「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況
若手研究者のお経
進行状況ホーム
11/30(水)の進歩 仙台サポ、敵地に 4000 人参戦か
今週の土曜日は早くも、アビスパ福岡とのアウェー決戦である。三位に入るためには絶対に勝たなくてはいけない闘いだ。我がクラブを応援するべく、敵地に
4000 人もの仙台サポが結集するらしい(サンスポよ
り)。宿泊施設は軒並み予約で一杯とか。福岡名物水炊きの有名店の長野も予約で一杯だっ
た。がっくり。さすが仙台サポだ。迷っている方も、是非とも敵地に乗り込んで、仙台戦士を支えよう!
私と暁子ももちろん参戦する。どうしても無理な方は、仙台スタジアムに集結して応援しよう。パブリック・ビューイング(ちゃんとした日本語無いのかね)を
やるらしいぞ(ベガルタ OHP
より)。
りんかと石川の修論構想セミナーがあった。お疲れさま。りんかは、もう修論を書き出そう。まずは第一部から書き出すべし。書くときは、Word
の一つの文書ファイルに、本文・表・図の説明文すべてを納めること。表を Excel とかで書いたりせずに、Word
で書くように。図だけは、別のファイルに納めて良い。本文は日本語で書くにしても、図表の説明文は英語で書いておくれ。石川のは、二部構成にする必要があ
るのか疑問に思った。
彩子の修論に関する三者会談二日目。論文で使う図表もだいたい固まった。彩子も、明日の修論構想セミナーが終わったらすぐに論文を書き始めるように。
全学一年生向けのレポート作成法の講義の準備をした。タイトルの付け方を講義しようと思い、去年のレポートのタイトルを見てみた。力が抜けた。まさか、タイトルが無いレポートがあるとは思わなかった。しかも三つも。自分の名前の後
にいきなり本文に入っているのだ。こりゃ、一からどころか、ゼロからどころか、マイナスから講義しないといけないかも。
11/29(火)の進歩 生命科学研究科の大学院入試
生命科学研究科の大学院入試の面接試験があった。一人 20 分で、最初の 10
分間に今までの研究の説明をする決まりらしい。しかし何なんだろうね、これ。卒業研究の発表会のように、やったことだけを延々と話されても、その人の能力
の評価なんて出来やしない。ミクロ系の研究室は、研究室のテーマの一部分を言われるがままにやってるだけだから。出来るとしたら、研究指導者の評価だよ、
これじゃ。もっとも、生命科学研究科の研究室の多くは、大学院生が欲しいというより、「使える実験補助員」が欲しいだけだろうから、言われるがままにテー
マをきちっとこなす能力は重要なのかもしれない。
生命科学研究科の年報(2004 年の活動報告)が来た。「高額の科学研究費を取れ」とことあるごとに言い続けている研究科長の研究室は、総額
2750 万円もの研究費を獲得していた。マンションが買える。さすが、有言実行のお方である。ところがなんと、2004 年の発表英語論文がゼロなのだ(日本語のが一つあるだけ)。研究費と
いうのは研究をするため(つまりは論文を書くため)に取るものだと思っていたけれど、違ったのか?
モリナガが帰仙した。彩子とヤマユリの研究のデータを議論するのが主目的だ。さっそく二人でいろいろ話し合った模様。その後に私も交えて、どういう修論
にするか議論した。花の香りの成分ごとの分析とか、花弁長に依存した胚珠数の変化の分析とか、もう少し解析の必要がありそうだ。明日までにやっておくよう
に。
11/28(月)の進歩 柏 入れ替え戦の
J1 代表が柏レイソルに決まった。早過ぎる。最終節を待たずして J1
代表の座を獲得した柏はきっと、入れ替え戦を見据えて最終節のメンバーを落として来るであろう。何しろ入れ替え戦は、最終節の四日後なのだ。最終節での柏
の対戦相手は鹿島アントラーズである。5 クラブで優勝を争うという史上まれに見る大混戦の一角を占めるクラブだ。柏が戦力を落として闘っては、他の
4
クラブから、「鹿島クンだけずるーーい」という声が上がるのではあるまいか。ここは一つ鈴木チェアマンに、戦力を落とさぬよう早野監督とラモスコーチに電
話して貰いたい。
と、すっかり柏と対戦する気になっている私であるが、我がクラブはまだ何も得ていないのであった。福岡戦に向けてシュート練習をびしびしやって、必ず勝
つべし。
我が家は今週一週間、部屋の改装工事が行われる。お洒落な手すりをつけたりするのだ。築五年にして改装工事はこれで七回目。改修オタクとなってしまっ
た。始めからその通りに建てていたら 300 万円くらい費用が浮いたと
思うと目も当てられない。
友蔵の面接練習に付き合った。練習というのに、絵に描いたように緊張している友蔵。ほぐしてあげようと思い、頷きながら聞いた。理一の面接ポスターにも
意見を述べた。
さ、今週は早く帰ることにしよう。業者に鍵を預けて留守中に改修工事を進めて貰っているのだけれど、じゅりを寝室に閉じこめているのだ!
なんか気がきじゃない。どうせぐーぐー寝ているだろうけど。
11/27(日)の進歩 出陣の支度 午前中は、久しぶ
りに庭仕事をした。一ヶ月くらい何もしなかったのでけっこう悲惨になっていたのだ。暁子と二人、手分けして綺麗にした。
ラーメン花月で昼食のラーメンを食べた後、ダイシンに寄った。我が家は斜面を切り開いた所に建っているため、敷地の北側はコンクリートの壁になってい
る。和室の窓からコンクリートが見えて不粋なので、レンガでも貼って貰おうかと思ったのだ。窓にではない。コンクリートの壁に貼る。窓に貼っちゃー外が見
えなくなる。しかし係員は、「冬は寒いので作業には向きません」という。なんという寒がりな作業員かと思ったら、冬にモルタルを塗ると白色障害(とか言っ
てたな)が出やすいので、春まで待った方が良いということであった。
暁子を送りがてら仙台駅へ向かった。途中、交通規制がしてある。全日本女子大学駅伝があるらしい。しばらくして、走っている選手とすれ違った。マラソン
というものは、車から見るものではないな。車の走りに比べたら所詮人間の走り。「何走ってるの? どこ行くの?
乗せてあげようか」と思ってしまう。
仙台駅の旅行社で、福岡行きの航空券を買った。思った通り、仙台発の便はどれも満席であった。さすが仙台サポ。たくさんのサポが応援に行くのであろう。
しかたがないので、羽田発の便にした。暁子の実家に泊まって、福岡へは日帰りしよう。帰りの便は遅めにして、博多名物水炊きを食べ、壮行会をするのだ。祝
勝会ではない。祝勝会は 12/10、入れ替え戦の第二戦が終わった後だ。
11/26(土)の進歩 福岡に勝てば良いのだ ベガル
タ仙台が京都パープルサンガに 0-1
で敗れてしまった。しかし、甲府も負けたため三位は保った。最終戦の福岡に勝てば三位が確定する。福岡に勝てば良いのだ。
昼前、じゅりを連れて仙台スタジアムへと向かった。なぜにじゅりか?
