総長 300 口 300万円
部局長 50 - 100 口 50 - 100 万円
教授 30 口 30 万円
助教授 20 口 20 万円
何考えて人に物乞いしてるんだ(激怒)。ずうずうしいというか何というか。ベガルタ仙台の樽募金は、一円の募金に感謝してクラブのために役立ててい
るのだぞ。何でこんな事業のために
20 万円もくれてやらなくてはいけないんだ?
私は一銭たりとも払わないからね。
ベガルタ仙台 MF 村上の 4/21 の日記より(ここの
KAZUS を見て)。去年の 4/21 が、自分の J1
デビューの日であったことを忘れていたことに関して。
「うっかりしていたものの、僕にとっての『Jリーガーの第一歩』なので忘れてはいけませんね! ”初心忘れるべからず!”ですね。」
そうですかあ?
用法が絶妙にずれていると思う。なお、正しくは「初心忘るべからず」(「れ」が余計)であることは些細なことだ。
午前中は、生物学科三年生向けの講義の準備、午後は全学の講義の準備をした。合間をぬって、OVID
を用いた文献検索の仕方を四年生に講習した。
4/21(月)の進歩 腹立つなあ 昨日、横浜
F
マリノスが勝って首位を堅持、仙台は二位となった。で、ほとんどの仙台サポは、暫定首位になったことで天狗にもなっていないし、勘違いもしていないと思
う。だから、こういう見出しには腹が立つ。「仙
台はJ1一日天下…」だとおーー(怒)。そういうことは、優勝した気になった人とか(そんな仙台サポはいないと思うが)、明智光秀とか、読売新聞
の社長とかに言ってもらいたい。
ヒバ子の統計解析の手伝いをした。systat
を使って、こちらが設定した回帰式を用いて回帰するというもの。私が昔、果実の生長曲線を回帰するのにさんざん使った方法なので、私でも指導できた
(<--
けっこう珍しい状況)。それにしても systat の使いにくさよ。
くにっちの推薦書を書いた。くにっちは何か嬉しそうだった。
モリナガの学振の書類にコメント。学振に出す予定の他の学生も早く書類を書くように。
講義のネタとなりそうな文献探し。気に入ったのが見つからなかった。でも、一つ怪しい(面白い)論文を見つけた。ある植物個体の回りに血縁個体が生えて
いる場合と非血縁個体が生えている場合では、その個体における雄蕊の数が変わるという実験結果を報告したものだ(Evolution(2002)
2406-2413)。すごく怪しい。でも本当ならびっくりだ。
4/20(日)の進歩 じゅりのお注射 今日は、生憎の
雨の中、じゅりの狂犬病の予防注射に行った。会場(屋外)に着くと、雨合羽を着た獣医さんが、雨の中、予防注射を打ちまくっていた。なんかすごいなと思っ
た。会場は、飼い主に抱かれながら悲痛の声を上げ続ける犬、痛さに「きゅううんっ」と泣く犬など、けっこう盛り上がっていた。で、じゅりはというと、相変
わらず注射されたことに気付かない。盛り下げる子だ。
研究室に着き仕事を少々。憑かれたように、講義の準備に励んだ。おかげで、三回分も先の講義の準備が終わってしまった。ここまで来ると、早めに先々の講
義の準備を終えてしまうことが生き甲斐になって来ている。この調子で、半期分の準備を済ませてしまおうかという勢いだ。
何か疲れたので早々に帰宅し、横浜 F
マリノス対大分トリニ−タの試合を観戦した。どっちに勝って欲しいかというのが悩ましいところ。ベガルタ仙台は現在、優勝争いと残留争いの両方に加
わっているという希有な立場にある。優勝争いのライバル横浜には負けて欲しい、残留争いのライバル大分にも負けて欲しい。「やっぱ引き分けがいい
のかな」などと思いながら見ていたら、横浜
DF
中澤が根性のヘディングシュートを決めて横浜が勝った。ま、妥当な結果か。
4/19(土)の進歩 仙台、敵地で神戸に勝ち、暫定首位!
ベガルタ仙台が敵地でヴィッセル神戸に勝った!なんと暫定首位だ!
