しかし肝
心のデータが。どのデータも、正規の訪花者は、盗蜜された花を見分けて避けているということで解釈出来てしまう。しかし著者は、この解釈を無視しているみ
たいであった。
生物学科三年生向けの来週の講義の準備を終えた。分量的にちょっと少ないかもしれないけど、ま、いいか。たまには早く終わるのもいいでしょう。と言いつ
つ、結構時間がかかったりして。
三年生に向け、夏に行われる八甲田山野外実習の宣伝 PowerPoint
ファイルを作った。またしても、意味ねーーことに凝ってしまった。「こうすればウケるかな?」と思い立つと、何をおいてもやらないと気が済まないたちなの
だ。来週の月曜日の実習の時に見せるので、ま、そのつもりでいておくれ。
5/25(水)の進歩 逆では?
昨日書いた、「ミツバ
チとマルハナバチはアリとキリギリス」説について自分でつっこみ。楽器を弾いて遊んで暮らしたため冬に死んでしまうのはキリギリスだ。同様に、ダンスを
踊って遊んで暮らしているのはミツバチではないか?
だからミツバチが冬に死なないといけない。うーーむ。こんなことに真剣に悩むと、本当に生物学者かと疑われそうなので、ここまでとしよう。
生物学科三年生向けの講義をした。花が訪花昆虫を誘引するほど、隣花受粉(同じ個体の隣り合う花間で自殖してしまうこと)が起きてしまうというジレンマ
の話だ。今日は良かった。みんな熱心に聴いてくれた感じだ。一人だけ寝ている人がいたけれど、講義が始まる前から寝ていたのでどうしようもない(<
-- 講義半ばにようやく目覚めた)。出席者も 33人(32 人?)で、登録した学生はほぼ全員出てくれた感じだ。一昨日の生物学演習で脚光を浴びた(ものすごく悪い方に)彼も、今日は出席していた。この調子でこれからも出てね。毎回見張っているから。
講義終了後、間髪を置かず、来週の講義の準備を始めた。友蔵から、マルハナバチの実験の図を貰ったりしてスライドを作っていった。友蔵が昨年衝撃を受け
たという Ecology の論文も読んだけれど、友蔵のデータの方がずっと精緻で面白いと思う。自信を持つべし。
ソニー銀行の口座に金を移すことが完了した(窓口に通帳と印鑑を持っていけば、引き落としの制限は無しだった)。さあこれでいつでも、外貨定期預金に手
を出すことができる。しかしいざとなるとびびってしまって、なかなか踏み切れない。どうしよう。
5/24(火)の進歩 ミツバチとマルハナバチ 今日は
一日、生物学科三年生向けの再来週の講義の準備をした。ミツバチのダンス(仲間に花の位置を教える行動)は有名だけど、最近になって、これをさら
に
深く調べた論文がいくつか出ている。ちょっとした処理をすると、ミツバチは不正確なダンスをするようになってしまう。しかし、花の位置がちゃんと伝わらな
くても、夏と秋は問題ない。この時期は花がたくさん咲いているため、どこかしらで花を見つけてしまうかららしい。これでは、「ダンスによる伝達」というす
ごい仕
組みを進化させた意味がない。しかし、花が少ない冬になると、ダンスをして花の位置を正確に伝えることが重要となるそうだ。つまりミツバチは、冬に備えて
ダンスの訓練を欠かさなかったのである(真面目な注;この結論は性急なり)。かたやマルハナバチはダンスをしない。そして、冬にはいなくなってしま
う。「アリとキリギリス」の世界がここにもあったと、一人ウケている
のであった。
昨夜は、究極の「鮭のチンジャ焼き」を求めて試作をしてみた。ショウガを使うことは決定している。ならばと、豚のショウガ焼きの味付けを取り入れてはど
うかと思った。しかし、バターとショウガは合うのかどうか。試作品はそれなりに美味しかった。もっとも、鮭・キャベツ・エノキというそれぞれに美味しい素
材を、醤油・ショウガ・バターというそれぞれに美味しい調味料で味付けしたら、よほどのことが無い限り、それなりには美味しくなると思う。でも、これでは
下宿人の自炊と一緒、商品にならん、と、仕事一筋の料理人。今夜も鮭を買って試作に励もう。といいつつ、何のためにこんなことやっているのかと、早
くもげんなりしてきた。<-- 鮭のチンジャ焼きを開発するより、「これ論」を訂正する方が早いぞ。
5/23(月)の進歩 祝アクセプト
壁やんの論文が
Annals of Botany
に受理された。おめでとう。これで、私の研究室でやり遂げた学位論文の仕事がまたしても出版されるわけだ。よかったよかった。
午前中は、生物学演習(生物学科三年生を対象に、英語論文の輪読をする講義)を行った。出席者は七名で、去年よりは多いけれど、例年よりは少ない。そし
て六名の学生はみな、予習も万全、立派に読み込んでいた。7 - 6 = 1 であるが、ま、来週頑張ってみてね。
午後は、生物学科三年生向けの再来週の講義の準備をした。「訪花昆虫の行動」という題で、今年新たに立ち上げる内容だ。友蔵のデータとかも充実してきた
し、植物の側からではなく、訪花昆虫の側から見た訪花行動について講義するのだ。今日は文献集めに終始したけれど、面白そうな論文がたくさんあるね。これ
らをうまくまとめて、魅力ある講義にするぞ!
先週のサガン鳥栖戦は、敵将松本監督の術中にはまってしまったらしい。サイドにボールを寄せると、仙台の選手はそのサイドに寄ってきて、反対側のサイド
をぽっかり空けてしまうそうな。松本監督曰く、「ニワトリにえさをまくようなもの」だ
と(日
刊スポーツより)。おっのれぇぇぇ、ウケてしまったじゃないか。清水なんて、餌をついばむニワ
トリにしか見えなくなってきた。
外貨定期預金で儲けるため、ソニー銀行に口座を開設した(5/13 の進歩参照)。そして、七十七銀行の口座
から預金を移そうとしたら、一日に引き落とせる限度額というのがあって、いきなし挫折だ。この限度額、解除できないのか?