今日は、試合の後に陸女寿司に行くのだ。ますます疑問が深まったと思うが、陸女寿司に行く時はじゅりを連れて行くのが我が家の決まりである。仙台駅で暁子
と待ち合わせ、八乙女のズーズーカンパニーに行った。そこへじゅりを預け、私たちは仙台スタジアムへと歩いていった。
スタジアムは久々の満員、1,9087 人が詰めかけた。やはりこうでなくちゃ。"Let's Go, J1"
の人文字に身震いした。しかし試合が始まってすぐに、京都の攻撃に震えることになった。早いパス回しで仙台守備陣を切り崩し、あっという間にシュートを
打ってくる。立て続けに二度決定機を作られ、GK
高桑が攻守ではじき返した。やがて仙台も落ち着きを取り戻し、仙台がやや押し気味で試合を進めるようになった。携帯で甲府の途中経過を確認すると、「甲府
0-1 福岡」の報! 甲府が負けて仙台が勝てば、仙台の三位が確定する。勝て勝て仙台。前半終了間際にもう一度確認すると、「甲府
0-3
福岡」となっていた。甲府に何が起きたのか。ともかくも、気分がとても盛り上がってきた。後半になっても、仙台がやや押し気味の展開が続く。最高の出来
だった水戸戦の後半のような戦いぶりだ。しかし点が入らない。何しろ、シュートが不正確でふかしまくっている。そして後半 18
分に、アレモンに一瞬の隙を決められてしまった。その後仙台は猛攻を開始する。しかし京都は落ちついて守っている。残り時間が無くなってくると、京都は汚
い時間稼ぎを始めた。仙台のコーナーキックの時、ほどけてもいないシューズの紐を結び直して試合を止めようとする。痛くも無いのにタッチライン際で倒れ込
む京都選手。村上は、倒れた選手をころころ転がして外に出そうとした。ぐーっと押し
てではなくころころ転がしてというのが面白い。終了間際、根引きのヘッドがゴール右隅を捉えた。「入った」と思った次の瞬間、京都 GK
西村に片手ではじき出せれていた。いじわる。そして試合終了。甲府が 0-5 で負けたので、勝っていれば三位が決まっていたのに。
終了後、ホーム最終戦の挨拶があった。キャプテン熊谷は、涙を流しながら、「今日が最終戦ではありません。12/7(入れ替え戦初戦)が最終戦です。福
岡戦を応援して下さい」と叫んだ。「福岡に来て下さい」と言うのかと思ったけれど、「お金がかかるからなあ」と遠慮したか。でも私たちの心には届いた。私
と暁子は、最終戦を福岡まで応援に行く!
陸女寿司に行って、福岡戦に向けての壮行会とじゅりのお誕生会をした。今日は、じゅりの五回目の誕生日なのだ。親方がお祝いにと、大間の本鮪大トロを
じゅりにくれた。す、すごい。銀座で食べたら一カン 4000 円。人間だって、食べたことが無い人がほとんどだろう。じゅりは一夜にして、(おそらく)日本で唯一、大間の本鮪大トロを食べた犬という称号を得たのであった。でも、一
瞬の内に一口で食べちゃうこと無いのに。
11/25(金)の進歩 一日一死
ベガルタ仙
台は明日、ホームに京都パープルサンガを迎え撃つ。仙台は現在、J1 との入れ替え戦に出場できる三位にいる。しかし、四位甲府との勝ち点差はわずかに
1
だ。残り二試合はまさに決戦である。二連勝しかない。そして必ず三位を確保するのだ。これからは、一日一日が、命を賭けた闘いとなる。一日一死。藤川
GK コーチが好む言葉だ。選手・スタッフ・サポーターが、一日一死の精神で闘い抜かなくてはいけない。
*一日一死;武士道精神を著した書「葉隠」にある言葉。「一日一死、必死
の観念、一日仕切りなるべし」。勝利だけのために、己のすべてを切り刻む日々を過ごす武士、藤川 GK コーチの生きざまである。ただし、「一日一死、三日で三死」と書くとウケてしまうという難点がある。「三度死ーー
んで、二度生きる」と続けたら目も当てられない。
とあるお方の勧めでこんなこと書いてみた。読みかけにした長編小説を久しぶりに読むと、頭を元に戻すのが大変だという喩え話。
「読むのをしばらく空けてしまうと、小説の世界に入っていくのに時間がかかってしまうであろう。いったいどういう展開だったけ?
「じゅり」って誰だった?謎の従姉妹が出てきた記憶があるけど、彼女がじゅりだったか? いや違った。じゅりは著者の犬だ。世界一可愛いのだ。論文が通りますようにって、「じゅり(受理)」と名付けたそ
うだ。」
ブランメル生態が、理学部サッカー大会で優勝したらしい。やったーー、おめでとう。予選があった先週は出張していたし、今週も何かと忙しくて決勝トーナ
メントを見に行くことができなかった。応援できなくて残念だったけど、ほんに良かった。
河田研の津田が、日本学術振興会の面接試験で使うポスターを見せに来てくれた。遺伝子ネットワークの研究で申請しているのだ。私の専門からはけっこう遠
いので、素人として感じた意見をたくさん言わせて貰った。津田も通りますように。そしてもちろん友蔵も!
二人の検討(と誤変換されたが、わざと残そう)と健闘を祈る。
11/24(木)の進歩 何のために就職するのか
研究室の扉に、トヨタ主催の就職活動セミナーの案内が貼ってあった。その見出し文は鮮烈だった。「何のために就職するのか」。給料を貰うためではないの
か? 多分、こういう答え方をしないためのセミナーなのだろうと思う。
ちのとみっちーの論文セミナー二本立て。二人とも、手際よくまとめてくれた。ちのが紹介した論文は、花序の大きさに依存した訪花昆虫の訪問頻度を、複数
の訪花昆虫種間で比較した論文だ。正直、どこが新しいのかよくわからなかった。種間で比較した点が新しいと著者は思っているようである。しかし、有意差は
あったものの些細な違いだったので、あんまし意味ねーと思った。みっちーは、性投資におけるトレードオフがあるのかどうかを調べた研究を紹介してくれた。
私好みの研究だ。花が大きくなる前に花びらを取り去ってしまうと、種子が大きくなった。花びらの発達に投資される資源が減り、それが種子生産に回されたと
いう解釈だ。逆に、花びらを無理矢理大きくしたら、種子は小さくなるのだろうか? こっちも示せたらすごいと思った。
来週の火曜日に、日本学術振興会の特別研究員の面接試験を受ける友蔵。自分の研究をポスターを使って四分間で説明するのだ。ウルトラマンより一分長いだ
けの四分間に命運を託すわけだ。で、そのポスターにコメント。成功を祈る。
りんかが解析に悩んでいるのでちょい相談に乗った。R の解析方法についてだ。しかし、R
に没頭したのは随分前なので、最近は忘れ気味だ。やむなく、「この本を貸してあげる。全
然役に立たないけど」という投げやりな指導に打って出た。
秘密の作業。今日は、簡単なところに取り組んだ。
11/23(水)の進歩 楽勝 ベガル
タ仙台が水戸ホーリーホックに 3-0 と楽勝した。福岡が二位を決めたので三位しか無くなったけれど、三位に向け確実に一歩進んだ。
午前中は自宅で秘密の作業をした。ほんに間に合うのかね。
昼前、ゲン担ぎに蕎麦を食べ(なんで蕎麦だ?)、仙台スタジアムへと向かった。試合開始 30
分前と、いつもより遅めに着いた。遅くとも、選手が練習のためにピッチに入ってくるより早く着かないと、気分が乗らない。
試合開始。前半の仙台は固かった。昇格の重圧からかミスを連発。とくに、シルビーニョ・梁らが酷かった。それでも前半中頃からゲームを支配するように
なった。そして前半 38 分、ゴール前の混戦からシルビーニョが決めて仙台先制!
これでぐっと楽になった。後半になると、試合は完全に仙台ペースとなる。練習のように好き勝手に攻めまくっている感じだ。何しろ、水戸陣にはスペースが出
来放題。中盤のプレスも無いので、仙台攻撃陣は楽々攻め込んでいく。水戸がたまに攻めてきても、守備陣が余裕でボールをかっさらってしまう。主力を出場停
止で欠くとはいえ、「いったいどうしたんだ水戸」と思った。見ている方は温泉気分で、こんな楽な試合はここ数年無かったのではないか。後半に 2
点しか取れなかったことが、かえって不満に感じた。
試合の間中、札幌対甲府戦のことがずっと気になっていた。甲府が負けたら大助かりなのだ(四位の甲府とは、わずかに勝ち点 1 差)。携帯の J's
goal に繋げて試合経過を追うと、「札幌 2-1 甲府」の報! ところがその後、J's goal
に繋がらなくなってしまった。結局、その後の経過がわからないまま試合を終えた。経過を終えなくて良かった、精神の安定という意味では。だって、後半ロス
タイムまで 2-1 で札幌が勝っていて、ロスタイムに 3 点取られて逆転負けす
るなんて、ふつう有り得ない。いったい何が起きたのか。
しかし、甲府のことを考えてもしょうがない。私たちが残り二連勝しさえすればよいのだ。それで、自力で三位を獲得できる。京都と福岡に連勝あるのみ!
