「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況
若手研究者のお経
進行状況ホーム
3/31
(水)の進歩 熊ちゃんも去る 植物園でフキの
訪花昆虫を観察しているところ(今日はイタポンが手伝ってくれた)に、熊ちゃんが別れの挨拶にやって来た。しかしこちらはフキを見ていないといけないの
で、ちらちらとしか熊ちゃんの方に顔を向けることが出来なかった。写真撮りに拉致された模様のヤスムラが、観察中の私の側に歩み寄った熊ちゃんとのツー
ショットを数枚撮って行った。熊ちゃんは、修士課程を休学して、青年海外協力隊員となる。研修終了後、カリブ海の島へ赴任していく予定だ。熊ちゃんの、人
の目をじっと見つめる目の意志の強さは忘れない。あの中に、自分のやりたいことをやり遂げようという力が籠もっているのだと思った。自分の見つけた道で、
思う存分力を発揮して欲しい。
生物学科の実験園でフキを取っている奴がいたというけしからん情報(大学の敷地内だぞ)に接し、植物園での観察終了後に実験園に急行した。食べ頃をかな
り過ぎたフキがたくさん残っていて、「もうこれで取られることはない、実験も続けられそう」と安心した。
次回の生態学会(釧路大会)でも、ポスター賞をやることになった模様。私は、仙台大会でのポスター賞を切り盛りし、「審査員の負担特大、不満目一杯」と
いう非難を一身に浴びた。釧路大会での参考にするということで、昔の忌まわしい記録を取りだして改めて見直しているところ。
3/30(火)の進歩 宏太も去る 宏太も、研究室を
去って行った。宏太は、フランス料理の料理人という、「ウバユリにおける種子の大きさに関する卒業研究」からは想像しがたい転身をする。卒業研究で良い
データを残してくれてありがとう。きっと論文にするよ。仙台広瀬通のアントレッフェンという店で働い
ているので、みんなで食べに行こう。
昨夜のがんちゃん主催の会での言葉二つ。
・がんちゃん:「将来、先生のところに学位論文を出して良いですか?」。嬉しい。もちろん OK。
・家族が福島に転居し、一人仙台に残ったイタポン宅には家電話が無いことに関して。ヒラガ:「電話線を持って行ってしまったんですか?」。その後、「「電話権」と言った」と
主張するも受け入れられず(<-- 日頃の言動のせいだ)。
昨日に引き続き、りんかの調査の手伝いでフキの訪花昆虫の観察をした。今日は、友蔵が手伝ってくれた。じっと三時間。今日は訪花が少ないなと思ったが、
11
時台にばたばたとやって来て、終わってみると昨日と同じくらいの訪花数だった。終了後、昨日のデータをりんかがまとめた。見ると、雄雌花序(とりんかが呼
んでいる、変わった性表現の花序)に対する訪花数が非常に多く、雄花序に対する訪花数もかなり多かった。昨日の観察時の印象と異なり、雌花序への訪花数は
少なかった。友蔵とイタポンにそのデータを見せて歓談。この傾向が本当なのか、いろいろな場所でじっくり調べる必要があるという話になった。
お手製の OVID
のマニュアルが完成した。どうしてこう凝ってしまうのだろう。でも、良いのが出来上がったと思っている。新人に講習するので、OVID
利用法をしっかり覚えておくれ。
3/29(月)の進歩 がんちゃんへ 今夜は、がんちゃ
ん主催の別れの会なり。がんちゃんは、四月から林木育種センターの研究員となる。真面目に頑固に研究に取り組んでくれたがん
ちゃん。疑問をなあなあにすることは決してせず、私や先輩に常に質問して、納得行くまで議論を続けた。セミナーでも、恥ずかしがらずに「わからないことは
訊く」という姿勢を実践し、議論を盛り上げてくれた。そして、修士での研究成果を Canadian Journal of Botany
に載せた。がんちゃんへ。これからは独立した研究者として、林木育種の世界で生きることになる。自分の持ち味を忘れず、内の研究室で培ったものを忘れず、
がんちゃんらしく、研究に打ち込んで欲しい。
りんかの調査の手伝いで、フキの訪花昆虫の観察をした(熊ちゃんも手伝ってくれた)。午前中三時間、フキの前に立ってひたすら観察。なかなか訪花昆虫が
やって来ないので、「土曜日はけっこう来たのにどうしてだ?」「ここは花期の盛りを過ぎているのか?」「他の場所でやるべきか?」「そもそも実験計画を練
り直すべきか?」「ベガルタ仙台はいつ勝つんだ?」などと様々なことに思いを馳せた。ところが同じ頃、数 m
離れたところで観察していたりんかの所には、けっこう訪花昆虫が来ていたようだ。それを聞いて一安心した。やがて私の所にも来るようになり、終わってみる
とそれなりのデータが取れた。意外にも、雌花序にも訪花昆虫はかなり来ていて、また、雌花序に長く滞在して一所懸命蜜を吸っているようだった。
終了後、「その日のデータはその日に打ち込むべし」という教えを実践しようとした。しかし、今週土曜日に林学会で発表するっつーのに、「まだポスター
作ってないんです」というりんかであった。ドタバタしていたから仕方ないよねー。というわけで、ポスター作りを優先することにした。でも、明日も明後日も
観察は続く。
3/28(日)の進歩 突然庭仕事 朝起きると異様に暖
かかった。予報通りか。さすがの私も、春が来てしまったと認めざるを得ない。すると途端に、庭の鉢植えのことが気になり出した。気分良く新しい花に替えよ
うと、ビバホームに行った。家に戻り、鉢に植わっていた古い死にかけの植物を捨てた(この頃は、捨てることに躊躇いが無くなった)。そして新しい花を植え
たら気分が良くなった。と今度は、玄関横の空間が気になり出した。芝の根付きが悪く、いつも半裸地状態になっている所だ。道路から我が家へと入ってくる
時、視線の正面となる場所なので格好悪い。先週暁子に、「春になったらここを花壇にしよう」と言ったことを思い出し、かつムラムラしてしまった。一挙に決
意し、部分的に根付いている芝を掘り起こし庭の別の場所に移植した。そして、煉瓦を並べて囲いを作り、中に新しい土を入れた。一時間半ほどで花壇が完成
だ。しかし中身はまだ。暁子が帰って来た時、相談して一緒に植えよう。その後、玄関前に敷き詰めた煉瓦の間に生えている雑草などをむしり始めた。初めは軽
く済ますつもりだったのに、だんだん抑えが効かなくなってしまった。結局、煉瓦を一つずつ剥がして雑草を抜くということを、全部の煉瓦についてやった。お
