進行状況

「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

4/30 (土) の進歩　我が家で歓迎会
今日は我が家で新卒研生の歓迎会を行う。というわけで朝市で、もっちー・あおやな・ちゃんかみ(仮)・ましゃかと待ち合わせて、鮮魚や春満載山菜などを買った。我が家に戻り、4人を生徒に魚おろしの講習会をした。鰺と鰯をおろして貰ったのだ。ここで意外な才能が発見された。ちゃんかみ (仮)が実に上手かったのだ。

完璧である。1度やったことはあるという。しかし、私の講習を何回も受けている者達を思うと………。凄いとしかいいようがない。かたや、

現場写真。右上に、凶器と見られる包丁がある。ま、初めてなら普通はこうだ。
　その後、皆も集まってきて、ガレットの準備だのをした。私も、春の和え物とお浸しを作った。そして17時半くらいから会を始めた。まずは皆合作のガレット。野菜たっぷりで美味しかった。焼けるのを待つ間に、私手作りの、空豆と海老の白和えと筍の木の芽和えも出した。ガレットを終え、恒例の鰹ファイヤーをした。藁で焼いて叩きにしたのだ。焼き立て最高だね。その後は、本鮪大トロ・イサキ・鰺・鰯・ボタンエビの刺身に、鰆の塩焼きに、季節のお浸しに、なのよちゃん・あおやな作の出汁巻き卵に、再びガレットに、バラモンら作の骨煎餅肉煎餅がかなり混入にと、美味しい物をたくさん頂いた。かくして、楽しく美味しい会を12時半くらいまで続けた。私は例によって、後半部分の記憶があまりない。ちゃんかみ(仮)の仮が取れて、ちゃんかみになったぞ。
　というわけで、ましゃか・なのよちゃん・ちゃんかみ・あおやな、酒井研へようこそ。一緒に頑張って、充実した研究室生活にして行こう。研究の面白さも知って欲しい！

ベガルタ仙台0-2サガン鳥栖。準備をしながらテレビで見た。主審が試合をぶち壊した。訳のわからない判定でPKを取り、仙台DF石川を退場させてしまった。いったい、どういう幻の映像を見ていたのか、あの主審。
　かたやまさかの悲報も。ベガルタ仙台レディース0-1伊賀フットボールクラブくノ一。試合内容は全然わからない。痛すぎる敗戦である。

4/29 (金) の進歩　明日は伊賀戦と鳥栖戦
ベガルタ仙台レディースは明日、敵地で伊賀フットボールクラブくノ一と闘う(13時試合開始)。敵地といえどきっちり勝って、首位のベレーザを追撃しよう。
　男子は明日、ユアテックスタジアム仙台にサガン鳥栖を迎え撃つ(14時試合開始)。4連敗中の我がクラブである。明日こそ勝って、上昇気流に乗ろう。なにしろ、負傷のため1ヶ月以上離脱していたMF梁が明日の試合で復活するのだ。梁とともに勝利を掴み取るべし。
　明日の試合、もちろん私も参戦すると書きたいところであるが、なんと欠場である。明日、新卒研生の歓迎会を我が家で行うのだ。歓迎会の日程を決めた次の瞬間に、我がクラブの試合があることに気づいた。酒井研の不文律を教えるために、日程変更することも考えた。しかし、日程の再調整も難しいと諦めてしまった。衰えたなあー。

午前中はレディースの練習を見に行った。時間変更になっていて、着いたときには終わっていた。選手が二人、怪我をしてしまったようである。おんぶされてクラブハウスに戻っていた。とても心配。

明日の歓迎会のための買い出しをしようと朝市に行った。駐車場に車を駐めてから、朝市は本日お休みであることに気づいた。うー、無駄に 100円払ってしまった。

4/28 (木) の進歩　どきどきした
iPhoneを使うようになってもう何年か。本日、Apple Storeで初めてお買い物をした。iPhone用の図鑑アプリ「野に咲く花」を買ったのである。初めてのことなので、ちゃんと購入できるかとどきどきした。さらには、購入したもののダウンロード出来なかったらどうしようとどきどきした。しかし杞憂であった。ちゃんとダウンロード出来た。あとは、せっかく購入したのに使わなかったらどうしようとどきどきするのみである。

本年度初の論文セミナーがあった。まずはイタポンから。ほぼ全員が発言してくれてよかった。4年生は、イタポンのを手本に自分の担当会を頑張ってね。
　その後講座セミナーがあったらしいのだけれど、すっかり失念していた。出るのを忘れた。すまない。

4/27 (水) の進歩　二番煎じが出た！
本日は大変喜ばしい日である。下記の私たちの論文

Sakai, S. and Wakoh, H. (2014) Initial invasion of gametophytic self-incompatibility alleles in the absence of tight linkage between pollen and pistil S alleles. American Naturalist 184:248-257.

の二番煎じが出たのだ。Sakai and Wakoh (2014)で私たちは、自家不和合性の進化に関して摩訶不思議な問題があると世界で初めて指摘した。そしてその問題を解くモデルを提示した。と、本日、まったく同じ問題を扱った論文が出た。

Schoen, D.J. and Roda, M. Selection of sporophytic and gametophytic self-incompatibility in the absence of a superlocus. Evolution in press.

