「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況
若手研究者のお経
進行状況ホーム
10/31(金)の進歩 セミ
ナー後にケーキ
ひさしの論文セミナー。地中海地域に自生する植物で、初秋から翌年の初夏まで延々と花を咲かせる植物の話し。どうしてこんなに花期が長いのかということを
調べたものだ。データは今一つだったなあ。この調査方法で答えが出るのかという感じだった。私としては、冬にもずっと花が咲いていることが気に入り、家の
庭に植えたいなと思った。
セミナー終了後、みんなでケーキを食べた。先週のお誕生会のお礼として(10/24 の進歩参照)、私が買っ
てきたのだ。全部違う種類を買ってきたので、じゃんけんで順番に好きなのを選んでいった。一位に輝いたひさしは、苺のショートケーキという落ち着いた選
択。これなら、順位がもっと下位でも残っていたろうに、もったいないという気もした。二位のイタポンはさすがというケーキを選んだ(って、何を選んだっ
け?)。三位の宏太はチョコレートケーキで、「貧しかった人はチョコレートケーキが好き」と誰かが言っていたのを思い出してしまった(ごめ
んよー)。四位のモリナガは予想通り、抹茶ケーキというじじ臭い選択であった。ケーキが一個余ったので、希望者を対象にじゃんけんをした。
希望者は、友蔵・モリナガ・ヒラガ・熊ちゃんの四人だ。最初のじゃんけんで友蔵があっさり負け、「勝った人が貰うって決めてたっけ」と見苦しいことを言っ
ていた。結局ヒラガが勝ち取ったものの、気が引けたのか、「四人で分けましょう」。それはどうもと、モリナガと熊ちゃんは一緒に食べ始めたけれど、なぜか
頑ななプライドを示し食べようとしない友蔵であった。
10/30(木)の進歩 理論の検証方法を考える 生態
学の理論の論文を書くと、レフリーに必ず言われることがある。「この理論はどうやって検証するのか?」。「知りません」と答えると大抵リ
ジェクトである。だから、考察で、理論の検証方法を書かないといけない。今書いているのも理論の論文なので、検証方法を考えている。でも、さっぱり思いつ
かない。どちらかというと、「こんな理論、検証できるのかよー」って、考察に書きたい。
ベガルタ仙台の今期最終戦 -- 大分トリニータとのアウェーゲーム --
に参戦すべく、交通手段を算段中。横浜の実家に前泊して、東京発の飛行機で行くことになりそうだ。せっかくだから、別府温泉か湯布院温泉にでも一泊して、
残留決定の祝杯をあげよう。でも、大分戦の前に残留が決定していたらどうしようなどと、まず無用な心配をする私であった。
学生部屋に、誰かがヨドバシカメラで買ってきたらしい PowerMac G4
が置かれていて、ざわざわとした話題を呼んだ。いったいどうしたのか、誰が買ったのか。宏太やくにっちに訊ねると、彼らではないらしい。私も、「そりゃそ
うだ」と素直に納得した。そしてひさしに訊ねたら、照れくさそうに嬉しそうに「そうなんです」と答えた。何が「そう」なのか一瞬迷ったが、大枚叩いて買っ
たんだって。羨ましい。
10/29(水)の進歩 根拠無いよう
毎日新聞の荒井記者がとんでも
ないことを書いている。他のアジア諸国で、ヨーロッパリーグのテレビ中継のために国内リーグの観客動員が落ちていることを捉え、「日本以外のアジ
アのファンの目のほうが確かといえそうだ」だって。根拠無いよう。他の要因もありうるのに、一つの結論を無根拠に押しつけている感じだ。日本人と他のアジ
アの国の人々の「サッカー眼が同じレベル」であっても、国内リーグ観客動員の違いは説明出来る(以下は、あくまでも可能性)。
1.
他のアジアの国の方が、見なくなるレベルの閾値が高い。「ヨーロッパに比べレベルが低いので見ない」のか、「ヨーロッパに比べレベルが低いけれど見る」の
かの違いである。
2. ヨーロッパと他のアジアの国のリーグのレベルの差より、ヨーロッパとJリーグのレベルの差の方が小さい。
3. 他のアジアの国の方がブランド思考が強い。
4.
他のアジアの国に比べ日本の方が、「自クラブを愛する心」が根付いている。熱烈な仙台サポの私も、ヨーロッパのサッカーの方がレベルが高いことはわかる。
だけど、どちらかの試合だけを見ろと言われたら迷うことなく仙台の試合を選ぶ。これは、「サッカー眼の無さ」ゆえの選択とは思わない。
荒井さんの結論も上記 1 - 4 も、同等に検討すべき可能性であって、どれか一つを無根拠に結論づけてはいけない。衝撃なのは、武藤文雄のサッ
カー講釈日記で知られる武藤さん(ご自身仙台サポーターで、仙台サポの指導教官と言われている。ちなみに、仙台サポの神は山
田、女神はヨーコ)が、荒井さんの意見に「感心させられた」ことだ(10/28
の講釈日記)。そして、「私のように出身地のチームと言う事だけでJリーグ下位のチームの応援に心血を注ぎ、レアルマドリッドのような最高レベル
のチームを非難する不届きな輩は反省しきり」だそうだ。武藤さん、いったい何で反省する必要があるわけ?
今日も一日文献検索をした。ネットを使っての検索には強引に終了宣言を出し、これから論文を読みまくる。そして必要に応じて、孫引きで新たな文献を集め
よう。
10/28(火)の進歩 一日文献検索 今日は一日中文
献検索をした。大きさと数のトレードオフの論文を書くために、ここ数年の関連論文を集めようというわけ。イントロダクションで書くことは固まっているの
で、どういう文献を集めるのかという目安も立てやすい。しかし考察は、はてどんなことを議論すればいいのやらという感じだ。イントロから書き始めて、結
果を書き終えると真っ白な灰になっちゃうのが私のおきまりなのだ。だから、考察執筆のために集める文献の目安も立たない。とりあえず、関連する検
索語に引っかかった論文 4532 本のタイトルと(必要なら)アブストラクトに目を通そうとしている。今日は 560
本まで行ったけれど、その内挫折するだろうな。
八甲田山植物実験所の閉所作業(今月末で閉所し、来年六月の開所まで雪に埋もれる)に学生の多くが行ってしまった。実験所に一度も行ったことがないモリ
ナガも、せっかくだからと閉所に行ったらしい。いきなり閉じに行くとは変なやつだ。
アルビレックス新潟が、待望のク
ラブハウスと練習場を作ったらしい。さらには、これから数年かけて、ピッチ六面に陸上トラックやスポーツクラブも作って、総合スポーツクラブにす
るそうだ。すごい、すばらしい、お金あるねえ。やはり新潟は J1 に昇格すべきクラブだと思う。仙台と入れ替えにというのはいけないこと
だが。
10/27(月)の進歩 いい加減な事を書くでない 一
昨日の試合の入場者数は 1,7856 人だったそうな。そして、日刊スポーツの北村典子という記者が書くには、「主
力4人が東京・渋谷の街頭で応援要請を行ったかいもあり、味の素スタジアムには第2S最高の1万7856人の観衆を集めた 」んだって。い
い加減なことを書くでない。アウェーゴール裏は黄金色に埋まり、メインスタンドとバックスタンドのアウェー側もかなり黄金になっていた。
1,7856 人の内 6000 - 7000
人は仙台サポーターだったことは、スタジアムを見れば瞭然であった。仙台サポの声援は味の素スタジアムを圧倒し、まさに仙台ホームと化していた。北村さ
ん、いったいどういう風にモノを見たら、こんな出鱈目が書けるんだい?