かげで、腰が痛くて真っ直ぐ伸ばせなくなった。終了後今度は、デッキブラシを取り出して煉瓦の上をごしごし擦って奇麗にした。くたびれた。結局午後はずっ
と、庭仕事に専念してしまった。今日こそは休肝日にしようと思っていたのに、風呂上がりのビールに向かって突進した一日であった。
3/27(土)の進歩 光差す敗戦 ベガルタ仙台がコン
サドーレ札幌に惜敗した。明日につながる良い試合だった。
試合は二時から。このところ忙しいので、CS の放送を録画しておいて夜にでも見ようと思った。CS の録画設定をして研究室へ。ところが、CS
のチャンネルを、仙台戦を放映する 306
に合わせるのを忘れたことに気付いた。これでは試合を見られない。二時に帰るか、それとも四時からの民放の録画放送を見るか。迷いながら、フキの訪花昆虫
を観察しているりんかの所へ行った。一緒にしばらく観察してからりんかと共に研究室へ戻り、来週からの本観察の支度をした。終わったのが一時半頃。ちらっ
と迷ったが、忙しいので、二時からの CS は断念し、四時からの民放を見ることにした。二時に帰るのを四時にして、忙しいとは説得力無し!
民放の録画放送は、予想通り、札幌の放送局が制作した物だった。実況も当然札幌視線。しかし意外なことに、解説の野々村さんは、わりと仙台よりの話方
だった。J リーグナイトでヨーコに殴られるのが恐いのか?
試合は、立ち上がりこそ攻め込まれたものの、やがて仙台の守備が落ち着き出した。財前が危なっかしかったことを除けば、しっかり守っていたと思う。そし
て少ない人数ながら、パスをうまく回して攻めを組み立てる。寿人は、前線でしっかりボールを呼び込んでチャンスを作っていた。0-0
で前半終了。今シーズン、45 分を初めて無失点に抑えた(情けなー)。それに浮かれたわけじゃないだろうが、後半立ち上がり、森川が PK
を取られてしまった(この判定は厳しすぎるよ)。この PK、ゆっくり歩くような助走をとるキッカー新居に、GK
高桑がしびれを切らし先に右に飛んでしまい、あっさり反対側に流し込まれた。何やってるんだ高桑。キックも不正確だし、思いきって萩原に替えた方がいいん
じゃないか?
失点してから仙台は攻めに転じ、しばらくゲームを支配する。大柴のクロスに寿人が左足でぴしゃりと合わせたシュートは、低い弾道でゴール右隅へ!
「ゴールッ!」と思った瞬間、GK 藤ヶ谷にぎりぎりで弾き出された。もうっ、そんなに失点したくないの? うちなんて 10
失点の気前良さだぞ。結局、萬代・中田の投入も及ばず 0-1 で破れてしまった。
敗れはしたものの、明日に向けて光の差す試合だった。まず、財前に替わり入った中田が良かった。スピードがあり思いきりも良さそう。今度はぜひ先発で
使って欲しい。大柴がトップ下に入り、シルビーニョがボランチに下がった布陣も良かった。シルビーニョは、下がり目の位置の方がボールに多く触れて良い感
じだ。西谷(怪我で休んでいる)がトップ下に戻れば、ますます期待が持てるのではないか。村上は、DF
で開眼した感じ。石井も、今日のように守備に徹したときは良い働きをする。
次節は、三連勝と絶好調の川崎フロンターレをホームに迎え撃つ。今日のように守備の意識を高く持って闘えば勝機は十分にある。三試合で 0-10 の仙台に既に勝った気でいるであろう川崎の油断を突けば、
1-0 くらいで勝てるかもしれない。
3/26(金)の進歩 しいちゃん・くにっち去る
しいちゃんとくにっちが研究室を去って行った。寂しい。研究室に対する二人の貢献は絶大だった。成し遂げた研究成果ももちろん。そして、研究に対して、真
剣に根性出して取り組む姿勢を自ら示し、有形無形に研究室を引っ張っていってくれた。また、その愛すべき人柄で研究室の雰囲気も和ませてくれた。研究室が
これほど結束力を保てたのも二人のおかげのように思う。以上、二人のことを混ぜて書
いたのですごく立派な人物像となったが、実際、二人ともすごく立派だった。三年間どうもありがとう。社会人としての活躍を祈っている。附
記:モリナガも、温かい感謝の言葉を残し去って行った。でも、籍はこちらに置いたまま他の研究所に丁稚奉公に行くだけなので、サヨナラ組には入れてあげな
いのだ。
去る人あれば来る人あり。りんかが、秋田を引き払って仙台にやって来た。さっそくフキの調査だ。何しろもう盛りだからね。
ベガルタ仙台は明日、敵地でコンサドーレ札幌と対戦する。仙台は、超守備的な闘いをするようだ。0-4, 0-5
と二試合連続で大敗しているのでやむをえないだろう。世間体というものがあるので、三試合連続で大敗するわけにはいかないのだ。三連敗には目をつむるとして。怪我をしていた大柴が早くも復活の模様。寿人・大
柴のツートップにシルビーニョのトップ下は突破力十分だ。仙台の控え組に対しては。な
んとか待望の初得点を上げて欲しい。そしてやはり勝って欲しいよ。
今日も一日、Ovid マニュアル作りに勤しんだ。大夫進んだけれど、EndNote への取り込みという難関が待っている。OS X
になってから取り組みが出来なくなってしまっており、まずその問題解決が必要なのだ。
3/25(木)の進歩 お手製 Ovid マニュアル
Ovid(文献検索システム)の利用方法のお手製解説書の改訂を始めた。新しく研究室に入ってくる学生のために私が個人的に作っているもので、「わかりや
すい」と評判が良いものだ。しかし Ovid
はどんどん進化するので、その度に作り直さなくてはならない。これが結構面倒なのだ。今日は何故か時間が空いたので、学生に対する愛情の嵐を奮い立たせ改
訂に着手した。頑張りましょう。Ovid の使い方を学生が習得すると、自分でどんどん文献集めをするようになるので、この解説書作りは大切なのだ。
今日は、生物実験園の技官を永い間務めた健一さんの送別会だ。健一さんのおかげで学生の研究がどれだけはかどったことか。感謝を込めてお送りいたしま
す。
3/24(水)の進歩 医学部について学ぶ 「これ論」
のおかげで、面識の無い方とネットを通して交流を持つ機会が増えた。ここ数日は、とある大学の医学部の方と交流させていただいた。そして、白い巨塔を見て
感じた疑問を尋ねてみた。
・医学部の教授は、運転手つきの黒塗りの車で送り迎えされているのか?
