「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

若手研究者のお経
進行状況ホーム


9/30(火)の進歩 ラーメ ン国技場にて残留を誓う 午前中、片平キャンパスで会議があったので、帰りにラーメン国技場に行ってみた。ラーメン国技場とは、仙 台に最近出来た話題の所で、全国の有名ラーメン屋さんがいくつも集まっているところだ。毎年、売り上げ最下位の店を新しい店と入れ替えるという、ベガルタ 仙台のサポーターにとっては人ごとではない所である。行ってみると、神戸の山神山人という店が大行列していて、他の店は結構空いていた。残 留することしか念頭に無い私は、優勝争いなど眼中にない。山神山人には目もくれず、和歌山ラーメン紀一に入って残留を誓った。
 友蔵と熊ちゃんがマルハナバチの室内実験をする部屋を借りることが出来た。どうもありがとうございます。
 その後、この木曜日に卒業研究の中間発表をする彩子の、PowerPoint の発表ファイル作りに付き合った。もっとも、モリナガ達諸先輩がすでに充分助言をしていたので、私は最終チェックをしただけだ。彩子の発表は、ヤマユリの 花の香りの生態学的意義を調べた研究だ。「花の香りの時間依存」と書いてあるのを見て、「花の香りの時間依存変化」と直した方が良いと思い、「変化が無い のは変か」と小声でつぶやき一人でウケたりしながら、夕方までかかって一緒に直した。お疲れさまでした。
9/29(月)の進歩 悪あがきのススメ ベガルタ仙台 の熱き&鋭利なサポーターたけしが、悪 あがきのススメという文章を書いた。浦和戦の結果に落ち込む仙台サポーターを、叱咤激励する内容だ。

『「今までのツケを払う時が来た」だって?ツケなんて払うものか!どんなにかっこわるくても、傍目から見て見苦しくても、J1にしがみついた方が良 いに決まっているのだ。悪あがき、大いに結構だと思う。J1に残ればまた次の展望が見えてくる。居直ろう。開き直ろう。うちのチームは確かに弱い。ヴィ ジョンもない。社長はアホ。でもJ1に残るもんね。』

私たちに必要なのはこの開き直りだ。
 次節に対戦するガンバ大阪は、終了間際の失点がやたらに多く、すっかり自信を失っている。そして、前節にガンバ大阪を破った横浜の岡田監督は、「マグロ ンを抑えれば失点しないことはわかっていた」と言っている。ガンバ大阪に 0-6 で負けたことがある仙台には当てはまらないとは思うが、 ともかくも、マグロンを封印することだ。出場停止の小村に替わってセンターバックを務めるであろう渡邊は長身でヘッドが得意。浦和戦の屈辱をぜひ晴らして くれ。
 北部屋の空いていた机に本や荷物が置かれていた。誰かが引っ越してきたようだ。「誰だこれ?」と、私が机を足蹴にしている最中に、引っ越した人物が入っ てきた。まーー、ヤスムラさま、部屋が華やぎましたことよ。
 最適な卵の大きさの計算を今日も行った。結局、数値解で行くことにした。
9/28(日)の進歩 仙台カップって何なのいったい?  暁子は、帰仙したのも束の間、八甲田山・八幡平への調査へと旅立って行った。水曜日に再び帰仙して、今度は蔵王で 調査をする予定。それにしても、昨夜のじゅりの喜びぶりはすごかった。暁子に抱きついて、顔を必死で舐めまくっていた。延々と延々と、一時間くらいそうし てなかったか?
 ところで、25 - 28 日の日程で、U18 の、日本代表・ブラジル代表・イタリア代表・東北代表が闘う仙台カップが仙台スタジアムで行われている。この大会、わからないことが三つある。第一に、な んで、27 日に試合を組んだんだ?ご存じのようにこの日は、宮城スタジアムでベガルタ仙台のホームゲームがあった。みんな、こちらの試合に行くに決まっている。結果 として、仙台カップの方に強制連行して欲しかった気分になったが。第二に、全日本ユース (U18) 選手権が昨日から始まった。こちらも 18 歳以下の選手の大会なので、出場選手がもろにかぶる。いったい何を考えているのやら、この重複日程 は訳がわからない。そして選手は、全日本ユースを優先してしまったみたい。たとえば、広島ユースの高萩とか青森山田高校の選手達は、仙台カップの 最初の方の試合だけ出て、全日本ユースに行ってしまったし。第三に、なんで東北代表が出るわけ? ブラジル代表対東北代表の試合を見たけれど、まるで大人と幼稚園児の試合で、ブラジル代表に失礼だと思った。ユース世代を強化したいならば、東北代表の替 わりに強国の U18 代表をもう一チーム呼ぶか、U18 日本代表の B チームを編成して出場させるかのどちらかにすべきだ。
 所詮、仙台市の行政主導の大会だからしょうがないのか。でも、盛り上げようと必死な主催者と、全然盛り上がらない周りのギャップがちょっと惨めである。 ただし、U18 ブラジル代表は素晴らしく面白いサッカーをするチームだ。
9/27(土)の進歩 惨敗 ベガルタ仙台が浦和レッズ に 1-6 で惨敗した。選手が必死にやっているのはわかる。でも、泣きたいくらい惨めな負けだった。
 横浜から直接やって来る暁子と仙台駅で待ち合わせ、JR で宮城スタジアムへと向かった。今日は、しいちゃんと熊ちゃんも参戦(ただし、私たちは SS 指定席、彼女たちはコアサポゾーン)とのことで、頼もしい限りだ。昨日の情報通り仙台は、ファビアーノをボランチに上げて渡邊をセンターバックに入れてき た。怪我の根本に替わり、左サイドバックは村上。立ち上がりから仙台はミスを連発し、パスミスからの逆襲であれよあれよと二失点してしまった。これで、私 の気持ちは早くも消沈してしまった。後半頭から、ファビアーノをセンターバックに戻し望月を投入。これで仙台が良くなり、後半の初めの方は仙台が攻めま くった。そして、望月の切れ込みから佐藤が頭で合わせてゴーーーーール!「あと一点」と、スタジアムは一挙に盛り上がった。ところがその後、村上が田中に あっさりと抜かれ三点目を献上。さらには、小峰のパスミスからゴール前に持ち込まれたところを、小村が足を引っかけて PK 兼レッド。PK には納得だが、レッドはおかしい。「相手のチャンスを故意のファールで潰した」というプレーではなかった。ともかくも、これで終わった。今日の最大の戦犯 は村上と思う。位置取りが悪くカウンターを許すし、浦和 FW に抜かれまくるし。村上のせいで 3-4 点失った気がする。
 今日の負けは、一つの負け以上に重苦しいものをもたらした。第一に、監督交代はやはり失敗であったことが明白になってしまった。ベルデニック監督がいく ら優秀でも、先週の日曜日に来日して、一週間の内に二試合もいきなりやるなんて無茶だ。監督自身が選手の特徴を把握しきれていないため、試合をしながら試 す(前試合:佐藤を MF に。今試合:ファビアーノをボランチに、村上を左サイドバックに)ということになってしまっている。そして結果は二連敗。いろいろ試した挙げ句、清 水前監督のやり方が一番良かったなんてことになりはしないか?もしそうなったら、監督交代はまるでお笑いだ。清水監督のままでいけば、無駄な試行 錯誤も無くてすむのだから。第二に、神戸・京都に対する得失点差の優位を失ってしまった。これは痛い。第三に、次節は、岩本と小村が出場停止になってし まった。調子が悪いとはいえ、苦手のガンバ大阪にどう立ち向かう?