でないと、毎日銀行に通ってちまちま移すことになってしまう。その内に面倒になって、外貨定期預金の熱も冷めてしまうかも。<--
「面倒になる、やめる」というのが、私にありがちな結末。
5/22(日)の進歩 無いならば
昨夜、暁子と電話
で、鮭のチンジャ焼きの話をした。そして結論した。自分で、鮭のチンジャ焼きという料理を作ればよいのだ。そして、「これから料理をする若者のために」と
いう本を書く。いかにも「これ論」の第二弾という感じの装丁にすれば、間違って買う人もいるであろう。たとえば、白衣をエプロンに、実験器具を包丁に持ち
替えた表紙にする。こうして今から、鮭のチンジャ焼きを世間に普及させる。「これ論」に出てくるベガルタ論文は、2010 年の J
リーグ終了後に書かれたという想定なので、辻褄は合うのである。問題は、どういう料理にするかということだ。「チンジャオロースと関係するのではないか」
という暁子。私の頭の中では、「ジャ」のあたりがショウガを思わせていた。そこらへんを手掛かりに開発することにしよう。
無いならば 作って見せよう チンジャ焼き
5/20 の進歩を読んだ方からも、お言葉をいただいた。一人は、誰とは言い難いがしんすけ(私の一番弟子)
で、ウケ狙いの一種だと思っていたそうだ。こら、落ち込んでいるのだからちゃんと励ませ。もう一人、キメグ経由で、彼女の友人(私は、お名前を存じ上げて
おりません)からの暖かいお言葉を頂いた。つまりは、「「シークエンス」と「シーケンス」の違いくらいにしか道民は思わない」とのことである。なんと広い
お心かな。「チンジャ」の「ンジャ」と「ちゃんちゃん」の「ゃんちゃん」の違いなど気に留めるほどのものではないということか。どうもありがとうございま
す。この場を借りて御礼申し上げます。ますます北海道が好きになりました。
そうこうしている内に、日本代表がペルー代表に負けてしまった。ペルーの術中にはまった感じ。うまく守られ、カウンターからすかっとやられてしまった。
しかし坪井、スピードが持ち味の君が振り切られてどうする。油断したのか?
ともかく、この敗戦を薬として、バーレーン・北朝鮮に連勝するように。
5/21(土)の進歩 キメグ歓迎会 昨夜は、我が家で
キメグの歓迎会をした。キメグは言葉通り、鮭を一本丸ごと持ってきてくれた。なお、昨日の日記では「久保さんから」と書いたけれど、「久保さん・長谷川さ
ん・小菅さん・他、講座の皆様から」の贈り物だそうである。そして鮭のチンジャ焼き(断言)もした。とは言いつつ、「鮭のちにゃにゃ
……」と言葉を濁す私であった。美味しかった。バーベキューの後に室内に入り、私が下ろした刺身などで二次会をした。昨夜の鯛は史上最高の値段、大きかっ
たでしょ。例によって、楽しく充実した時間を過ごした。午前二時半頃に解散。みな、また来ておくれ。ついでに書いておくと、せっかく買っておいたウニを出
すの忘れてた。わーーい、がーーん。しかた
ないので、今夜一人で豪華に一舟いただいた。付記;みっちーが、じゅりのご飯を一つ横取りして食べたらしい。
十時頃起床。二日酔い気味でかったるい。でも、昼過ぎには体調が良くなってきた。せっかくだから、ブランメル生態のサッカーに行こう。今週は鳥栖でのア
ウェー戦だし、テレビの生中継も無いのだ。ブランメル生態の広まり方はすごい。新一年生が大量に入っただけではない。中学生の女の子も二人来ていた。ここ
まで来るとわけがわからないが、ともかく盛況である。
で、本家のベガルタ仙台の方は、鳥栖に 0-1 で負けてしまったらしい。とほほ。
四時半頃に切り上げて帰宅し、庭仕事をした。我が家の芝、まだ五月というのに部分的に枯れ始めている。どうなっているのか。
5/20(金)の進歩 衝撃
昼過ぎに、倒れんほどの衝
撃を受けた。まさかそんなことが ……………。「これ論」の根幹を揺るがす一大事であった。
ことの顛末:今日我が家で、キメグの歓迎会をする。気候の良い頃なので、庭でバーベキューをしよう。と、キメグが、「北大の久保さんから送って貰った鮭
が一本あるので、それをバーベキューで焼きましょう」と言ってくれた。北海道の鮭を焼くというと。あれだ、北海道郷土料理の、鮭のチンジャ焼きだ。作り方
を調べようと、「鮭のチンジャ焼き」で google
で検索してみた。ところが全然引っかからない。唯一、岩手大学で昨年私が行った「これ論」の講義の PDF
資料が引っかかっただけであった。???。そんなはずはない。そこで今度は、「鮭 北海道 料理」で検索してみた。--------------
そしてわかった。この世に「鮭のチンジャ焼き」などという料理は存在しない。正しく
は、「鮭のちゃんちゃん焼き」だ!!!。「これ論」の p. 95
には、「コンサドーレ札幌の選手が最も食べる回数が多いのは鮭のチンジャ焼きで」という記述が燦然と輝いている。そして、私が作ったこの架空の引用を例に
取りながら、「鮭のチンジャ焼きや蕎麦の引用は何のためなのだろう」とたしなめている。しかし、「チンジャ焼き」ではなく「ちゃんちゃん焼き」であったと
は!!!。これだけでもう「これ論」は、お笑いの本になってしまった(って、違ったのか?)。私は、「これ論」執筆の数年前から今日の日まで、「チンジャ
焼き」だと信じ込んでいたよ。コンサドーレ札幌サポの読者の方や北大の学生さんは、何で教えてくれなかったんだいっ。ウケ狙いのことばかり書いてある本な
ので、「チンジャ焼き」もその一種と思われてしまったのか? お知らせ:google
で一件も引っかからないことを誇りに、「鮭のチンジャ焼き」を貫きます。北海道関係の方で、「「これ論」を読んで論文が通った」と思って下さった場合は、
強引に「鮭のチンジャ焼き」で祝って下さい。
5/19(木)の進歩 おめでとう 彩子の就職が内定し
た。おめでとう。数々の緊張に立ち向かい、見事勝ち得た内定であった。良かった良かった。さ、後は、ヤマユリの修論を頑張ってくれ。
キメグの論文セミナー。リンゴの木を使って、クローンの大きさが雌雄の繁殖成功に与える影響を調べた論文を紹介してくれた。リンゴのクローンを何列かに
並べて植えて実験したのだけれど、どういう自然状態を想定したのかよくわからなかった。多分、果樹生産の研究のために植えたリンゴを借用して実験したので
あろう。それにしてもリンゴは、自家不和合性で、同じ品種どうしでは実らないとは。ということは、たとえばフジとか言っても、雌親がフジという意味であっ
て、花粉親は他の品種であるということ?