・医学部の教授は、みな豪邸に住んでいるのか?(ところが里美助教授だけは、質素な家に住んでいた)
・医学部の教授夫人は、みな「ざーます」言葉で話しているのか?
お答えは、「どれもそんなことは無い」とのことであった。研究・診療に忙しい方の時間を奪っていったい何を訊いているんだかと、ちょっと思った(他に訊く
ことないのか?)。どうもありがとうございました。
佐々ちゃんが、自分の卒業研究についていろいろ情報を送ってくれた。おかげで大助かりだ。昨日の疑問も解消出来ると思う。忙しい中、どうもありがとう。
レフリー終了。判定は秘密。
3/23(火)の進歩 神お怒り ベガルタ仙台の神で
ある山田(仙台の元選手。今は、神なのにメロンパンを売っている)が、仙台のフィジカルスタッフにお怒りである(河北新報より)。
去年に続き今年も怪我人が多いことに関して、
「フィジカルスタッフを変えない限り、この課題はなくならないでしょう。あらゆる意味で去年の失敗が全く準備段階から活
かされていません。」
「怪我人が続出したにもかかわらず、トレーニング方法/調整方法等をまったく変えようとしなかったフィジカルコーチ」
「メディカルスタッフは怪我人を早く復帰させるのが仕事です。事前に怪我をさせない調整をするのは、フィジカルコーチで
す。今年、去年までいたメディカルスタッフがすべて変わりました。全く意味の無いことです。」
去年途中まで仙台の現役選手だった神の言葉には説得力がある。私も、谷フィジカルコーチをなぜクビにしないのか不思議だった。「仙台に怪我人が多いのは土地柄です」なんて言う気じゃないだろうな。
佐々ちゃんの生データをいじってみた。彼女の卒業論文発表会のデータと照らし合わせてみると、同じ解析をしたはずなのに、値が全然違う。
どうなっているんだ? 昨日の質問に対する答えを貰わないと先に進みそうにない。というわけで、データ再解析は棚上げになってしまった。
論文を一つレフリー中。この論文、書き方のスタイルが私の好みに合わない。やたら大きな前置きから入っていて、いらいらしてしまう。こんな前置き無しに
して、いきなり本題にすぱっと入って欲しい。おまけに、肝心な部分の説明が足りなくて理解し辛いんだよね。
3/22(月)の進歩 別れの一週間 くにっちとしい
ちゃんは、今週末には仙台を離れるらしい。それを聞くと、改めて寂しくなってきた。せめて、ベガルタ仙台が点を取るところを見てから離仙して欲しかった。
でも、それももはや叶わぬ夢である。ともかく、二人との最後の一週間を大切に過ごそう。論文
のデータが入ったファイル、ちゃんとまとめておいてね。
二人の同級生で、学部で卒業した佐々ちゃんのデータを見た。ちょっとわからない所があったので、さっそく質問のメールを出しておいた。しいちゃんもく
にっちも、データに関してわからないところがでたら質問すると思うので、頭の一部は修論生のままにしておいておくれ。
我がベガルタ仙台は、混戦が予想された J2 を早くも一人抜け出しつつある感がある。反対方向に。さて次節はどうしましょうかねと、メンバー表を眺めてみた。3
バックの出来るDF 6
人(先日加入したばかりの高卒選手、樋口は除く)の内、渡邊は長期離脱、数馬は次節出場停止、森川も先の試合で負傷退場。次節に向け無傷なのはぴったり
3 人だけ。4 バックで無くて良かったと、胸をなで下ろす私だ。一
方、FW 5 人の内、マルコス・大柴・中原は長期離脱中で、こちらも無傷なのはぴったり 2
人。わざとやってるのかという気がしないでもない。こうなったら、
ぴったし 11 人の赤き血のイレブンとなって、ピッチを縦横無尽に駆け抜けて欲しいものだ。
照ちゃんの論文にコメントして郵送した。
3/21(日)の進歩 希望 今日のサテライトリーグ
で、ベガルタ仙台の若手たちが素晴らしいサッカーをしたらしい(健志の日記)。トップの選手と
は目の色が違っていて、全員攻撃全員守備で大奮闘したとか。一人一人がサボらずに献身的なプレーをするサッカーが仙台の目指す道。それを若手が身に付けつ
つあるとは嬉しい限りだ。下にも書くようにトップに怪我人続出なので、これからはもっと若手を積極的に使っていこう。
またしても、仙台に怪我人続出らしい。GK 小針は全治四ヶ月、DF 渡邊は全治二ヶ月、MF 西谷は全治二週間、FW
大柴は全治一ヶ月。森川も、京都戦で負傷退場した。これ以外に、マルコス・関口・中原・秋葉らも離脱中だ。いい加減にして欲しい。昨シーズンは、一試合に
一人の割合で故障者が出たけれど、今シーズンは一試合に二人の割合である。このまま行くと、あと 5-6 試合で、試合に必要な 11
人が足りなくなっちゃうんじゃないのか?