 ただ一つ幸いなことは、残留を争う大分・神戸・京都がみんな引き分けたこと。まだ、十分に逆転可能な位置にいる。私の見るところ、自力からいって京都は 抜けだし、神戸は降格すると思う。世間は、仙台の降格はもう決定と見ているかもしれないが、それは間違いである。19 試合勝ちが無い仙台と 9 試合勝ちが無い大分が競り合って(低レベルな争いだなあ)、最後は、仙台が残留を勝ち取るのだ。やったーーーー!
9/26(金)の進歩 決戦を前に 明日は、浦和レッズとの決戦だ。勝ちたい、どうしても勝ちたい。この試合、浦和のエメルソンと仙台の金という、そ れぞれのエースが出場停止である。エメルソンの欠場は浦和にとって非常に痛いであろう。一方、金の欠場は仙台にとってさして痛手ではない。これは、別 の意味で大きな痛手ではあるが(なんで、もっと強力な助っ人を取らなかったんだ?)。ベルデニッ ク監督は、ファビアーノをボランチにあげて中盤の支配力を増そうという作戦らしい。したり。替わりにセンターバックに入る渡邊は安定しているので不安は無 い。ファビアーノが奪ったボールをシルビーニョや岩本に回して攻めを展開する。これは夢のような中盤だ。どうして今まで思いつかなかったのだろう?さあ皆 さん、仙台の勝利を後押しすべく、一人でも多くの人が宮城スタジアムに駆けつけよう。

チケット:今からでも買える。
私の推奨する交通手段:仙台駅から JR で利府駅へ(所用 20 分ほど)。そこからシャトルバス(所用 15 分ほど)。帰りは利府駅まで歩く(シャトルバスは乗るのに時間がかかるし、道は渋滞するから)。欠 点は、シャトルバスの券は往復でしか売ってくれないので、帰 りの券が無駄になること。対処法:気にし ない。

 業者がやって来て、ガスクロマトグラフの設営が始まった。多少の部品交換は必要なものの、ガスクロは問題なく使えるらしい。よかった。ガスクロを下さっ た先方様に感謝。
 今日も、最適な卵の大きさの問題点に関して悶々としている。よくわからない。午後はひたすら悩んで終わった。充分悩んだので爽やかな気分になって、この 問題点がとても小さなことに思えてきた。
9/25(木)の進歩 朝から 完敗 出がけに、女子ワールドカップの日本対ドイツの試合を見た。 0-3 の完敗。ドイツは、背が高い上に 技術もある。きちっと回して崩してくるサッカー。それに対して日本は、両翼が完全に封じられ、トップにもボールが入らない。後半、柳田が入ってから良く なったけれど、ほとんど点が入る気がしない試合だった。そしてミスから二失点したのが痛い。これで、一次リーグ最終戦のカナダ戦は厳しい試合となった。魂 を込めた闘いをして勝ち点を奪わないと。
 最適な卵の大きさの解析。ここに来てわからないことが出てきた。どうしてこういう結果になるのか?しばらく悩まないといけなさそう。
 これから、植物学会のシンポジウムで発表する友蔵の発表練習を聞く。そしてその後は、仙台ユースカップを見に、仙台スタジアムへ直行だ。
9/24(水)の進歩 考えて みると 考えてみると、ベルデニック監督は 21 日に来日して、21, 22 日のわずか二日間チームを見て 23 日の試合に臨んだわけである。いくらなんでも時間が足りない。結果が出なくて当然というものだ。さ らに考えると、シーズン真っ最中で残り九試合しか無いときに監督になったのでは、いくらなんでも時間が足りないという結論に到達しそうであ るが、そこまで考えることは大変良くない。もうすぐ新戦術が浸透して、仙台の下位快進撃が始まると信じよう。というわ けで、仙台に必要なのは熱き熱き応援だ。27 日(15 時キックオフ)の浦和戦は宮城スタジアムなので、まだチケットはたくさんある。河田さん・占部さん・イタポン・友 蔵・がんちゃん・くにっち・しいちゃん・ひさし・モリナガ・熊ちゃん・ヒラガ・彩子・宏太を始め、みんな応援に行こうよ!