11/22(火)の進歩 明日は水戸戦 ベガル
タ仙台は明日、ホームに水戸ホーリーホックを迎え撃つ。明日もまた、絶対に勝たなくてはいけない闘いである。四位の甲府との勝ち点差はわずかに
1。仙台が引き分けただけで、三位を奪われてしまう可能性があるのだ。水戸は、このところ二勝一分と好調である。前節の鳥栖戦に至っては、退場者を 3
人も出したのに 2-1 で勝った。残り 8 分を 8 人対 11
人で守りきるという、常に極限を追い求める闘いを挑んでいる。仙台戦には何人で挑んで来るのか。かたや仙台は、このところ流れの中からの得点が無いことが
悩みだ。そこで、シルビーニョを中心とする中央突破を試みるらしい(サンスポよ
り)。今までも盛んに試みていたと思ったけど違ったのか。それと、プラスのクロス(蹴り手より前に送るクロス)は厳禁、マイナスのクロス(相手陣に深く切
り込んで、蹴り手から折り返す形になるクロス)しかしちゃいけないんだって(サンスポよ
り)。確かに今までの仙台は、安直に前に放り込むことが多かったので、切り込んでからのクロスという意識を持つことは重要だろう。しかし、「無謀なクロス
は相手にカウンターのチャンスを与えかねない」ことが理由というのはちょっとわからない。誰とは言い難いが、両サイドバックの中田と村上は、クロスがどこ
に飛んでいくのかは蹴ってみないとわからないタイプである。プラスのクロスなら、サイドバックは味方陣近くにいるということで、マイナスのクロスだと、サ
イドバックは相手陣深くにいるということ。クロスを取られてカウンター攻撃を受けたら、マイナスのクロスの方が大変なのではあるまいか?
今日は一日、秘密の作業に没頭した。おかげで大夫進んだ。みなさん、よろしくお願い申し上げます。
11/21(月)の進歩 久しぶりの研究室 久
しぶりに研究室に来た。まずは、出張中の日記を載せるという最重要作業を行い、次に、出張中の家計簿を付けた。私は何と、エクセルで家計簿を書いているの
だ。それから、Plant Ecology
のエディターの仕事をした。集中講義の準備・本番で忙しかったので、三週間くらいほっておいた仕事である。にも関わらず、日記掲載の後回しにされる Plant Ecology への投稿論文たち。お
まけに門前払い(一つは、レフリーに回すことなくリジェクトした)ではたまらないだろうな。
昼頃、ちのが現れた。何か頭にひっかかる物があったけれど、思い出せないのでそのままにしておいた。そうだ。生態学会に発表申し込みをしたのか聞いてい
なかったのだ。先週の火曜日に私と話をしたときは、自信が無いのかためらっていた。「先輩の意見を聞いて決めるように」と言い残して名古屋に発ったのだけ
れど、はたしてどうなったのか。確認すると、「ちゃんと発表申し込みしました」と笑っていた。それで良い。絶対に発表できる内容だもん。
ヴィッセル神戸の J2
落ちが決定した。神戸サポは、悪天への怒りで煮えたぎっているのではないか(想像)。黒白の縦縞ユニを奪われえんじ色を押しつけられた。そして、短絡的に
ぽんぽん監督を替えられて、挙げ句はこの結果だ。そして何と、その張本人は、昨日の大切な試合を見に来なかったのだという(本人の弁明文より)。
負けたら降格という、クラブの命がかかった試合に来ないなんて。TBS
を乗っ取るのに夢中なのか。粗雑に扱うのなら、宮城のプロ野球会社の方をいくらでも粗雑に扱って貰いたい。
午後からは、久々に秘密の作業を再開した。思うところあって大幅にやり直しだ。年内に間に合うのか不安になってきた。
11/20(日)の進歩 赤い羽根募金 昼過ぎ
に仙台に戻ったので、町内会の仕事をすることにした(私は今年、町内会の雑用係りにあたってしまったのだ)。一軒一軒回って、赤い羽根の募金を集めるの
だ。子どもが出てきて、「家の人は?」と聞くと、「お母さんは寝てる」と答える家。「赤い羽根の募金なんだけど」と言うと、子どもは奥に引っ込んでいく。
母親が出てくるのかと思いきや、子どもが戻ってきて、「職場で募金したのでいいんだって」だと。立派な大人が訊ねてきているのにガキに応対させるとは、無
礼な家だ。別の家では、「募金? こっちがして貰いたいよ」「500 円?
大金だね」とくだらんことを言っている親父もいた。こっちだって、やりたくてこんなことしているんじゃないよ。インターホンで「赤い羽根募金のお願いで
す」と言うと、露骨に悲しそうな声で「はーい」と答える奥さんとか。そんなに辛いのかねえ。一方、母親だけでなく、自分の
財布を持った小学生兄妹が出てくる家もあった。羽根が欲しいらしい。一口 500
円なのだから、君らに買える値段じゃないよ。でもついつい、おまけして羽根を三つあげたのであった。こんな感じで、職場で募金したという一軒を除き、みん
な募金が集まりそうな雰囲気だ。この一軒の分と我が家の分を除き、係
りの家にお金を持っていくことにしよう。募金をするのは、近所の人(私)とよけいな軋轢を起こしたくないから。私が私と軋轢を起こす心配は無いので、私は
募金しないの。
11/19(土)の進歩 「あーあ」の引き
分け ベガル
タ仙台が湘南ベルマーレと 1-1 で引き分けてしまった。あーあ。
暁子の実家に泊まって、じゅりと再会。出かけようとすると、じゅりが私の後をずっと付いて回って、「連れて行って」と必死だ。駄目なんだよ。いつの日
か、試合に犬を連れて行けるようになって欲しいものだ。
昼過ぎに平塚競技場に着いた。場内アナウンサーが、耳障りでくだらない話をし続けるのにうんざりしながら、試合開始を待った。仙台サポは 4000
人以上。いつも通り、ホームチームを遙かに凌ぐサポが結集した。しかし肝心の試合の方は今一つであった。立ち上がりこそ快調に攻め立て、これは楽勝かと
思った。この時間帯に先制点を取れなかったのが結果として痛かった。やがて前半半ばくらいから、湘南も盛り返して互角の展開となった。前半 21
分、湘南のフリーキック。湘南 MF
中町がオフサイド位置にわざといるのが気になった。マークに付くとラインが下がってしまうので捨て置くしかない。蹴る直前に中町は、オンサイドの位置に
すっと戻った。この動きに混乱したわけではないだろうけど、「あれっ」という感じでオウンゴールをしてしまった。しかしそのすぐ後、湘南ペナルティエリア
すぐ外で仙台がフリーキックを得た。湘南の壁の前に、仙台の選手が三人、しゃがむように片膝付いて並んだ(二段に並んで記念写真を撮っている場面を想像す
るとよい)。他のチームは、守備側の壁の中に攻撃側の選手が入り込むことはあっても、片膝付くことはない。今季途中から始めた、「片膝付く家臣と陛下のフ
リーキック」である。そしてシュウェンクが、ゴール右上にずばりと決めて同点に追いついた。フリーキックを直接決めたなんて、何年ぶりだろう。ちなみに、
壁の前で片膝付き姿勢を低くするのは、GK の視界を遮るためだ(GK
は、壁の足の間からボールを見る)。いっそあぐらをかくとか、五人くらい重なって寝っ転がるのもいいのではないか。この勢いで、午前中に逆転して欲しいと
思ったが、そのままハーフタイムとなった。今日はなぜか、前半を午前中、後半を午後と言ってしまうのであった。
午後になっても、仙台はなかなかペースを掴むことが出来ない。なにしろミスが多すぎる。バロンなんて、トラップも満足に出来ない。ゴールに近づいても消
極的で、迷っている間に守備を固められてしまう。中田は、目の前にゴールが見えているのに、シュートではなくパスすることを考えている。自分でゴールを決
める気概を持て!
