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これから研究を始める高校生と指導教員のために 第2版:
探 究活動と課題研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方

2024 年 2 月 10 日刊行
 酒井 聡樹著 共立出版
A5 版 320 頁 価格 本体2700円 + 税
4 色刷り(一部 2 色刷り) 折り込みスライド・ポスター付き

ISBN  9784320006157

2013 年 7 月 10 日 初版第 1 刷発行
2015 年 5 月 1 日 初版第 2 刷発行
2016 年 4 月 27 日 初版第 3 刷発行
2017 年 6 月 23 日 初版第 4 刷発行
2019 年 4 月 25 日 初版第 5 刷発行
2021 年 2 月 1 日 初版第 6 刷発行
2024 年 2 月 10 日 第 2 版第 1 刷発行

累計 1,0350 部出来
初版 1,0340部
第2版 3010部

本書は、これから探求(研究)を始める高校生と指導教員のための本です。探究活動・課題研究を行うために必要な以下の3つを説明していま す。

1. 探究活動および課題研究の進め方とまとめ方
2. 論文の書き方
3. 口頭発表とポスター発表の仕方

各部分で、知っておくべきことすべてを書いています。その内容は、理系文系どちらの探求にも通じるものです。総 合的な探究の時間等で行う探究活動や、SSH等で行う課題研究のどちらにも通じるものでもあります。
 1, 2,3のそれぞれが、それだけで1冊分の内容を持っています。つまり、本書1冊で3冊分の内容があります。価格に比してか なり充実していると思っています。
 わかりやすい説明も心がけています。各章の冒頭に要点があり、重要なことがすぐにわかるようになっています。探求の例を豊富に用いて、良い点と 悪い点が具体的にわかるようにしています。
 本書は、2013年に出版した初版の大改訂版です。ほぼ全面的に書きかえました。まったく新しく生まれ変わったと思って下さい。
  本書の内容の出張授業も承ります。対面でお話しする方が理解も深まると思います。お気軽にお声がけ下さい(酒井連絡先;sakai あっとtohoku.ac.jp)。

本書の構成と使い方
本書は6部構成です。

第1部:探求(研究)を始める前に知っておいて欲しいこと
 探求とは何なのかを説明します。その探求で取り組む問題と、その問題に取り組む理由を説明することの大切さを訴えます。「自分が興味を持ったか ら」というだけの理由では、自分の探求成果を他者に受け入れてもらえないという話もします。

第2部:探求の進め方 とまとめ方
 探求の進め方とまとめ方を具体的に説明します。取り組む問題を決め、問題への解答に対する仮説を立てます。想定している結論を支えるのに最善の データ・事実を得るために仮説を立てるのです。探求成果をまとめるときには、まずもって結論を明確にします。そして、取り組んでいた問題のことを いったん忘れます。その上で、得られた結論に対応するように、取り組む問題を決め直します。これにより、取り組む問題と、探求内容・結論を一致さ せます。

第3部:データを取った場合の、データ解析と提示の仕方
 理系の探求の多くと文系の探求の一部でデータを取るでしょう。こうした探求における、データ解析の仕方と提示の仕方を説明します。データには、 唯一の真の値があるはずのものと、データの値がそもそもばらつくものの2種類があります。それぞれにおけるデータ解析の仕方を説明します。検定と は何なのかも説明します。

第4部:論文執筆・口頭とポスター発表の準備をする前に知っておいて欲しいこと
 論文執筆・口頭発表・ポスター発表をする上で心がけて欲しいことを説明します。論文執筆・口頭発表・ポスター発表は、他者にわかってもらうため に行います。この、「わかってもらう」という意識を持つことがとても大切です。わかりやすくするために心がけて欲しいことも説明します。

第5部:論文・口頭発表・ポスター発表の各部分で書き示すこと
 論文・口頭発表・ポスター発表の各部分で書き示すことを説明します。タイトルの付け方、序論・研究方法の説明・結果の説明・考察・結論・引用文 献と参考文献において示すべきこと、図表の提示の仕方を説明します。序論はとくに大切です。その探求の意義を認めてもらえるかどうかは序論にか かっているからです。説得力のある序論の書き方を説明します。

第6部:口頭発表・ポスター発表(プレゼン)の仕方
 どうすれば、わかりやすい口頭発表・ポスター発表になるのか、その方法を具体的に説明します。わかりやすいスライド・ポスターの作り方、それら を用いての発表の仕方、質疑応答の仕方。充実した発表にするために大切なすべてを説明しています。