暁子は今日から一週間、中国は北京に行く。なんと北京大学の知人に招かれセミナーをするんだって。かっこいい。
大きさと数のトレードオフの論文のイントロを書くために、文献を少々集めた。さーっと読んでさっさと書いてしまいたい。
10/26(日)の進歩 束の間の平穏 横浜の実家に一
泊した。暁子は明日から北京大学にセミナーに行くので、準備のために早めに帰宅する予定。だから、私も特にすることがなく、とりあえずのんびりした。実家
の荷物整理を手伝ったり、じゅりを大倉山公園に散歩に連れて行ったり。そして、横浜対セレッソ大阪の試合の前半を見終えたところで帰路に就いた。東京ヴェ
ルディが首位というのは気に入らないので、横浜や浦和に勝って欲しいんだけどねえ。ついでに、仙台の優勝の望みが消えた今となっては、浦和
に優勝して貰いたいと思う。浦和対横浜のチャンピオンシップとなったら、ひっくり返したように盛り上がるぞ。七時前に帰宅。面倒なのでコンビニで弁当を
買って帰り、一人自宅で食べたら惨めになった。
10/25(土)の進歩 仙台は強くなった ベガルタ仙
台が敵地で東京ヴェルディと引き分け勝ち点 1 を獲得した。神戸と大分が勝ったため勝ち点差は開いたけれど、大丈夫、行ける。
じゅりを連れて仙台駅へ。駅付近で、東京へと向かうベガルタ仙台応援ツアーのバスとすれ違い、嬉しくなった。一度くらいバスツアーを利用してみたいとも
思うけど、じゅり付きでは断られるだろうなあ。それに、ツアー主催の東急観光には、98
フランスワールドカップ観戦ツアーをおじゃんにされた恨みがあって、私は蛇のようにしつこく覚えているのだ。というわけで新幹線で東京へと向かった。横浜
の実家にじゅりを置いて、味の素スタジアムへ電車で出かけた。南武線で、本を読んでいて降りるのを忘れ、終点の立川まで行ってしまった。四駅も乗り過ごす
とは人生最高記録だ。さらには、分倍河原から京王線に乗ったら、飛田給(降りる駅)に止まらず府中まで行ってしまった。二駅乗り過ごしで合わせて六駅だ。
めったに無い一日である。しかしこれは瑞兆だ。なぜなら、六駅乗り過ごしてもちゃんとスタジアムに着いた(当たり前な気もするが)。ベガル
タ仙台は、勝ち点をたとえ 6 引き離されても、ちゃんと残留できるということに他ならない。
試合開始早々 GK
小針が、ヴェルディの平野をやっつけるという手柄を立て、平野は負傷退場。でかした小針(注;この日記は、すべて本音で語られています)。しかし前半は、
一方的なヴェルディペースだった。私は三度ほど、やられたと思って目をつぶってしまった。しかし幸運にも、ボールは枠をわずかに外れていた。後半になる
と、一転して試合は仙台ペースとなった。ボールを奪って速攻という形が何度も決まり、開始早々から次々と決定機を作った。しかしあと一歩で決まらない。決
めろよ、佐藤に石井! 守備も安定していて、後半はほとんど危ない所が無かった。後半の闘いは、ベルデニック監督になってから最高の出来だったと思う。
仙台は大丈夫だ。試合を重ねる毎に進歩している。今日の後半のような闘いができれば、残留はもちろん優勝だって狙える。年間 14
位の大分との勝ち点差は 3 で、一試合で並ぶ射程内だ。ただ一つ気掛かりなのは、強力 FW
の不在。金は、助っ人としての期待にほど遠く、ポジションを奪われたどころか、今日の試合では第 4 FW という位置づけになってしまっていた。強力
FW がいれば、今頃は悠々と残留を決めていたと思う。しかし今さら言っても仕方が無い。頼んだぞ、佐藤・福田・山下・金!
10/24(金)の進歩 なんと、お誕
生会をして貰った 夕方、コンピュータに向かっていたら、「セミナー室に来てください」とヒラガが呼びに来た。セミナー室に行く
と、部屋の電気を消してあり、ケーキの上に蝋燭が八本灯っていた。そして、私・彩子・ヒラガの三人が主賓席へと導かれた。10 月 25 - 26
日は、この三人が産まれた黄金の二日間なのだ。「お約束だし、さあ歌いましょう」というくにっちの言葉と共に、みんなが、ちょっと恥ずかしがりながらも
"happy birthday"
を歌ってくれた。私もかなり恥ずかしかったけれど、嬉しかった。幼少の頃から孤高の人生を歩んできた私は、ケーキに蝋燭を立てて誕生日を祝って貰った記憶
がない。覚えていないだけかもしれないが。ある年齢以降は、「一年で最悪の日だ!」と、それでも豪華な食事をするのだけれど、けっこうやけになっていた。
研究室のみんな、ほんとうにありがとう。すごく、幸せを貰った気がする。付記:ケーキの上に蝋燭が○○
本灯っていたら、一発レッドカードだったと思う。
ケーキを食べながら、研究室の服と手拭いを作る話(昨日の進歩参照)で盛り上がった。手拭いの方は全会一致で「早く作ろう」となり、クリスマスまでに作
るという意味のよくわからない決定がなされた。手拭いとクリスマスか?