今日は、ブランメル生態のサッカーの練習に久しぶりに行った。生物学科の一年生も二人参加していて意気込み十分。新入生のガイダンスのときに河田さんが
勧誘したらしい。生物の勉強会とかにではなくサッカーにというところが素晴らしい。二時過ぎに私は切り上げ、車で研究室へと戻った。車内で、ローカル
FM
の実況中継を聞いた。何対何かをなかなか言ってくれないのでいらいらしたが、前半終了して
0 -0
であることが判明した。研究室に着くと、どこかにラジオは無いかと探した。実験室にあったのでスイッチを入れると、AM
の放送が流れてきた。どうすれば FM
になるの?かなり悩んでもわからない。学生に訊くか。しかし、ベガルタ仙台の実況を訊きたいためという理由で学生の時間を割いて良いのか?別に構わないだ
ろうと結論し、最後にもう一度自分でトライしてみたら
FM
に切り替わった。とたん、「阿部のゴーーーーール」という絶叫が聞こえてきた。仙台が点を取った?一点リードしたのか。どころか、仙台
2-0
神戸という贅沢さであった。ラジオを私の部屋へ移動し続きを聞く。とたんに入りが悪くなったが、状況はわかる。そして終了間際、「ああ、神戸に入れられて
しまったーー」の声。一瞬、すべてが終わってしまったような感覚に捕らわれたけれど、まだ一点勝っているのだった。そしてついに試合終了。2-1
で仙台が勝利、試合が明日の横浜を抑え、現時点で、首位、一番、トップ、最上位、首席、最優秀。さあ、帰って祝杯だ。
4/18(金)の進歩 お花見 今日は研究室のお花見
だった。昨夜、幹事のヒラガから電話がかかってきて、我が家のバーベキューセットを貸して欲しいとのこと。で、車に積んで持ってきた。ヒラガの車に移し替
えたら、車内で倒れて灰がこぼれて大変な目にあったらしい。残念、見たかった。お花見は
13:00
からの予定で、出がけにヒラガに、「時間通りに始まる?」と糺した。「大丈夫です」と強気に断言するので、「ということは三十分遅れで始まるな」と判断
し、13:30
頃に花見の場へと着いた。でも、まだ始まっていなかったの。早く着いたらしい友蔵やくにっちがにこにこ怒っていた。で、バーベキュー。何か火が弱い。こん
な調子で気長に焼くのかと思ったら、ヒラガが、中敷きの鉄板を入れ忘れて(本来、この鉄板の上に炭をのせる)、バーベキュー器の底に炭を置いていたので
あった。火が遠く、なかなか焼けなかったのだ。ヒラガに命じて炭を入れ直し。失敗するのもやり直しするのもヒラガなのでこっちは楽だ。なお、直属の弟子が
欲しいとヤスムラが言うので、「ヒラガをあげようか」といったら、「嬉しいーー、嬉しいーー、嬉しいーー」との喜びようであった。お花見にはじゅりを連れ
ていった。大人気で、みんなにすりすりされていた。
研究室に戻ってきて仕事を再開。就職が内々定したくにっちの推薦状とかを書いた。「ええとー、評価していただければ嬉しいんですけど」と言うので、思っ
たことを自由に書くことにした。
4/17(木)の進歩 日本代表、韓国に快勝 昨夜、日
本代表が敵地で韓国に勝った。狙い通りの試合展開で、快勝と言っていいと思う。なるほどたしかに韓国は「猛攻」を仕掛けたけれど、韓国の攻めは怖くなかっ
た。相変わらずのパワープレーで攻撃は単調、創造性もない。シュートも、Gk
の正面を突くか枠を外すかのどちらかで、楢崎がセーブではじき出すという場面は無かった。後半に入ると私はすっかり安心して、「韓国は点を取れない。日本
が速攻から一点取って勝つだろう」と予想した。そして後半ロスタイム、永井の執念と積極性が決勝点を産みだした。確かに幸運なゴールではあったけれど、取
るべくして取った点だと思う。気になるのは仙台から選ばれた山下。どうして前半だけで交替してしまったの?