自分が指摘した問題を解析してくれる論文が出るとは。このように、新たな道を切り拓いて行くことが研究の無上の喜びである。私はこれまで、二番煎じの論文を数々書いてきただけに、その言葉は重い。
　一つ気に入らないのは、Schoen and Rodaが、私たちが発見した問題を自分たちが見つけた問題かのように書いている点である。これも、「議論の上手さ」の一種なのか？(4/19の進歩参照) 憤然。

生物学科3年生向けの講義をした。「花のジレンマ」というお題であった。おおむね熱心に聴いてくれたと思う。お茶漬けにご飯がついていないという衝撃は大きかったであろう。

質問者御イニシャル：A.K.君・T.S.君・M.J.君。

あおやなのための見本プログラムを書いて、本人に説明した。そして、こういうプログラムを書いてみてと課題を出した。頑張ってね。質問があったら聞きに来るように。
　その後、ましゃかと構内散策。しかし目当ての生物は見つからず。

4/26 (火) の進歩　ノートパソコン突然死
夕方に、全学の1年生向けにレポート作成法の講義をした。例によって、ノートパソコンでスライドを映しながら話を進めた。と、講義も半ばのところで突然、「接続が云々」という警告画面が出た。どうしたというのだ。バッテリーは健全、今まで何の問題も起こさずに来たパソコンなのに。気にしつつも講義を進めた。しかし、10分ほどして画面がすうっと真っ暗になってしまった。動作音も消えた。キーを叩くなどして回復をはかるも反応なし。やむなく、配布用のプリント(スライドを印刷したもの)を使って講義を進めた。図書館員の方(講義の補助をして下さっている)が電源アダプタを持ってきて下さったので繋げてみた。しかし、充電を示すランプが付かない。完全に壊れてしまったようである。プリントだけで講義を続けたけれど、なんともやりにくかった。しどろもどろで講義を終えた。
　問題がもう一つあった。明日の2コマ目に、生物学科3年生向けの講義をするのだ。もちろん、このノートパソコンを使うつもりだった。学生のを借りるしかあるまい。しかし、明日の朝に借り手を探すのはp <.0001(たいへん危険)である。今日中に手配しようと思い、研究室に戻った。バラモンがいて、MacBookを貸してくれた。ありがとう。助かった。この恩返しはもうした。このあいだ陸女鮨に連れて行ったろ！

あおやなとモデルの相談をした。方針が決まったので、私が、ちょっとした見本のプログラムを書こうと思った。しかし思ったよりも難しい。プログラム設計の方向性を決めてしまうものなので、じっくり考えた方がよい。明日もやることにした。

自分のモデル解析も進めた。2つのモデルを作っていて、ある条件下では両者はまったく同じモデルとなる ……… はずなのに同じにならずに超真剣に悩んだ。バグがないかと、何時間もかけて隅から隅まで見直し後、身長のつもりで体重を計るような間抜け行為をやっていることに気づき、どっと疲れると共に、ともかくも解決して安堵した。「はい、身長計ります」「……… そりゃ、体重だ」というコントを想像してみよ。

4/25 (月) の進歩　これレポ2冊
懐かしい方からメールを頂いた。元東北大図書館員のSさんである。レポート作成法の講義でお世話になり、「これからレポート・卒論を書く若者のために」の執筆時にもご協力頂いた。東北大で長年行っているレポート作成法の講義を元に、これレポを書いたのだ。そのSさん宅には、これレポが2冊あるという。普通の家庭はあっても1冊であろう。2 冊もあるとは、日本の家庭の鏡と思う。どうもありがとうございます。
　ちなみに我が家(研究室)には、これ論が26冊、これレポが7冊、これ学が7冊、これ研が8冊ある。さすがの充実ぶりであろう。

東京五輪の新エンブレムが決まった。A案が採用されたそうだ(これ)。うーむ。地味だなあ。お葬式の花輪として飾られていても違和感がない。

モデル解析を進めた。しかしうまくいかない。未知数が8つもある連立方程式を数値的に解かせることに無理があるのか？もう少し検討して、他の方法も考えないといけない。

4/24 (日) の進歩　あと1分だったのに
ベガルタ仙台 2-2 ヴィッセル神戸。90+3分というところで追いつかれてしまった。
　敵地なのでCSで応援した。立ち上がりは、強力2トップを中心に攻め込んでくる神戸にたじたじとなっていた。前半7分に早々に失点。しかし、前半18分にFW野沢が、仙台最初となるシュートで得点をあげた。これが大きかった。その後は互角の展開となった。そして後半27分、MF奧埜がゴール前で反転シュート。これが見事に決まってついに逆転した。今季初の複数得点という快挙である。後半追加時間に突入し、あと1分で試合終了というところだったのに。神戸MF渡邉に決められて同点に。あーあ。連敗は止めたものの、勝利はお預けとなってしまった。
　好調の神戸に敵地で引き分けたことを前向きに捉えよう。次こそ勝利ね。

庭の雑草がすごい。スギナがあちこちに出現し、レンゲも可憐な花を咲かせちゃっている。本日は、その徹底除去に勤しんだ。まずは玄関周りから。アプローチの煉瓦の隙間に生えている草を、丹念に抜き取った。ついで、敷地沿いの道路の雑草を取った。側溝とアスファルトの境のわずかな土の部分に、山野草や園芸植物が生え、雑草が生えてくるのだ。「生えている」待遇の山野草・園芸植物は残し、「生えてくる」扱いの雑草は取った。最後は、築山の雑草取りをした。ここもすごいわ。サッカー応援・昼食時間を除き、10時から17時までかかってしまった。憤然。