本書は長いため、最初から最後まで一気に通読するのは大変です。あなたの探求の進捗段階に応じて該当部分を読むようにしましょう。辞 書のように使うことも勧めます。目次を充実させているので、必要部分を探して読んで下さい。

第3部6.3節「検定の考え方とその手順:母集団の平均値の差の検定の実験」で行っている カード実験について
6.3節のp. 125-126で行っているカード実験でのP値の読み取り方についての補足説明です。実験で得られた平均の差が、表3.3, 3.4(p. 124, 125)に載っている平均の差とぴったり同じにならない場合が多々あります。たとえば、表3.3に載っている平均値の差は 0, 0.3, 0.6, 0.9, 1.2 ......... です。これに対しカード実験の平均差は、0.1, 0.2, 0.4, 0.5, 0.7, 0.8, 1.1, 1.2, ........... など色々な値を取ります。表3.3, 3.4から読み取るP値は以下のようにして下さい。

カード実験の平均差 -> 読み取るP値
0.2 -> 平均差が0以上となるP値
0.4 -> 平均差が0.3以上となるP値
0.5 -> 平均差が0.3以上となるP値
0.7 -> 平均差が0.6以上となるP値
1.1 -> 平均差が0.9以上となるP値
1.2 -> 平均差が1.2以上となるP値

カード実験の平均差を超えない中で、平均差が最大のもののP値を読み取ります。

副読文 書;統計作図ソフトRの使い方
共立出版の本書紹介サイトに、統計作図ソフトRの使い方を徹底解説した副読文書を載せています。関連情報にある副読文 書です。

1. Rのインストールの仕方
2. Rの使い方
3. Rを使っての作図の仕方
4. Rを使っての統計解析の仕方
5. 一般化線形モデルによる解析の仕方

本文に載せている図の描き方や統計解析の仕方をわかりやすく説明しています。ぜひ、参照して下さい。

目次
第1部 研究を始める前に
第1章 研究とは何か
 1.1 学術的問題とは何か
 1.2 研究において行うこと
 1.3 研究とはいえないもの
第2章 意義のある問題に取り組もう
 2.1 自分の興味を他者の興味に
 2.2 他者の興味にするために
 2.3 取り組む理由の説明の仕方
 2.4 興味を持ったから調べるのか
第3章 説得力のある主張とは
 3.1 データ・事実に基づき結論している
 3.2 論理的な主張をしている
  3.2.1 他の解釈も検討している
  3.2.2 条件を1つだけ変え、その影響を見ている
  3.2.3 真の関係とみかけの関係を区別している
 3.3 その主張が否定される可能性も検討している
 3.4 他の主張に比べ、その主張の方が確からしい
第4章 剽窃と捏造を絶対にしない
 4.1 剽窃を絶対にしない
  4.1.1 剽窃とは何か
  4.1.2 剽窃を絶対にしない
  4.1.3 参考と引用;剽窃とはまったく異なる行為
 4.2 捏造も絶対にしない

第2部 研究の進め方
第1章 取り組む問題を決める
 1.1 その問題の学術的意義を問いかける
 1.2 取り組む問題の候補の探し方
 1.3 取り組む問題を決める上で心がけること
  1.3.1 解答の見通しが立つ
  1.3.2 探究活動・課題研究で実現可能である
第2章 学術的知見を調べる
 2.1 先行研究を調べる
  2.1.1 先行研究とは何か
  2.1.2 先行研究の調べ方
  2.1.3 先行研究の読み方
  2.1.4 取り組もうとしている問題が未解明であることの確認
 2.2 先行研究以外の学術的知見を調べる
第3章 仮説を立てる
 3.1 仮説とは何か
 3.2 仮説を立てる目的
 3.3 仮説を立てる順番
 3.4 仮説が不要に思える研究における仮説
第4章 研究計画を立てる
 4.1 研究計画を立てる上で心がけること
  4.1.1 取り組む問題に解答できるものにする
  4.1.2 それが無理ならば、取り組む問題を解答できそうなものに変える
 4.2 研究手法
  4.2.1 実験・解析・観察・調査等
  4.2.2 文献調査
  4.2.3 アンケート
  4.2.4 面談
第5章 研究計画を実行する
 5.1 研究ノートを付ける
  5.1.1 研究ノートを付ける目的
  5.1.2 研究ノートに付けるべきこと
 5.2 解析用のデータの管理
  5.2.1 表計算ソフトExcelで管理
  5.2.2 データシートを、書き込み用の記録紙としても使う
  5.2.3 解析用のファイルとオリジナルのファイルを作る
 5.3 研究の軌道修正
  5.3.1 非現実的で実行不能だった研究を現実的なものにする
  5.3.2 より面白い研究にする
第6章 研究成果をまとめる
 6.1 結論を明確にする
 6.2 取り組む問題と研究内容を一致させる
  6.2.1 取り組む問題と研究内容の不一致
  6.2.2 結論に合わせ、取り組む問題を変える
 6.3 研究成果のまとめ方
  6.3.1 取り組んだ問題のことをいったん忘れる
  6.3.2 得られたデータ・事実を元に結論を決める
  6.3.3 結論に対応するように、取り組む問題を決め直す
  6.3.4 取り組む問題から結論に至るまでの話の流れを整理する
 6.4 否定的な結果しか出なかった場合の対処法