昨日、U22
の試合を見に行ったことについてヤスムラが、「昼に見に行っちゃうなんて大胆ですね」と感想を述べた。勘違いを申すでない。ちゃんと休暇を取って出かけた
のだ。
ヒバ子の論文セミナー。全般にうやむやな論文であった。
今日はオンノのセミナーだと思ってセミナー室に行った。オンノ(オランダ人)が、「酒井さんも聞きたい?」と日本語と訊いてくる。なんでそんなことを訊
くのだろう。でもまあ、日本語会話の練習相手となろうと思い、「うん」と答えた。やがて、何か変なことに気づいた。酒井研の学生が誰も来ないのだ。「内の
学生呼んできて」と言おうとした瞬間に思い立った。これは、広瀬研が単独で行っているセミナーだ。一挙に困った立場に陥ってしまった。ここで出ていっては
オンノに失礼だ。でも、他にやりたい仕事もある。ここは一つ居なかったことにしよう。「始めから居なかったということにして」とかなり無意味なお願いをし
ながらセミナー室を出たのであった。
4/16(水)の進歩 ベガルタ仙台対U22日本代表
仙台スタジアムで行われた、ベガルタ仙台対
U22 日本代表の試合を見てきた。観客はなんと 7000
人ほど。平日の昼間にしてはずいぶん入ったと思う。前半は、仙台がサテライトチーム、U22
がレギュラーチームだった。怪我をしていたシルビーニョがフル出場した。よかった、回復が早いようだ。ひょっとして、土曜日の神戸戦に出場したりして。試
合の方は、仙台
FW エディの突破力と、U22 MF
鈴木の玉さばきの良さが目についた。後半になると、仙台はユースチーム主体、U22
も控え選手に全入れ替えをした。知らない選手ばかりで何かなーという感じ。それにしても
U22、高校生選手相手にろくに決定機を作れないなんて大丈夫かね。普段と違い観客席は静かで、選手の声が良く聞こえたて面白かった。帰り際、仙台の清水
監督に遭遇した。一般観客用の二階コンコースから、関係者しか入れない一階に降りようとして、「あれーー、こっからどうやって下に降りるの?」と困ってい
た。
午前中は、理学部生物学科三年生向けの講義。今日も 45
人もいた。人が減ると思っていただけに嬉しかった。でも来週は減るかな。それはともかく、私としては会心の講義ができたと思う。
さあ帰って、日本代表が、W 杯のインチキベスト 4
チームをやっつける姿を見よう。
4/15(火)の進歩 謎の定期券 明地君が定期券を
持っていた。仙台で定期券を見るのは初めてと言っていいので興味深げに見たら、「高校時代の下諏訪から○○(駅名忘れた)の定期です」と教
えてくれた。高校時代???
下諏訪???
さらには、「もうとっくに切れています」。何かよくわからない。明地君が言うには、カード入れの表部分(透明なプラスチックになっているところ)に何も
入っていないと「何か落ち着かない」ので、高校時代の定期券をずっと入れているそうだ。うーーん、四年間(彼は四年生)他に入れるものが無かったのか?
ヒバ子がデータ解析の相談に来た。どうもうまく解析できないという。そんなことない、Systat
を使えば出来ると思い、Systat
のマニュアル(英語)を渡した。「ありました。ライナー」というので、「リニアー
(Linear)だ」と言っておいた。
宏太と卒業研究のテーマの議論をした。理論をやりたいということなので、花序の咲かせ方の解析はどうかと進めておいた。
勢いに乗って全学の講義の準備をした。もう二回分準備が出来た。嬉しい。せっかくだからもう少し貯金をしておこう。
4/14(月)の進歩 ショック、高桑骨折 ショックで
言葉も出ない(文は書けるが)。昨日の試合で負傷退場した仙台
GK 高桑は、右足首の骨折で全治三ヶ月だそうだ(Yahoo
速報より)。開幕から絶好調で、決定的ピンチを幾度も防いできた守護神。彼の活躍がなかったら、二勝一分けなんていう好成績は残せなかったと思
う。昨シーズンは東京ヴェルディで出場機会を失っていただけに、今シーズンに賭ける意気込みは相当なものだったはず。あまりに可哀想だ。それと、仙台サポ
としてはどうしても去年のあの時を思い出してしまう。攻守に献身的に働いて開幕五連勝に大貢献した福永の靱帯断裂。彼の離脱と共に仙台はがらがらと崩れ落
ちていった。高桑の替わりに出場するであろう小針、頼むぞ。そして仙台イレブン、去年よりぐっとたくましくなった姿を見せておくれ。それにしても、怪我人
が多すぎるよ。
モリナガと、今年度の研究計画を議論した。ヒメシャガを使って、花の部位の機能分化に関する研究をするのだ。
ヒバ子が、データの新たな解析結果を持ってきた。さて、これを検定にかけると期待通りの結果が出るか。というか出て欲しい。
全学教育の講義の準備をした。今までは OHP