去年に懲りて、今年は医療体制の見直しをしたはず。でもこの有様とは、仙台フロントはいったい何をやっているんだ!
自宅の階段の所の壁に、お洒落なタイルを貼ろうと思い立った。カタログを見ても今一つ感じが掴めないので、タイルの実物を見るために INAX
のショールームに行った。しかし、他の客が多くて店員は対応に追われ、ちっとも構ってくれない。憤然として、とりあえずお昼を食べに行った。昼食後ショー
ルームに戻ると、店内はうって変わってがらんとしていた。店員を一人ひっつかまえていろいろ相談。おかげで感じが掴めた。満足して帰ろうとしたら、「ダー
ツをして下さい」と言われた。うまく的にあたったら豪華賞品(一等はズワイガニ二杯)が貰えるんだって。気合いを入れてダーツに挑んだら、暁子が二等
(ラーメンセット)を獲得。今夕に横浜に帰ってしまう暁子に、「ズワイガニが当たったら、今夜も泊まって食べていくつもりだったでしょ」と聞くと、「う
ん」と素直に頷いていた。
3/20(土)の進歩 惨敗 「惨敗、今君は J2
の大きな大きな舞台に立ち、遙か長い道のりを歩き始めた、君に得点あれ」。というわけで、J1
復帰どころか初勝利どころか初得点への長い長い道のりを歩んでいるベガルタ仙台である。今日の試合は、立ち上がりの十分間は良かった。積極的に攻め立て、
これがベルデニックの目指すサッカーかと思った。しかし期待が持てたのはそこまで。守備がざるで、あれよあれよの 5
失点だった。なにしろ、中盤に大きなスペースを与えてしまう。何サボっているんだ、石井。考えて上がれよ、菅井。サイドで昔のままのプレーをするな、財
前、監督は替わったんだぞ。それにマークもずれまくり。ガスパルも大したこと無いなあ、リカルドが懐かしい。それと高桑、君はもう駄目だ、小針の怪我が痛
い。
このように、現状に対する憤懣は尽きない。しかし、健志も書いているように、今は
我慢のときだ。今を乗り越えればきっと良くなる。最悪なのは、ここで短気を起こして、「監督解任」とか「大物補強(実力ではなく、名前に頼る)」とか言い
出すことである。
3/19(金)の進歩 二つの贈り物 昨夜は送別会だっ
た。今年度を持って研究室を去る、ナチンさん・がんちゃん・くにっち・しいちゃん・熊ちゃん・宏太・明地を送った。会の途中、私は当然、携帯で日本戦の経
過を追った。前半早々に 1-0
の報で、「やったー」と歓声を上げた。しかし、バーレーン戦の経過がわからないので、暁子に速報を入れて貰うことにした。そして日本は、2-0、3-0
と順調に得点を重ねていった。一方バーレーンは苦戦している模様だ。結局 3-0
で試合終了。日本は見事に五輪出場権を獲得した。これが一つ目の贈り物。やっぱ、生で見たら最高だったろうなあ。で、会の途中、しいちゃんが花束らしきも
のを持っていた。他にも送別される人はいるのに、なんでしいちゃんだけ貰ったのだろうと思った。ところが違った。なんと、修論生四人から私への贈り物だっ
た。木瓜の植木で、「和室の前に植えて下さい」とのこと。か、か、感激。嬉しい。大切に育てるよ。ボケの花を見ながら、キミタチを思い出そう。がんちゃん・くにっち・しいちゃ
ん・熊ちゃんは、酒井研を長い間支えてくれた。宏太は一年だけだったけど、立派にデータを出してくれた。愛する人たちを送るため、夜が更けるのも忘れ、三
次会まで行った。夜中の三時頃に帰宅(他の人は朝の六時まで飲んでいたらしい)みんな、長い間本当にありがとう。これからはそれぞれの道で活躍しておく
れ。
3/18(木)の進歩 冷静に闘え 今夜はいよいよ、日
本対 UAE
とバーレーン対レバノンの試合だ。日本よ、絶対に勝て。そして、バーレーン対レバノンの得点状況に合わせて冷静に闘え。自分たちの力を出せば必ず日本は勝
ち抜く! 私は、携帯の速報で試合をチェックしながら若き代表の活躍を見守ろう。
昨日に引き続き、研究室訪問があった。東大三年生の土松君が、わざわざ見学に来てくれたのだ。植物の進化生態学志望で、性表現の多様性に興味があるとの
こと。ツユクサを材料に卒業研究を行うそうだ。話を聞いたところ、とても面白そう。それに、内の研究室に合っていると思うよ。
ヒラガが、仙台の海岸で北海道産スケソウダラを釣ったらしい(3/17 の寝言より)。仙台で釣っても北海道産
とは、さすがにヒラガは奧が深い。
久しぶりに講座セミナーで話をした。話しながら、「ありゃー、ちょっとわかりにくか」と思ってしまった。そして、「ここでこのスライドが欲しかった」と
後悔しながら説明した。プレゼンテーションが取り柄の私としては、大反省だ。その後、オノダのセミナー。面白かった。ひさしと共同研究しているとは知らな
かった。
照ちゃんの論文を読み出した。来週中にはコメントしたいので待っていておくれ。
3/17(水)の進歩 一分間だけ泣きそうになった 昨
日は、一分間だけ泣きそうになった。阿部の FK
で先制したもののなかなか追加点を奪えない日本。積極的にボールを奪い取り果敢に攻め込むのだけれど、最後が不正確だった。枠にシュート飛ばしてくれよ。
最終戦のことを考えると得失点差を広げておきたかっただけに、私のいらいらは募った。そしたらなんと、阿部と近藤が続けざまに浮き球の処理をミス、相手に