でもまあ、食べる部分には雌親の遺伝子しか入っていないから関係ないか。続いて彩子の講座セミナー。ヤマユリの花の香りの日変化が綺麗に出ていた。データ
も色々あるし、適応的意義を考えるのが楽しそうだ。でもって、今年の調査が始まる前に、適応的意義の考察を済ませておくこと。そして、それを確かめるため
に必要なデータを今年取るようにしよう。
来週の講義の準備を始めた。まずは、文献を検索して新しい情報を仕入れるのだ。いくつか面白そうな論文も出てきてしめしめだ。二週連続、受けない講義は
したくない。頑張ろう。
食害がある元での最適種子サイズの論文がとりあえず完成した。イントロも直した。しばらく頭を冷やしてから読み直し、これで本当に完成か考えることにし
よう。そして誰かに読んで貰うのだ。
北朝鮮の貨客船万景峰号
が入港した。それに対し、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」らは、埠頭に集まって、「「入港を許すな」「拉致被害者をかえせ」などとシュプレヒコール
をあげた」(asahi.com
より)らしい。こんなことをするなんて日本の恥だ。万景峰号の船客や
乗組員に罪は無い。あんたらの行為は、「日本を訪れた外国人に罵声を浴びせた」ということでしか無いとわかっているのか?
昨年の北京でのアジアカップのとき、サッカーと関係ない理由で日本代表と日本サポーターに罵声を浴びせた中国人と同レベルの行為である。それにしても拉致
被害者家族連絡会、いい加減にして欲しいもんだ。自分らを中心に世の中が回っていると思っているのだろうか?
5/18(水)の進歩 水が来た 「終戦のローレライ」
を歯を食いしばって読んでいたのだけれど、とうとう挫折することにした。あまりの悪文に、読んでいられないのだ。作者は、自分が言いたいことが伝わるのか
不安なのだろうか。描写のしつこさに、「もう勘弁して」である。作者には是非とも、こういう文章を学んで欲しい。
閭は小女を呼んで、汲立の水を鉢に入れて来いと命じた。水が来た。(森鴎外「寒山拾得」より)
「水が来た」という文のぴしゃりとしたこと。三島由紀夫が感心した文章である。
生物学科三年生向けの講義をした。受けなかった(内容が。今日はギャグなしだった)。退屈そうにしている学生は多いし、なんかしらーっとした雰囲気は
漂っているし
………。こういう講義をしてしまうと辛い。途中で止めて帰りたくなった。私が面白いと思うことと、学生が面白いと思うことがずれてきているのか?
つまりは世代の断絶か? 世代間の隔たりを無くし明るい日本を作らねばならぬと、あらぬ方向に結論するのであった。
食害がある元での最適種子サイズの論文の考察が一応完成した。しばらく寝かすことにしよう。そのかわり、寝かして置いたイントロを久しぶりに読んだ。何
を言っているのかさっぱりわからなかった。こりゃいかん、練り直しだ。やっぱ、論文の部分寝かし(他の章を執筆している間、完成した章のことはきれいさっ
ぱり忘れる)は有効だ。
5/17(火)の進歩 おめでとう ベガルタ仙台
MF 村上にお子さんが誕生した。おめでとう。彼の日記に喜びの声が綴ってある。
相変わらず飛んだ文章で、お世辞にも上手いとはいえない。でも、生き生きとしているというか、喜びがすごく伝わってくる。文章は技術ではないと思わせるな
り。何かボケ記述は無いかと眼を皿のようにして読んだけれど、特に突っ込みどころが無いのが残念!
ベガルタ仙台 DF
のライン操作に関して気になっていることがある。ラインを統率する富沢はこまめに上げ下げするのだけど、他の三人が結構適当に付き合ってる感じなのだ。
「そんな無理して上げなくていいよ、若いもんは張り切るんだから(富沢はライン最年少)」てな感じで、森川や木谷はあんまり真面目に揃えていないのだ。し
かしラ
インは揃える方が安全。ここは一つ、若い者を立ててはどうかと思う。
イタポンの論文セミナー。受粉量・送粉量に依存して花の寿命が可塑的に変化する研究を紹介してくれた。送粉量に依存して変化するデータは貴重なので面白
かった。しかし、50% 送粉も 100 % 送粉も寿命は変わらないところを見ると、送粉したかどうかに対して 0 or 1
の反応をしているようにも思える。それと、Schoen and Ashman
のモデルに一致していると主張しているけれど、はたしてそうか。一致しているなら、50% 送粉と 100 % 送粉とで寿命が変わらないといけないぞ。
食害がある元での最適種子サイズの論文の考察がだいぶ形になってきた。峠を越えた感じ。あと数日で完成させよう。
5/16(月)の進歩 補強進む 河田さんと生協で出会
い、一緒に昼食を摂った。大学院で河田研を受験しようかと、「山形県代表に選ばれそうになった女子学生」(言うまでもなくサッカーの)が訪ねてきたそう
だ。エコカップ二連覇の首都大学東京(酷い名前だねえ)の中核選手も、河田研への移籍を希望しているらしい。ちゃくちゃくと補強が進んでいる。生物学科一
年生にも逸材(サッカーの。勉強に関しては知らねー)をたくさん獲得したし、ブランメル生態の明日は明るい。
みっちーが、ヒメシャガの食害の研究計画の相談に来た。食害に備えた花の余剰生産のことを調べるのだ。新しい視点として、食害の時期が異なると、補償の
可否が変わってくるのではないかと着眼している。私のモデルの予測では、種子重を調べることも重要なので、よろしくね。
食害がある元での最適種子サイズの論文の考察を書いた。文献を読み直したり、新たな論文をコピーしに行ったり。そうこうする内に、考察の第一段落を腰を
据えて書く気になってきた。だんだんと熟してきたということだ。でもまだ先は長い。遅々として進まない状況にげんなりしないこと、これが大切。
5/15(日)の進歩 氷を投げたとは思えないが 山形
戦で、「ピッチから退出する審判団に対して氷を数個投げつけるという行為」をしたサポに対し、入場禁止の処分が下された(ベガルタ仙台 OHP