村上の左サイドは沈黙。逆に湘南に、両サイドを好き勝手にえぐられてしまった。正直なところ、仙台が点を取る気はしなかった。控えにも、局面を打開できる
選手がいない(なんで、控えに関口を入れないんだ?)ので、交替にも期待できず。まさに凡戦という感じで、1-1 の引き分けに終わった。
二位の福岡が勝ったので、三試合を残して二位との勝ち点差は 9
となった。二位の可能性はほとんどゼロであろう。不幸中の幸いは、四位の甲府も引き分けたことか。おかげで三位を保つことが出来た。しかし残り三つは、三
連勝あるのみ。まずは、次の水戸戦に必ず勝つことである。
平塚競技場の場内アナには呆れた。まずは、「仙台サポのみなさま、観客動員に貢献して下さりありがとうございます。来年もよろしくお願いします(仙台は
J1
に上がれませんよという意)」と言って、仙台サポの大ブーイングを浴びた。これが、遠来の客を迎える言葉か。さらには、(仙台のレプリカユニを来ている人
に)「変な服を着ている」とこれまた無礼極まりないことを言う。そしてハーフタイムには、「福岡が勝ちました。福岡の二位が決定しました」と嬉しそうに他
会場結果を伝えた。仙台が負けないと福岡の二位は決まらない。こいつはわざと嘘を言ったのだ。「湘南が仙台に勝つに決まっている」ので「福岡の二位が決定
しました」と茶化すつもりらしい。こうしたことを、湘南サポが言うのはまあよい。しかし、場内アナというのは試合の主催者の側である。ホームチームのサポ
もアウェーチームのサポも大切なお客様。感謝を持って迎え気持ちよく過ごして貰うことが主催者の義務だ。この場内アナは、自分の役割を何もわかっていない
大馬鹿である。仙台スタジアムの大坂アナの仕事ぶりを少しは見習うべきだ。----------
湘南のホームゲームにろくに観客が入らない理由がよくわかった。こんな場内アナを放置しているくらいなのだから、観客動員のための「営業努力」も推して知
るべしということである。
11/18(金)の進歩 講義二日目 今日は講義二日目
だ。8:45 からなので、最初は人が少ないだろうと思ったらその通りであった。でも、その内に人も増えて、午前中の講義の出席者は 32
人となった。昨日よりはみんなほぐれた感じだった。ネタにもそれなりに受けてくれるようになったし、質問もいくつか出た。なんで、質問が出たことよりネタ
が受けたことを先に書くのかね。昨日やり残した、材料と方法の章・結果の章の書き方・図表の描き方の講義をし、考察の章・アブストラクトの書き方と文献の
引用・検索・管理の仕方を講義した。アブストラクトでは「どうしてやるのか」は不要と言ったら、「専門外の読者のために、書いてもいいのではないか」と質
問された。うーーん。難しいところではある。アブストラクトは短くあるべきなので、「どうしてやるのか」を書くと、他の部分を削らなくてはいけなくなる。
ならやはり、「どうしてやるのか」を削るべきではないか。それと、「どうしてやるのか」を書いて、専門外の読者の理解が深まるのかという疑問もある。専門
外の読者のためには、「どうしてやるのか」の説明をすることではなく、専門用語を使わずに書くことが大切に思う。午前の最後に、「効率の良い執筆作業」
「なかなか論文を書けない若者のために」「修論・博論は、始めから投稿論文として書こう」の講義をした。午前中だけでどっぷり疲れてしまった。
午後の講義では、「わかりやすい論文を書こう」「面白い論文を書こう」「論文の投稿の仕方」の説明をした。「論文の投稿の仕方」は、ほとんどの学生
(B4 - M2) にはぴんと来なかったみたい。
講義終了後、アンケートを書いて貰った。「これ論」の読者対象である学生が講義をどう思ったのかは、まさに知りたいところである。アンケート結果は、も
のすごく好評だった。22 人が「非常に役に立った」、8 人が「役に立った」、1 人だけ「どちらとも言えない」という総合評価だった。実に 71
%
の学生が、「非常に役に立った」と評価してくれた。やった甲斐があった。論文執筆に少しでも役に立てばと思う。みなさん、あとは実践だよ。実際に書いて苦
しんで、いろいろ実体験する。そうして、論文を書く力をつけていく。みなさんが、立派な論文を書くよう心から祈っております。付記:講義の感想に、「タイ
トルの付け方やイントロの書き方は、就職活動にも役立ちそう」というものが多かった。なるほどね。自分の研究をいかにアピールするかが大切だろうから。講
義では、ベガルタ仙台をたくさんネタに使った。「僕も陰ながらベガルタ仙台を応援し
ておきます」と書いてくれたあなた、ありがとう。「(ベガルタの勝ち点が)5 試合で勝ち点 15 って、全勝ですか?
ファンだから仕方ないですが。ベガルタの J1 での活躍を期待しています」というキミ、残り全勝して 6 連勝するしかないんだよ。
11/17(木)の進歩 講義初日 目覚めたら胃の具合
がおかしい。さもあらん。昨夜、天麩羅をコースで食べた上、フグの唐揚げと名古屋コーチン(これも揚げ物)を食べてしまったのだ。講義は午後からなので、
「うーー」と思いつつ寝ていることにした。それでも 9 時には起き、シャワーを浴びて講義に使う PowerPoint
ファイルを確認した。昨夜、「12 種類のプライマーのどれも多型出ず」の悲報を伝えてきたイタポンに改めて電話をし、学会発表の相談などもした。
講義は午後から始まった。出席者は 34
人。みんな後の方に座っているので、「前においでよ」と言って移動させた。ほんに、なんで恥ずかしそうに後に座るんだい?
始めはお互いに硬かった。さりげないネタをちっとも受けてくれないので、私の緊張も高まるばかりであった。あんまし受けないのでネタを飛ばしたいと思って
も、クリックするとネタの前触れとなるスライドが出てきてしまう。もう一度クリックすると、ネタそのものが出てくる。受けないだろうなと思いつつも、ク
リックせざるをえない絶望感。それでも少しずつほぐれてきて、学生と私の一体感も出てきた。一体感が無い講義は、ほんに辛いのだ。
今日の講義は、タイトルの付け方・イントロダクションの書き方・材料と方法の章・結果の章の書き方・図表の描き方の予定であった。自分の研究について、
タイトルとイントロダクションの骨子を書いて貰うという実習もした。私の話を聞くだけではなく、こうして実習をすると理解も深まるであろう。学生が書いた
イントロについて議論をしていたら時間がなくなってしまい、蛍の光が流れた。18
時になると、本当に流れるのだ。やむなく今日もこれでお終い。材料と方法の章以降の説明は明日に持ち越しとなった。
夜は、戸丸さん・矢野・梶村さんと会食をした。アッパ貝(ホタテに似ている)・鳥の喉肉・伊勢うどんなど、珍しいものをいただいた。とても美味しかっ
た。ご馳走様でした。
11/16(水)の進歩 名古屋へ じゅりを連れて名古
屋へと向かった。途中、東京八重洲クリニックに寄り、エピ PRK
の術後の検診を受けた。その間、じゅりを入れたかごは病院の入り口に置いておいた。そしたらビルの警備員が病院に入ってきて、「こんなに可愛いわんちゃん
は患者さんのですか?」と聞きに来たらしい。検診の結果は良好で、「次の検診は一年後。もう、手術を受けたことは忘れていいです」と言われた。50
万円も払ったのに忘れられるか。その後、横浜の暁子の実家にじゅりを預けて、名古屋へ向かったのであった。
名古屋は何年ぶりか。ずいぶん前の生態学会の時以来、二度目だと思う。地下鉄の名古屋大学駅で降りて、駅の案内板で農学部を探した。ところがどこにも農
学部と書いておらず、「またやったか」と焦った。私はかなり抜けているので、農学部とは別のキャンパスに来たのかと思ったのだ。念のためキャンパス内に歩
いて行って学内の案内板を見たら、そこにはちゃんと農学部が載っていた。ほっとした。講義の世話をして下さる矢野さんの所へ無事到着。名古屋大学って広い
ね。
夜は、岡崎の基礎生物学研究所で修行中のモリナガと会食した。天麩羅料理の店に入り、深く議論、食事も楽しんだのであった。名古屋コーチンを食べたいが
ために二軒目も行き、コーチンを堪能した。充実した夜であった。
地下鉄で大学へ戻り、学内の宿泊施設に戻ろうとした。ところがいくら歩き回っても宿舎が見つからない。「左手の通用門からまっすぐ 200 m
の所にある」と完璧に把握していたのになぜだ?