 八甲田山実験所に長期滞在して調査に打ち込んでいたイタポン
、 帰仙して研究室に姿を現した。今年の八甲田は天候が悪く、私たちが学生実習に行ったときが一番良かったという。こういう研究は天候次第だからねえ。ともか くもお疲れさま。もう一人の長期滞在者であったひさしも帰 仙したとの噂だけれど、まだ姿は見ていない。
 今日も、最適卵サイズの計算をしつつ論文を書いた。実を言うと、計算がややこしそうで今 までほって置いた部分があって、そこに手をつけたらやっぱりややこしかった。数値解でごまかすか。
9/23(火)の進歩 しょげ る必要はない 昨夜は、陸女寿司に行った後に一番町に繰り出して、 二次会をした。友蔵・モリナガ・くにっち・ヒラガも合流し、楽しく大騒ぎをした。おかげで今日は二日酔い。とてもではないが、柏までアウェー参戦する気に なれなかった。大人しく家にいて、仙台から念を送ることにした。そして、鹿島アントラーズ攻撃陣総出演のコメディー番組「ザ・はずしまショー」を 見ながら仙台の試合経過を追った。京都と対戦した鹿島は、笑ってしまうほどチャンスをはずしまくってくれた。残留争いのライバル京都には負けて欲しいの に、結局引き分け。腹立つーー。アウェー 参戦しているたけしも、メールで速報を入れてくれていた。鹿 島対京都の試合は仙台の試合よりも早く終わったので、放送終了後はたけしのメールをひたすら待った。そこへ「柏先制」のメールが ………。頼む、追い付いてくれ。しかしその後のメールが来ない。ということはどちらも点を取っていないということだろう。やがて、試合が終わったであろう 時間になった。私は敗戦を悟り、実際そうであった。ショックなことに、神戸も大分も引き分けてしまった。神戸と引き分けた横浜の岡田監督は、「チームは成 長している」だって。成長よりも神戸に勝つ方が大切だ。でも、勝ち点差はまだまだ小さい。しょげる必要は無い。勝負はこれからだ。
 夜は、「クイズ最後にドン」を楽しんだ。番組のレギュラーのガンバ大阪は、今年七回目の「最後にドン」を達成。またしても終了間際の失点 で沈んだ。ガンバ大阪は仙台の次次節の対戦相手なので、このノリノリぶりを仙台戦でも発揮して欲しいものである。
9/22(月)の進歩 第十刷 出来 「これ論」の第十刷が出来したようだ。これで四回目の重版 で、専門書のベストセラーの証である一万部売り上げの日も近い。お買いあげ下さった皆様、どうもありがとうございます。一万というと、ベガルタ仙台のホー ムゲーム観客数の半分でしかないが、残留を争う神戸や京都のホームゲーム観客数を超える。そう考えると、この二チームは制圧した気分になって、心理的に俄 然有利になってくる(私だけか?)。
 土曜日にくにっち・ゆーみんと飲んだとき、ブランメル生態(
研究室のサッカーチーム)のあり方について意見を述べた。くにっちが、それを文章にしてみんなに流してくれという。うーむ、それには無視出 来ない障害がある。何をしゃべったのかよく覚えていないのだ。
 大きさと数のトレードオフの論文を執筆中。Model, Results, Appendix はだいたい出来た。問題は Discussion か。
 今夜は、遅ればせながら彩子と鈴木さんの大学院合格祝いで陸女寿司に行って来る。出来れば明日の柏戦にアウェー参戦したいのだけれど、飲み過ぎで断念し ちゃいそう。
9/21(日)の進歩 日本大 勝 とうとう、女子ワールドカップが始まった。日本の初戦はアルゼ ンチン。男子の世界ではびびってしまう相手だが、女子の世界では日本が格上だ。一次リーグ突破のためには絶対に勝たなくてはいけない相手なので、緊張しな がらテレビに見入った。その心配をよそに、日本は立ち上がりからゲームを支配。アルゼンチンは確かに弱く、日本の選手をあちこちでフリーにしてしまう。そ れでも点が入るまでは安心できなかったけれど、沢がきっちりと先制し、選手の緊張を解きほぐしてくれた。その後沢は、芸術としか言いようのないゴールも決 めて、前半を終えて 2-0 のリード。それにしても審判、やたら日本贔屓だねえ。仙台もたまにはこういう審判に巡り会いたいものだ。後半に入ると、前半は眠っていた大谷が起床。後半 だけでハットトリックの活躍であった。結局、6-0 の大勝。勝ちはもちろん、得失点差を 6 稼いだことも大きい。同グループの強敵ドイツ・カナダのどちらかを抑え二位以内に入るためには、得失点差の争いも想定しないといけないからね。
 さ、帰って芝生の種を蒔こう。今年の夏は涼しかったとはいえ、我が家の西洋芝(暑さに弱い)は半分近く枯れてしまったのだ。枯れたところに種子を蒔いて 修復するのさ。
9/20(土)の進歩 力強い 闘い 監督解任の衝撃も何のその、選手達は力強い闘いを見せてくれ た。今日は惜しくも引き分けたけれど、勝利を味わう日は近い。
 今日も暁子は帰って来られないので、誰かを誘って試合に行こう。多くの学生に均等に機会を与えたいと思 い、今日はくにっちに声をかけた。くにっちは、「何で自分が?」と不思議に思ったらしい。どうでもいいことを悩むでない。スタジアムに着い て気になったのは、いつもより若干観客が少ないこと。結局、1,8696 人で、いつもより 300-400 人少なかった。清水監督解任のせい? 成績不振のせい? 試合は、仙台が気迫を見せて互角以上の闘いをした。DF と MF が近い距離を保ち、東京にスペースを与えない。そして身体を張って攻撃を跳ね返した。しかし前半 33 分、コーナーキックからケリーに素早く入り込まれ失点。またしても先制された。そして勝てないチームの悲しさから、選手もサポーターもやや意気消沈してし まった。しかし今日はそのままでは終わらなかった。後半 15 分、根本のシュートのこぼれ球を金が押し込んで同点! スタジアムは、一挙に息を吹き返した。さらには後半 29 分、中盤で相手をかわした岩本が、芸術的なループシュートを決めて逆転! 仙台がリードしたなんて何ヶ月ぶりだ?頼む、このまま勝ってくれと、私の鼓動は高まるばかりであった。「ここは福田か山下を入れて、前線からプレッシャー をかけたりキープしたりするべき」と思った。しかし石井監督代行は動かない。試合中もほとんど指示を出さないし、大丈夫かね、この人。そして後半 42 分、またしてもセットプレーから失点し、同点に追いつかれてしまった。それにしても、今日の審判も酷かったぞ。仙台を負かしたかったとしか思えない。それ と神様のいじわるーーー! 仙台は、怪我人が続出して、マルコスはブラジルに帰っちゃって、審判はいつも相手チームを贔屓して、4/19 以来勝ちがなくて、フロントが無能で、清水監督は解任されて、冷夏のため東北は不作で、花やハチの様子もおかしくデータが取れなくて、要するにろくなこと がない。せめて、ポストにはじかれた終了直前のシルビーニョのフリーキック、あと 5 cm 内側に飛ばしてくれたっていいじゃないの! そしたら 3-2 の劇的勝利で、みんなひっくり返るほど喜べたのに。
 今日の試合は 4 時からだったので、スタジアムを出たのが 6 時くらい。帰るには早い。というわけで、くにっちの相方のゆーみんも誘って、三人でおでん三吉に行った。三吉にはベガルタの旗が飾ってあって、とてもいい 感じであった。店員とベガルタの話をして盛り上がった。
9/19(金)の進歩 明日は早くも FC 東京戦 各人がどう思いどう行動しようと、一日一日は確実に過ぎる。そして明日は早くも、石井監督代行の元で闘う FC 東京戦だ。清水監督のままで、そして鹿島を無得点に抑えた上昇機運で闘うとしたら、私は今頃超強気であっ たろう。しかーーーし私は仙台サポーターだ。明日は、石井監督代行と選手達を全力で応援する。仙台よ、清水監督のためにも是非とも勝利しておくれ。本日の 百叩き:ヒラガが私に、「清水監督が辞めたので、明日は応援に行かないのですか」と聞いた。キミ、東北ハンドレット(ベガルタ仙台の運営会社)にちなん で、百叩きを百回ね。
 いよいよ週末から、女子ワールドカップが始まる。日本の初戦は、日本時間の朝 9:30(と思う)にアルゼンチン戦。こちらは純粋に楽しみだ。CS で生中継するので応援しよう。がんばれニッポン!