より)。私も目撃したあの人に対してであろう(5/4 の進歩参照)。怒りの形相顕わに突撃してきたけれど、警
備員三人に羽交い締めにされた。腕も押さえ込まれていたので物を投げることもできない。そこでピッチに向かって唾をはき、それが、審判ではなく他の人
(ボールボーイだったか?)に降りかかった。これが私の見た全てである。氷を投げたとは思えない。もっとも、氷ではなく唾ならよいというわけではないだろ
うけど。---------------
クラブは、はちゃめちゃな判定を行った審判に対して抗議を行ったのだろうか。サポを処分するだけでなく、審判に対しても厳しく出ることが重要だと思う。
昨日今日と、生命科学研究科を受験しようかという学生のため研究室公開を行っている。今日は休日出勤で、研究室を訪ねてくる学生のために待機している。
でも、誰も研究室を訪ねて来ない。ま、昨日は誰か来たらしいし、わざわざ今日来る学生はいないか(昨日はガイダンスもあったので、ついでに研究室を訪ねる
学生もいたはず)。帰って竹を植えることにしよう。*昨日訪ねてくれた学生に、私が不在の理由を何と説明したのか。「仙台スタジアムに応援に行っていま
す」と言ったのか。……… それで良いのだ。
5/14(土)の進歩 快勝、ちょっと後味悪いけど ベ
ガルタ仙台がヴァンフォーレ甲府に 2-1 と快勝した。主審の柏原のせいで終了間際に失点してしまい、後味の悪さも残ったけど。
朝五時半、じゅりに起こされた。いつもなら寝直すのだけれど、今日は何か寝る気力がわかなかった。そのまま起きてしまい、資産運用の方法をネットで調べ
て過ごした。為替相場に手を出すのがお奨めらしいけど、気合いを入れてやらないといけない。やってられないので、やはり、ソニー銀行の外貨定期預金をして
みるか。
富士竹類植物園から、注文していた竹を発送したとの電話が来た。和室の北側の窓の下に植えて、揺らぐ竹が見えるお洒落な和の雰囲気を醸し出そうと思った
のだ。そこで朝から庭仕事をして、家の北側を整理した。なにしろ北側なので、使っていない鉢やポットは投げ置いてあるは、雑草は生えているはで、見たくな
い状態になっていた。まず、不要なポットを捨て、使えそうな鉢を物置の上に綺麗に並べ、雑草を抜きまくった。そして、和室の窓の下に、幅 30 cm
× 長さ 3 m の花壇を作った。通路には伊勢砂利を撒いた。花壇に竹(ヤダケ;高さ 3-4 m
になる)を植えるのだ。それにしても「花壇に植える」とは変な表現だな、花が咲いたら竹は枯れるし。後は竹が届くのを待つだけだ。
昼過ぎに、仙台スタジアムへと向かった。青葉祭りのため、観客はたったの 1,1695 人。こんながらがらの仙スタ見たくない。
前半立ち上がりこそ探り合いの展開だったけれど、徐々に仙台がペースを掴み、前半は完全に仙台の試合となった。高い位置で相手を囲い込むボールを奪う。
奪ったら、3 - 4 人の味方が近い位置にフォローして、複数のパスコースを確保する。そして、サイドをえぐったり、おりをみて FW
が裏を突いたりした。とくに右サイドは良く機能していた。右サイドバックの森川が、相手を一人二人とかわして切れ込む姿なんて初めて見たよ。そして前半
29
分、磯崎からの縦一発を受けたシュウェンクが、ペナルティエリア左に侵入、キックフェイントで切り返し、角度の無い所から右足でゴールを切り裂いた。歓喜
のシュウェンクは、一直線に仙台ベンチに走ってくる。私は、都並監督の元へ駈けてきたのだと思った。でも後で聞いたところ、スタンドの奥さんの所に駈けて
きたんだそうだ。もの凄い誤解であった。間違って不味い物食べちゃった気持ちで
ある。さらに 32 分には、財前のクロスをシュウェンクがヘッドで折り返し、リャンが右足で技ありのゴールを決めた。後半になると、甲府は 3
トップにして前がかりに来た。仙台は受けのサッカーとなり、後半は甲府の展開となった。仙台守備陣は集中しておりゴールを割らせない。ところがこれをぶち
壊す人物がいた。主審の柏原だ。そう、あのはちゃめちゃ審判である。木谷の正当なタックル
(ファールでも何でもない)をファールにしてしまったどころか、何とイエローカードを出したのだ。これで二枚目となり木谷は退場になってしまった。これで
リズムが狂い、ロスタイムに失点してしまった。仙台の選手は悪くない。すべての責任は柏原にある。まあ今日は勝ったから良い。しかし木谷は、次節の鳥栖戦
に出られなくなってしまった。自分の超誤審をどう責任取る気だ、柏原。
シュウェンク、見直した。攻守に献身的だし、きちっとボールを納めて起点を作れるようになっている。後は決定力かな(あ、点取ったんだ、ごめん)。バロ
ンも復帰してきて、FW
をどうするのか。嬉しい悩みという気もするけど、ちょっと怖さもある。バロンがどれだけ攻守に献身的なのか、よくわからないからだ。今の良い状態を保つな
ら、絶対に大柴・シュウェンクの組み合わせだと思う。でもバロンの実力は確かなので、バロンを入れて来るであろう。万一、バランスが壊れてしまったら
………。
都並監督によると、後半は思った通りの闘い方であったという。引き気味にしてゆったりと守り、速攻を狙うサッカーだそうだ。うーん、私としては前半の
サッカーを 90
分続けて欲しい。体力的には厳しいけれど、ジェフ千葉とか一流チームはそれをやっているわけだし。それに正直なところ、余裕を持って後半を守り抜く力は今
の仙台には無いと思う。もしも後半の早い時間帯に失点していたらどうなったか。急に前半のサッカーに戻すことなんて出来やしない。慌てて自滅してしまった
気がする。
次節・次次節は、アウェーで鳥栖・福岡と対戦する。福岡の力は言うまでもない。鳥栖も、今節に京都を 3-0
で破っている。厳しい連戦となるであろうが、私たちの力も向上している。自信を持って闘えば良いのだ。一勝一分を目標に頑張って欲しい。
5/13(金)の進歩 明日は甲府戦
ベガルタ仙台は明
日、ホームにヴァンフォーレ甲府を迎え撃つ。このところ好調の甲府は三連勝中である。このところ好調の仙台は、この三戦を一勝一分一敗である。何なんだろ