とりあえず農学部を探そう(宿舎は農学部の隣にある)。しかし農学部もどこにも無い。「どうなってんだこの大学?」と手を広げて言ってみたものの、何の解
決にもならなかった。酔った勢いで、南山大学に来たのか?
やがて気づいた。道路を挟んで二つのキャンパスがあり、宿舎が無い方のキャンパスの「左手の通用門からまっすぐ 200
m」を突き進んでいたのだ。30 分くらいさまよい、何とか宿舎に戻ったのであった。
11/15(火)の進歩 明日から名古屋へ 明
日から名古屋へ行く。名古屋グランパスエイトと闘うためではない。それは来年だ。17, 18
日に名古屋大学大学院農学研究科で、「これから論文を書く若者のために」の集中講義をするのだ。せっかくだから宣伝。「これ論」に無い新たな内容も講義する予定。来聴歓迎
です。
私が出張してしまうので、学生達はてんやわんやである。18
日が生態学会の講演申し込みの締め切りなので、今日の内に発表内容を決めておかないといけないのだ。入れ替わり立ち替わり相談にやって来て、大盛況と
なっている。学生は全員発表する予定なり。はい、ちの。先輩にしっかり背中を叩かれるように。みっちーは、申し込んでしまって背水の陣を敷くように。あ
れ、キメグはどうするんだ?
それとみんな、ポスター賞にも申し込もう。過去六人受賞という輝かしい研究室なのだから、その伝統を引き継ぐべし。
全学一年生向けの自然科学総合実験の担当を終えた。PCR の実験指導を三回もしてしまった。それもさることながら、DNA の四種類の塩基の名前、アデニン・チミン・グアニン・シトシンを空で言えたことに
吃驚している。高校時代に覚えたことって偉大だ。
名古屋大での集中講義を終えたら、横浜の暁子の実家に泊まって、19
日の平塚でのアウェー戦に参戦する。好調な湘南ベルマーレが相手である。厳しい闘いになるであろうが、必ず勝たねばならない!
というわけで、更新はしばらくお休みです。次回更新は 21 日の予定。
秘密の作業の目標が定まった。目指せ年内! そして三月末!
11/14(月)の進歩 準備をほぼ終
えた 名
古屋大学農学研究科で行う「これ論」の講義の準備をほぼ終えた。全部で 7
回。我ながらよくやった。って、まだ講義はしていないけれど。ともかく、準備だけで疲れてしまった。せっかく作ったファイルが「ぷちっ」て壊れてしまわな
いよう、あちこちにバックアップをとりまくった。「ぷちっ」ときちゃ、泣くに泣けない。
昨日の勝利はまさに千葉さまさまさま。私も合掌したい。しかし、プロのカメラマンは凄い。よくも見事に不気味な写真を撮るもんだ。
これで勢い込んで、19 日に敵地平塚で行われる湘南ベルマーレ戦に参戦することが出来る。うまいことに、17, 18 日に名古屋大学で集中講義をするという、不自然なまでの都合の良さだ。
だって、「先生のご都合の良い日程に」って言われたんだもん。ちょうど修論を書き出す頃だし、三位争いが佳境の頃だし、日程的にも完璧ではないか。
11/13(日)の進歩 仙台、三位! ベガル
タ仙台がザスパ草津に 1-0 と辛勝した。甲府が敗れたので、暫定ではない本物の三位に浮上した!
午前中は、講義の準備を続けた。「修士論文・博士論文は、始めから投稿論文として書こう」
の部分を用意して、5 回目の講義の準備が仕上がった。あと 2 回分も準備しなくてはいけない(全部で 7
回講義する)のに、意気揚々と仙台スタジアムへ向かったのであった。
入場者数は 1,7315 人。札幌戦よりは多いけれど、三位争いをしているのになぜ満員にならない?
しかも、石巻赤十字病院心臓外科のなんとか先生が、場内放送で緊急呼び出しを受けたので、一人減ってしまった。患者をほったらかして試合を見に来たのか?
私みたいな人だ。
試合開始。立ち上がりから、あれよあれよと草津が攻め込む。その内に仙台のペースになるだろうと思っていたら、やられっぱなしの展開がずうっと続いた。
何しろ仙台は、中盤の守備がぬるく、草津にフリーでやらせている。草津のシュートに威力があったら、1-2
点はやられていたところだ。せっかくボールを奪っても、パスがろくにつながらない。いったいどうしたというのか。特に熊谷が酷かった。早々に千葉に替える
べきだと思った。だから、ハーフタイムを終えて選手が出てきたときに、熊谷が相変わらずいたときは悲しかった。しかし後半 15
分、熊谷と財前に替えて千葉と梁を投入するという二枚替えに出た。これで中盤が引き締まり、仙台が試合を支配するようになった。始めからこの二人を先発さ
せれば良かったのだ。草津に疲れが出たこともあり、草津陣にスペースが出来だした。そのスペースを使って激しく攻め込むも、慎重になりすぎてなかなか
シュートを打たない。かたや、M
くんの目の前にボールがこぼれて来て、(ロングシュートを)「よせ、止めとけ」と叫ぶ何とも矛盾に満ちた時間が過ぎた(M
くん;二試合連続で一年に一度のロングシュートを決めたのに、そのシュート力をちっとも信用されていない人)。0-0
のまま試合は進んでいく。三位の甲府が負けているとの報に、ますます焦りは募った(勝てば三位に上がるぞ!)。後半 32
分、シルビーニョのコーナーキックに千葉がヘッドで合わせた。一瞬後に、草津のゴールネットがふわっと揺れた。仙台先制!
都並監督が思わず合掌した(ベガルタ仙台 HP
より)、千葉のヘッドのゴールである。その後は、シュウェンクに替わり投入された関口が、チャンスは作るはチャンスは潰すはの盛り上げぶりであった。村上
は相変わらずのさぼりで、自分のサイドが攻められているというのに、右サイドから急行した中田のクリアで事なきを得たりしていた。終了間際、草津の
FK
からのシュートに高桑のセーブが届かず、ぎりぎりゴールを外れたときは心臓が止まりそうになり、「心臓外科医は帰ってしまったのか」と思った。しかし何と
か勝って、勝ち点 3 を得た。
喜び勇んで甲府の途中経過を見たら、0-3 で水戸に負けているとの報! 何が起きたのかと「警告・退場」を見てみると、両チームに
10 枚ものカードが出て、甲府は二人退場になるという荒れた試合であった。主審は誰だいったい?
ともかく、暫定三位である。甲府の試合が終われば、「暫定」も取れて、正式な三位になれる。地下鉄に乗っているときに、甲府の試合終了。仙台がとうとう、
入れ替え戦出場圏の三位に上がった!