 今日は一日論文の執筆に没頭した。自分の研究にこれだけ時間を費やした日って久しく無い気がする。私の最大の喜びは学生が幸せになること(<-- 疑うな、ほんとにそう思っているのだ)なので、時間はまず学生のために使う。それ以外に会議などの雑務が入り、余った時間が自分の時間となる。時間が余る と、ベガルタ仙台の練習を見に行ったりするので、自分の研究に使える時間はほんに限られてくるのだ。どっか間違っているか、清水前監督に聞 いてみよう。
9/18(木)の進歩 京極社長と長沼元会長、同一人物疑惑 ここ数日の宮城県の騒乱ぶりはすごい。16 日 20 時に監督解任の発表があると、テレビに、ニュース速報のテロップが流れたらしい。そして 20:45 の NHK 宮城版ニュースでは、トップニュースで報道された。翌朝の宮城ローカルテレビもこの問題を特集。宮城県の 浅野知事は緊急記者会見を開き、監督解任についての所感を述べた。17 日夕方の宮城ローカルニュースの時間帯には、各局がこぞってトップニュースで大々的に扱った。それほどまでに、清水監督解任が宮城県民に与えた衝撃は大き いのだ。クラブハウスを去る監督を、清水コールで送るサポーター。涙を一杯に浮かべて送るサポーター。「どこに行っても応援してます」と叫ぶサポーター。 なぜ、京極社長ではなく清水監督が去っていくのか。解任発表の記者会見の映像を見て、わざとらしい苦渋の表情を浮かべた京極社長に改めて怒りが湧いた。そ して気づいた。あの人物に似ている。98 ワールドカップフランス大会に向けたアジア予選を、サッカー協会会長として指揮した長沼健。「加茂監督で駄目だったら自分も辞める」と啖呵を切った人。そ のくせ、カザフスタンとアウェーで引き分けると加茂を更迭。岡田コーチのプライドも気にせず、「こんな遠いところ(中央アジア)に、急に他の人を呼 べないから」という理由で岡田コーチを監督に昇格させた人。予選を突破したら、自分の前言(加茂で駄目なら辞める)を笑ってごまかした人。京極社長長 沼元会長、風貌も似ているし、無責任ぶり素人ぶりに至ってはもう瓜二つだ。この人たち、実は同一人物ではあるまいか?
 熊ちゃんに、人工花を使ったマルハナバチの実験の途中経過を聞いた。人工花を作る画用紙が足りないようだ。それは好都合、ではなく大変、街に行って買っ てきてあげよう。居間の改装が昨日終わってぐっとお洒落になったので、それにふさわしい小物(ティッシュ入れとか)が欲しかったのだ。画用紙を買うふり (って、ちゃんと買った)をして、一番町の店をいろいろ調査した。
9/17(水)の進歩 辞めるべきはフロントだ
 清 水監督解任劇に関して、いろいろ情報が入ってきた。それはまさに「寝首をかかれた」ようなものであったらしい(nikkansports.com より)。なにしろ八月に、第二ステージも清水監督で闘うと発表したのだ。それなのに、第四節が終わった時点で、ベルデニック氏と交渉に入ったとい う(河北新報より)。続投を決定しておきながら、水面下で早々に解任に動いていたわけだ。フロントの無能ぶりよ。優秀なフロントなら、第一ステージが終 わったとき(あるいはもっと早く)解任するか、第二ステージも任せると判断したからには、わずか数試合の結果であたふたしない、そのどちらかである。
 京極社長は、「辞表を提出して欲しい」と要請、それを監督は断った(nikkansports.com より)。これは、京極社長のサル知恵である。第一に、監督が勝手に辞表を出す分には自分(京極)の責任は問われない(責任問題に関しては後述)。 第二に、清水監督を解任したらサポーターが黙ってはいない。丸く収めるには辞任して貰うことが一番という「知恵」なのだろう。そして社長は、スペシャルア ドバイザーという職に就くように要請した。馬鹿にしているのか? 「駄目」だから解任したんだろう? そんな職を用意するのは、お茶を濁すアマチュア的発想でしかない。もちろん監督は就任要請を断った。この点、似たようなにんじんに飛びついた鈴木武一無能 監督とは大違いだ。
 辞めるべきはフロントである。この時期になっての監督解任は、八月に行った監督続投という判断が「ミス」(それも下手したら致命的な)で あったことを認めるようなものである。「結果責任を問われるのはサッカー界の常識」(京極社長の言葉;河北新報より)ならば、フロントこそ辞めなくてはい けない。でも辞める気はないのだろうな。そして、この時期にフロント更迭運動を起こして更なる混乱を呼ぶことは「損」ではある。しかしフロントよ、万一 J2 に落ちたときは覚悟しておきな。
9/16(火)の進歩 激震 自宅改修のために家に籠っていた私の元に、激しく衝撃的な知らせ が入った。清水監督解任。なぜ今になって。ショックで言葉も出ない。仙台のド素人フロントは何をやらかすかわからないと恐れてはいたけれど、まさか本当に こんなことをしでかすなんて。もーー私は海の底に沈んだ。ベガルタ仙台のこれからが心配でならない。
 監督解任がいかに愚行か、私ながらに思うことを書いてみたい。
 第一に、仙台の不振は監督のせいではない。異常とも言える怪我人の続出でまともに闘えなかったことが最大の原因である。そして、勝てないために自信を喪 失してしまったことが追い打ちをかけた。監督を替えたからといってどうなるようなことではない。そして残り試合は 10 試合しか無い。おそらく数試合は、新しい監督・新しい戦術に慣れるためにもたつくであろう。これはみすみす、数試合を放棄するようなものである。いや正確 には、石井チーム統括部長が監督代行(これも信じられない。越後コーチではなく、ほとんど素人に代行させるなんて)する 2 試合は完全放棄、そしてその後の数試合を、監督に慣れるために放棄するということだ。残り 10 試合の内の半分くらいは期待薄ということである。慣れた監督・慣れた戦術の元で 10 試合闘った方が、よほど勝ち点を望めるのではないか。
 第二に、なぜ今なのか? 京極社長は、第一ステージが終了した時に清水監督続投を決定した。それからたった 5 試合。その間に仙台は勝ち点 3 を獲得し、残留争いに遅れを取っていない。そして先日は、首位の鹿島を敵地で無失点に抑え、上昇気流に乗った。まさに、これからの闘いが楽しみなところで あった。このように、監督続投の決意を早くも翻す理由はどこにも無い。まさかマスコミにおどらされ、16 試合勝ち無しであることや年間順位最下位に落ちたことを気にしたのか(9/14 の進歩参照)。