服の方は、各人の好みがいろいろ多様であることがわかり、議論が白熱した。たとえば、「パーカは年寄り(といってもおめー M2
だろ)には着られない」というモリナガの意見。「無地の服は嫌いなんです」というくにっち。逆に、「模様の入った服は着ないです」というモリナガ。「各人
が好きな服を持ち寄って、それに同じ模様をプリントする」という、何かさびしい案も出た。図案についても、「これ論」の表紙をプリントするとかの意見も出
て、かなりこじれた。結局、図案は彩子に一任みたい。服の種類の方は、………………。聞いていても、どう決まったのかよくわからなかった。
今日は、生物学科一年生向けに、「生物学へのアプローチ」という講義をした。失敗。しらーっとした感じで、受けているような気がしなかった。がっくり
だ。私語をしている学生にイエローカードを出したことが唯一の想い出だ。一昨日カードを買って以来、ポケットに入れて持ち歩いているんだ
よ。
さあ、明日はいよいよ、東京ヴェルディとの決戦だ。勝つ、勝つしかないって。明日は、暁子と一緒に敵地に乗り込むぞ。いざ結集せよ、仙台サポーター二万
人!
10/23(木)の進歩 唖然 彩子と一緒に、ヤマユリ(彩子の卒業研究の材料)の結実の様子を見
に行った。結実率はあまり良くない。「あーあ」と思いながら奥の方へと歩いて行ったら、惨憺たる風景が待ち受けていた。一面草刈りをされていたのだ。9 月 12 日に草刈りが入ったときは、ヤマユリを刈らないようお願いしておいた。それですっか
り安心していたら、別の場所を別の業者(?)が刈ったらしい。慌てて中に入って行って、ヤマユリを探した。刈り残されているのもあれば、刈られてしまって
いるのもあった。果実が付いたまま刈られているものもあったので、必死に探して回収出来る果実は回収した。まるで、虐殺現場に駆けつけて、家族や友人を捜
しているみたいだった。可哀想なヤマユリ。なんで、こんなにまでして草刈りをするのだろう?
歩道の所だけ刈ればいいのに、林の中まで刈ってしまう意味がわからない。
午前中は、宏太と一緒に、ウバユリの茎の回収に行った。炭素量と窒素量を量って、種子生産にどれだけの資源を投資したのかを調べるのだ。午後はしいちゃ
んの論文セミナー。先週のくにっち同様、自分の研究に関連する論文をレビューしてくれた。しいちゃんらしく、丁寧で凝った説明が良かった。おかげて、新し
い実験のアイディアも浮かんだ。
ibook を購入した彩子は、自宅と研究室間を ibook を持ち歩くというかっこいい生活を始めた。今日も研究室に着くと、バックから
ibook を取り出し机に置いた。ところが、ibook
の具合がおかしくなったようだ。インターネットにつながらないのだ。ひさしやモリナガが周りを取り囲み、どうしたものかと様子を見てあげた。しかし原因が
わからない。一一一一一一 やがて彩子が叫んだ。「インターネットのケーブルをつなげていませんでした!」。さっそくイエローカードを出し
て、私は大満足であった(昨日の進歩参照)。
その彩子が、研究室のパーカを作ろうと言い出した。そして、くにっちとモリナガが見守る中、プリントする文字のデザインを考えている。ほんとに作るのか
なあという顔のくにっちに彩子は、「くにっちさんはいつも蚊帳の外です」と言った。「一歩引いている」とか「冷ややかに見ている」と言いた
かったのではないか?
「蚊帳の外」とは、本人の意志に反して仲間に入れて貰えないということだぞ。それはともかく、「手拭いも作ることに決定」とか言っている。あややや。
10/22(水)の進歩 レッドカード 今日の昼は研究室の芋煮会の予定だったけど、雨のため延期となった。ならこの際、運転免許の更新に行ってしまおう
と思い立ち、午後から休暇を取って出かけた。場所は、泉中央駅を越えてしばらく行ったところにある宮城県運転免許センターだ。思ったより早く、14:20
頃に更新が終わった。となると当然、あることを思い立つ。今いる場所は泉中央近く、午後は休暇を取ってあ
る。泉サッカー場に、ベガルタ仙台の練習を見に行こう。しかし練習は 15:00 から(ちゃんと知っているところが怪しい)なので、どっ
かで時間を潰す必要がある。ちょうどよく、スポーツ XEBIO があった。前から欲しかったあれを買うのだ。そう、イエローカードとレッドカード!
何に使うでもないが、ぴしっと掲げてみたくてたまらなかったのだ。カード購入後にXEBIO 店内をぶらついたら、toto
の販売機があったので側に寄ってみた。と、チケットピアのオンラインにつながっていてチケットも買えることがわかった。ならばと、土曜日の東京ヴェルディ
戦のチケットを買うことにした。操作もうまく終了し、キャッシュカードを機械に通して支払いも済ませた。ところが、後は発券のみというところで、機械がシ
ステムエラーを起こしてしまった。店員を呼んで話をしたら、「当店ではチケットを販売していません」だって!
なら何で、トップメニューにチケット購入が並んでいるんだ! なんで、チケット販売のオンラインにつながるんだ!