帰宅後、札幌対福岡の試合を見た。二位の福岡が負けたら、勝ち点差は 4 となり、二位も夢ではなくなる。しかしあっさり 3-0
で福岡が勝ってしまった。残念。
11/12(土)の進歩 忙しい 朝から、名古屋大学農
学研究科で行う「これ論」の講義の準備に勤しんだ。真剣に、間に合うかどうか不安になってきた。普段の私は、こうした準備は早々に終わらせる方なので、今
回は余計に焦っているのかもしれない。明日は草津戦だし、進めるだけ進めておかないといけないのだ。今日はブランメル生態の芝のサッカーの日だけれど、と
てもではないが行く閑がない。それに、数日前から喉が痛くて風邪ぎみになっていた。今日はますます体調が悪くなっている感じだ。この時期、布団の調整が微
妙で、寝てて寒いことがあるんだよね。というわけで、自宅でひたすら準備をした。でも、どう頑張っても、一日に一回分の講義の準備しか出来ない。7
回行う予定の内、5 回目の途中まで準備を終えて今日は終了となった。
11/11(金)の進歩 美談 むかしむかし、
ある貧しい人が、パンを盗んで捕まりました。「私が食べるのではない。子どものためです。子どもが腹を空かせて泣いているのです」と言いました。警官は、
知らないふりをして逃がしてあげました。美しい話です。
時は現代。生命科学研究科長から、研究科長報告が来た。例によって、科学研究費をたくさん採れという趣旨の文書だ。その中に、こんな一文があった。
「ある先生が「私の研究はコンピュータだけあればいいので研究費は要りません」というのを聞いたことがありますが、自分の事だけでなく学生のことを考えて
くれと言いたい。学生はお金を必要とする研究をやりたいと思っているかもしれません。」
「ある先生」が誰を指すのか聞く気も起きないが、私のことやもしれない。私の人生を決める場で、研究科長とそのような話をしたことがあるからだ(「なぜ、
科学研究費 C
しか採っていないのか?」と聞かれ、「私の研究に、多額の研究費はいらないからです」と答えた)。誰を指すにせよ、その人が学生のことを考えていないかの
ような発言は、とんでもない決めつけ・思い違いと推察する。私の場合はもちろん、自分のことより学生のことを大切に考えている(こら、ほんとだよ)。学生
に金の苦労はかけたくないと心を砕いているのだ。だから、科研費の申請課題は、学生の意向を尊重して、学生と私が共同で出来るような課題を選んでいる。そ
の上で、その研究に必要な額「だけ」を申請するのだ。科研費の財源は国民の血税なのだから、それが当たり前だろう。実際、私の研究室の学生は、一流誌にた
くさん論文を出している。昨日も、モリナガの論文が通ったしね。学生共々、満ち足りた研究生活を送っているのに、「子どもが腹を空かせて泣いている」かの
ようなことを言われる筋合いは無い。
今日は一日、名古屋大学農学研究科で行う「これ論」の講義に没頭した。昨夜はろくに寝なかったのに、今朝も 6:40
頃に起床して、早々に研究室に出てきた。しかしまだまだ終わらない。明日も頑張ろう。
11/10(木)の進歩 祝アクセプト モリナ
ガの論文が、Canadian Journal of Botany
にアクセプトされた。おめでとう。この前返送したばかりなのに、もうアクセプトとは祝着である。しかしモリナガ、アクセプトされたとは気づかず再改訂に大
わらわであった。私が教えてあげなかったら、今も不安におののいていたのか?
眠い。なんと今朝は、午前三時半に起きたのだ。三時頃目覚め、いつもの通り悶々とするか(私は眠りが浅く、こんなのはしょっちゅうだ)、思い切って研究
室に行って講義の準備をするか悩んだ。「準備が終わらないかも」という思いからアドレナリンが噴出していたのか、寝る気が起きなかった。思い切って起き
て、午前五時前には研究室に着いた。けっして寝る間は削らない人間であるが、起きるのを早めるのは構わないであろう。ベガルタ仙台の藤川 GK
コーチだって、寝る間を削っているというより、寝る気がしない感じである(藤川 GK
コーチ;アドレナリンが一年中噴出していて、一日の平均睡眠時間が三時間(推定)の人)。で、まだ暗いうちから講義の準備に没頭し続けた。さすがに、午前
中が長く感じた。でもまだ、全然準備が終わらない。あせり。研究室の皆様へ。私の部屋から変な音楽が聞こえることがあるやも知ない。しかし怪しんではいけ
ない。講義の準備の一環なのだ。<--
いったいどんな講義なのか?
ひさしの論文セミナーがあった。異型花柱性から雌雄異株に進化するかもという植物の繁殖を調べた研究を紹介してくれた。なかなか複雑な結果であった。キ
メグが研究も目的を一言の元に否定し、なるほどそうだと思った。その後、小野とケイメイの修論構想セミナーがあった。ケイメイは、質問にしどろもどろ気
味。いろいろ再考が必要であろう。
さ、家に帰ってじゅりと再会し、それからまた講義の準備をするか。
11/9(水)の進歩 準備始めた 来週
の 17, 18
日に名古屋大学農学研究科で、「これから論文を書く若者のために」の講義をする。今日からその準備に入った。せっかく呼んで下さったのだから、良い講義を
したいと思う。準備も精一杯やるのだ。しかし、今日のペースだと、準備が全部終わるのか不安になってきた。けっして寝る間を削らない人間であるだけに、
ちょっと心配だ。金曜日までにどれくらい出来るかが勝敗の分かれどころであろう。
ベガルタ仙台の最近の好調を支える一人が、右サイドバックに定着した中田であることに異論を挟む人はいないであろう。その中田を、駒沢大学時代の恩師が
語っている(以下、サンスポよ
り)。「豊富な運動量とスピード。それに驚異的なスタミナですね。同じグラウンドの周りを駅伝の選手が走っていましたが、一緒にやらせたら、箱根(駅伝)
もいけ
たかもしれないスピードと持久力でした」というのが、彼の持ち味であったそうだ。そして、「特に驚いたのは、トップスピードになったときのほうがボールコ
ントロールがうまい。私が見た中ではイタリアのセリ
エAにもいないタイプ」とのことである。それは素晴らしい。「でも、止まっていると
トラップをミスしたりするんですよ」。ーーーーあほだ。
11/8(火)の進歩 ばらしていいのか 一昨
日の山形戦でベガルタ仙台は、コーナーキックからシュウェンク二得点をあげた。藤川 GK
コーチがビデオで山形の守りを入念に分析し対策を練り、その成果が見事出たらしい。先日甲府に勝ったときも藤川コーチの分析が効いたようで、すごいもんだ
と思う。しかし疑問もある。「コーナーキックの時は誰か一人がフリーになる、という約束ごとがあったのだが、その通りにできたんだ…」(サンスポよ
り)と語るシュウェンクであるが、そりゃそうではあるまいか。みんなフリーになりたいと思っている。「フリーになろうね」と約束するというのは、何かたまらんずれを感じて言葉にな
らない。さらには、「財前がショートコーナーを受ける動きでマークを引き出し、シュウェンクをフリーにした。相手の動きを分析してきた藤川GKコーチは
「狙いがはまった」としてやったりの表情で語った」(河
北新報より)そうである。わざわざ作戦をばらすことはないと思うよ。
今日の午後は、全学一年生向けの PCR
の実習をやった。二回目なのでかなり慣れた。それ以外の時間は、秘密の作業に没頭した。明日からは、名古屋大学での「これ論」の講義に取り組むので、今日
中に目処を付けておきたいのだ。
11/7(月)の進歩 道路公団のやり口
車に
ETC
を付けたので、割引を受けようと思った。前払い割引が一番得なようだ。これは、料金を前払いすると、かなりの額がおまけで付いてくるというものである。5
万円前払いしたら、5 万 8 千円分の通行料が使える。しかし、ETC
を普及させるためにハイウェーカードの割引を無くしていった(しまいには、カード自体を廃止してしまう)のと同じやり口で、今年の 12/20
をもって前払の新規受付は終了するらしい。変わりに ETC マイレージというのを普及させようとしているけれど、これはさして得ではない。利用額