4/23 (土) の進歩　倒れた人の分まで走るのがサッカーだ
セルジオ越後の言葉。本日より、日記の表題を元に戻す。前に進まなくてはいけないのだ。

ベガルタ仙台レディース 1-1 INAC神戸レオネッサ。最初から、後半のような戦いをしていれば。
　いつも通り、利久さんにて牛タン定食を頂いてから、ユアテックスタジアム仙台に入った。スタジアムでは、熊本地震への募金活動が行われていた。レディースジュニアユースの選手10数人が、各自の募金箱を胸元に抱え、「せーの、募金よろしくお願いまーーーす！」と声を張り上げていた。財布を取り出すと、全員が私の元に寄ってきて取り囲み、自分の募金箱を差し出すのであった。おやつを出したら子犬10数匹に取り囲まれたようであった。合計1500円募金しちゃった。
　試合が始まった。神戸の選手はみんな上手い。その上手さを見せつけられた前半となった。華麗にボールを繋がれて、一方的に攻め込まれてしまった。仙台ボールになっても、取り囲まれてすぐに奪われてしまう。前半10分に、オウンゴールで早々に失点。正直、これは駄目かと思った。ところが後半になると、生まれ変わったように仙台が攻め込み始めた。ハーフタイムに監督に、何をびびっているんだと相当に気合いを入れられたらしい。監督曰く、こんなに怒ったのは初めてとのことであった。確かに、「神戸」という名に多くの選手が萎縮していたようだ。吹っ切れた選手達が神戸陣に襲いかかった。そして後半37分、DF佐々木繭選手のクロスに、FW浜田遥選手が神戸GK武中選手と競り合った。GKがボールを掴んだかに見えたけれど落球。それを拾った遥が無人のゴールに流し込んだ。神戸の選手達は、遥が GKにぶつかったと抗議していた(帰宅後映像を確認したところ、接触はなかった)。審判に抗議するなんて、女子サッカーでは極めて珍しい。その後は神戸の猛攻に曝されたけれど、GKブリトニー選手の攻守もあり、無失点に抑えることができた。1-1で試合終了。
　前半のびびりがもったいなかった。でも、もう、びびることはないだろう。2位を守ったことを良しとして、次戦に向けて切り換えよう。

4/22 (金) 　明日と明後日は神戸戦
ベガルタ仙台レディースは明日、ユアテックスタジアム仙台にINAC神戸レオネッサを迎え撃つ(13時試合開始)。INAC神戸と聞くとびびってしまうが、現在、神戸は3位で我がクラブは2位である。去年のエキサイティングシリーズ上位リーグでは見事勝利した相手だ。勇気を持って戦い必ずや勝利しよう。
　男子は明後日、ヴィッセル神戸と敵地で闘う(13時試合開始)。上位との対決が続いたこともあり、リーグ戦を4連敗してしまっている我がクラブである。明後日は必ず勝たないといけない。そして上昇気流に乗ろう。

モデルの改良中。順調にいっていると思ったら、謎の計算結果が出るようになってしまった。"2596148429267413814265248164610048"っていう数字は何だ？声に出して読むと、25溝9614穣8429𥝱2674垓1381京4265兆2481億6461万0048である。0以上1以下の値しかとらない比率の計算をしているのに、25溝9614穣8429𥝱2674垓1381京4265兆2481億6461万0048 だ。訳がわらかん。

4/21 (木) 　若手がんばれ
昨日のヤマザキナビスコカップの試合は、ベガルタ仙台0-0アビスパ福岡の引き分けに終わった。勝てる試合だっただけに悔しい。でも、若手が出ていて楽しかった。とくに、MF小島とFW西村。将来を背負って欲しい選手だけに、熱く見守ってしまった。小島、上背はないのにヘッドが強いね。西村は、顔のすごみはあると思う。正直まだまだだったけれど、こうやって経験を積んで飛躍していこう。

なのよちゃん・ましゃか・ちゃんかみ(仮)と一緒に、なのよちゃんのサンプル探しに行った。スミレ数種・ヘビイチゴ・モミジイチゴなどが咲いていた。チゴユリは、咲いている個体もあったけれどまだこれから。カタクリの花も少々残っていた。もっちーの調査地の方にも行ってみた。と、林床に置かれた丸太が増えていた。枯れ木を伐採して丸太にし、林床のあちこちに積み上げているのだ。おいおいと思って調査地に辿り着くと、丸太の下敷きにはなっていなかったように思う。よかった。しかし、なんでわざわざ伐採するのかね？かくして、無事にサンプルを取って戻ってきた。

モデルの改良中。地道に進む。

4/20 (水) 　挑戦者の心
生物学科3年生向けの講義をした。「花の生態学」というお題であった。出席者は36人。おおむね熱心に聴いてくれたと思う。ただし、ウケ狙いのスライドがあまり受けなかったので、先行きに弱冠の不安を感じている。挑戦者の心(ウケ狙いの)を失ってはいけないのか、冷静に見つめ直すべきなのか。

質問者御イニシャル：S.R.さん・T.S.君・O.Y.君

午後は、イタポン・ましゃかと一緒に構内を散策した。植物探しなり。植物は見つかったけれど植物は見つからなかったという感じであった。季節をずらして探してみよう。

ベガルタ仙台は今夜、ユアテックスタジアム仙台にアビスパ福岡を迎え撃つ(19時試合開始)。ヤマザキナビスコカップの予選リーグの戦いである。J1リーグでは絶不調ながら、ヤマザキナビスコカップでは絶好調の我がクラブである。正直、両者の結果を入れ替えて………などと不謹慎な思いもよぎるのであるが、今夜も勝って、決勝トーナメント進出を目指そう！