それに、チケット販売をしていないなんて、toto
の機械の周辺のどこにも張り紙していない。キャッシュカードから代金はすでに引き落とされてしまっているので(チケット販売しないのに、どうして引き落と
すんだ!)、私の銀行口座に払い戻しすることになった。30
分も手間を取らされたよ。というわけで、カードの使い道が早速見つかった。店員にレッドカードを突きつけて帰ってきた。
これからは、イエローカードとレッドカードを持ち歩くことにしよう。学生に出すのが楽しみだわい。
東京ヴェルディが、優
勝の文字が見えた途端、ホーム集客活動を始めたらしい。さすが読売グループ。地域非密着の道を突き進んでいる。読売のお偉いさんに
は、「勝っても負けても、強くとも弱くとも、J1 でも J2
でもベガルタ仙台」という気持ちは永遠に理解出来ないだろうな。仙台戦は三万人が目標だそうだが、それくらい入る可能性はある。ただし、二万人は仙
台サポーターだ。集客目標を達成したとしても、勘違いをしてはいけないぞ。
10/21(火)の進歩 二節まとめて考えれば良い 前節、ベガルタ仙台が負けてしまったことに悲観的な向きもある
が、そんなことは無い。二節まとめて考えてみよう。この二試合で勝ち点 3 を獲得したのが仙台と神戸、勝ち点 1 を獲得したのが京都、勝ち点
0 に終わったのが大分である。ほーら、仙台は良い闘いをしているじゃないの。確かに仙台は年間最下位だけれども、降格圏外の 14
位との勝ち点差はわずかに 1 だ。ほとんど誤差の範囲内である。最終節を終えても誤差があってはお終いだが。仙台の次節の対戦相手は、こ
のところ絶好調の東京ベルディ 1969
だ。しかし、三浦淳宏が出場停止なのが大きい。エンボマを抑えればなんとかなるであろう。我々サポに出来ることは、味の素スタジアムに仙台サポーターが二
万人押し寄せて、選手を後押しすることだ。なにしろ、東京ヴェルディ 1969 の「1969」とは、ベルディを応援している人は全世界で
1969 人しかいないという意味である。敵地を仙台ホーム状態にしてしまおう! 10 月 25 日
18:00、調布の味の素スタジアムでキックオフ。チケットはローソンで買えるよ。 もちろん、私と暁子も参戦する。
投稿中の友蔵の論文が戻ってきた。判定は要改訂。まずは良かった。「主成分分析をやれ」だの、改訂は大変そうだけど、頑張ってくれい。
今週の金曜日に、生物学科一年生向けのリレー講義(生物学へのアプローチ)をする。今日はその準備をした。今年の前期に全学教養科目としてやった講義二
回分を一回でやろうとしているのだけど、時間内に収まるのか心配だ。
久しぶりに、最適な卵の大きさの解析を再開した。Mathematica のファイルをいじってプログラムを組み、ちょいちょいと計算と作図をさせた。
10/20(月)の進歩 悲惨 宏太の卒業研究に悲惨なことが起こった。まず手始めに、青葉城址のウバユリの結実の様子を見に行った。そうした
ら、すでに裂開している果実があった。大慌てで果実の回収をした。でも、一部の個体では、すでに種子が散布され始めていて、果実回収を諦めざるをえなかっ
た。かなり気持ちが萎えつつ、もう一つの調査集団である実験園裏のウバユリを見に行った。テープでマーキングした大集団がある所に降りていったら
…………。そこには、茎だけのウバユリが一面に生えていた。茎の先には果実が付いているはずなのに、まったくと言っていいほど果実が見あたらない。ほとん
どすべてのウバユリが結実していなかったのだ。愕然。種子が取れなかったらデータは意味をなさない。花期に頑張ってやった処理も意味無しである。冷
夏のためか?
この場所のウバユリを使って何度も研究をしたけれど、こんなの初めてだ。ショックで言葉も出ない。でも、こうなっては仕方がない。きっと昨日同様、私たち
が不幸を負うかわりに、ベガルタ仙台は残留出来るのだ。宏太の卒業と引き替えというのは不憫ではあるが、やむをえない犠牲だ(って、嘘だっ
て。残ったデータを頑張って解析すれば、きっと立派な卒業研究になるよ)。
ウバユリを見に行くのに、新しい公用車を借りた。この車、ペダルが三つ並んでいるのでマニュアル車だと思った。シフトバーは、ハンドルの左側に付いてい
る。クラッチを踏んでギアをローに入れようとしたけど、なんかうまくいかない。レバーをよく見ると、D だの 2 だの L
だのと、オートマ車みたいなことが書いてある。??? マニュアルなのかオートマなのかわからないまま、ともかく発進させようと思った。
でも動かない。悩む私に、同乗している宏太が、左端のペダルはクラッチではなくてサイドブレーキだと教えてくれだ。最近の車はそーなのか
よーーー。ともかく、オートマと判明したことは収穫であった。で、後はちゃんと運転出来た。
10/19(日)の進歩 台無しの日曜日 何日も前から、今日は、暁子とじゅりと一緒に遊びに行こうと張り切っていた。蔵王に紅葉を見に行こう。じゅりを
ドックランで遊ばせよう。峩々温泉に入ろ
う。早起きして車で出発、宮城蔵王へと向かった。と、遠刈田温泉に近付いたところで車の調子がおかしくなった。オートマのギヤが高速に切り替わらず馬力が
出ない。D にしたり 2
にしたりと、何回か切り替えて様子を見ても直らない。そして、信号で止まったら、ギヤが入らずエンジンが空回りするばかりで、前にも後ろにも進まなくなっ
てしまった。車検に出したばかりなのにどうしたというのだろう。近くにガソリンスタンドがあったので、人を呼んで見てもらったけれどお手上げで、自動車屋
さんに見てもらうようにとのことであった。しかし日曜ということもあって、近くで営業している自動車屋はないらしい。やむなく、行きつけの早坂自動車に電
話してみた。そうしたら、日曜日にもかかわらず来てくれるとのことであった。しかし、折立(早坂自動車のあるところ)からここまで来るのに一時間くらいか
かる。11 時くらいに着けばいいかな、修理の後に昼食だなと覚悟を決めた。10 時
40
分位から、じゅりを連れて国道に立って、早坂自動車の車を待った。紅葉見物で渋滞して車はのろのろ。車の速度が遅いので、車内の様子がけっこう見えた。そ
こで私は、時間を有効に使うために調査を行うことにした。犬を乗せている車がどれくらいの割合で存在するかの調査だ。通り過ぎる車の中を見て、犬がいるか
どうかを確認。55 台通って犬付き一台、164 台通って犬付き 2 台。早坂自動車はまだ来ない。227 台通って犬付き 4 台。344
台通って犬付き 6 台。早坂自動車はまだ来ない。渋滞のため時間がかかっているのだろう。452 台通って犬付き 7 台。551 台通って犬付き
9 台。早坂自動車はまだ来ない。………。11 時 40 分頃、733 台通って犬付き 11 台のところでようやく早坂自動車が来た。結局私は、一
時間の間、犬が乗った車の数をひたすら数えていたのであった。我が家の車はその場では修理不能で工場入り。トラックの荷台に車を載せ、私たちは助
手席に乗せてもらって家に戻った。紅葉もドックランも温泉もみんなおじゃん。台無しの日曜日となってしまった。でもいいや。私たちが不幸を負った分、ベガ
ルタ仙台にはきっと良いことがあるに違いないのだ。
車の修理には数日かかる模様。もう一台の車は廃車してしまったので、車無しの生活となる。大学に通うのも大変で、バスでわざわざ仙台駅に出ないといけない。はあーー。
10/18
(土)の進歩 悲しき玩具 負けた。悲しき玩具 - 岩本 - が、点を取って盛り上げ、守備のバランスを崩して逆転を許してしまった。
試合は午後四時からなので、午前中は、暁子と二人で庭仕事に勤しんだ。私がおやつのケーキを買って戻って来たら、駐車場の鉢がすっきりしていた。見る
と、立派な実を着けたヤマユリの茎が転がっていた。暁子が、コスモスを植えるためにヤマユリを切ってしまったのだ。彩子の卒業研究の材料であるヤマユリ果
実の発達具合を見る指標にしていたのに、なんてことするんだ!「日記のネタにしていいから堪忍して」とすがる暁子であった。そして、そう言われると
断れない私であった。
二時半頃にスタジアムへと向かった。途中、たけしからスタメンのメールが来たりして、気分が盛り上がった。三時過ぎにスタジアムに到着。予想通り、岩本
と金がスタメン落ちしていた。今日の試合は、河北新報の夕刊二面分を使って印刷されたベガルタ仙台の旗が全員に配られるという豪華さで、選手入場のとき
に、みんながその旗をかざした。しかし所詮新聞紙で、くすんだ肌色に見えて残念だった。前半、市原の攻めを仙台はよ
く凌いだ。ときどきマークが緩くなることもあったけど、狙い通りに 0
点に抑えることができた。後半の頭から、調子の悪かった山下に替えて岩本を投入。確かに前半は点を取れる気がしなかったので、この交替も悪くないか。そし
て前半 10 分。相手ゴールから 35 m ほどのところで仙台が FK
を得た。ボールを置いた岩本が、長い助走を取る。そして、鋭いシュートが飛んで行ったかと思うと、ゴールネットを揺らしていた。ゴーーーーール!