フリーでシュートを決められてしまった。GK 林、手ではじき出せなかったかなあ、あのシュート。ちなみにこの日本代表、GK
が穴に思える。守備範囲が異様に狭くて、相手のロングボールを前に出て処理してくれないから DF
が困っている感じだ。で、同点に追いつかれて私は泣きそうになった。ところが、何がなんだかわからない内に、前田の正確なクロスから大久保がぴしゃりと決
めて再び突き放した。「予選敗退だよ」(一分間のじらし)「うっそ!」って感じだ。バーレーンとの得失点差の差(わかりにくい表現だな)を 4
に詰められてしまったけれど、良かったとしよう。UAE を 3-0
くらいで粉砕すれば予選突破は間違い無しだ。しかし、明日は送別会なので試合を生で応援出来ないのか
--------。悲しい。生きた心地のしない辛い時間から逃避出来るという思いが 0.1% くらいあるけど。
熊本大学三年生の山田君が、遠路はるばる研究室見学に来てくれた。大学院進学先の情報を調べているとのこと。よく来てくれました。お疲れさまでした。
たまっていたエディターの仕事を少々。「なんだこの論文、絶対リジェクトだ」と私は思うのに、レフリーは二人とも、ぼろぼろに非難しながらもリジェクト
にはしていない。困るなー。
3/16(火)の進歩 今日もりんかと 今日も朝から、
りんかと共に動き回った。まず、ダイシンに行って杭などを買い、調査地(内の研究科の敷地内)を枠で囲った。何しろフキが調査材料だけに、ほっとくと山菜
取りにやられてしまう可能性があるのだ。また、東北大植物園内でも調査をしたいので、調査申請をした。りんかは、今夜いったん秋田に戻って、来週にまた来
る予定だ。そのときには調査真っ盛りとなっているであろう。
今週木曜の講座セミナーの発表準備を完了した。当初は五分くらいで発表が終わりそうな気がしていたが、PowerPoint
のファイルはそれなりの量になった。これだと 30 分くらいはかかりそうだ。
今夜は早くもレバノン戦だ。絶対に絶対に勝たないといけない。そして、少なくとも三点差はつけたい。もう後は無い。死ぬ気で闘え、U23 日本代表!
3/15(月)の進歩 りんかとフキ探し 来年度、内の
研究室の M1
となるりんかが仙台に来ている。仙台でフキの研究をするので、時間の余裕など無いのだ(もう、咲き始めている)。そこで、りんかは先週の土曜日から仙台に
やって来て調査の下見を始め、友蔵とイタポンとヒラガが下見に付き合い、私は、横浜
までベガルタ仙台の応援に駆けつけたのだった。で、今日は、りんかと一緒に近辺のフキを探して回った。どこにでもありそうな気がしたけれ
ど、案外見つからないものだ。でも、調査に使えそうな場所を一カ所見つけた。その後研究室で、イタポンを交え研究計画の相談をした。何はともあれ蜜の量を
量るべきだということになり、さっそく試してみたけれど花が小さすぎてうまくいかない。友蔵の助言で、蜜腺の有無を調べる試薬を試してみることにした。
極めて重大なことに気づいてしまった。18 日の UAE
戦を全身全霊で応援しようと思っていたら、その日はなんと研究室の送別会だった。迂闊にも全然気づかなかった。かわゆい学生たちを送別したい。でも、こん
な大切な試合を生で応援しないなんて私には耐えられない。今更日程変更は無理だろうなあ、UAE 戦の。附記:もちろん送別会に参加する。任せたぞ、U23 日本代表、必ず勝て!
3/14(日)の進歩 まだ首位である! こういう苦悩
はベガルタ仙台だけにして欲しいのに、も、U23 日本代表ったら!
昼過ぎ、暁子とじゅりと連れ立って、お弁当を持って大倉山梅林に行った。梅は終わりかけだったけれど、日向ぼっこをしながらお弁当を食べた。じゅりは、
私たちのそばで、例によって地面をもにゃもにゃしていた。じゅりを連れて新幹線に乗り、早々に仙台に戻った。何しろ今夜は、五輪予選の日本対バーレーンが
あるので、夕方には帰宅していないといけないのだ。仙台駅に着きじゅりをケージから出したら、床に敷いていた毛布の一部が汚れていることに気付いた。見る
と、緑色の消しゴムのような物と、湿った土だった。梅林で変な物を食べて吐いた模様である。まったく。
帰宅後、適当に夕食を済ませ、キックオフを待った。試合が始まってすぐに、トーリオが負傷退場してしまった。彼の力はすごかっただけに、嫌な感じだ。前
半は、どちらがペースを掴むということも無く終えた。これは日本にしてみれば予定通りの闘いだったと思う。後半に入って、日本は猛攻を仕掛けた。しかし、
厚い守備陣に阻まれて得点できない。UAE
ラウンドのときもそうだったけれど、バーレーンの守備の堅さには恐れ入る。そして何と、ワンチャンスを決められ 0-1
となってしまった。トーリオがいたら………。その後も一方的に攻め立てるものの、なかなかシュートまで持って行けない。ロスタイムの奇跡を信じたが、ゴー
ルは遠く、まさかの敗戦を喫してしまった。
腹立つ。私は苦悩は嫌いなんだよ。八つ当たり気分で言わせてもらうなら、根本先発と知った時から良い気はしなかった。そして実際、仙台時代と同様、不正
確なクロスを連発していた。仙台サポ的には、根本が蹴る瞬間にはため息の支度が出来ているのだ。
しかし、落ち込む必要は無い。日本は首位なのだ! つまり、アテネに一番近い位置にいるのである。気持ちを切り替えろ! 残り二戦を死ぬ気で闘え!