今日も、モデルについて考えた。シミュレーションよりもまずは、もう1段階複雑にしたモデルを解析してみるべきではないか。そう思って試みるも、場合分けの数が急増して心が折れている。

4/19 (火) 　ロアッソ熊本
昨日またしても大きな地震が起きた。熊本の辛い状況は続く。
　私としてはやはり、J2のロアッソ熊本のことも心配である。選手の多くが避難生活を送っており、試合を行う状況ではないという。他クラブの試合は今後、通常通りに行われるであろう。熊本の試合だけ消化されないとなるとどうなってしまうのか。試合が出来るようになったら、熊本だけ週2試合をこなしていく？それはあまりに大変だ。チェアマンの素晴らしき解決策を期待したい。

なのよちゃん・ましゃかと卒研の相談をした。その方向で行こう！頑張って頂戴。

レフリーをした。アメリカ人は議論が上手いなどというが。議論が上手いのとずるいのとは別だ。アブストラクトの、「○○という驚きの効果があった」という記述に期待してレフリーを引き受けた。ところが結果の章には、「○○は、全体としては効果がなかった。しかしAという限定下では効果があった」と書いてある。考察の章に行くと、またしても、限定的であることを無視して、「○○という驚きの効果があった」と主張している。忙しい読者の中には、アブストラクト・イントロ・考察しか読まない人がいることも確かだ。それを狙った「あるある詐欺」か？

久しぶりに、自分のモデルの解析を再開した。はたしてこれでよいのかどうか。シミュレーションが必要な気がする。

さ、今から、レポート作成法の講義に行ってくる。

4/18 (月) 　学生実習
生物学科3年生向けにアオキの学生実習を行った。
　作業内容を説明した後、実験圃場のそばの林に行った。昨年まで行っていた場所が丸太置き場になっていたので、今年からは新しい場所である。道路の法面のような林で、道路から見通しが良い分、車に轢かれる危険もある。見通しが良いおかげで、巻き尺を伸ばして調査区を設定する作業は楽だった。その後、各班に10 x 5 m^2の調査区を担当して貰った。皆、熱心にやってくれた。アオキの数もそこそこで、作業量的にも適度な感じだった。途中、「蛇を見に行きます」と林中に消える女子が2名。蛇が好きだそうで、「今年はまだ見ていないんです」と焦っていた。そういうものか。かくして、順調に作業を終えた。一つの班だけ、アオキが多いため、かなりの時間がかかってしまった。
　終わった班は、実習室に戻り、性比が1対1になる理由を理論的に解析するように言っておいた。プリントにパラメータの説明だけがあり、後は勝手に解きなさいという状態であった。全班の作業終了後に、私も実習室に戻った。解析の様子を見ると、かなりの難問だったようである。適宜ヒントを与えながら解析を続けさせた。そして最後に正解を示した。わからない点をそのままにせず、しっかりと理解しようとする姿勢に非常に好感を持てた。
　それにしても。調査を行った場所の汚さに辟易した。道路から投げ捨てていくのだろう。あちこちにゴミが散乱していた。テレビだのバイクだのビール瓶だの。なんでこんな物を捨てるんだという物まであった。学生を使って清掃作業をしたくなった。憤然。

4/17 (日) 　勝ちきった
今日は、ベガルタ仙台レディースの応援のために新潟に遠征する(対アルビレックス新潟レディース)。熊本のことを思いためらいも生じたけれど、経済活動を停滞させるのは無意味だ。いつも通りに行動し、微力ながら消費しよう。というわけで、朝7時半に車で出発した。あんはお留守番。途中雨となり、ちょっと憂鬱になった。しかし、新発田市に着いてみると、ぽかぽかと陽が射していた。そのかわり強風が吹き荒れていた。強風のため、試合開始が30分遅れた。
　試合が始まった。仙台がやや押し気味の展開であった。しかし決定機を作ることができない。前半30分くらいの、新潟のFKの時だった。主審がなぜか第4審判のところへ行った。仙台ベンチが悪さをして、第4審判に見られたのか？いや、気象情報を伝えられたようだった。そして、落雷のため試合中断となった。確かに、遠くの方が暗くなっていた。ぴかりと閃光も見えた。これからこっちに来るのか？やがて、すさまじい驟雨が降り出した。真っ白な雨滴に全面が被われ、景色が見えなくなった。こんな雨、見たことないという感じである。風も凄まじい。しかし雷は落ちなかった。20分ほどで驟雨が収まった。その後しばらく様子を見た後、試合が再開された。強風は相変わらず。どちらも決定機を作れないまま時間が過ぎていく。そして後半36分、新潟のクリアミスが、ゴール前にいた仙台FW有町紗央里選手に入った。フリーになった佐緖里が落ち着いてループシュートを決めて、ついに均衡が崩れた。その後をしっかりと守りきり、1-0で仙台が勝利した。
　引き分けもありと思えた試合を勝ちきった。こうやって勝ちを取れるのが強いチームである。これにて2位に浮上した。次節のINAC神戸戦にも勝利して、さらに勢いに乗ろう！

4/16 (土) 　薔薇は咲く
熊本でまた大きな地震が。余震かと思いきや、新たな「本震」であるらしい。なんということか。ニュースで伝えられる現地の状態には、心が重くなるばかりである。一日でも早い復興を祈りつつ。
　5年前を思い出しながら庭に出た。玄関を振り返って驚いた。薔薇が咲いている。

例年よりも1ヶ月早い。まだ、葉が開いたばかりというのに。薔薇は咲く。薔薇は咲く。花は　花は　花は咲く。
※咲いているのはここだけ。室内の換気扇の吹き出し口なので暖かいのだろう。でも、例年はこんなことはなかった。不思議だ。