こんな長い距離の FK
を直接決めてしまうなんて、す、すごすぎる。これは、仙台サポに永遠に語り継がれるゴールになるであろう。しかし、良かったのはここまでだった。守備意識
の低い岩本が入ったために守備のバランスが崩れ、終わってみると 1-2 の逆転負け。岩本を投入していなかったら、0-0
の引き分けで勝ち点を取れたのではないか?
悲しき玩具。岩本は、ときにすごいプレーをして、見るものを喜ばせる。しかし、役に立っていない時間帯も非常に多い。特に、守備の意識が低いため、彼が
入ると回りの負担が増し、結果として守備のバランスが崩れてしまう。まるで、突然激しく動いて楽しませた後、うんともすんとも動かなくなってしまう玩具の
ようだ。結局のところ、人を悲しませる玩具である。
残留争いのライバル神戸が勝ってしまい、京都も引き分けた。負けたのは仙台と大分だけ。今節にさらに上に行こうと思っていただけに悲しい敗戦だ。しかし
勝負はまだまだこれから。今日の試合は、内容はけっして悪くなかった。自信を持って闘えばきっと残留できる。ベガルタ仙台絶対残留!
10/17(金)の進歩 明日は市原戦 ガンバ大阪戦の勝利からもう二週間経ってしまった。明日は市原戦だ。私は早くも、胸がざわわ、ざわわと、さとうき
び畑状態である。市原は、守備の要である斎藤を出場停止で欠く上、怪我人続出で大変らしい。阿部も出ないであろう。さらには、双子の佐藤兄弟
(仙台の寿人と市原の勇人)の対決を応援に来る両親は、「両親はどちらを応援するかって? もちろん
ベガルタです!」とのことである。勇人はいじけて力を出せない。明日の試合、仙台が勝利すること間違い無しだ。
昨日に引き続き、鈴木さんが研究室に来て論文を勉強中。先月、院試の合格祝いに呑みに行ったときは、やがて強気に「由佳、由佳」と呼び出した。しかし今
は、ちょっと気弱に「鈴木さん」と呼ぶのであった。
今夜は、暁子と一緒に陸女寿司に行く。ベガルタ仙台の勝利を祈る会兼誕生日を否定する会だ。
レフリー完了。結局、データの価値を買ってアクセプトにした。一昨日は「データが薄い」と言ったのに、お茶目な私だ。
10/16(木)の進歩 Stop emails like this
one
迷惑メールはゴミ箱に直行するように設定(一昨日の進歩参照)したので、たまにゴミ箱を覗くようになった。非迷惑メールが間違ってゴミ箱直行する場合もあ
るからだ。で、一昨日書いた、「迷惑メー
ルにお困りではありませんか? 当社のソフトは ………」がまた来ていた。このメールの
subject を見たら、"Stop emails like this one.."であった。"like this one"
だとう(怒)。ああ面白いよ、明日一番の飛行機で、こいつをぶん殴りに行こう。
来春に内の研究室の修士課程に入学する鈴木由佳さんが来室。研究計画(フキの研究をする予定)について話し合った。実は、フキに関する彼女の卒業研究の
成果を私が誤解していて、こういう研究をしようという妄想が広がっていたのだ。今日じっくり話し合って誤解も解け、妄想も消えた。でもこれから、どういう
方向に進展させるか考えないといけないね。
明地・重野・石川の、卒業研究の中間発表。お疲れさまでした。
10/15(水)の進歩 びっくり 携帯電話を購入した物珍しさで、ネットに繋げてみたり着メロを探してみたりしたら、先月のネット通信費が
6700 円もかかってしまった。請求書が届いてびっくりした。着メロは、提供サイトによって編曲が違う。だからついつい、究極のアルプス一万尺を探して四カ所くらいからダウンロードしたのだ。 アルプス一万尺は論文書きの歌の元歌だ。私の携帯の予定表のアラーム音は、アルプス一万尺をおいて他に無いのである。着信音は、景気よく FIFA
Anthem(国際試合の選手入場のときに流れる音楽)にしようと、五カ所からダウンロードした。前奏無しに、「パンパパ パンパー パンパパパン」とい
きなりサビから始まるのを探しまくったのだ。
科学研究費の申請書類を提出した。申請限度額 500 万円のところに 499 万 6
千円申請するという、遠慮もためらいもない申請書類を出しておいた。提出後、牧の部屋に行って雑談。
モリナガの初論文が掲載された American Journal of Botany を発行するアメリカ植物学会から、"
a member named Shin-Ichi Morinaga" に連絡を取り
たいというメールが来た。Shin-Ichi Morinaga にではなく、named
Shin-Ichi Morinaga にというところがいい感じである。さて、何かしで
かしたか?
ひさしぶりにレフリーの仕事が回ってきた。なんかなー、データが薄い論文だ。
10/14(火)の進歩 迷惑メール究極の撃退法 毎日押
し寄せる迷惑メールにほとほと嫌になった。中には、「迷惑メールにお困りではありませんか? 当社のソフトは
………」なんて迷惑メールも来る。あんたが迷惑なんだよっ! Subject
の単語や差出人のアドレスをせっせとフィルタに入れて撃退を計っても、一向に改善されない。そこでついに、究極の技を使うことにした。すなわち、宛
先が私のメールアドレスになっているメールを受信拒否にしたのだ!