 第三に、選手の多くは、清水監督と共に闘うために仙台に来てくれた。清水監督が解任されて、はたして選手のモチベーションを保てるのか? 監督と共に去って行く選手が出るのではないか? 去って行って欲しい選手もいることは確かではあるが、ともかく選手心理に 与える痛手は大きいであろう。
 第四の、そして極めて大きな問題として、サポーターがどう反応するのか? 私ももちろんそうだし、仙台サポの多くは清水監督に心酔している。清水監督が仙台を離れようとしたとき、署名活動までして引き止めたのは我々サポーター だ。サポーターの気持ちを考えもしないことは仙台フロントのお家芸であるが、今度ばかりは慎重に対処した方がいいぞ。
 マルコスの替わりを探したフロントは、「世界のあらゆる選手を検討して」金を取って来た。ヘッドが強くてセンタリングの的となる選手を求めてのことであ る。ところがどうも、金はヘッドが苦手らしいことが仙台に来てからわかった。まるでお笑いだ。このように、仙台フロントの素人さを示す話は他にたくさん転 がっている。私は、清水監督と心中する覚悟はあったが、仙台フロントには露ほども愛情が無い。あんたらの愚行の巻き添えになるのは絶対にご免だ。
9/15(月)の進歩 久々に論文執筆に励む 卵の大きさと数のトレードオフの解析、先が見えたことと面倒臭く なったことの相乗効果で、論文を書き始めてしまった。まだ解析は完全に終わっていないというのに。でも昔は良く、解析しながら同時並行で論文を書いていた なあ。書ける部分はさっさと書いてしまう方がいいというか、解析が完了したときに原稿も半分くらい出来ていると、精神的な楽さが段違いだと思う。
 携帯電話をパソコンにつなげるだけでインターネットが出来る、au.net というサービス、これは便利だと思い接続しようとした。でも、情報を詳しく調べると、Windows の文字しか出てこない。電話で確認したら、「Mac での動作は確認していない」だって。なにそれ。それならば、「Windows のみに対応」とちゃんと書いておけっつーの。それに、Mac ユーザーを無視するなんて、何考えているんだ。
 明日明後日は自宅改装の第二弾。今度は、居間の一部を改修し、棚とかを付けるのだ。というわけで、明日明後日は自宅にこもる予定。
9/14(日)の進歩 マスコミ、相変 わらず 新聞を読 んだ。思ったとおり、「仙台は 16 試合勝ち無し」と書いてあった。マスコミは相変わらず、人目を引くことしか書こうとしない。昨日の引き分けの価値もわからないのだろうか? わかっていたら、「16 試合勝ち無し」なんて無意味なコメントをするわけがない。仙台にとって大切なのは、今後の対戦相手を見据え、どう勝ち点を取っていくのか戦略を練ること。 引き分けを狙う試合ももちろんある。「16 試合勝ち無し」なんていう目先のことにこだわる必要はないのだ。
 車を車検に出さなくてはいけないので、イエローハットで見積もりを取った。そしたら、修理しなくてはいけない所がたくさんあって、二十万円近くかかると 言われてしまった。高すぎる。こういう店はやはり融通が利かないのだろう。やはり、行きつけの早坂自動車に出すことにしよう。
 その後、芝刈りとか肥料やりとかの庭仕事。それと、すだれのつけ直しもした。これはどういうことかというと、我が家は、丘陵地を段々畑のように切り開い た住宅地にあるため、北側はコンクリートの壁に囲まれているのだ。そのため、和室の北側の窓からコンクリートの壁が見えるというひどく不粋な状態である。 そこで、壁の上からすだれを吊るし、窓から和の空間が広がる(すだれが見える)ようにしたわけ。ところが、先日の和室改修記念パーティーのとき(8/28 の進歩参照)、「このすだれ、良いですね」とくにっちが褒めたとたん、すだれが落っこち てしまった。で、今日、それを直した。
 夜は、昨日の残りのお好み焼きを食べながら「ビューティフルマインド」を見た。ナッシュ平衡で有名なジョン・ナッシュの話だ。彼は何十年も、幻覚の人物 か見えるなどの総合失調症という病気に悩まされて来た。献身的な妻の介護や友人の手助けもあり病気も徐々に回復し、ついにはノーベル経済学賞を受賞した。 素直に感動する映画であった。
9/13(土)の進歩 価値ある引き分け 先々週の決意(8/30 の進歩参照)をいきなり破り、鹿島戦のアウェー参戦をしないという意志の弱さを見せてしまった。日帰りは無理だなと躊躇っていたら、普段はろくに 生中継をしない CS が、今日に限って生中継をするんだもん。そこへ、がんちゃんの就職内定祝いを今日するという話になった。試合を見たいので、「外は嫌、我が家でやろう」と 言い張り、就職祝い兼仙台応援の会を拙宅で開くことになった。祝い事なので奮発し、仙台朝市で、本鮪大とろと岩手県産松茸を購入。大とろはとても美味し かった。朝市ではすごい大とろは売っていないという印象があったけれど、それが完全に覆った。松茸は、せこく薄く切って、友蔵とヒラガがコンロでじっくり と焼いた。お約束通りヒガラは、松茸を火の上に落として非難轟々であった。さらには、私自らがおろした鯛の姿造り(これは残念ながら養殖物)や、みんなで わいわいとお好み焼きを楽しんだ。
 試合の方は、飲み会をしながらちらちら見るという感じだったので、あまり頭には入らなかった。それでも、良く頑張って守っていることはわかった。前半、 金のゴールが入ったーーーっと思ったらその前にオフサイド。後半も、山下のゴールが決まったーーーっと思ったら、今度はその前に金の反則であった。ほんと かよーー。どちらの幻のゴールのときも、私は立ち上がって叫びながら喜んだ。しかし他のみんなは静かであった。キミタチの心がよーーーくわかったよ、フン だ。結局、0-0 の引き分け。首位の鹿島相手に敵地で勝ち点を取ったのだから上々の結果だ。さらには、0 点で抑えたということが大きな自信となると思う。このところ崩壊していた守備の立て直しが成功した。年間順位最下位の京都が勝ったので、仙台が入れ替わっ て最下位になってしまった。しかしそんなこと全然気にする必要はない。重要なのは、年間 14 位との差を縮めたということだ。さあ、来週は勝ち点三を取るぞ!