50 円につき 1 ポイント貰える。そして、1000 ポイント(5 万円利用)たまると 8000 円分無料通行できる。600 ポイント(3
万円利用)だと 2500 円分、200 ポイント(1 万円利用)だと 500
円分である。ポイントを貯めるほど還元率は良くなるけれど、そのためには、途中で還元することなく溜め続けないといけない。ところがポイントの有効期限
は、「ポイントが付与された月の属する年度の翌年度末」(利用規約より)なのだ。2006/3/31
に得たポイントは、2007/3/31 で消失してしまう。最短一年、最長二年である。前払と同じ還元率にするためには、この期間内に 5
万円も高速道路を利用しないといけない。普通の人は、そんなに使わないぞ。と、憤然として、17 万円も前払して、前払い利用額上限(20
万円)ぎりぎりの 19 万 5 千円にしてやった。これで 20
年くらい、金を払わずに高速を利用できる。
モリナガの論文改訂稿に修正意見を述べた。直したら、Canadian Journal of Botany に返送していいよ。
気づくと、再来週末には、名古屋大学農学部で「これ論」の集中講義がある。そろそろ準備を始めないと。しかしその前に、秘密作業も区切りを付けておきた
い。今日明日は、秘密作業を優先することにしよう。
11/6(日)の進歩 山形に快勝! ベガルタ仙台がモ
ンテディオ山形に 2-0 で快勝した。気分爽快だ。
試合は午後二時から。十時過ぎに、じゅりを乗せて車で敵地へと向かった。自宅近くで信号待ちしたとき、後ろにも仙台サポが。道連れが出来たと思ったら、
途中で変な方へ曲がって行っちゃった。さらには、川崎あたりでも別の仙台サポの車が後ろに付いた。今度こそ道連れが出来たと思ったら、宮城蔵王の方へ曲
がって行ってしまった。よくわからん。ともかくも、新しく付けた ETC で、料金所の混雑も回避して気分良くべにばなスポーツパークに着いた。
今日は、山形農林水産物祭りとかいうのをやっていて、競技場の側にテントの店がたくさん出ていた。私はこういうのが大好きなので、昼食代わりにといろい
ろ食べながら見て回った。山形牛さいころステーキ 500 円・焼きおにぎり 200 円・牛玉コン 300 円・ナメコ汁 200
円と、けっこう高くついてしまった。食べているとき、競技場の中央入り口付近で大ブーイングが起きた。仙台の選手バスが到着し、待ち受けていた山形サポが
歓迎したようだ。しばらくして今度は、「山形明夫」の大声援が起きた
(「山形、ディオ」って言っているらしいけど、「山形明夫」にしか聞こえんのよ、昔から)。山形の選手バスが到着したらしい。食べ終えてから、ベガルタ
T
シャツを着せたじゅりを連れて、あたりを散歩した。じゅりは大好評で、「ユニフォーム着たわんちゃんだ!」と喜ばれていた。敵地にうんちを叩き付けるじゅ
り。えらい。
じゅりを車に残し、競技場内に入った。仙台サポはおよそ1,0000 人。いつも通りの人数が、客席の半分を埋め尽くしていた。一方、山形サポは
7000
人弱であった。今季の山形での第一戦は、山形サポはもっと多かった。この大事な試合に何やってるのか、山形サポよ。席に座って選手の練習を見ていたら、誰
かに肩をたたかれた。なんと、生物事務に以前いた佐々木さんであった。随分昔、私が試合に行けないときに、仙台スタジアムのチケットを差し上げたことが
あった。それ以来、すっかり仙台サポになっているようだ。なんと、京都にもアウェー遠征したそうな。左隣が空いていたので、一緒に観戦することになった。
試合開始。立ち上がり、仙台の動きは重かった。山形にボールを回され押し込まれる時間が続いた。しかし 15
分もすると落ち着いてきて、仙台がボールを支配するようになった。今日の着目は、選手ではなく、右隣(佐々木さんと反対側)に座っていた 30
才位の女性であった。何しろ、試合の間中ずっとお願いをしているのだ。「勝って勝って、お願いお願い」「攻めて攻めて、お願いお願い」「頑張って頑張っ
て、お願いお願い」「あーーん、守って、お願いお願い」てな感じである。さらには、子どものように足をばたつかせて地面を蹴る。ピンチになると、「守っ
て、お願いお願い」といいながら足をバタバタさせるのだ。前半 43
分、シュウェンクが先制ゴールを上げたときには、札幌戦の嫌な思い出があるのか(主審の野田に三度もゴールを取り消された)、「入ったの? 入ったの?
入ったの?」と叫び続ける。あんまりうるさいので、「入りましたよ」と言って黙らせた。後半になると仙台は、やや引き気味に構えて速攻を狙う戦術に切り替
えた。ボールの支配率は山形が上回るようになるものの、サイドに追い込んで奪い取ったり、真ん中できっちり跳ね返したりと、落ち着いている。もっとも、サ
イドチェンジをされたときにマークを外すことが何度があり、フリーでシュートを打たれることもあった。しかし山形の決定力の無さに救われた。そして後半
28 分、コーナーキックからシュウェンクがどんぴしゃりのヘッドを決めて 2-0。山形 GK
桜井は一歩も動けなかった。その後、疲れの見えた菅井・財前に替えて熊谷・関口を入れて中盤を引き締める。納得の選手交代だ。終了間際には、足を痛めた
シュウェンク(怪我は大事無いと想像す)に替えて千葉を投入。きっちり守りきって勝ち点 3
を取った。今季第一戦のとき、山形の強さに恐れ入って、「これこそ仙台が目指すサッカーだ」と思った。しかし今日の山形には強さを感じなかった。仙台が強
くなったということなら嬉しいけど。
三位の甲府は、湘南に 5-2 と大勝した。三位との勝ち点差は 2
のままか。バレーが復帰して以来、甲府の攻撃力は手が付けられない感じ。甲府が勝ち点を落としてくれないと仙台は追いつけないのだから、困ったものだ。一
方、棚からぼた餅が落ちてくる気配も漂っている。二位の福岡が連敗して、仙台との勝ち点差が 7 となったのだ(前節の野田のミスが無ければ 5
だったのに!)。福岡との直接対決を残しているので、福岡が勝ち点を 4 落としてくれたら追いつくことが出来る。そのときには、甲府が二位に入っているという気がしないでもないが。ともかくも、とうの昔に諦
めていた二位も、ちらと視界に入った。残り五連勝すべし。それしか認めない。そしてまずは次節、草津に確実に勝つことだ。J2
最下位を決めて、得る物も無いかわりに失う物も無くなった草津は、けっして侮れない。
試合終了後、山形農林水産物祭りの山形牛売り場に行って、豪華サーロインステーキを買った。試合前にこの売り場を覗いたとき、「どうですか、勝利の祝い
に」と話しかけられ、「どっちの勝利?」と聞き返した。そしたら何も答えなかったので、ちょいむっとした。だからわざわざ、仙台の勝利の祝いに買いに来た
のさ。
11/5(土)の進歩 明日は山形戦 ベガルタ
仙台は明日、敵地でモンテディオ山形と対戦する。三位に入るためには、絶対に勝たなくてはいけない闘いである。仙台は、左サイドバックに村上、左サイド
ハーフに財前を入れるようだ。守備に関してはすごい不安。正直、村上がこんなにサボりな子だとは思わなかった。自分が上がったサイドを攻め込まれ味方が苦
労しているのに、戻らずに、ぼうっと突っ立って見ていることがしばしばなのだ。出るからには、一年に一度のシュートを三試合連続決めるべし。もう、確率はどれくらいかなんて
どうでもいい(10/31 の進歩参照)。かたや財前は、またしても悪い虫が湧いてきたよう
だ。このところしおらしく守備をしているかと思ったら、「自分がプロに入ってから何で稼いできたのか。僕は守備の選手ではない」(河
北新報より)だと。「もちろん「チームとしての最低限の守備はやる」と守りの意識は決して低くない」そうだ(河
北新報より)。「最低限の守備はやる」って、ものすごく守備の意識が低いと
思うけど。 財前と村上のサイドには、高速ドリブルの佐々木が襲いかかるというのに大丈夫かねえ?