今日は庭仕事に励んだ。まずは、芝生の根切りをした。専用の道具を芝生に差し込んで根を切るのである。根が再生されて活力が増すのだ。ついで芝生の種子を蒔いた。樹木の陰になっている一帯が、苔に占有されて芝は壊滅状態になっていた。復旧させようと、苔を削り取っておいた。そこに種子を蒔き目土を被せた。1週間もしないうちに発芽するであろう。立派な芝生になるように。最後に、薔薇の殺菌をした。散布用のタンク(3リットル入り)に農薬を入れて肩に下げ、噴霧器で噴霧させるのだ。あまりやりたくない作業であるが、我慢してやらねばならない。その思いが伝わったのか、タンクの蓋が取れて農薬がこぼれ、下半身に農薬がびっしゃりとかかってしまった。推定2.5リットル。泣けた。浴室で洗い流し作業を再開。どうにか終えた。虫が出たらはったおすからね。

ベガルタ仙台1-3浦和レッズ。適地なのでCSで応援した。力の差を見せつけられた試合だった。浦和は、攻撃が華麗なだけではない。守備もすごい。激しいプレッシャーで、仙台はろくにボールを保持できなかった。完敗なり。
　これで4連敗してしまった。そのうちの3敗は昨季にベスト3(広島・大阪・浦和)に対してなので、やむを得ないことにしよう。

4/15 (金) 　お見舞い
早寝な私は知らなかった。朝起きてテレビをつけると、熊本で震度7との画面が。一瞬、東日本大震災がまたしてもと思った。そして、沖縄は大丈夫かという思いも浮かんだ(マツハシがいる)。揺れた地域は限定的だったけれど、熊本は深刻だ。心よりお見舞い申し上げます。

ベガルタ仙台は明日、敵地で浦和レッズと闘う(14時試合開始)。現在、リーグ戦3連敗中の我がクラブである。そこへよりによって浦和戦だ。しかし、うだうだ言っている場合ではない。最低でも勝ち点1を取って帰ろう。
　レディースは明後日、敵地でアルビレックス新潟レディースと闘う(13時試合開始)。敵地といえども必ずや勝利して首位に迫ろう。私はもちろん参戦する。DF北原佳奈選手にとっては古巣との初対決になる。新潟の攻撃陣を封じ込めちゃって、手厚く恩返ししてしまおう。

あおやなと卒研の相談をした。方針が固まり、モデルを作ってみることにした。まずは私が、Mathematicaで超簡単なプログラムを書いた。これをとっかかりに、Mathematicaを勉強しながらモデルを作っていこうね。

自分のモデル解析も進めた。試行錯誤の結果、悪くない結果が出て来たような気がする。目出度し。

4/14 (木) の進歩　ドラッグストア
我が家の近所にドラッグストアが出来た。絶望の象徴である。ここには以前スーパーがあった。我が家の住宅地唯一のスーパーであった。ところが閉店してしまい、建物は取り壊されて駐車場になっていた。スーパーの復活を願い、仮の姿であると思いたい駐車場を見つめる日々が続いた。工事が始まったので期待したら、なんとドラッグストアになってしまった。薬以外にも色々扱っている大店舗なので、無いよりはいいのであるが ………。これが出来てしまったということは、スーパーの復活がなくなったということであろう。よって絶望。
　このドラッグストアの20m隣に、個人経営の小さな薬局がある。大丈夫か。さらには、70mの距離内に床屋が3軒、100mの距離内にクリーニング屋が2軒ある。うー、話し合って店を作って欲しい。それぞれが異なる業種の店舗だったら便利なのに。

緊急速報。仙台市八木山動物公園からチンパンジーが脱走した。2時間あまり自由を謳歌した後、麻酔銃にて捕獲されたようである。

ましゃかと卒研の相談。そう、当初の方向性に拘る必要はない。自分が面白いと思う方向へ進めばよいのだ。

生物学科3年生向けの講義の準備をした。結局、玉虫色の話をするのは止めた(昨日の進歩参照)。そのかわり、自殖による補償の話を復活させた。

4/13 (水) の進歩　講義始まる
生物学科3年生向けの講義が始まった。本日の出席者は38人。午前中は私の講義しか開講されていないので、私の講義のために来て下さったということである。ありがたや。以降出席者がどれだけ減るかも、私一人の腕にかかっているということだ。
　初回ということで今日はイントロをした。頷きながら聞いてくれる学生さんが何人かいて心強かった。来週から、本格的に始めるからね。

質問者御イニシャル：U.Y.君

来週の講義の準備を進めた。マンネリはよくない。中身を変えて新鮮にしないと。そう意気込み、ウケ狙いの新ネタをまずは考えるのは、見つめている方向として正しいのか。
　その後は、講義で紹介する新文献を真面目に探した。と、玉虫色の花に関する論争を見つけてしまった(der Kooi et al. (2014) 対 Vignolini et al. (2014))。Whitney et al. (2009)が、玉虫発色が訪花昆虫の誘引に効いているという論文を出した。玉虫発色とは、CDのように、見る角度によって光り方が変わる発色である。画期的な発見と感激して、講義で紹介してきたのだが………。玉虫発色の存在を否定する論文が出て、論争になっているらしい。両者の論文を読んでみたが、読んだ方の主張が正しく思える。読む方によって見方が変わるとは、さすが玉虫色の論争である。玉虫発色を、講義で紹介すべきかやめるべきか。悩む。