うね、この違いは。まあ、明日勝てば良い話なのだ。明日はいよいよバロンも復帰する。シュウェンクに替わって途中出場したバロンがぱしっと決めて快勝とい
きたい。
実家を売った金が入ったので、資産運用してみようかと思い立った。どうせ置いておく金なら、ちょっとでも増える方が有り難いから。で、このところ話題
の、外貨定期預金のことを調べてみた。金利が 2-5%
くらい(国によって違う)で、日本の定期預金の百倍くらいだ。これはすごいと喜んだら、為替手数料(外貨を買う手数料と、満期のときに円に戻す手数料)が
馬鹿にならないことに気づいた。だいたい、金利と同じくらいである。シミュレーションしてみたら、外貨購入時と満期時の為替レートが同じ場合には赤字とな
る。なんだそりゃって感じ。満期時に円が安くなっていないと利益が出ないのだ。これではクジを買うようなものである。だって、たとえば一年後満期の為替
レートがどうなっているかなんて知るわけもない。アホらしい止めようかと思ったら、ソニー銀行の為替手数料は異様に安いことを発見した。これなら利益が出そう
だと、その気になってしまっている。注;ソニー銀行;人生ゲームとかに出てくるおもちゃの銀行ではない。かのソニーが経営する本物の銀行である。ただし、
一般の銀行とは異なり、インターネットのみで利用できる。
免許証を見て思い出したのだけれど、私の本籍は実家になっている。しかし、売ってしまったので、酒井家の人間はもはや住んでいない。本籍にしておいて良
いのかな?
最適種子サイズの論文の考察を書き出した。考察の冒頭から順番に書こうとしないことがコツと思う。とりあえず、思いついたことをばしばし書いていく。あ
る部分を書いていて行き詰まったら、他の部分を書いてみる。こうして徐々に穴を埋めていき、最後に全体を練り上げればよいのだ。一つの部分を完成させよう
と思い悩んではいけない。細かいことは気にせず、書ける部分から書いていってしまう。そうするといつのまにか、全体像が出来上がっている。全体像が見えて
くると、かなり元気が出てくるものだ。
5/12(木)の進歩 大波 昨日の日記を、「サー
ファーか」と暁子に突っ込まれた。「大波ではなく大船。村上並」だと。がーーーん。確かに「大船に乗った」が正しかった。さらに悪いことには、「大波に
乗ったつもりで
……………」に続けて、「「大波に飲まれてはいけないけど」って書いたら面白いかな、うぷっ」と一人でウケていたのだ。思いとどまってよかった。注;村
上;ベガルタ仙台の MF。ボケ満載の日
記(本人は大真面目に書いている)が、暁子と私を捉えて離さない。打った瞬間どころか、打つ体制に入った途端にふかすとわかるシュートも有名。近
頃じゃあ、誰がふかしても「村上っっっ」という声が飛ぶ。
午前中は、来週の講義の準備をした。とはいっても進展無し。新しい文献を調べたのだけれど、来週のネタになるようなものは見つからなかったのだ。その代
わり、再来週以降の講義のネタになりそうな文献はいくつか見つかった。
午後は、最適種子サイズの論文の図描きに没頭した。Mathematica
で計算させて図を描き、それをアップルワークスにコピーして上からなぞる。この作業を繰り返した。Mathematica
の図をそのまま使えたら楽なのだけど、どうすれば出来るのかわからない。だからいつも、お絵描きソフトに取り込んでなぞるという原始的なことをしているの
だ。
5/11(水)の進歩 久々の講義 生物学科三年生向け
の講義をした。今日の内容は、性比のゲームを題材に、ゲーム理論とはどういうものかを解説するものであった。学生実習でアオキの性比を調べたので、ちょう
ど良かったと思う。実習のレポートを書く上で参考にもなったはずだ。出席者は 29
名。ここ数回、数人が微妙に入れ替わりながらこの出席者数を保っている。三年生へ、恐ろしいことを教えてあげよう。講義で出席は取っていないけれど、油断
しちゃー大変だ。私はひそかに、誰が出席してくれているのか把握しているのだよ、ふっふっふっ。陰険かなあ?真面目に出席
してくれている学生はとても大切にするので、大波に乗ったつもりで講義に集中してくれたまえ。
ベガルタ仙台は昨日、浦安 JSC と練習試合を行い 4-1
で勝った。バロンも出て一点取ったらしい。それはともかく、浦安の右サイドバックは、都並監督の長男(智也君;高校二年生)であったそうだ(ベガルタモバ
イルより)。萬代を削って、「血は一緒。争えない」(都並監督談)とのことである。そのわりには、父(左サイドバック)とは逆の右サイドバックを務めるな
ど、微妙な反抗(自立か?)の様子は見せている。そして、「仕事を失わないように頑
張って」と父親を励ましたそうである。大器。
食害がある元での最適
種子サイズの論文の結果の章の締めに入った。こういう図を使おうというのもだいだい揃った。後は、アップルワークスで作図するのみ。とはいっても、それが
結構面倒なんだな。
5/10(火)の進歩 両眼 2.0 東京八重洲クリ
ニックへ、視力矯正手術(エピ PRK)の一ヶ月後の検診に行った。両眼視力で 2.0
だった(片眼は測らず)。すごい。先生の検診のとき、「困ったことはありませんか?」と聞かれたので、「左目がときどき、痛んだりごみごみしたりします」
と答えた。そして先生が眼を検査したら、「確かにまだ再生しきっていませんね」と言われた。「聞いてから診るなんてずるい、先に診て当ててみせろよ」と妙
な感想を抱いた。目薬をどっさり貰い、また三ヶ月後に来てくれとのこと。検診は一瞬だったし、交通費 2,2000
円も払って目薬を貰いに来たようなものだと、ちょい憤然。
5/9(月)の進歩 知らんぷり 食害がある元での最適
種子サイズの論文の結果の章の執筆に取り組んだ。図も描き始めた。Mathematica
に計算させて図を描いていたら、なぜか、適応度が虚数になる場合が出てきた。こんな計算虚しいと言いたいのか?