9/12(金)の進歩 おめでとうがん ちゃん! 突然、 お茶部屋の方で拍手と歓声が湧き起こった。何だろうと気になったが、「なになに?」と見に行くのは小物のすることだ。そこで気にせずコンピュータに向かっ ていた。数分後、セミナー室に行こうとお茶部屋を通ったら、がんちゃんが電話を受けていた。そして側でオノダが、「がんちゃん、決定」とささやいた。すぐ にわかった。がんちゃんの就職が内定した! 慶祝! 林野庁の森林官だ! がんちゃんがどれだけ努力をしてきたのかみんな良く知っているだけに、研究室一丸となって大喜びをしていたのだ。面接の練習にとことん付き合った、しい ちゃん・くにっちも感無量と思う。ほんとうに良かった。がんちゃんは、「努力すればきっと報われる」ということを教えてくれた。このことが、「就職が決 まった」ということに+αして、研究室のみんなを明るくさせてくれたと思う。ありがとう、そしておめでとう、がんちゃん。
 「林道の草刈りをするのだけれど、ユリを刈ってもいいですか」と電話がかかってきた。卒業研究のために彩子がマーキングをしているヤマユリのことであろ う(調査・入林許可は取得済み)。秋に、種子の結実数を調べるので刈られては困る。そう答えると先方は、「ユリだけ刈り残すのは難しいので」とかなり嫌そ うにした。そして、「刈ってしまったら、そこに立てておけばいいですか?」。思いも寄らぬ発想であった。それじゃ、結実数を調べることがで きないんだよー。でも、ちゃんとお願いしたら、こちらの要求を聞き入れて貰えた。その後心配になって、彩子とじゅり(<-- なぜにじゅり?)と一緒に現場の様子を見に行ったら、ちゃんとヤマユリだけ刈り残されていた。ありがとうございます。それにしてもいつも思うことだけど、 どうしてこんなに一所懸命草刈りをするのだろう?道の部分だけ刈ればいいのに、周りもきれいに刈ってしまうんだよね。
 ブランメル生態の OB で、炎の DF としてならした山田が突然研究室に遊びに来た。京都府立医大で、サルを使った脳の研究をしているそうな。元気そうで何よりだった。
9/11(木)の進歩 携帯電話到着 昨夜、携帯電話が届いた(9/3 の進歩参照)。KDDI に勤める親戚に頼んで安く入手したのだ。前回の時(昨年 12 月に使用を引退)と違い今回は気合いが入っているので、多分ずっと使い続けるであろう。もっとも、めったに電話はかかって来ないと思うけど、私と てめったに電話をかけないのでお互い様だ。ではなぜ携帯を購入したのか疑問だが、ほんと、なんでだっけ? それはともかく、アドレス帳にいろいろな人を登録しておいた。学生はだいたい、「研究仲間」というグループに登録したけれど、くにっちだけは「サッカー」 というグループだ。アドレス帳には各人の写真も登録できたので、とりあえず全員にじゅりの写真を登録しておいた(使い方間違ってる?)   研究室の方々へ:携帯の番号はお茶部屋の名簿に書いておきました。
 昨日のセネガル戦は相変わらずだった。パスは回すけれども最後の所を崩せない、シュートも決められない。特に柳沢の、ゴール前どフリーでの空振りには呆 れた。くにっち(ブランメル生態のエース)なら決めたと思うぞ。それと三都主。抜かれまくるしマークをはずしまくるし、はっきり言って穴だった。何で彼を サイドバックに使い続けるんだろう?
 大きさと数のトレードオフ理論を引き続き解析した。なんかもう骨子は出来上がった。共同研究者の原田さんに送って意見を聞くか。
9/10(水)の進歩 今夜はセネガル戦 今夜は、日本代表対セネガル代表の国際親善試合だ。セネガルは W 杯ベスト 8 の強豪。日本がトルコに勝っていたら対戦した相手だ。この前試合をしたナイジェリアと違いセネガルは気合い十分で、早々に来日して練習に励んできた。ジー コ日本にとって、申し分の無い対戦相手といえる。ただし、秋葉原での 買い物を禁止して気合いを入れつつ秋葉原に 買い物に行ったり若 手主体の市原に負けてみたりと、今一つわからないチームではある。
 ヒラガが、八甲田での長期滞在調査を終え帰仙した。天候不順のためヤナギランの花が全滅してしまいデータがちゃんと取れなかったのは残念。て、こう軽く 書くにはあまりに重い不運に遭った男であるが、ヒラガの笑顔はかわいいと思う。
 卵の大きさと数のトレードオフの解析を進めている。で、進んだ。
9/9(火)の進歩 慌てて校正 研究室に来てメールをチェックしたら、「論文の校正が未だ届いて いません。速やかに送って下さい」というメールが来ていた。Journal of theoretical Biology に受理された論文のことか? しかし、proof を受け取った覚えがない。うっかり見過ごしてしまった? 調べたところ、出版社のメールの送付ミスがあったようで、私の所には proof は来ていなかった。よかったよかった、ではない。転送された proof を大慌てで校正し、出版社に返送した。結果として、proof を二週間近くほっておいたことになってしまった。
 熊ちゃんが、マルハナバチの大量死(8/29 の進歩参照)以来しばらく中断していた人工花 の実験を再開した。大量加入した新人(その後に産まれたハチたち)が、巣を出てケージ内(人工花が並べてある)へと一斉に飛び立って行った。そして一時間 もしない内に、人工花に訪花するハチが出現した。前回は数日かかったのに素晴らしい。ベガルタ仙台にも、もう何人か、頼もしい新加入選手が出現して欲しい と切に思った。
 昨日に引き続き、卵の大きさと数のトレードオフの形の解析をした。だいぶ整理できた。
9/8(月)の進歩 ベガルタ仙台絶対大丈夫理論 このところの成績不振に心曇りがちな仙台サポを勇気づける、ベガルタ仙台 絶対大丈夫理論が提唱された。提唱者は、私の研究室の卒業生で、V プレス(仙台のマッチデー・プログラム)にも記事を書いているたけしだ。サッカー観戦眼抜群の彼の理論に間違いなどあるはずがない。仙台サポのみなさん、 この理論を読んで力をたぎらせよう!