すると、ばったりと迷惑メールが止んだ。見事に作戦成功である。残された問題は、非迷惑メールも来なくなってしまうことである。しかしこれ
には秘策あり。大丈夫なので、私宛に必要なメールはどうぞ送って呉れ給へ。
くにっちの論文セミナー。くにっち独自の発案で、一本の論文を紹介するのではなく、関連論文を広くレビューしてくれた。これは良い試みだと思う。う
まく出来たかどうかは別にして。他の人も、年に一回くらいはこうしたレビューをしてもいいのではないか。
科研費の書類はだいたい出来た。ひさしと彩子も、笹川財団への申請書類を無事に出したようだ。
10/13(月)の進歩 ベガルタ仙台大丈夫理論U たけしが、ベガルタ仙台大丈夫理論 II
を書いた。いつもながらに鋭い観戦眼で、仙台はもうほんと大丈夫という感じである。何しろ仙台は、京都と
違って天皇杯に優勝などしない。だから、残留争いの真っ最中に、アジア・ウィナーズカップのためにアジア遠征するという泣きたい状況とは無縁だ。大分と
違って、ウィルという、他チームも羨むすごいストライカーもいない。だから、どうか練習にご参加下さい、試合にご光臨下さいと気を遣う必要もない(昨日の
進歩参照)。神戸と違って、カズという、存在感と威厳でチームを引っ張る人もいない。だから、そーゆーこと抜きに実力のみでメンバーを組むことができる。
ほーらもう、残留決定だろう。
笹川財団の研究助成金に応募するひさしの研究計画にコメントした。
今日は一日、科学研究費の申請書類を書いた。だいぶ出来上がった感じで嬉しい。
10/12(日)の進歩 俺王様ご不興
大分トリニータの FW ウィル(通称俺王)が練
習を放棄したらしい。小林監督が紅白戦で、FW ではなくトップ下を命じたのが発端のようだ。誰
が悪いのかは明白である。俺王様にものを命じる方がいけないのだ。さらには、「君はトップから下がってプレーする傾向があるから、最初から
トップ下でプレーしたらどういう形になるのか試したい」というのがトップ下起用の理由で
あったらしい。このような理由が俺王様に通じると思ったのであろうか。俺王様がどこでプレーするのか決めるのは俺王様自身である。そこに理由は存在
しない。ともかく、残留のためにはなりふり構わない仙台としては、大分の乱れは朗報と言えよう(大分サポには申し訳ないが)。
笹川財団の研究助成金に応募するひさしと彩子の推薦書を書いた。時間を見ると二時半。なんか間に合っちゃいそうだ。というわけで、遠刈田温泉のエール蔵
王でミニキャンプ中の仙台の練習を見に行った。エール蔵王の側に来たら、1 km
位に渡って、道路の片側にずらーっと路上駐車の嵐だ。グランドの周りには数百人のサポが取り巻いていた。老若男女・親子連れ・恋人同士・友達同士と、ほ
とんどすべての人間関係の組み合わせが存在している感じで、ベガルタ仙台の愛され方を誇ってしまった。でも、じゅりを連れているのは私ぐらいだ。
紅白戦を見た(なんで、「紅白戦」と言うのだろう?)。中盤はダイヤモンド型で、トップ下に佐藤がいた。市原(次節対戦相手)の 3
バックは両サイドバックがかなり開いていて、真ん中をセンターバックと両ボランチが固めている。仙台がトップ下を置くことで、FW
二人と合わせて三対三の状況を作れて良いという作戦であろうか? そして、ガンバ大阪戦のときと同様、MF 二人と四人の DF
は決して攻め上がらない。シルビーニョが、前線にパスを繋ぐとそのまま止まってしまう(以前なら確実に攻め上がった)のには驚いた。ともかく守ってカウン
ターということか。1 - 0 で守り勝てたら最高だねえ!
10/11(土)の進歩 マルクス闘莉王ユウジ・ムルザニ田中 水戸ホーリーホックの DF
トゥーリオが日本に帰化した。その日本名は、「マルクス闘莉王ユウジ・ムルザニ田中」という、何がなんだかわからないものである(どれが名
字なんだ?)。誰か教えてあげなかったのだろうか? それはともかく、日本代表の堅実な DF として活躍することを期待したい。
久しぶりに、ブランメル生態のサッカーに出た。マクロ生態研究室の助手になった牧野君も来ていた。そしていきなり、「よろしくお願いします」と挨拶され
てしまった。「よろしく」とは、サッカーについてなのか研究についてなのかはよくわからない。こちらこそよろしくね。
笹川財団の助成金に応募する、ひさしの申請書類にもコメントした。これも面白そうな研究だ。種
生物学会の国際シンポで発表する、イタポンのポスターにもコメントした。名前は、Tomoyuki Itagaki
でミドルネーム無し。彼が研究室に来た当初私は、「板垣だから退助」という強引な理屈で「退助」と呼
んでいた。しかしなぜか気に入って貰えず、いつしか私もイタポンと呼ぶようになった。彼以降の学生は、初めから警戒していて、私が呼び名を創造することを
拒んでいる。ちぇ。
10/10(金)の進歩 さんざん気を持たせておいて ベガルタ仙台の清水前監督のメッセージが、氏の公式 HP に掲載された。9/16
に電撃解任されて数日後に、「もう少しでメッセージを掲載します」と告知があった。どんな言葉が聞けるのかと、それ以来毎日 HP
を覗いたけれど、「もう少しで ………」のまま。ところが一昨日、「10 月 10 日の午後 12
時に掲載します」と予告された。とうとう来たか。待ちに待った今日 HP を覗いたら ………。清水さん、さんざん気を持たせておいて、あまりに素っ気ないです。解任の経緯とか思いとか色々
なことを語ってくれるのかと思っていましたよ。
笹川財団の研究助成金に応募する、彩子の申請書類にコメントした。もうほとんど出来上がりだ。笹川というと、「戸締まり用心、火の用心。一日一善」というコマーシャルを思い
出す。何を宣伝しているのかわからない、謎の 30 秒間であった。でも、彩子は多分、こ
のコマーシャルを知らないであろう。
種生物学会の国際シンポで発表する、友蔵のポスターにもコメントした。著者名が、Takashi T. Makino
になっているのを私は見逃さなかった。友蔵や、禁断の "T" をとうとう入れたね。
今日も一日、科学研究費の申請書類書きをした。今年から、研究計画を書く欄が増えた。たくさん書かせればそれだけ審査の質が上がるとは思えないのだけど
なあ。むしろ、限られた分量の中でいかに的確に書くかということを重要視して欲しい。なぜなら、たくさん書くのは面倒くさいからだ。
今日はとれも嬉しいことがあったので、家に帰って美味しい酒を飲むことにしよう。
10/9(木)の進歩 いけない人だねえ 科学研究費の申請書類を書くのに疲れたので、ちょいと逃避に、
「これから論文を書く若者のために」とネットで検索した。いろいろな方が拙著を活用して下さっている様子がわかって嬉しかった。そして、掲示板でのこんな
やりとりを見つけた。
「○○さん、「これ論」を貸してください。」(うーん、自分で買わないのかな?)