でやっていたものを液晶プロジェクタに切り替えるので、PowerPoint
のファイルの準備が大変だ。
4/13(日)の進歩 仙台二位、寿人・山下そろい踏み
ベガルタ仙台が清水エスパルスを破り、同率首位、得失点差で二位に輝いた。
今日は車で仙台スタジアムへ行った。試合が終わった後、ヒバ子と議論をしに研究室に行くので車でないと不便だったのだ。仙スタ周辺の駐車場は、試合の日
は超混雑することで有名。かなり早く行ったけれど、どこもかしこも満車だった。やむなく、駐車場入り口で空くのを待つことに。一時間もすれば空くであろう
と気長に構えた。そこへ何と、清水エスパルスの選手を乗せたバスがやってきて、信号で止まった。千載一遇の好機だ。清水の選手の士気を落とすべく、私は自
分の車から降りて、バスに向かってさんざんのブーイング攻撃をした。と、バス内の森岡が私を見て会釈をした。おーー、いい人ではないの。ついつい今度は、
手を振ってしまった。
試合は、やや清水ペースで始まった。とはいっても仙台の守備は安定していて、やすやすと清水に決定機を作らせない。とくに、石井と森川のコンビはサント
スを完璧に押さえ込んでいた。ただ、小村とファビアーノが重なってしまい、安にフリーでシュートを打たせた場面は危なかった。しかしここも、高桑が見事に
防いだ。仙台も、石井から山下という決定機を作ったけれど、清水
GK
黒河に防がれてしまった。その後も、コーナーキックからファビアーノが二度も決定的シュートを放ったけれど、惜しくもゴールはならず。そうこうする内の前
半終了間際、サントスにこの日唯一の仕事をさせてしまった。彼のクロスに飛び込んだトゥットに決められ清水が先制。正直に言ってがっくりした。ああ、駄目
かなと。しかしそれを払いのけてくれたのは佐藤寿人だった。後半
17 分、石井のクロスを清水 GK
黒河がファンブル、寿人がすかさず拾って、相手 DF
を背負いながら見事ゴールに叩き込んだ。左コーナーへ駈けていって、コーナーフラッグを片手に喜びを表現する寿人。ペナルティエリア内の職人だよ。さらに
は後半
23
分、山下と岩本のコンビでボールを奪うと、ここに頂戴と走り込んだ寿人に岩本が絶妙のパス。寿人がきっちりと決めて逆転。寿人はまたしても左コーナーへと
走り、コーナーフラッグを片手に歓喜のあまり仰向けに倒れた。終了間際、左コーナーフラッグの下で寿人が倒され動けなくなった。しかし誰もかまってくれな
い。ボールを出してプレーを止めてもくれない。大好きな左コーナーフラッグの下で幸せそうだったからか、隅っこで倒れていたので誰も気付かなかったのか。
寿人が倒れているというのに仙台は、石井が山下に絶妙のパスを送って、それを山下がゴーーール!寿人のことはほっておいてだめ押しだ。ゴールを決めた山下
は左コーナーフラッグに走っていき、寿人のお見舞いに行くのかと思いきや、やっぱほっておいて、レナシ
GK
コーチと歓喜の抱擁であった。寿人、仙台を嫌いになってはいけないぞ!
試合終了後、研究室へ行って、ヒバ子と歓喜の二時間の議論。仙台の快勝のおかげで、ヒバ子の研究計画も快く進んだ。目出たし、目出たし。
4/12(土)の進歩 キリン樽生専用
サーバ 筑波の学会の時に泊まったホテルの敷地内のラーメン屋、ラーメンを食べようと思ってついに果たせなかった。生ビールが美味
しくてほかほか飲んでしまい、ラーメンまで行き着かずにおしまいとなってしまったのだ。なんと言っても泡が美味しかった。それ以来、美味しい泡を追い求め
るようになってしまった。家で瓶ビールを飲んでも物足りない。ついに今日、家庭で生ビールの味、ひいては美味しい泡を再現できるという、キリン樽生サーバ
を買った。さっそく試したら、滑らかで甘い泡が出てとても美味しかった。満足。でも、キリン生樽という、瓶ビールの
2.5
倍くらい高いビールを買わないといけないのが問題。この生樽の缶に瓶ビールをそうっと注いで使うか。
今日は、暁子を交え、ヒバ子と研究計画の相談をする予定であった。でも、横浜から帰ってきたばかりの暁子が、疲れて昼寝してしまった。やむなく、明日に
延期してもらった。私のせいではないのよ、ヒバ子。
4/11(金)の進歩 じゅりのひげ焦げる 昨日一昨日
と続いた講義が終わったこともあって昨夜は焼き肉をした。机の上に卓上コンロを置いて網をのせ火を着ける。そして肉や野菜を並べた。台所でちょっと用事を
していてふと見ると、火にかかっている網をじゅりが舐めようとしていた。「いけないっ、いけないっ」と今世紀最大の声で叱った。舐めるのを止めたじゅりの
元に駆け寄り、火傷をしていないか見た。大丈夫のようだ。でも、ひげが一本、焦げて短くなっていた。あきれた。自分で気づかないの?