虚数になるはずが無いのでいろいろ考えたけれどよくわからない。ガンマ関数の数値積分とかを含んだややこしい計算なので、ちょっとした誤差が出ているのだ
ろうと納得することにした。しかし、虚数が出なくなるようには出来なかった。そこで、虚
数部分は知らんぷりするという大胆な賭けに出た。それで良いのか最適種子サイズ?
飽きもせず、セールスの電話がかかってくる。いつもは、通話のまま受話器を机の上に置いてほっておくのだけれど、今日は、一体何を話すのか聞いてみるこ
とにした。しかし私は一切口を開かなかったので、通話のまま置いておくのと同じ状況である。「私、大阪の○○(会社名;忘れた)の○○(名前;忘れた)と
申します(覚えていたら、会社名も個人名も晒したのに)。お忙しいところ申し訳ありません(そう思うならかけて来るな)。今日はマンションのご案内でござ
います。なんと、桜並木で有名な大阪の造幣局の側に新しいマンションが出来ました。大変お買い得の 1,700
万円(位だったか?)でございます。月々のローンですと 6
万円で済みます。このマンションを誰かに貸しますと、確定申告でうんちゃらうんちゃら、収入が増えるのでございます。先生、大変素晴らしい話だと思いませ
んか(なら、お前が買え)。いかがでございましょう。(私は沈黙)。先生? 先生? 先生? ………………。また、お電話させていただきます(無反応を、
どう思ったのか?)」。ええと、君、なかなか名調子で良かったので、また沈黙しながら聞いてあげることにしよう。それにしても、大学の教官というのは、世
間知らずで騙しやすいと思っているのかねえ?
明日は休暇を取り、小田原の祖母の様子見と、視力矯正手術の一ヶ月後の検診に行って来る。今日は左目にごみごみ感があり、ちょっと調子が悪い。はたして
眼がどうなっているのか、ちゃんと診て貰おう。
5/8(日)の進歩 小学三年生の時の作文 横浜の実家
が売れ、いよいよ引き渡すことになった。荷物を整理していたら、私が小学三年生の時の作文が出てきた。我が作文ながら受けた。ここに紹介しよう。
題:三年生
ぼくは、三年生になりました。組みかえのひょうを見るのがとても楽しみでした。ぼくは、おなじ「アパート」の人たちと、いっしょに、見ました。いちばん
さいしょに、二組を見ました。そうしたら、「なぐらとも子」と、いうひとのなまえがのっていました。それで、みんなは、「とんちゃんさようなら。」と、い
いました。こんどは、三組を見ました。ぼくと、「たかのとも子」という人の名まえが、のっていました。それで、ぼくは、三年三組のきょうしつの中に、はい
りました。あいているせきを見つけたので、つくえのうえに、もちものをおいて、ろうかに、出ました。(注;これで全文)
題;おじいさん、おばあさんへ
おじいさん、おばあさんお元気ですか。
ぼくは、元気です。
(中略)
それからおじいさんは、いつからせんそうに、いきましたか。
それで、いつに、せんそうは、おわりましたか。
ぼくは、それまでの間、ふたりとも、死ななくて、いまも、いきているのがたいへんうれしいです。
でわさようなら。
題;スキーれんしゅう会
きょうは、スキーれんしゅう会です。
(中略)
ぼくたちは、二人で一組になって、かたっぽうの人がスキーをはいて、もうかたっぽうの人がスキーをぬいで、スキーをはいている人が、スキーをぬいでいる人
にひっぱってもらうゲームをしました。
(中略)
そのつぎは、ぼくがひっぱりました。
ぼくは、
「おもいなあ。」と思いました。
(中略)
「びりにはならないんだから歩いていこうよ。」といったら、おか田くんは、
「うん、そうしよう。」
と、いいました。
それで、ぼくたちは、あるいていったら、びりから二ばんめでした。
それからしばらくして、このゲームをやめて、女の人とこうたいして、またそれからみかんひろいをしてやめました。
小学低学年の先生というのは、こういうのを真面目に評価しているのか。私なら、受けてしまって評価どころではない。
キメグの推薦書は完了した。小学三年生の私に書かせたらどういうのが出来たかねえ。その後、食害がある元での最適種子サイズのモデルの解析を行った。解
析にはそろそろ区切りをつけて、論文を完成させてしまおう。
5/7(土)の進歩 ウィルス性腸炎 久々に、芝生で
サッカーをした。会場である泉サッカー場に昼過ぎに行ってみると、芝生が汚かった。所々禿げていてぼこぼこになっている部分があったのだ。とてもではない
が、プロの練習場(泉サッカー場は、ベガルタ仙台の練習場でもある)には思えなかった。こういう所も改善しないと、真に強いクラブにはなれないのだろうな
あ。いや、それより前に、うわべだけでも強くなって欲しい。サッカー
には、生物学科の一年生がたくさん来ていた。そしてみんな上手かった。これは将来が楽しみな学年が入った。一方、私みたいな下手っぴいは、ボールに触る機
会も少なく、なんかつまんないって感じだった。明らかに、人を見てパスを出すかどうか決めている(上手い人にしか出さない)人もいたし。いろいろなレベル
の人が楽しめるように、上手い人ほど気を遣うべしという、ブランメル生態の掟はすっかり忘れ去られているようだ。もっとも、めったに練習に姿を現さない私
が言っても説得力ないか。
サッカーをしながら、我らがベガルタ仙台の闘いにどきどきしていた。ちょうど、アウェーでの水戸戦の時間であったのだ。携帯で先発メンバーを確認した
ら、大柴ではなくシュウェンクが入っていた。???。報道では、大柴先発のはずだ。後で知ったところによると、大柴・富沢・秋葉・根引の四人がウィルス性
腸炎にかかって、後者三人は点滴を打つなどして強行出場したものの、大柴は駄目だったらしい。そして急遽、仙台に残っていたシュウェンクを呼び寄せたそう
だ。ウィルス性腸炎とは。私も経験したけれど(2004.3.3-4 の進歩参照)、とてつも
なく辛かった。試合前夜に発病したとすると、まともに試合できる状態ではなかったであろう。そのせいもあってか、2-2
に引き分けに終わってしまった。後半、根引が動けなくなっていたことに都並監督は気づかず、財前に言われてようやく根引を替えたらしい。甲府戦でバロンが