「論文を書いている最中で、手元から無くなると困るから」(もー感激!)
「2-3 日でいいです。その間にコピーしますから」(……………………)
これこれ、コピーしてはいけませんよ。印税が入らないと、いつまで経ってもローンが完済できないじゃないですか。節約のために DVD とかを買わずに、ビ
デオを借りてきてコピーしている私の身にもなって下さい。
モリナガの論文セミナー。花の形の進化に関する遺伝学的解析の論文。難しい内容だったけど、いつものように手際よくわかりやすく説明してくれた。
孫の手(<--
私の必需品)を片手にくにっちのところへ行ったら、論文を読みながら悩んでいた。修論の構想を練るためにレビューをしようとしているらしい。偉い。「論文
をたくさん読むにつれ、自分の研究のオリジナリティーが無くなっちゃうことないですか?」と聞くので、「ない」ときっぱり突き放しておい
た。
10/8(水)の進歩 気にするでない 10/2 の進歩で「ひどく疲れることがあった」と書いたら、自分たち関連かとくにっちやモリナガが心配したらし
い。前にも、ここで書いたことを学生が気に病んだことがあったな。キミたちのせいで不快になった場合は、極めて詳細にぜーんぶ書くので心配
には及ばない。たとえば、「○○っ○が△△して、そのくせ◇◇はせず、そのため□□となって、おまけに▽▽になっちゃって超不快」とか。つまり、10/2 の進歩のこともその前のことも、学生の皆さんとは関係無いことなのだ。
科学研究費の申請書類を書き始めた。まずは研究課題名から。魅力的な課題名にして審査員の気を惹かないといけないからね。で、今日は課題名だけで終わっ
た。
その後はコメントを二つ。まず、笹川財団に研究費を申請する彩子の申請書類にコメントした。次に、種生物学会の国際シンポジウムでポスター発表するモリ
ナガのポスターにコメントだ。前者は、うまくいくとお金が貰えるのに対し、後者は、うまくいってもいかなくても研究室のお金が減ってしまう(交
通費がかかるから)という違いがある。でも、学会発表は非常に大切だ。頑張って良い発表をしておくれ。
彩子のコンピュータが一昨日壊れたと思ったら、新しい ibook を早くも個人購入してきた。行動力があってステキ。
10/7(火)の進歩 感激の書評 生物科学 55 巻 1
号に掲載された、東大海洋研究所の松田さんによる「これ論」の書評を拝見した。「著者以上に深い」という感じで、私が気づいていなかったことまで指摘下
さっている。例えば、「本書を読めば、研究者とはいかなる人種かを理解することができるであろう」。「「ベガルタ仙台」にこだわる趣味的な面は、そのまま
研究者がなぜ喜んで研究を続け、論文を書き続けているかを理解する一助となる」。そして最後に、「一人は万民のために、万民は一人のために。こ
れが本手引書(注;「これ論」)と彼(注;私)の関係だと思う」。この最後の言葉を読んで、大学院以来の苦闘をしみじみと思い出してしまった。論文を書く
ことに四苦八苦して多くの方々に助けていただいた私。自分が書いていいのかと思いつつ「これ論」を書いた私。松田さん、この場を借りて熱く篤くお礼申し上
げます。
先日のガンバ大阪戦で、仙台はがちがちに守るという戦術を徹底したらしい。だから、見ていてちっとも面白くなかったんだって。余計なお世話だ。それはと
もかく、ガンバ戦は岩本が出場停止だった。次節以降はどう闘うのだろう。彼の定位置は攻撃的 MF で、一試合に五回くらいしか守備に戻らないこと
が特徴である。彼がいたのでは、ガンバ戦のような守備的戦術は成り立たない。果たして、ベルデニック監督はどうするか?
思い切って岩本を切るのも一興だが。
どうでもいいことだけど、広末涼子が早大を中退するそうだ(エ
キサイトニュース)。学業と仕事の両立が難しいなどの理由で、「中途半端な結果を残したくない」から中
退するんだって。思いっきり中途半端な気がするが。中退しないとどういう中途半端が待っているのか、五分くらい考えてしまった。
最適な卵の大きさについて、今日も一日解析した。だいぶ形は見えてきたけれど、形しか見えていないという複雑な心境である。
10/6(月)の進歩 おめでとうの月曜日 熊ちゃんとかモリナガとか、何人かの人におめでとうと言われた。
そう、ベガルタ仙台の久々の勝利をみんなで喜び合おう。優勝したわけでも残留が決まったわけでもなく、一勝しただけという見方も出来なくも
ないが(というよりその見方しか出来ない)、一昨日の勝利はそれだけの価値があるのだ。
研究室 OB
のマサハル(お菓子会社でチョコレートの研究をしている)から、チョコがどっさり送られてきた。それも、製品になったものではなく、むき出しのチョコの固
まりが青いゴミ袋に入って段ボール一杯だ。…………、ありがとう。
彩子のコンピュータの調子がおかしくなってしまった。ひさしが一所懸命復旧に務めてくれているけど、なんか大変みたい。心配だ。
久しぶりに牧の部屋に行って、コーヒーを飲みながら雑談した。そうか、もう科研費の申請準備をしなくてはいけないんだ。
10/5(日)の進歩 最高の週末 今日は、残留を争う大分と京都の試合がある。先日、大分サポの方
に楽しいメールを頂いたのでちょっと引っかかりも芽生えたが、いつもの私らしく、心の底から他人の不幸を祈ることにした。
まずは昼に、暁子と一緒にラーメン国技場に行って、空いている店に入り残留を誓った(9/30
の進歩参照)。その後、東京インテリアに行って買い物をし、さらには、三神峯公園にじゅりを連れて行って遊んだ。小さい頃のじゅりは、人がいる所
で紐をはずすと、誰かれ構わず突進していって大変であった。公園では、何匹もの犬が紐を放され自由にしていたので、私たちもつい真似をしてみた。と、じゅ
りは、人に突進しなくなっていた。偉くなったねーー。でも、大きくなって落ち着いたというより、地面の匂いに関心が移っただけだと思う。周
りに目もくれず、夢中になって匂いを嗅いでいるんだもん(他の犬の匂いがするらしい)。
帰宅後、庭仕事などをしながら、清水対京都の試合を見た。立ち上がりこそ京都が攻めていたものの、その後は清水のペース。しかしなかなか点が入らない。
いらいらして見ていたら、終了間際にようやくツットが決めてくれた。0 - 1 で京都の負け。大分も、0 - 2
で東京ヴェルディに負けた。つまりは今節は、仙台だけが勝って、神戸も京都も大分も負けたということ! 仙台は年間 15 位に浮上し、13, 14
位の神戸・大分との勝ち点差も 1 に迫った。
勢いは仙台にあり。前節まで 19 試合勝てなかった仙台が言うのもなんではあるが、他の三チームはこのところ全然勝てていない。残留
争いは、負け残りの裏トーナメントみたいな状況になっている。順調に負け進む他の三チームと、勝った仙台。これは大きいぞ!