4/12 (火) の進歩　講義の準備
明日から、生物学科3年生向けの講義が始まる。本日、講義の計画を練った。まずは、昨年の講義アンケートを集計し、面白みに欠けた話題、理解しにくかった話題を見ていった。私の印象では、「最適戦略とゲーム理論」の受けが一番悪かった。ところがアンケート結果を見ると、この話題は思ったよりも評価が良く、「植物における性表現」の方が受けが悪かった。わかりにくかったらしい。うーーむ、そんなに難しいことをやったっけと、この話題の講義ノートを見直してみた。少々数式は出て来ているが ………。ともかく、もっとわかりやすくするよう頑張ろう。
　今年は、「自家不和合性の進化」という新話題も講義する。

Sakai, S. (2016) How have self-incompatibility haplotypes diversified? Generation of new haplotypes during the evolution of self-incompatibility from self-compatibility. American Naturalist in press.

Sakai, S. and Wakoh, H. (2014) Initial invasion of gametophytic self-incompatibility alleles in the absence of tight linkage between pollen and pistil S alleles. American Naturalist 184:248-257.

と、すっかり、自家不和合性はかせ漢字の博士ではないところが重要になった感があるので、私の最新の研究を中心に紹介するのだ。今年度の講義アンケートでこの話題の評判が悪かったらもう自信喪失。

上村君と卒研テーマの話をした。方向性が見えてきた。かたや、「吾輩は上村である。渾名はまだ無い」なのである。

修了生のヒラガから心遣いが届いた。どうもありがとう。我が家での歓迎会で頂きます。それにしても、酒井研約20周年の会でお会いしたかった。残念なり。今度ぜひ、遊びに来て頂戴。

4/11 (月) の進歩　学生実習始まる
新学期となった。今日は、理学部生物学科3年生を対象に、カタクリの学生実習をした。TAとして、なのよちゃんとましゃかも来てくれた。実習内容の説明等を実習室で行ったあと、近くのカタクリ群落へと行った。よかった、花はまだたくさん咲いていた。可憐に咲く花たちよ。一昨日、天ぷらにして喰っちまったので、良心がちょっと苛まれた(4/9の進歩参照)。そんな私の心も知らず、学生は熱心に作業に取り組んでくれた。外での作業後、室内で花の解剖をして貰った。胚珠を取り出して数を数えるのだ。今年新しく取り入れた作業である。この作業経験が豊富なもっちーが、解剖方法を書いたファイルを送ってくれていた。ましゃかとなのよちゃんも実地指導をしてくれた。

なのよちゃん筆「カタクリ解体絵図」。簡潔にして要を得たり。数百年残れば国宝となるであろうが、実習終了後に本人が消してしまった。
集中力の要る作業であったが、みな根気よくやってくれた。お疲れ様でした。
　なのよちゃんとましゃかが手伝ってくれて助かった。二人ともすごく気が利く。300%の働きありがとう。

午前中は、上村君のことについて考えた。「呼び名を」と思った方は酒井研通であるが、そうではない。卒業研究のテーマについてだ。後日本人と相談しよう。

4/10 (日) の進歩　苦杯
ベガルタ仙台1-3ガンバ大阪。またしても、連続失点の悪癖が。
　試合は午後から。午前中は、西洋芝に肥料をやるなどをした。今年は生育が早く、芝面の半分くらいが早くも緑になっている。この調子で、一日も早く前面緑になるように。かたや、雑草もご活躍である。ついにスギナの姿も見てしまい、おえーっとなったのであった。

例によって、利久さんで牛タン定食を頂いてからユアテックスタジアム仙台に入った。今日はちょっと肌寒い。などと思っていた前半5分に早々に失点してしまった。GK石川が、中途半端に前に出てしまった。失点すると、気持ちが落ちるのか、立て続けに失点するのがこの頃の我がクラブである。今日も例にもれずで、前半14, 16分にも失点。早くも0-3になってしまった。前半27分にFWウィルソンがPKを決めて1-3に。その後、コーナーキックからネットを揺らすもオフサイドの判定であった。うー、これが入っていたらかなり盛り上がったのに。それでも後半は、仙台が一方的に攻めて、必死の追撃を見せてくれた。ところがゴールが遠い。精度の低さもあったけれど、ついていない所もあった。結局、追撃点を奪うことなく1-3で敗れてしまった。
　15位に転落してしまった。カップ戦を含め8試合を戦い、複数得点の試合なしである。うー、どうにかしないといけない。

4/9 (土) の進歩　快勝
ベガルタ仙台レディース3-0ジェフユナイテッド市原・千葉レディース。快勝だった。
　試合は角田市で行われる。ちょっと早めに9時過ぎに家を出た。11時過ぎに到着。メンバー外の選手達が、色々なブースを手伝っていた。日専連さんの大抽選会もあり、豪華賞品を目指して挑んでみた。結果はうまい棒1本であった。こういう物は食べないので、隣のブースにいたMF佐々木美和選手にあげた。「ありがとうございます」とにっこりされたのが、本日一番の想い出となった。さらには、「うまい棒」と「うまか棒」とがあるということが、本日得た豆知識となった。
　試合が始まった。立ち上がりから、仙台がほとんど支配する展開となった。そして前半11分、コーナーキックからMF川村優理選手が押し込んで早くも先制した。しかしその後は、攻めながらも追加点を奪えない時間が続いた。後半38分、うまく抜け出したFW浜田遥選手が、千葉GK山根選手と1対1になった。エリア内で倒されてPKを獲得。さらには、山根選手が一発退場となった。交替枠を使い果たしていたので、千葉DF櫻本選手が急遽GKとなった。遥がこのPKを決めて2-0に。これにて勝負ありだった。追加時間には、FW安本紗和子選手が駄目押しの3点目を上げた。紗和子、久々の得点おめでとう！
　良い試合だった。苦手としていた千葉を圧倒した。この調子でどんどん行って、勝利を積み重ねよう。