 昨日の祈りが効いたのか、鹿島は次の仙台戦で、フェルナンドと相馬が出場停止となった。しめしめ。仙台に風が吹いているぞ。
 ミニコンポを買ったと昨日の進歩に書いたら、「今までどうしていたのですか」と熊ちゃんに聞かれた。今までも CD プレーヤーを持っていたのだけど、新しく買い換えたんだよ。CD を一枚買うごとにコンポも買い換える。さすが仙台サポはやることがおか しい違うわ。
 友蔵とモリナガが、札幌で行われる種生物学会の国際シンポジウムでポスター発表をする。その要旨にコメント。
 Mathematica(数学ソフト)を久しぶりに使って、最適卵サイズの計算をした。まずは、トレードオフの形がどうなるのかをきちっと解析すること が必要だ。
9/7(日)の進歩 人の不幸を祈った一日 「人の不幸を祈りたくはない」ということわざがある(あったっ け?)。しかし、人の不幸を祈ることに人生の大半を費やしてきた私にとって、こんなことわざはまるで意味をなさない。残留争いのライバル大分には、今日の 試合で絶対負けてもらわなくては困るのだ。
 朝、大分怨念を満々と滾らせテレビをつけたら、「女子十二楽坊」というのが出ていた。生協の売店でやたら目についていたのがこれか。非常に気に入り、 CD が欲しいと思った。そこで剛毅に、まずはミニコンポを買った。さすが仙台サポはやることが違うわ。そして次に CD を買った。
 CS では大分戦の生中継をやらないことが判明したので(いい加減にしろ CS、何のためにあんなにたくさんチャンネルがあるんだ(怒))、市原対鹿島の首位決戦を見ながら大分の経過を追うことにした。市原対鹿島という天上の試 合は、仙台サポにとってどちらが勝とうと全く関係が無い試合である。私の祈りは、鹿島の選手がカードを貰って次節出場停止になることだけであった。仙台の 次の対戦相手は鹿島なのだ。その祈りが通り、相馬がレッドカードだ。他にも何人かイエローカードをもらっていたけれど、累積で出場停止になる人はいないの かなあ。しかしなんと、肝心の大分戦がショックであった。引き分けで大分が勝ち点一を獲得しちゃったよ。がーーん。こうやって、少しずつ少しずつ離されて いくのであろうか。
9/6(土)の進歩 終わってみると完敗 また負けた。決して悪い試合内容では無かったのに、自信を無くし た故の自滅だった。
 暁子は忙しくて帰仙できないので、熊ちゃんを誘って試合に臨んだ。試合前、熊ちゃんが V プレス(マッチデイ・プログラム)を購入した。アウェー戦の試合記事に「ボランティア記者 小林健志」とあったので、「内の研究室の先輩だよ」と教えてあげた。そう、たけしは私の可愛い弟子で、仙台(当時はブランメル仙台)の試合に私が連れて 行ったことがきっかけで、熱き仙台サポとなったのだ。熊ちゃんは、「さすが酒井研!」と感激していた。
 試合開始。仙台は、立ち上がりからペースを掴んで快調に攻めたてた。山下が、見違えるような素晴らしいプレーをしている。しかし決定的なチャンスを生か すことができず仙台は点が取れない。結果として、この時間帯に点を取れなかったことが響いた。そして前半終了間際、ウェズレイに見事なゴールを決められて しまった。よくこんなゴールを決めるもんだ。お手上げ。と、勝てないチームの悲しさか、焦りと自信のなさから自ら調子を崩してしまった。パスが噛み合な い、前線が動かない、パスの出しどころが無い。悪いときの仙台に戻ってしまい、終わってみると 0-3 の完敗。残留争いのライバルである京都も神戸も負けたことがせめてもの救いだった。
 この試合、単なる負け以上に、二つのことが私の心を暗くさせた。一つ目は、新 FW 金があまりにも期待外れだったこと。ヘッドは勝てない、タメは作れない、突破は出来ない。ほとんど役に立たなかった。これでは、マルコスのかわりなど到底 無理だ。合流二試合目でまだ慣れていないのだと信じたい。どうか力を発揮しておくれ。二つ目は岩本だ。相変わらずの自分勝手なプレーでチームの足を引っ 張った。コーナーキックはみんな、直接ゴールを狙ってしまう(たまにならいいけど)。目の前に広大なスペースが空いていて、そこに走り込んでパスを貰えば 大チャンスになるのに、足下にパスを要求する。挙げ句は、足下に出さないファビアーノに逆切れする。交替を命ぜられたときは、ベンチに目もくれず、サポに 目もくれず、「交替選手はセンターラインの所からピッチ外に出る」という規則も無視し、ロッカールーム目がけ一直線に走って消えた。試合はまだ続いている のに、仲間の戦いぶりを見届けようともしない。私は、たとえ J2 に落ちることがあろうとも、岩本と一緒に闘って落ちたくはない。仙台のために共に闘ってくれる選手と共に見事討ち死にしたい。
 全部で 30 試合しか無いというのに、これで 15 試合勝ち無し。それでも最下位ではないというのがすごい。まだ見放されていないということか。
9/5(金)の進歩 決戦を前に ベガルタ仙台は明日、名古屋グランパスエイトをホームに迎え撃 つ。名古屋は強敵だ。しかし勝ちたい。悪くとも引き分けたい。期待は大いにある。新 FW 金が本格始動し、いよいよ明日は先発する。彼が入ることで、不調だった山下も復活するであろう。また、全治三週間と言われていたファビアーノが驚異的な回 復を見せ、明日の試合に復帰するらしい。つまり明日は、今シーズン初めて、仙台がベストメンバーで闘うのだ。絶対勝つに決まっている。