特に松井は、18 日のUAE 戦に全精力を注ぎ込み、20 日の仙台戦は休め! そして、何が何でもアテネを掴み取れ!
3/13(土)の進歩 大敗 ベガルタ仙台が、横浜
FC に 0-4 と大敗した。なんとも情けない試合だった。
じゅりを連れて新幹線で横浜へ。何でここまでしてじゅりを連れて行くのかわからなくなってきたけれど、ともかく、じゅりを入れた重たいケージを持って電
車に乗った。横浜に着くと、暁子の実家にじゅりを預け(私の実家は、母が肺炎のため、じゅりは立ち入り禁止中)、暁子と共に三ツ沢へと向かった。スタジア
ムの観客の半分以上が仙台サポであった。人数にして 4000
人ほどで、ほぼホーム状態だ。試合開始前、「お帰り仙台」という横浜サポのコールにニコニコ応じる。そして、元仙台の選手
で現横浜の選手である大友に、仙台サポは暖かいコールを送った。しかし余裕があったのはここまで。試合が始まってしばらくすると、なんかおかしいと気付き
出した。完全にゲームを支配され、防戦一方。そしてセットプレーから、あっさりと失点してしまった。追加点を奪われ
0-2。まだシュートさえ打てていないことに気付いた仙台サポは、シュートを打つまで応援を放棄した。前半ロスタイムにようやく初シュートを放ち、応援再
開。しかし後半に入ると、あれよあれよと二失点して試合は決まった。仙台サポは当然のごとく応援放棄。試合終了後、挨拶に来る選手たちを仙台サポは熱烈に
歓迎した。ただし、無料で配られていた福島米の袋の中に入っていた横浜 FC の旗を振っての「歓迎」だった。
この試合、仙台はまったく良い所が無かった。動く出しで負けていて、横浜の選手の動きに付いていけない。そのため守備はずたずたで、横浜攻撃陣に抜かれ
まくった。攻撃に関しても、早いパス回しから裏を狙うという意図はわかったけれど、ことごとくオフサイドにかかってしまう。両サイドはまったく機能せず。
得点の予感は皆無だった。
J2 の他の試合はみな一点差か引き分けという接戦だったのに、仙台だけが大敗し、一人浮いてしまっている感じである。早くも混戦の予感のする J2
が、仙台を除く 11 強の争いにならないよう祈るばかりだ。
3/12(金)の進歩 明日、J リーグ開幕 いよいよ
明日 J リーグが開幕する。日本中が楽しみにしていることだろう。私も、楽しみとドキドキとで今夜は眠れそうにない。我がベガルタ仙台は、敵地で横浜
FC と闘う。もちろん、私も暁子も参戦予定だ。仙台は、前評判が低いというか、マスコミ(地元のを除く)にかまって貰えていないというか、すでに万年 J2 扱いされているというか、とにかく全国的にはそんな感じであ
る。真剣に、一年で J1 に復帰するつもりでいる私たちとの温度差は大きい。しかし、今年の仙台はきっとやる(何をやるのかは別にして)。名前の通った選手はいなくなったけれど、攻守に献身
的な組織プレーでチーム力は飛躍的に伸びたのだ! それに、生え抜きの若手が育ちつつある。将来有望な新人も入った。見ていろよ三年後、じゃなくて今年。
京都工芸繊維大学の山岡先生の研究室に、花の香りの成分分析の手法を習いに行っていた彩子が戻ってきた。みっちり教わったようで、こちらの研究室で実験
の立ち上げが出来そうだ。データを予備的に解析したら、結果も面白そうな感触を得た。彩子を指導して下さった熊野さん、どうもありがとうございました。
ヒラガが、しいちゃんに教わってアロザイムの実験を始めた。カタクリを用いて、種子の花粉親の識別をしようとしているのだ。愉快なヒラガのこと、実験の
様を側で見ていると楽しいのだろうな。で、いきなり酵素多型を検出した。やったねー。
来週、研究室セミナーで発表をするのでその準備を始めた。PowerPoint のファイル作りはやっぱ楽しい。
では、明日明後日と横浜に遠征する。月曜日に、仙台勝利の闘いを報告しよう。
3/11(木)の進歩 天気最悪 久しぶりにスキーに
行った。天気は最悪。午前中は雨で、下の方のゲレンデの雪質はべちゃべちゃだった。午後になると今度は吹雪となり、ガスもかかって視界が悪くなった。あー
あという感じだったけれど、今日は練習に徹すると開き直っていたので、気にするのをやめた。で、前から決意していたとおりスキー教室に入った。上の台ゲレ
ンデに基盤をおく蔵王スキー学校だ。講習の内容は良かった。
自分でも、上手くなるのがわかった。しかし講師は最悪だった。何しろ、リフトに乗ると隣でたばこを吸い出す。それもリフトに乗るたびである。隣に人がいる
のに、講習の最中なのにたばこを吸うなんて非常識もはなただしい。さらには、講習時間は二時間のはずなのに、一時間 35
分で終わりにされてしまった。3/4 の時間で終わりなんて詐欺じゃないのか?