昨日の帰りに朝市に寄った。なんと、カタクリを売っていた。パックに、地上部が20本ほど。ついつい買ってきて、天ぷらにしてみた。花弁・葯・雌しべがそのままで、なんかグロテスクであった。味も、するんだかしないんだかという感じだった。

4/8 (金) の進歩　明日は千葉戦、明後日は大阪戦。
ベガルタ仙台レディースは明日、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースを角田市陸上競技場に迎え撃つ(13時試合開始)。前節敗れてしまった我がクラブである。ホームなのだし必ず勝って、勢いに乗ろう。
　男子は明後日、ガンバ大阪をユアテックスタジアム仙台に迎え撃つ(14時試合開始)。2勝3敗と今ひとつ波に乗れない我がクラブである。かたや大阪も本調子ではない。よって勝利し、我がクラブの方が波に乗ろう。

新年度最初の談話会があった。新卒研生4人も正式に参加してくれた。私や先輩と話をしつつ、そして自分のアイディアを積極的に出して、卒業研究のテーマを固めていって頂戴！
　皆が積極的に発言してくれて、充実した談話会となった。新卒研生も色々質問してくれた。そして何より、新M1のもっちー・ほっしーが、いつにも増して発言していた。後輩が出来たからね！もちろん、かえちゃんもいつも通り積極的だった。この調子で、自分らが引っ張るつもりで盛り上げていって欲しい。

モデル解析。昨日の一筋の光明を頼りに改良したものの、小手先の対応という感が否めない。自分自身、面白いと思えない。これまでのモデルは、解析をしているときは、自分自身ですごく面白く思っていた。論文になったものを見返すと大して面白くないことがしばしばであるが。

4/7 (木) の進歩　会話が続く
昨日のカタクリの想像会話の続編。

散策者A：「この綺麗なお花は何ですか？」
散策者B：「カタクリって言うんです」
散策者A：「地中30センチくらいのところに地下茎があり、葉が2枚になると開花し、雄性先熟で自家和合性で、開花期間は13日くらいで、花粉の送粉には開花期間いっぱいかかるのに、胚珠の受粉の方は数日で頭打ちとなり、上層の樹木の葉が展開する頃には地上部がなくなる春植物で、5月下旬に種子散布し、種子にはエライオゾームが付いている植物ですか？」
散策者B：「それとは違う植物です。カタクリは自家不和合性です。一部の集団でのみ自家和合性です。雄性先熟ではありますが、開花初日に受粉しても結実しました」

という会話が見ず知らずの人の間で成立したら、その土地、気軽に散策できない気がする。というわけで、しんすけよりの訂正情報でした。どうもありがとう。

あおやな・ましゃかと卒研の相談。二人とも、頑張って論文を読んでいる。この調子で！

モデルについて考えた。当たり前の結果というか、面白みがないというか。悶々とすることしばし。帰り際に、一筋の光明をようやく思いついた。

4/6 (水) の進歩　普通物
今日ももっちーの調査に付いていった。あおやな・ましゃかにも来て貰った。調査地のあちこちに伐採した丸太が積まれており、ビニール袋で被われていた。ビニールの下に伐採日・業者等が書かれた紙があり、以下のような注意書きがあった。

ところが、注意書き(＊)の対象が見当たらない。「毒劇物に該当しないものを指していう通称」とはいったい何か？「安全物」「非毒劇物」？？植物調査に来たのに、余計なことに悩んでしまった。悶々としつつ、カタクリの様子も見に行った。終わりかけの花もあった。カタクリの写真を撮っている散策者がいたので、「この綺麗なお花は何ですか？」と聞きたくなった。「カタクリって言うんです」に、「地中30センチくらいのところに地下茎があり、葉が2枚になると開花し、雄性先熟で自家和合性で、開花期間は13日くらいで、花粉の送粉には開花期間いっぱいかかるのに、胚珠の受粉の方は数日で頭打ちとなり、上層の樹木の葉が展開する頃には地上部がなくなる春植物で、5月下旬に種子散布し、種子にはエライオゾームが付いている植物ですか？」と聞き返したらどう反応なさるか。
　研究室に戻り、「毒劇物に該当しないものを指していう通称」で検索してみた。答えは「普通物」であった。毒劇でないものは普通とは、間が飛びすぎていないか。

本日は入学式なり。その後、生物学科新入生向けのオリエンテーションもあった。植物生態研究室の紹介を2分ほど喋った。

モデル解析を進めた。計算してみたところ、あまりにも当たり前の結果が出て茫洋としている。もっともっと工夫しないといけない。

4/5 (火) の進歩　重版3つ
「これからレポート・卒論を書く若者のために」の9回目の重版と、「これから学会発表する若者のために：ポスターと口頭のプレゼン技術」の7回目の重版と、「これから研究を始める高校生と指導教員のために：研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方」の2回目の重版が決まった。一挙に3冊も重版となって嬉しい。お買い上げ、誠にありがとうございます。
　これレポ重版で、チームイントロのメンバー交代も完了した。イントロの5つの骨子は、長い間、「何を前にして」「どういう問題に取り組むのか」「どうして取り組むのか」「どういう着眼で」「何をやるのか」で構成されていた。それがこれ論の究極の大改訂版において、「どうして取り組むのか」-->「取り組む理由は」と変更したのである。これレポ・これ学・これ研ではどうすべきか。AKBみたいに、チームA・チームB などと各本独自のチームを持つのもよいかと思ったが、読者の皆さまは、チームAのファン・チームBのファンなどと盛り上がったりはしないであろう。そこで、他の本でもメンバー交代すべく、重版のたびに書き換えていた。これ学・これ研での交代は昨年終えた。そして今回、これレポでもメンバー交代することができた。というわけで、チームイントロ「何を前にして」「どういう問題に取り組むのか」「取り組む理由は」「どういう着眼で」「何をやるのか」をどうぞよろしく！