午前中は、引き続き講義の準備をした。なぜか、ベガルタ仙台の応援の音声を拾ってきたりした。いったい何の講義やら。
Mac G4 と新規購入した ibook
をつなげてファイルのやりとりができるようにしようとした。Mac OSX は
OS9
に比べて激しく様変わりしているので、共有の仕方を一から勉強だ。でも、Mac
ヘルプを読んでもさっぱりわからない。本当にさっぱりわからない。よくもまあ、こんな酷いヘルプを作るもんだ。その機能のことを知っている人は理解できる
けれども、知らない人には理解不能という、悪しきマニュアルの典型だ。すごく腹が立った。
4/10(木)の進歩 M1
のヒラガです 昨日の談話会でヒラガ(M1)が、「四年のヒラガです」と言ったことは友蔵
の日記に詳しい。しかしながら、今日の講座セミナーでの自己紹介のときには、「M1
のヒラガです」と立派に言った。私は思わず喝采。「どうしてちゃんと言えたの?」と側にいたヒバ子に訊いたら、「練習したんです」とのこと
であった。
ひさしの論文セミナー。高山で 22
年間も積雪と開花の関係の調査を続けたという。もうそれだけで圧倒されてしまった。結果に特に驚きはなかったけれど、やっぱデータの厚みの迫力はすごい。
でも、せっかくのデータを活かしきっていない気もした。
二年生向けの一般教養の講義をした。そしたら、ベガルタ仙台 FW
山下にそっくりな選手、じゃなくて学生がいた。感激のあまり当ててしまった。答え方も山下みたいで、もぞもぞと話した。他には、AC
ミランのレプリカユニフォームを着ている学生が一人。このクラスは楽しめるかも。
理学部三年生向けの講義の準備をした。去年は失敗した内容なので、説明の仕方に工夫が必要だ。例によって、PowerPoint
に凝ってしまった。我ながら立派なスライドショーが出来そうだ。
4/9(水)の進歩 「これ論」、東北大理薬生協の年間総合売上三位
「これ論」が、東北大生協理薬店の
2002
年の、年間総合売上の三位に輝いていた。書棚の上に大きなポスターが貼ってあり、表紙の写真付きでの紹介だ。理学書とかじゃなくて総合だ
よ。一位が、「ハリー・ポッターと炎のコブレット」、二位が「英辞郎」、それに続く三位だ。「海辺のカフカ」「声に出して読みたい日本語」「ブラック
ジャックによろしく」などより売れたというのだから、もーー著者感激!どうもありがとうございます。生態学関係の研究室には、著者割りで私から直接購入し
た人がかなりいたので、本当はもっと売れていたはず。この分が生協からの購入に回っていたら、一位になっていたりして?
理学部生物学科三年生向けの講義が始まった。びっくり、44
人もいた。こんなに多いのは記憶にない(ちなみに去年は異様に少なく 17
人だった)。今年は、私を見てうんうん頷きながら聴いてくれる人が何人かいてとても元気が出た。よーーし、頑張るぞって感じ。でも今日はイントロダクショ
ン。今日の内容を聞いて受けるのをやめる人もいるだろうから、来週は人が減っているであろう。
と、予防線を張って自分を慰めておかなくては。何しろ私は、受講者が減ったとか、寝ている人がいたということに異様に落ち込んでしまうのだ。今年の三年生
の皆様、そこのところよろしくね。
新年度最初の、月初めの談話会。とうとう、スタッフは私だけになってしまった。心細さを堪えて頑張ろう。
iBook
をとうとう購入した。主な目的は、川内キャンパスで行う全学教育のときに使うこと。液晶プロジェクターにつなげてかっこよく講義をするのだ。自宅で仕事を
するときや、仙台ー横浜間の電車内で使うことも可能だけれど、まず使わないだろうな。仕事をしようと張り切って自宅に持ち帰っても、飲んでお終いか、ほ
えーっと過ごしてお終いに違いない。
外付けの MO ドライブも買った。さっそく Mac