えらく憤然とした。講習を終え午後は、一人黙々と練習に励んだ。視界を求めて、一番標高の低い大森ゲレンデに車で移動し、ひたすら滑りまくった。なんかの
修行をしているのだろうかと自分でも思った。でも、充実した一日だった。
3/10(水)の進歩 代表選手も U 23
日本代表選手に、ウィルス性腸炎が蔓延しているらしい(スポニチ)。
私と一緒だ(3/4 の進歩参照)。彼らと私の病気に関連は無いだろうけど、一緒に闘っているみたいで嬉しく
なった。
今夜の 19:00
からのテレビ朝日系のテレビで、陸女寿司が出る。私の行きつけの店で、ご褒美に学生を連れて行ったりするところだ。みんなで見よう。
明日は休みを頂戴してスキーに行ってくる。気づくと随分長いこと行っていないし、シーズンも終わりに近い。J
リーグも開幕するので週末は忙しくなる。明日あたり行っておかないともうお終いって感じだ。
3/9(火)の進歩 飛ばすでない 様々な可能性を慎重
に検討した結果、私がかかったウィルス性胃腸炎(3/4 の進歩参照)の感染経路は、「Yみん
---> くにっち --->
私」であると推論された。Yみん(くにっちの相方)はちょっと前に、胃腸炎で入院していたのだ。くにっちは当然、見舞いに行ったりしたので、くにっちに感
染した可能性が大きい。ただし私は、染されたと怒っているわけではない。Yみんにも、もちろん何の責任もない(気にしないでね、Yみん)。私が憤然として
いるのは、くにっちを飛ばして発病したということである。ウィルスだ
け媒介しておいて、くにっち本人はぴんぴんしているのだ。おめーは蚊か?
卒業研究発表を四連発。宏太の発表は、私が病で倒れ面倒を見なかったことが効を奏したのか、わかりやすくまとまっていた。宏太自身は、否定的な結果が出
たという感じで話していたが、実はそうでもないのだよ。今日話さなかったデータも取り入れれば、立派に論文になると思う。小野・重野・ケイメイもお疲れさ
までした。ケイメイのデータを含め、種子における最適な窒素と炭素の比について考えさせるセミナーだった。
3/8(月)の進歩 マルコス 恐れていた通りだった(1/13 の進歩参照)。マルコスが今度は、「そけい
部(ももの付け根)周囲炎」というやつで全治一ヶ月だ。キャンプ入りして数日で、右
足内転筋挫傷のため別メニューの練習となり、その後一度も全体練習に復帰することはなかった。そして、またしても長期離脱決定である。渡辺主将に
至っては、マルコスの離脱を、「ショッ
クはありません。今年のチームはまだマルコスと練習もしてませんしね」とコメントし、「始めからいないものと思っていますから」と言わんばかりの
健気さである。おそらくマルコスは、今後も怪我を繰り返し、まともに復帰することはないだろう。それにしても仙台のフロントは何をやっていたんだ(怒)。「強
化担当者をブラジルに派遣し、本人にけがの回復具合、プレーの意思を確認し、医師の所見も問題なかった」からマルコスと契約したんだろう、まった
く。こうなったらマルコスはさっさとクビにして、使える外国人選手を早急に補強するべきだ。
月初めの談話会。私の病気のため日程を急に変えたためか、参加者はたったの六人だった。でも、中身は充実していた。博士課程に進むひさしが、ドクター生
としての自覚を早くも発揮しつつある感じで好もしかった。
たまっていた、エディターの仕事を少々。
3/7(日)の進歩 ハバナデー またしても、自宅を改
装したいと思い出してしまった。今度は、居間の窓を豪華な出窓に替えるというもの。とりあえず出窓の実物を見に行こうと、積水ハウスの住宅展示場に行っ
た。展示場で、私たちの営業担当だった人と久しぶりに会い、いろいろ話し込んだ。ついでに。積水ハウスでは、地下鉄長町一丁目近くで宅地を売り出すそうだ
(新長町開発計画という感じの名前だったか?)。誰か紹介して欲しいと頼まれたので、興味のある方は私に連絡下さい。で、展示場からの帰り道、「ハバナ
デー」という店を発見。さて何の店か? カリブっぽい飲食店? 店名の下には、"Have
a nice day" と書いてあった。それで「ハバナデー」と読みに出るとは立派。ちなみにペット店であった。
「シカゴ」という映画の DVD を借りてきて自宅で見た。しかし私は 25
分で挫折、暁子も一時間で挫折した。低俗なアメリカ文化丸出しの映画だった。
3/6(土)の進歩 加藤来仙 ブランメル生態の
OB(研究室の OB
という言い方もあるが)の加藤が、奥さんと一緒に来仙した。卒業して以来初めて顔を合わせた。元気そうで何よりだった。今日は、加藤を交えての懇親サッ
カーと懇親会である。懇親会の会場は、「魚や一丁がいい」という妙なこだわりを見せる加藤の要望にそった。「加藤元気? サッカーと懇親会楽しんでね、私は出ないから」と挨拶して旧交を温めた。
3/5(金)の進歩 小原のサイン入り
スパイク 今日は
研究室に出ようと思っていた。ところがどうも体調が万全ではない。研究室のみなに染してはいけないと珍しく殊勝なことも思い、今日も休むことにした。昼
頃、友蔵がわざわざ家に来てくれて、論文校正について相談(この前アクセプトされた論文の校正がもう来た)。友蔵が帰ってしばらくしたら、今度は宅配便が
来た。見ると横浜Fマリノスからだ。???。包みを開けて思い出した! -------
実をいうと私は、Fマリノスのファンクラブの会員である(!)。仙台に来る前、ベガルタ(ブランメル)仙台も無かった頃は、実家のある横浜のクラブを応援
していたのだ。それ以来ずっと、会員は続けている(もちろん、愛するのはベガルタ仙台)。そして、1-2
ヶ月前、ファンクラブ会員限定のプレゼント企画があった。2003
シーズン所属の各選手が一つずつプレゼントを提供、希望選手名を一人書いて応募するのだ。これを見てぴーっと来た。錚々たるメンバーの中から、わざわざ小
原を選んで応募するFマリノスのサポはいないだろう。ところがこちらはそうではない。小原は 2004 シーズン、仙台に期限付き移籍して来たのだ!