 暁子宛のメールを、研究室のメーリングリストに間違えて流してしまった。失敗。私たちがどんな調子で会話をしているのかばれてしまった。研究室の方へ: この場を借りてお詫びします。
 今日は、彩子の工作の手伝いをした。ガスクロマトグラフを置く台を組み立てたのだ。熊ちゃんの工作と違って、えらく簡単に済んだ。
 私の新しい研究について苦悶の末、最適卵生産に関する新モデルを作ることにした。今度は、卵生産に用いる資源を随時生産しながら卵を作る場合を考える。 今までのモデルでは、ある一定量の資源を始めから持っていて(その後の資源生産は無し)卵を作る場合を考えていた。論文を投稿する度にレフリーに、「随時 資源を生産する場合はどうなるのだ」と指摘を受けていたので、このモデルを真剣に考えることにしたのだ。
9/4(木)の進歩 テツミチ来仙 私の二番弟子で、海外青年協力隊員としてアフリカに行っていたテ ツミチが帰日し、研究室に遊びに来た。テツミチは、ますます頼もしくなっていた。こうやって遊びに来てくれるのはとても嬉しい。というわけで、今夜はテツ ミチを囲む会に行ってくる。
 くにっち(現 M2)は、四年生のときからずっと、種子を蒔いて発芽させたミヤマタムラソウの生存数の継続調査をしている。彼の卒業に伴い、今年度で継続調査が終わって しまうのはもったいない。そこで、「就職後も夏休みを取って調査に来たら」と言った。と、「何か面白い結果が出ていれば、夏休み取ってやる価値があるんで すけど」と答える。面白い結果が出なかったら卒業出来ないので、夏休みを取る必要は無くなるんだよ。
 昨夜帰宅したら居間に、いなり寿司ほどの大きさの、湿った紙の固まりが転がっていた。そして、寝室の枕元に置いてあった雑誌の表紙が食いちぎられて無く なっていた。「表紙を食べる --> 気持ち悪くなって吐く」である。じゅりや、美味しくて紙を食べてるの?、それとも遊びの延長?
9/3(水)の進歩 携帯電話再購入決 意 使用を引退し ていた携帯電話(02/12/9 の進歩参照)を再び購入する決意をした。理由は少々ある。 第一に、しょっちゅう無くしてしまうことが引退理由であったのだけれど、無くさなければよいのだという簡単な真理に気づいたのだ。彩子が言 うには、「鍵を無くさないのと一緒です」である。ならどうしろってーんだという気もするが。第二に、アウェーゲームに積極参戦することを決意したので(8/30 の進歩参照)、じゅりと一緒に風来坊になるのさ。困ったことがあったら携帯に電話しな。 第三に、モリナガより若者らしくありたい。彼は、若者のくせに携帯を持っていないんだよ(北大方面にも一人そういうのがいたな)。緑のマシーンをあたふた 探してカードを差し込むなんざー、年寄りのすることさ。第四に、河田さんが買ったらしい。これはちょっと悔しい。
 月初めの談話会。八甲田にいる人が多く、参加者は少なかった。無事に大学院に合格した彩子が、「大学院に進むのは、大人になり切れていないと いうことだと思いました」と言っていた。
9/2(火)の進歩 一文字の大切さ
 ソシオ(ベガルタ仙台につい て議論する掲示板)に、一文字の大切さを 教える書き込みがあった。

「フロントがどうの、監督がどう の、サポーターがどうのと、種々の意見を言われ皆さんの気持ちはお察し申し上げますがサッカーは選手がやるもの、最後は彼らの気持ちです。(中略)勝負ご とです。運に見離されることもあるでしょう。そんなときこそ運を呼び戻すように応援しましょう。ベガルタの選手たちにはまだまだ「のしろ」があります。(後略)」

「び」が「り」に変わるだけで全てがひっくり返る(感動 --> お笑い)。私たちが得る教訓はあまりに大きい。
 私自身の今後の研究について悶々としている。どのテーマも今一つわくわくしない。これからしばらく、テーマ選びに苦悩しよう。
9/1(月)の進歩 ガスクロ引き取る モリナガ・彩子・私の三人で、ガスクロマトグラフを引き取りに行った。使 わないままに置いてあった機器なので、「問題なく動くかどうかわからない」とのことだけれど、私たちにとっては有り難いことこの上ない。周辺機器も、「何 に使うんだろうなあ?」と言いながら、側に置いてあったものは取りあえずみんな貰ってきた。こちらで立ち上げるのに苦労しそうだけれど、頑張るぞーー(彩 子が)。
 私の研究手法は、数理モデルを用いた理論的解析と、物差しか、せいぜい電子天秤を使った実証的研究である。それが、ガスクロマトグラフという、何かムヅ かしい機械を導入してしまった。去年は、PCR という遺伝子を解析する機械を買っちゃったし(<-- もちろん、私が自分で使うはずもない)。なんか、私の研究室が遠くへ行ってしまいそう。
 やきもきした甲斐あって、熊ちゃんのマルハナバチが人工花を訪れるようになった。熊ちゃん曰く、「土曜日から行くようになりました」とのこと。ああ、こ の目でみたい。「あなたがいない時に立っちしたのよ、ねえ○○ちゃん」と、子を抱いた母親が優越感に浸っている場面が思い浮かんでしまった。でも、先ほ ど、人工花を訪れるマルハナバチをこの目で見た。感激。実験が成功した気になってしまう。まだ、端緒に着いたとも言えない段階ではあるのだが。
 友蔵と研究計画の議論。今度は、リンドウを使っての研究計画だ。
 今日は結婚記念日。暁子もちゃんと覚えていた(8/22 の進歩参照)。二人揃ってのお祝い は後日にして、今日はそれぞれ別々にお祝いをしようね(<-- ただ今単身生活中)。それと清水監督、ともかくも、お祝いに勝利を下さい。