につなげるものも認識してくれない。ドライバーの問題かと思い、あれこれインストールしたり再起動してもうまくいかない。悩むこと一時間、ついに問題の所
在を発見した。MO
ドライブの電源を入れていなかった。
4/8(火)の進歩 じゅりは大きくなりました 昨夜、
じゅりをお風呂に入れた。お風呂嫌いのじゅりは、「じゅーーり」と言って抱きかかえようとしただけで察した。そしてすごすごと壁際へ。私が側に寄っていく
と、幅
4 cm
ほどの、家具と壁の隙間に入ろうとする。すぐに無理とわかり、カーテンと窓の間に隠れた。「じゅり」と私がつつくと、今度は自分のお家(犬
用のケージ)の中に入ってしゅるしゅるとなった。よいしょと抱っこして洗面所へ。そこには洗濯機が置いてあった。ここで回想。
回想
1:じゅりが小さかった頃、近所で突然、打ち上げ花火の大爆音がした。私たちは窓を開け、室内から、目の前の打ち上げ花火を楽しんだ。気づくとじゅりがい
ない。家中を探し回ってようやく見つけた。洗濯機と壁の間に入り込んで隠れていたのだ。<--
じゅりは、花火とか雷とか、大きな音が怖い。
回想
2:今度は散歩中に突然打ち上げ花火が。じゅりは私によじ登るようにすがってくる。やむなく家に戻ると、じゅりは一目散に洗面所へ駆けて行った。そして、
洗濯機と壁の間
-- それも一番奥 -- にぴったりはまった。
洗面所に連れてこられたじゅりは、昔のように、洗濯機と壁の間に隠れようとした。しかし身体が入らない。当時よりも倍くらい大きくなってしまったの
だ。かくして、とうとう風呂に入れられてしまった。
新四年生の宏太は、理論をやりたいらしい。では、どんな問題を解析するか。
今日は、含有炭素量と窒素量に依存した最適種子生産のモデルの解析をした。いざモデルを作るとなると、いろいろ問題が出てくるものだ。その後、ウバユリ
を使ったこのモデルの検証実験の計画をてきぱきと考え、暁子にメールで送った。
4/7(月)の進歩 先輩、言葉に詰まる 友蔵・ヒラ
ガ・新四年生の明地くん・私でお昼を食べた。明地君は就職希望ということで、就職の話しになった。明地君が何気なく訊いた。「先輩達はどうなるんで
すか?」。明地君にしたら、思ったことを口にしただけであろう。しかし、軽く受け取ることができない人達もいるのだ。とくに友蔵
(D2)
は言葉に詰まった。そこへさらなる何気ない一言が。「みんなが(大学の)先生になるんじゃないですよね?」。…………………
あと二つ論文を書くぞと誓いを新たにする友蔵であった。
単身生活になった私を気遣って、学生がお昼に誘ってくれるようになった。今までは暁子と二人で食べることがほとんどだったので、熊ちゃんが、「先生一人
で食べちゃ駄目ですよ」と言ってくれたのだ。嬉しい。ありがとう。これからも忘れずに誘って頂戴。
新四年生の彩子が登場した。4/1 に死にそうな感じで登場(4/1
の進歩参照)してからずっと体調が悪く、今日、意を決して現れたらしい。卒業研究の計画を話したあと、学生らと一緒に青葉山に植物を見に行った。
私は寂しく残って、全学の講義の準備をした。
4/6(日)の進歩 芸は身を助く 暁子と一緒に「戦場
のピアニスト」を見た。ポーランドを侵略するナチスドイツ(<--
今、アメリカがイラクでやっていることだ)。ユダヤ人迫害から逃げ隠れる主人公のユダヤ人ピアニスト。だがとうとう、ドイツ軍将校に見つかってしまった。
しかしその将校は、彼にピアノを弾かせ、その演奏に聴き入る。そしてそのまま立ち去ってしまう。どころか、食料を差し入れさえした。やがてソ連軍がやって
きて、ナチスは追い払われた。それを知った主人公は、ドイツ軍将校に貰った軍服を着たまま人々の前に出てくる。世の中にこんなアホがいるのかと
迫る場面である。案の定、「ドイツ兵だ」とソ連軍に撃ち殺されそうになる。しかしまあ無事でなによりだった。さて、この映画は何を訴えたかったのか?私の