負傷したときも、こんな感じで交替が遅れた。いったい都並監督には、試合を見る目があるのか? かなり憤慨だ。
午前中は、日本学術振興会の特別研究員として私の研究室に応募するキメグの推薦書を書いた。快調に書けて良かった。頑張って通っておくれ。
5/6(金)の進歩 明日は水戸戦 早くも明日は水戸戦
である。一昨日惜しい試合を落としたベガルタ仙台。やっているサッカーに間違いは無いのだから、この調子で頑張るべきだ。そうすればきっと勝利がついて来
るであろう。出場停止の千葉に替え、ボランチには秋葉が入るようである。期待大だ。運動量豊富で思い切りはあるし、見たいとずっと思っていた選手である。
千葉から定位置を奪うつもりで頑張ってくれ。
月初めの談話会があった。調査開始も間近で、みんなそれぞれに研究計画を発表してくれた。今年の調査もうまくいって、最後に笑うのは我らである。
<-- 何だ?この態度。
論文執筆経験の無い人が、論文を書き上げることはとてつもなく大変なことである。「論文を書きたい」という強い情熱と全精力を注ぎ込む努力をしないと完
成は無理だ。研究は、論文を書き上げて初めて完成する。だから私は、「書き上げるまでは新しい研究を始めてはいけない」と指導している。論文が出来ないか
らとこの言葉通りにされると、それはそれで困っちゃうことも確かでは
あるが。
食害がある元での最適種子サイズの改良モデルの解析に取り組んだ。Mathematica
の計算拒否の理由はわかった。これなら断らないだろうというプログラムに組み直して再計算。ちゃんと答えを出してくれるようになった。しかし、新しい仮定
を取り入れても、定性的な結果は変わらないみたいだ。ま、いいか。
5/5(木)の進歩 シルビーニョはボランチ もうすぐ
復帰するシルビーニョをどこに使うべきか、寝ながら考えていた。意気盛んな研究者は、寝ながら研究のことを考え、良いことを思いつくと跳ね起きて書き留め
るそうだけど、私はちょっと違うのだ。彼を中盤のどこに据えるべきか?
トップ下の財前は絶好調なので外すわけにはいかない。右サイドか、あるいはボランチか。守備の職人というわけではない彼に一人ボランチが務まるのか?
悶々としていたけれど、昨日の試合を見て考慮の余地は無くなった。やはり、千葉に替えてボランチだ。ボール奪取能力とキープ力がある彼がボランチに入れ
ば、中盤の底はぐっと安定するであろう。一人ボランチなので、攻撃参加を抑えなくてはいけないという問題はある。でもそこは、左右のハーフと連動して、誰
かが中盤の底を抑えるようにすれば良いか。手倉森・藤川両コーチの采配に期待しよう。監督は黙って頷くように。
昨日に引き続き、食害がある元での最適種子サイズの改良モデルの解析に取り組んだ。Mathematica
に計算させているのだけれど、何か変なこと言って計算を挫折する。何が問題なのか? もう少し詰めて考えないといけない。
5/4(水)の進歩 負ける試合ではな
かった ベガルタ
仙台がみちのくダービーに敗れてしまった。内容は上回っていた。負ける試合ではなかった。主審がまともだったら勝っていたと思う。
午前中は研究室に出て、食害がある元での最適種子サイズの論文を書いた。と、計算に大間違いがあることに気づき蒼白となった。間違いを正して計算をやり
直した。さらには、新しい状況も考えてみようと思い立ち、ちょっとモデルを改訂してみた。その結果がどうなるかはまだ不明だ。
二時過ぎにモールへ向かい、車を置いて、仙台スタジアムへと向かった。地下鉄の車中から仙台サポが多い。やはり今日は満員だろう。結局、1,9123
人という、久々の大台であった。仙台のコアサポゾーンも、いつもより黄金が濃い。ビジターゾーンも、青白の山形サポがびっしり埋め尽くし、まさにダービー
としびれた。山形の応援は綺麗だったなあ。
立ち上がり、仙台は動きが重かった。連戦の疲れなのか、ダービーにびびったのか。湘南戦のような積極的な動きが見られない。そして、山形右サイド佐々木
のドリブル攻撃や、FW
原のスピードある走り込みなどで、両サイドを制圧されてしまった。しかし仙台守備陣は、中できちっと跳ね返し、決定機を作らせることは無かった。前半の中
頃になると、仙台も少しずつパスを回せるようになった。そして後半には、中盤にスペースが出来たことも相まって、仙台がゲームを支配するようになった。後
半 5 分、シュウェンクのヘディングシュートが山形 DF の手に当たった。当然 PK
かと思いきや、なんと主審の牧野は見落としてしまった。気づいていて流したのではなく、見落としたに間違いない。後半 20
分、ボールを保持していた千葉を、山形 FW
チッコ(だったか?)がひっぱり倒してボールを奪った。イエローが出てもおかしくないファールだ。ところが牧野は笛を吹かない(!)。そこからゴール前に
持ち込まれ、秋葉に決められてしまった。しかし GK
高桑、ボールが見えず一瞬反応が遅れたとはいえ、防げただろう、あんなゆるゆるのシュート。キャッチしようとして後逸するなんて最悪のミスだ。始めからは
じき出そうとしていたら、何のことないシュートだった。しかしまだ時間はある。後半 25 分に、不調の千葉に替え秋葉、後半 32
分に、清水に替え関口、後半 37 分に、シュウェンクに替え大久保を投入し反撃をはかる。後半 40 分には、DF 富沢が FW
に上がるパワープレーで攻めるも、結局無得点に終わってしまった。
主審の牧野はめちゃくちゃ。こいつは動体視力が無いのであろう。適当に感で笛を吹いている感じであった。牧野がちゃんと、 PK
と千葉へのファールを取っていたら、1-0
で勝っていた試合だった。少なくとも、負けることはなかった。終了後、引き上げる牧野に、メインスタンドにいた仙台サポが一人近づいて、上から物を投げよ
うとした。私は紳士なのでこういうことはしない。「行けーー」と心の中で叫ぶのみ。
今日は、ボランチの千葉が絶不調だった。パスミスの多さは相変わらずだし、判断が遅いためボールを持ち過ぎ、しばしばボールを奪われてしまった。山形の
選手は、千葉を狙い撃ちしていたのであろう。あの位置で奪われたらきつい。シュウェンクはシュートが下手なのか?