ともかくも、勝利しか認めない。万一負けたら切腹するように。私は明日、じゅりを連れて(なんで?)参戦予定だ!
ふと思った。J1 との入れ替え戦は確か、12/3, 10 の予定だ。一方、戦力外通告の期限は 11/30
のはず。となると、戦力外通告を出してから入れ替え戦に臨むということか。仙台は来期、2 億 6
千万円も補強する予定なので、今季の主力の何人かにも戦力外通告が出る可能性がある。たとえばブラジル人ツートップなんて危ない。戦力外通告を受けた選手
のモチベーションはどうなるのか。他クラブへの就職活動の場とはなるけれど、その場合は、仙台の勝利ではなく自己アピールのためにプレーするだろう。チー
ムプレーに影響しないか? そもそも都並仙台にチームプレーは無い? がーーーん。
今日も秘密の作業に没頭した。強引に前進したのだ。
11/4(金)の進歩 これ論は二位 嬉しい話
を聞いた。「これ論」は、共立出版 2500 点の中で、売り上げが二位だそうだ。すごい。一位はきっとあれだな、「プログラミング言語 C
第2版」だろう。でもこれは訳本なので、ブラジル代表のすごい選手を補強したようなものだ。生え抜き選手では「これ論」が一番ということだろう。嬉しい。
お買い上げ下さった皆様、まことにありがとうございます。こんな著者ですが、これからも「これ論」をよろしくお願い申し上げます。
友蔵の、博士論文構想セミナーがあった。四つの論文からなる四章構成だ。まさに、今まで積み重ねてきた努力の集大成という感じで、どの章も立派、非の打ち
所が無い。第四章(他は執筆ずみ)も早くまとめあげて、すかっとしよう。
ベガルタ仙台は昨日、天皇杯四回戦で、横浜 F マリノスに 0-4
と完敗した。向こうはベストメンバー、こちらは控え選手中心なので、やむなしという結果である。横浜の松田には、「以前も高校生を相手に手こずったりしていたので」(J's Goal
より)と、なかなか微妙な言われ方であるが。
一方、三位をかけて6
日に仙台と激突するモンテディオ山形は、昨日の天皇杯浦和戦をベストメンバーで闘ったらしい。うっしっし。仙台は主力をみんな温存したのに、山形は中二日
で闘うことになる。これで勝てなかったら切腹だ。
秘密の作業が超難航している。私の出す案がことごとく否定され、もう、わややだ。一体どうしたらいいんだと、絶望中である。ともかくも、みんなの意見を
聞きつつ強引に進むしかない。
11/3(木)の進歩 彩子、素人に分類される
今日から東北大学の大学祭である。彩子が、「E の未来図:Economy、Ecology、Electricity、そして
Energy」という、東北経済産業局主催のシンポジウムに出るというので、研究室揃って見に行った。二酸化炭素濃度の上昇問題を扱ったシンポジウムだ。
彩子は何と、パネルディスカッションに参加するのであった。これはすごい、出世したものだ。進歩の副題にある Ecology
は生態学、彩子は生態学研究室の修士二年である。生態学の立場からの意見を求められたということか。ところがパネルディスカッションの中身は、専門家と素
人が議論するというものであった。そして彩子は、素人組に抜擢されたの
であった。がーーーん。
ゲストに佐藤藍子が来ていた。つまらんやつだねえ、この人。司会とトークショーをしていたけれど、地獄のように退屈だった。それと司会よ、悪天のプロ野
球会社で盛り上がってるなんて嘘言うな。十分くらい悪天の話をするので、席を立って帰ろうかと思った。
シンポの最後に、T シャツが当たる抽選会があった。入場者は抽選番号の入ったハガキを貰っていたのだ。「30
名の方に差し上げます」と当選番号を読み上げる司会。「1 番、2 番、3 番、4 番、5 番、7 番、9 番、10 番、12 番、……………」とほぼ連続的に続くのを聞いて、ちょっと寂しくなったの。入場者は何人だったの
か?
シンポを聞き終え研究室に戻り、秘密の作業を行った。一つ、大前進した。これで益々強力になったぞ!
11/2(水)の進歩 獅子のごとく 「未知」
という荒野に挑み「知」を切り開く研究者は、獅子のごとき生きざまである。大気中の二酸化炭素濃度上昇という人類火急の問題に挑む獅子の、炎のような論文
を見つけた。そのイントロダクション:
近年の科学的政策的議論の多くは、陸上生態系が、大気中の二酸化炭素濃度にどのような影響を与えうるかについてである。地球上でこれまで伐採されてきた森
林がすべて再森林化したとすると、大気二酸化炭素濃度はどれくらい減少しうるのか。逆に、地球上の森林がすべて無くなったとすると、大気二酸化炭素濃度は
どれくらい上昇するのか。この二つを数値計算してみた。(Global Change Biology (2002) 8:1047-1052)
(これで全文;原文英語)
獅子は読者を千尋の谷に突き落とし、這い上がってきた読者だけに読ませるという。二酸化炭素濃度の問題は誰もが感心を抱いていることとはいえ、これでは誰
も這い上がって来ないのではないか。引用文献が一つもないイントロと
いうのもすごいと思った。
りんかの論文セミナー。雌性両全性異株集団(集団内に、雌個体と両性個体が共存している性表現)の維持に関する研究を紹介してくれた。雌個体(花粉を
持っていない)に袋がけをして花粉が付かないようにしても種子ができたそうだ。無融合種子形成(花粉無しで種子ができること)っていうやつか。面白い。で
もこの場合、雌性両全性異株集団の維持条件ってどういう風になるんだろう?
その後、月初めの談話会があった。夏のデータが出てきたところで、多くの人が新しいデータを提示してくれた。おかげで議論が大いに盛り上がった。かとぅ
は、花の齢にともなって、分泌蜜量は変化しないけれど、蜜濃度は減少するというデータを出してくれた。とても面白い。適応的意義がありそうだ。みっちー
は、花序の大きさ自体は食害者の誘引には関係しないであろうというデータを出してくれた。となるとやはり、花序内での食害行動が重要ということか。ちの
は、乾燥重量のデータをまずはまとめたようだ。種子散布実験もよろしくね。りんかの、フキの雌花序から両性小花を除去したら、訪花昆虫の滞在時間が短く
なったという結果も面白い。ほーら友蔵にも、「両性小花に蜜腺があるのかどうか興味が湧くね」と言われたでしょう。彩子は、ヤマユリの花の香りが放出され
ないようにすると、結実率が下がるというデータを出してくれた。こりゃすごい。実験方法に気になる点を指摘されてしまったけれど。イタポンは、オダマキの
第一花と第二花では種子生産が違うというデータを出してくれた。これからは、キメグと共に、両花間で自殖率が違うかどうかを調べるのだ。他の人は、論文執
筆など、いろいろなことに邁進していた模様である。さあみんな、今月も頑張っていこう!
11/1(火)の進歩 自然科学総合実験 全学
一年生向けの、自然科学総合実験をやった。白衣を着て、DNA のや PCR 法の説明をした。つまり私は偽善者となった。優秀な TA
が実質的に指導してくれたので、実験は滞りなく進んだけど。はあ、あと二回もやらなくてはいけないのか。
ベガルタ仙台は明後日、天皇杯で横浜 F
マリノスと対戦する。日曜日に山形との決戦を控えているというのに、迷惑なこった。都並監督も同じ思いのようで、控え選手中心で闘うらしい(河
北新報より)。それでよい。主力は全員休ませるべし。31
日の練習は、疲れを取るために、「札幌戦に先発フル出場した全選手」は休ませたということだし、山形戦に向けて準備をすればよいのだ。出場停止のために札幌戦に出なかった財前とシルビーニョも 31 日の練習を休んだというのは、
ずる休みではないかという気もするが。
ひさしの論文を鋭意読んでいる。明日には意見を述べるであろう。その間、考察を書いておくように。
秘密作戦も進行させた。生態学の例は、もっと短くしないといけないな、確かに。