意見は「戦争の非道さ、非人間性」であったが、暁子の意見は「芸は身を助く」であった。
昨夜は横浜の実家に、暁子とじゅり(当然、連れてきた)と一緒に泊まった。朝食後、じゅりを連れて、大倉山梅林に桜を見に行った。ややこしいが、梅林に
桜が植わっているのだ。途中、私一人本屋に入った。戻ると、じゅりが暁子に抱きついていた。暁子によると、顛末はこうだ。ダックスフンドがやって来て、
じゅりとその子は鼻をすりすりさせた(<--
ここまでは微笑ましい)。ところが、ダックスフンドが突然吠えだし、じゅりはびっくりしてしまった。そしてしゅるしゅるになって、暁子に抱っこをせがんだ
という。その後のじゅりは、他の犬に対しても不信感を抱いてしまったらしい。自分の半分ほどの大きさの犬が近づいてきても、後ずさりして逃げてしまう。こ
のままいじまった性格になってしまうのか。しかしそこはじゅりだった。私たちが映画を見に行って帰ってきたら、すっかり元のじゅりに戻っていた。ただ単
に、吠えられたことを忘れてしまったのだと思う。
4/5(土)の進歩 嵐の中の激闘、勝ち点
1 を奪い取る ベガルタ仙台が、優勝候補の横浜 F
マリノスから、敵地で勝ち点 1 を取った。会心の引き分けだ。
天候は最悪。真冬並の気温に激しい雨、おまけに冷たい強風が吹き荒れるという中での試合となった。「雨に濡れながら試合を見たら凍死するな」と思いつつ
も、横酷スタジアムへの歩みを止めない暁子と私であった。横酷に入ると、仙台サポは二階席屋根の下に陣取っていた。そりゃそうだ、正しい判断。私たちも、
仙台サポの中へと入った。しかし雨こそ当たらないものの、風が冷たくてじっとしていられない。応援が始まって身体を動かし声を出せば寒さを忘れるであろう
と、試合開始を待った。
試合は予想通りに横浜ペースだった。個人の力の違いは歴然で、仙台が
2-3
人で取り囲んでもボールを取れない。どころか余裕で回されてしまう。一方の仙台は、せっかくボールを持っても、一つ一つのプレーが不正確で、簡単にボール
を奪われてしまう。しかし守備陣は踏ん張り、横浜の攻撃を跳ね返していた。横浜の決定力の無さにも救われた。何度か、ゴールへの軌跡が見えたシーンがあっ
たけれど、ボールはネットを揺らすことなくそれて行った。一方の仙台は、点が入る気がしない。FW
佐藤は、横浜 DF 那須に潰され非力さを感じさせてしまう。FW
山下が懸命にポストプレーをするものの、後が続かない。そして前半 38
分、ゴール正面のフリーキックをマルキーニョスに決められてしまった。壁の間を通されてのゴールは完全に仙台のミス。何のための壁だよ。後半
22 分、横浜は、上がるの大好きの佐藤を右 MF
に投入した。これで、仙台の攻めるスペースが出来た。佐藤投入直後の後半
25
分、シルビーニョが左サイドをドリブルで攻め上がり、山下にくさびのパス。懸命にキープする山下に対し、横浜
DF
がなんとか足を伸ばしてボールを突き出す。それが、左サイドでフリーでいた仙台
MF
阿部の目の前に転がり、慎重にセンタリング。那須の前に一瞬早く身体を入れた佐藤が、ダイビングヘットでゴールに突き刺した。歓喜!帰宅後ビデオで確認す
ると、喜びに湧く仙台サポを映した映像の中に暁子と私がしっかり映っていた。私は、二本の旗を力一杯振り、一本を勢い余って落とし、あわてて拾いながらま
た歓喜し直すという、あまり格好良くない行動が全部映っていた。その後の仙台の守備は素晴らしかった。横浜の攻撃をことごとく跳ね返し試合終了。敵地で、
勝利にも等しい引き分け劇を演じた。
今年から新しく歌われ出した応援歌(トイドールズというらしい)、歌詞がわからないので一所懸命に聴き取ろうとした。私には、"fall
in love" と聴こえる一節があるのだが。なんで恋に落ちるんだ?