10/4(土)の進歩 勝ったーーーー、20 試合ぶりの勝利! ベガルタ仙台がガンバ大阪に勝った。正直、残り全敗しちゃうん
じゃないかと思ったこともある。嬉しい、嬉しい、嬉しい。こんなに晴れやかな気分になったのは実に久しぶりだ。
今日は、暁子と私の二人で、蔵王でオオシラビソの調査だ。朝八時過ぎに車で家を出て蔵王に向かった。途中、「このまま金沢(G
大阪との試合会場)に行ってアウェー参戦しようか」と、かなり真剣に話し合った。しかし、試合開始は午後の二時でとても間に合いそうにない。真面目に調査
する姿を勝利の神様にお見せして勝ちを賜ることが私たちの務めと思い、蔵王に向かった。調査地の一部は、イチイやハイマツが生い茂っていてヤブ漕ぎが超大
変だった。でも仙台のために頑張った。さらには、二か所で調査する予定だったのに、頑張って三か所で調査した。「見てる?
勝利の神様」って勢いだ。昼過ぎに調査が終了し、下山して山形市内へと向かった。このとき私たちは、自分の意志で行動しているつもりでいて、実は見えない
意志に従って動いていたように思う。なぜなら、山形名物のふうき豆をお土産に買うという景気の良いことをし、極めつけは、夕食にと、山形牛ヒレス
テーキ 300 グラム(4085 円)を購入していたのだ! この意味を知るのは二時間後である。二時過ぎに帰路に着く。携帯電話で J1
速報に五分ごとにつなぎ、どきどきしながら試合経過を追った。前半早々、残留争いのライバル神戸が磐田から先制したとの報に衝撃を受ける。仙台対 G
大阪は、0 - 0 のまま前半終了。仙台としては良い展開ではないか。後半が始まった頃に携帯を繋いだら、仙台先制ーーーー!
佐藤寿人のゴールだ。それからは、胸がどきどきして大変だった。「後半 20 分 仙台 1 - 0 G 大阪」「後半 24 分 仙台 1 - 0
G 大阪」「後半 29
分 仙台 1 - 0 G 大阪」「後半 34 分 仙台 1 - 0 G 大阪」「後半 40 分 仙台
1 - 0 G 大阪」。このとき私たちはウジエスーパーとやまやで買い物中であった。そして、「後半 44 分 仙台 1 - 0 G
大阪」。ロスタイムに入ったのか? 数分後、震える手で携帯を操作したら、「試合終了 仙台 1 - 0 G 大阪」の文字が!
ウジエスーパーの駐車場で私は叫んだよ。「やったーー、勝ったーー」って。さらに目出度いことに、神戸は磐田に逆転負け。神戸に勝ち点 1 差に迫った。
さ、今から、豪華山形牛ヒレステキーキで勝利の祝いだ。そこらのスーパーで売っているステーキとはわけが違うぞ!それにしても、携帯電話って便利だね
え。
10/3(金)の進歩 蔵王でオオシラビソの調査 暁子・私・彩子の三人で、蔵王にオオシラビソの調査に行った。
フッキ−が修論で調査した所に行って、追加データを取ることが目的だ。朝七時に研究室に集合し、車で蔵王へ。お約束のように道を間違えて、予定よりやや遅
れて最初の調査地に着いた。調査地はひどいササ薮の中で、歩くのが大変であった。でも頑張って、それなりに順調に調査は進んだ。彩子は、明るく素直に嫌が
らず調査に取り組んでくれて、大助かりであった。三時過ぎくらいまでかかって、四か所での調査が完了。もう二か所残っているけれど、移動時間を考えると今
日やってしまうのは無理である。というわけで今日の調査はこれで終了。その後仙台に戻り、早坂自動車に車検に出していた車を取って来た。イエローハットで
見積もりを取ったときは二十万円以上かかると言われたけれど、早坂さんは上手にやってくれたみたい。良かった。
10/2(木)の進歩 お疲れさま 卒業研究の中間発表があった。彩子・けいめい・小野お疲れさま。
みんなわかりやすくて面白かった。もう少し感想を書きたいところだけれど、他にひどく疲れることがあったので、今日はこれでお終い。
明日明後日はフィールド調査に行くので、更新はしばらくお休みです。
10/1(水)の進歩 山田の提言 昨日のテレビで、この夏に現役を引退した、ベガルタ仙台の元 MF 山田(サッ
カーの申し子。歩くサッカー選手と呼ばれた)が仙台の現状について語っていた。「選手・フロント・サポーターの間に目に見えないギクシャク
したものが見てとれる」と指摘する山田。今、「目に見えない」と言ったのになあー。アナウンサーが、「どうすれば良いのですか」と訊ねる
と、
「芋煮会です。」
みんながシェルコム仙台(注:フルコートが取れる室内競技場)に集まって芋煮会をすればいいんですよ」と、力強く語る山田であった。さらに彼は、「仙台は
14 位で残留する」と予言していた。彼の予言は外れたことが無いのだ。
八甲田山実験所に長期滞在していたひさしが研究室に昨日戻ってきた(実験所を出所したのは一週間前らしいが)。長の滞在お疲れさま。ひさしは M2
なのでこれから修論執筆だ。そこで、「修論取れそう?」と率直にものを聞いた。「今年の調査はどうだった?」とか、「データはどんな感じ?」とか、もう少
し遠回しに聞くべきであったか。
最適な卵の大きさについて解析中。Mathematica を使っていろいろ図を書いている内に、これは結構意義深い研究かもと思ってきた。
前からの疑問:ヤスムラ(学年 D2)の机のところに掛かっているカーディガン、M1 の時くらいからずーっと掛かっていないか?