私の思惑は見事に当たり、小原のサイン入りスパイクを獲得したのであった。小原へ、どうか仙台で飛躍して完全移籍し、仙台の守備の要となっておくれ。万
一、芽が出ずにクビにでもなったら、スパイクの処理に困ってしまうこ
とになる。
夜は、帰仙した暁子と一緒に、U23 日本代表対 UAE
代表の試合を応援した。前半の終わり頃にはピンチの連続で、いつ失点するかと冷や冷やした。しかし、この時間帯を何とか乗り切ると、後半になって足の止
まった UAE を攻め立てる時間が増えた。そして終了間際、田中の切り込みから高松が押し込んで先制!
直後に、またしても田中がゴールを決めた(このゴール、相手が韓国だったら取り消されていただろうな)。終わってみると 2-0
の快勝だった。これで二勝一分となり、首位で UAE ラウンドを終えるという最高の結果となった。この勢いで日本ラウンドに全勝しアテネを掴もう!
3/4(木)の進歩 ウィルス性胃腸炎
病院に行った。
症状を聞いただけで、「ウィルス性胃腸炎です」と医者は断言した。名医なのか適当なのか(白い巨塔の見過ぎか)。「ご家族に同じ症状の人はいますか?」
「いえ、単身生活なので」「じゃあ、学生に染されたのでしょう」。誰が犯人だ?
今日も休むことにし、研究室に連絡して、宏太の卒業研究発表を延期して貰った(昨日の内に連絡すれば良かった。ごめん、宏太・イタポン・友蔵・ひさし・他
の先輩たち)。家でぐたーっとしていると、今度はじゅりがげーげーし出した。じゅりまで具合が悪くなったか?
うんちもゆるく、まるで私の病気が染ったみたいだ。
研究室の皆様へ。感染した場合の心得。
症状:苦しい。
対処法:過ぎ去った苦しみは忘れ、これからの苦しみも想像せず、その瞬間の苦しみにだけ根性を出して耐える。
食事:食べない。調子が良くなって来たら、おかゆに梅干しか、素うどん。牛乳・ヨーグルトなどの乳製品は駄目。
3/3(水)の進歩 突然病気 明け方から、胃腸の様子
がおかしくなった。二日酔いではない。今から書くことはちょい汚い話となるが、弁明のために書かなくてはいけない。どういうことかというと、今日の午後
に、ベガルタ仙台対モンテディオ山形の練習試合があり、明日は、宏太の卒業研究発表なのだ。宏太の発表準備の指導もそこそこに試合を見に行ったと思われて
は困るわけである。病気にならなかったら実際そうしただけに、私の弁
明にも熱が入るというものだ。で、激しい下痢と吐き気で動けない。とりあえず午前中は休むことにしたけれど、午後になっても一向に良くならない。いったい
どうしたのだろう。熱を測ってみると七度六分あった。「風邪が胃腸に来たのか」と思ったら、急に寒気もして来た。その後も具合は良くならず、下痢どころか
水便、4-5 回吐いてしまった。しかし今夜は、U23
日本代表対レバノン代表の試合がある。熱は八度二分に上がっていたけれど、根性を出して試合を見た。試合は、前半なかばに田中の待望のゴールで先制!
すぐに鈴木が追加点を上げて流れを決めた。終わってみると 4-0
の快勝。やったーーーと安堵した。気持ちは高らかに、しかし胃腸の苦しさはそのままに就寝した。
友蔵とイタポンとひさしが、徹夜で宏太の面倒を見たそうである。偉い、すまない、ありがとう。
3/2(火)の進歩 まだこれから 昨夜のバーレーン戦
は、またしても胃が痛くなる試合だった。いくら弟分だからって、A
代表の真似をすることはないのに。初戦ということで固さがあったのか、ピッチが悪いためか、何しろミスが多かった。これからという所でつまらないパスミス
の連発で、決定機をほとんど作ることが出来なかった。見ていて、点が入る気配ゼロ。平山は全く駄目、木偶の坊に思えた。山本さい配も当たらずで、田中に変
えて高松を入れパワープレーにしたものの不発。田中は、後半になって機能しだしていたので、あのまま田中の方が良かったと思う。それと結果論だけれど、石
川を先発で使った方が良かったのではないか。前半スカスカだったバーレーン左サイドを、彼なら奔放に切り裂いたであろう。ま、ぐだぐた言っても仕方がな
い。まだ、予選六試合の内の一試合が終わっただけだ。勝ち点一の獲得は前進といえる。二戦目以降は、固さもとれピッチにも慣れて、本来の力を発揮してくれ
ると信じよう。
宏太の卒業研究のデータを見せて貰った。解釈の難しい結果に、二人で頭を悩ませた。そういうときは新しいグラフを書いてみるに限るってな感じで、いろい
ろ解析を加えてみた。そしたら、それなりに納得のいく結果になった。
りんかの研究計画をメールでうち合わせ中(本人は秋田にいる)。イタポンと友蔵に相談して意見を貰い、こんな方向で調べてはどうかということをメールし
た。
3/1(月)の進歩 五輪予選 今週は、月・水・金と五
輪予選である。日本 U23 強しといえど、UAE
で中東勢と三連戦を行うのだ。理想は三連勝だけれど、二勝一分でも十分と思う。ともかく、勇気と自信を持って闘っておくれ。それにしても、生きた心地のし
ない一週間になるのだろうなあ。
先週に引き続き論文集めをしている。孫引きで論文を見つけることが多々あるけれど、変な引用の仕方をしている論文にあたってしまうといらいらが募る。元
論文を読んでみると、引用しているようなことは書いていなかったり。引用文献の書誌情報が間違っていたり。雑誌に掲載された論文を引用しているのかと思い
きや、学会の講演要旨集からの引用だったり。かといって、その論文からの孫引きを止めるわけにもいかない(一応、調べておかないと)。ああ、かなり時間無
駄をしてしまった。
研究室の学生が十名ほど、八甲田山雪中行軍に出かけていった。無事に戻ってきてね。