もっちーと圃場を散歩。もう無くなっている？

モデル解析を進めた。バグは無くなった(たぶん)。計算を実行してみたところ、ちょっと悩む結果が出た。明日もっと悩もう。

4/4 (月) の進歩　大変なことになった
ベガルタ仙台に緊急事態である。GK関憲太郎選手が怪我で全治5週間だそうだ(ベガルタ公式ページより)。正GKの六反が怪我で離脱したため、替わってゴールを守っていた関である。その関までも離脱とは。残るは、第3GKの石川彗と2種登録(ユース・学生選手)のGKのみである。ここはもう、石川に頑張って貰うしかない。仙台での出場経験がない石川であるが、好機と燃えたぎって欲しい。

新学期となり、新卒研生も研究室に通い出している。良い感じだ。頑張って、面白い研究をしよう。
　上村君とも、第一回の卒研相談をした。その傍ら、呼び名のことを気にしている私であった。高校時代、「かみ」と呼ばれたことがあるという話も出た。しかし、後輩が入ったときに「かみさん」と呼ばれるとすると、敬われている感じにならないので良くない。

モデル解析を進めた。先週末にだんまりとなってしまった原因は、無駄に複雑なモデルにしたためである。もっと単純な仮定で十分と気づいた。単純モデルへの改良を試みたところ、単純なりにバグが出る。悩ましいったらありゃしない。

4/3 (日) の進歩　恐竜展
今日は帰るだけである。上野の科学博物館で恐竜展をやっているので、せっかくだから見に行ってみた。人が多くて大変だったけれど、面白かった。改めて、多様な生物を作り出す進化のすごさに感銘する。進化生物学者のはしくれではあるが、複雑で多様な生物が進化で誕生することが信じられない。どうやったらこんな生物が誕生するのか。進化の不思議さに、「ほんに不思議」と思うばかりである。

ベガルタ仙台レディース1-2岡山湯郷ベル。今日の13時から敵地で行われた。映像が無いので携帯で経過を追った。昨季は大勝続きだった相手であるが。無念なり。試合内容はどうだったのだろう？

4/2 (土) の進歩　13回忌
母の13回忌のために小田原に行った。そして、兄夫婦と舞ちゃん夫婦とで法事をした。終了後は、会席料理の右京さんで食事をした。右京さんに来たのは実に久しぶりである。5人で美味しい料理を頂きながら歓談。舞ちゃん夫婦はこの後、箱根の温泉に泊まりにいくそうだ。羨ましい。行ってらっしゃい！

かくいう私も、浜松に行って、懐石料理のいっ木さんにお邪魔するという羨ましさであった。春に行くのは初めてなので、いつにも増して楽しみだった。筍・赤座海老・鮎子・桜鯛など、春の食材をふんだんに使った料理を堪能した。いつも通りとても美味であった。
　ご主人に、京都風の出汁巻き卵の巻き方のコツも教わった。京都風では、手前側から奧側に巻く。これが超絶に難しいのだ。卵焼き器を下から上に上げて卵を押し出すようにし、その瞬間に菜箸でくるりと回す。つまりは、卵を上に上げるときに菜箸で回す、と思っていたのであるが ……………。なんと、卵を下に下げるときに菜箸で回すのだという。卵焼き器を下に下げる時、卵との間に一瞬隙間が出来る。そこに菜箸を入れちょんと突き出すのだそうだ。まさに、わおーーっという感じであった。帰ったらさっそく試してみよう。

4/1 (金) の進歩　今夜は広島戦
ベガルタ仙台は今夜、敵地でサンフレッチェ広島と闘う(19:30試合開始)。昨年王者の広島であるが、まだ波に乗れていない。今の内に勝ってしまい順位を上げよう。

科学研究費が通った！嬉しい。頑張ってよい成果を出すぞ。

今日ももっちーの調査に付いていった。陽が射すと暖かいけれど、陰ると寒い。そんな中、学生が頑張って調査をした。
　調査地まで、水道施設脇の直登階段を往復した。調査地のある谷底まで一挙に350段の階段で行くのだ。下りは楽ちん。しかし登りはしんどい。何階建てのビルに相当するのだろうと思いながら耐えた。

モデルの改良に勤しんだ。ようやくにして、望む結果が出てくるための鍵が見えてきた。こういう仮定を入れればうまくいくだろう。そう思ってMathematicaプログラムを改良し、計算を実行してみた。するとなぜかだんまりになってしまった。そして、「変換に300.`秒を費やした時点で変換を中止しました」というメッセージが出て来た。なんだこりゃ？ともかくも、プログラムを見直さないといけない。

明日は法事で小田原に行く。早いものでもう13回忌である。終了後は例によって浜松に行き、お気に入りの懐石料理店「いっ木」さんに行く。法事の後の昼食にも懐石料理を頂くので、なんとも贅沢な日となる。