なんか違う気がする。ちなみに暁子の意見では、"going now"
と歌っているとのことである。
4/4(金)の進歩 有るもの無いもの調べ 思うところ
があって、自分に有るもの無いもの調べをした(研究教育関連限定)。
有るもの:プレゼンテーション能力(講義とか学会発表とか)
無いもの:教育能力・見識(激無)・専門分野に対する知識と理解・その他
自分であると思うのは、講義や学会発表をわかりやすくやる力だけであった。がーーーん。しかし、「自分の短所を無くすより長所を伸ばしなさい」と本
に書いてあるので、講義を頑張ることにしよう。
思い返すと大学四年の時、私は新鮮な感動を覚えた。学問に熱く取り組むあまり一般教養の単位が不足し、一年生向けの数学の講義を受けたときのことだ。担
当の岩井先生(というお名前だったと思う)の講義が衝撃だった。「学生に理解してもらう」ための講義だったのだ。それまで受けた講義は、「わからない方が
悪い」「学生が理解しているかどうかなんて興味なし」「講義についていける学生は
10%」といった類のものばかりだった。こんな講義、こちらも何も心に残らない。一方の岩井先生の講義は、今も心に焼き付いている。そして自分が教官と
なって思ったのは、ああいう講義をしたいということ。一人の人間にこれだけのものを残すなんて、素晴らしい教育だと思う。
NHK サッカー中継のときに放映される「BS
サポサポ」(各クラブのサポーターを毎回一人紹介する企画)登場の夢を果たすべく、インターネットの
BS
サポサポに登録した。NHK ニュースに登場(3/17
の進歩参照)して以来、野望が大きいのだ。こ
んな表紙の本を書いちゃう人間は日本で私ただ一人(多分)なので、このことを積極的に売り込んでおいた。
4/3(木)の進歩 席替えたけなわ 新学期を迎え人の
動きがあり、それに伴っての席替えがたけなわだ。机の配置も変わり、別の部屋へと引っ越す人もいて、引っ越しはなんか浮き浮き気分にさせるね。私の部屋に
も一人入ってくる予定だ。
一回目の講義も終わっていないというのに、第二回目の講義の準備を始めた。人間社会における利他行動の進化に関する文献を読んだりと。それにしても
Nature はすごい。Nature
掲載の論文に対する批判記事、それに対する反論記事がたくさん載っていて、科学論争をびしびししている感じだ。
炭素と窒素の吸収を考慮したときの、種子の大きさと数のトレードオフを理論的に解析しようかと思っている。しかし、種子による窒素の吸収速度をどう定義
すればよいのかわからない。種子の重さに依存して増えるのか、種子の体積に依存して増えるのか、あるいはとくに気にせずに増えるのか?
4/2(水)の進歩 てきぱき働く 今年度の私の目標は
てきぱき働くことである。週末は、仙台と横浜を行き来することが多くなりそうなので、平日はてきぱきと働こうと誓ったのだ。
今日のてきぱき:
・昨日原田さんに送った、最適卵サイズの計算は間違いであることにてきぱきと気づいた。そこで、てきぱきと再解析をした。しかしうまくいかなかったので、
相談の電子メールをてきぱきと送った。
・新四年生の宏太が今日も研究室に来た。先輩達にてきぱきと頼んで、先輩の研究の説明を聞いて貰った。説明した学生:イタポン・モリナガ・友蔵・それに
私。てきぱきと四人だ。
・ウバユリを使って新しい実験を始めようと思い立った。てきぱきと調査地を下見に行き、健一さんと彦坂にてきぱきと相談した。
・溜まっていた手紙類をてきぱきと片づけた。Journal of Evolutionary
Ecology
の購読申込書が出てきたので、ファックスでてきぱきと申込をした。三十分後、電子メールですでに申込済みだったことに気づいた。てきぱきの失敗だ。そこで
てきぱきと、「さっきのファックスは間違いです」という電子メールを送った。
・生協からの帰りに牧と出会った。「単身生活はどうですか?」と聞かれたので、「やっぱ侘びしい」とてきぱきと答えた。
・事務から宅急便が届いたという電話が来たので、てきぱきと取りに行った。
すごくいい仕事をしている感じだ。明日もてきぱきと頑張ろう。
4/1(火)の進歩 新四年生来る
今年度から私の研究室に入る、藤岡宏太君と太田彩子さんが研究室にやって来た。宏太とは、卒業研究のテーマの話を少しした後、くにっちの研究の話を聞いて
貰った。なぜくにっちか?先輩の鏡であるから?
否、
たまたまそこにいたからだ(「先輩の鏡ではない」という意味ではない。鏡「だから」という理由ではなかったということ)。一方の彩子の登場
は鮮烈であった。倒れ込むようにやってきて、「具合がすごく悪くて駄目です」と息も絶え絶え。「何故そんな体調で来たの?」と聞くと、「初日なので来ない
といけないと思って」と答え、私をじーーんとさせた。「とりあえずこの机を使って」と教え、一分で帰らせた。一方、広瀬研に入る新四年生も三人やって来
た。なんかいきなり、実験に使う砂洗いに使われたみたい。
くにっちが学会で一番嬉しかったことが判明した。「「こ
れ論」の表紙の方ですか、実物の方が格好いいですね」と言われたことだそうだ(くにっちは、表紙の右端の選手)。研究のことではないとは
………、なんか違う気がするぞ。
午前中に、理学部三年生向けの講義の準備を済ませた。思うところあって、今年は(「も」のつもりだけど)全力で講義をするぞ。二週間前には準備を始める
という体制でいくのだ。
卵の総量に制約があるときの、最適卵生産の解析を引き続き行った。私一人で悶々としてもちっとも前進しないので、共同研究者の原田さんに
Mathematica のファイルを送って意見を貰うことにした。