ボールを呼び込んでシュートを打つところまではいいのだけれど、ふかしてばかりだった。「こら、村上!」と怒っている人がいたよ(村上;仙台の、連続枠外
シュート記録を持つ選手)。
今日は、選手交代にも疑問を感じた。なぜ、後半頭から、絶不調の千葉を秋葉に替えなかったのか?
大久保の投入も疑問だ。将来のエースとはいえ、彼にはまだ、この状況で何かをやってくれる力は無い。萬代を控えに入れておくべきであったと思う。ヘッドが
下手な富沢をパワープレーで上げたのも納得がいかない。どうせ 3 バックにするならば、DF に替えて大久保を投入し、シュウェンク・大柴・大久保の
3 トップで攻めた方が期待が持てたと思う。
明々後日には、敵地で水戸戦だ。試合内容は良かったのだから、自信を持って自分たちのサッカーをすることだ。そうすればきっと勝てる。いーーや、絶対に
勝て!
5/3(火)の進歩 明日はみちのくダービー ベガルタ
仙台は明日、ホームでモンテディオ山形と闘う。言わなきゃわかんないかも知れないが、みちのくダービーである。宮城県民と山形県民は異様に燃えるのだ。思
い返せば昨年の山形でのダービー。エールを送った仙台サポに、なぜかブーイングを返した山形サポ。1-3
人位の仙台サポが切れて、山形サポの元へ突撃していった。でも、サポゾーンを囲う柵が高くて乗り越えられなかったの。柵が低ければ、過日の柏対名古屋戦後
の揉め事みたいなことが起こりかねなかった。それほどまでに、因縁の対戦なのである。このところ好調の我がベガルタ仙台。二週間前は情けなく弱かったけれ
ど、今はとても強い(へんなクラブだねえ)。明日は絶対に勝つぞ。いーや、勝たねばならぬ。久しぶりに満員となるであろう仙スタで、大いに燃えまくるの
だ。
日本学術振興会特別研究員に申請するキメグと、申請課題について話をした。オオカメノキの雌雄繁殖成功を、ラメート単位とジェネート単位のそれぞれで調
べてはどうかという意見を述べた。通りますように。
食害がある元での最適種子サイズの論文のイントロが一応完成した。しばらく頭を冷やすことにしよう。その間、考察の執筆に勤しむ。私は、考察を書くのが
苦手だ。考察(=考える、察する)が苦手なのは、物を考えていない証拠と
いう意見もあるが。誰か、「これから考察を書く研究者のために」という本を書いてくれないかな。
5/2(月)の進歩 体質改善 そういえば、先日の湘南
戦で画期的な革新がなされていた。ベガルタキックに GK
がついていたのだ。蹴ったのは高校生・大学生ということもあるだろうけど、画期的な改革である。なぜなら、かねて私が指摘したように(4/17 の進歩参照)、無人のゴールにシュートを決めて喜んでいる甘っちょろい体質を改善するこ
とが火急であったのだ。サポ対象の余興といえど、ゴールに向かってシュートするからには真剣勝負でなくてはならぬ。こうした厳しい姿勢が、J
の闘いに耐え抜くクラブの力を産むのである(か?)。
都並監督は湘南戦の前に、「ブーイングを受けて帰るか、オレ達のサッカーを見せて帰るか、どっちにするか」と選手に言ったそうである(サンスポよ
り)。これまでのホームゲームは、オレたちのサッカーを見せてブーイングを受けてい
たと思うのであるが。湘南戦は、生まれ変わったサッカーを見せたことが良かったのだと思う。
ちのと、オオカメノキの調査の研究計画を相談した。今年は、装飾花の除去実験と人工授粉処理に集中することになった。ちなみに昨日、調査場所である泉ヶ
岳まで原付で様子を見に行ったら、まだ雪が残っていたそうだ。調査開始はもう少し先か。
食害がある元での最適種子サイズの論文のイントロを書いた。だいだいこんな感じで大丈夫かという所まできた。もう一度文献を読み直してイントロを完成さ
せることにしよう。
5/1(日)の進歩 仙台に負けるって ……… J's
ゴールに、湘南ベルマーレの加藤のコメントが載っていた。ベガルタ仙台に負けたことについて、「まだこれで終わったわけじゃない
し、次が大切だと思うので、頑張りたい」(太字は私)だって。「まだこれで終わったわけじゃないし」とは
………。仙台に負けるって、そんな一大事であったのか。仙台は生まれ変わったのだから、あまり悲観しないようにね。
FIFA
による、北朝鮮に対する処分が決まった。中立国で無観客試合だそうだ。最も厳しい処分に見えるけれど、実は、中立国で観客入り試合よりは軽い処分だ。中立
国での試合なら、たとえどこであっても日本サポーターがつめかけ、日本のホーム状態となるからである。国交の無い北朝鮮に行かずにすみ、人工芝での試合も
回避出来たことをよしとしよう。しかし無観客試合とは、選手はやりにくそうだ。ブランメル生態のサッカーだって、たまに一人くらい見ている人がいるからな
あ。
横浜に戻る暁子を駅へ送った後、研究室に来た。そして、日本学術振興会の特別研究員に応募する、友蔵の推薦書を書いた。人のいない研究室は寂しいなあと
思っていたら、ちのとかとぅが登場した。調査を始めるらしい。偉い、頑張れ。
さ、帰って、庭仕事をするか。