第3部 データの解析と提示
第1章 データ解析の前に
 1.1 データには2種類ある
 1.2 母集団と標本
  1.2.1 母集団とは
  1.2.2 標本とは
第2章 唯一の真の値がある対象の解析
 2.1 真の値の推定:平均と標準誤差
  2.1.1 推定値としての、平均値の信頼度
  2.1.2 標準誤差とは
  2.1.3 「平均の平均」および標準誤差の推定
 2.2 真の値の推定精度の上げ方
 2.3 条件に依存した真の値の変化の解析
  2.3.1 条件に依存した真の値の推定値の変化の示し方
  2.3.2 真の値の、条件への依存性の解析の仕方
第3章 データの値がそもそもばらつく対象の解析
 3.1 母集団における、データの値の分布の要約
  3.1.1 平均±標準偏差
  3.1.2 中央値(第1四分位数-第3四分位数)
 3.2 母集団間での、データ分布の違いの解析
  3.2.1 データ分布の示し方
  3.2.2 母集団間での、平均・中央値の違いの解析の仕方
 3.3 母集団内でのデータの解析
  3.3.1 2種類のデータの関係性の示し方
  3.3.2 2種類のデータの関係性の解析の仕方
  3.3.3 1種類のデータの解析の仕方
第4章 アンケート結果の示し方
第5章 統計・作図ソフトRを使おう
 5.1 Rとは
 5.2 データ管理はExcelで、データ解析と作図はRで
 5.3 Rを使ってみる
  5.3.1 RおよびRStudioのインストール
  5.3.2 Rの使い方の基本
  5.3.3 tidyverseのインストール
  5.3.4 ExcelファイルのRへの読み込み方
  5.3.5 データの指定の仕方
  5.3.6 平均と標準偏差の計算
  5.3.7 作図
第6章 検定に挑戦しよう
 6.1 検定とは何か
 6.2 帰無仮説の棄却と対立仮説の採用
 6.3 検定の考え方とその手順:母集団間の平均の差の検定の実験
 6.4 t検定に挑戦
  6.4.1 t検定とは何か
  6.4.2 t検定に挑戦
 6.5 検定を行う上での注意事項
  6.5.1 母集団におけるデータ分布の形の推定が鍵
  6.5.2 実際の計算は統計ソフトで行う
  6.5.3 理解できていないのならやらない
 6.6 一般化線形モデルの奨め

第4部 論文執筆・プレゼン準備の前に
第1章 論文執筆・プレゼンにおいて心がけること
 1.1 論文執筆・プレゼンは、他者にわかってもらうために行う
 1.2 他者は冷たい存在である
 1.3 理解の努力が最小の論文・プレゼンにする
第2章 わかりやすい論文・プレゼンのために
 2.1 わかりやすくしようという意識を持つ
 2.2 必要かつ不可欠な情報だけを示す
 2.3 情報の保持と処理の負担をかけない
 2.4 論理的な主張をする
 2.5 読者・聴衆が待っている情報を与える
 2.6 読者・聴衆の疑問に配慮する
 2.7 読者・聴衆の知識を想定する

第5部 論文・プレゼンの各部分で書き示すこと
第1章 論文・プレゼンの構成を練ろう
 1.1 基本的な構成
 1.2 章立てをしよう
 1.3 論文・プレゼンの構成に関する注意事項
  1.3.1 結論を支えるのに不要なデータ・事実、失敗した実験・解析・観察・調査等を載せない
  1.3.2 やったことを、やった通りの順番で説明しない
  1.3.3 「方法 -> 結果 -> 方法 -> 結果」という順番で説明しない
  1.3.4 序論で、「動機」という見出しを使わない
第2章 序論で書き示すこと
 2.1 序論で示すべき5つの骨子
  2.1.1 何を前にして
  2.1.2 どういう問題に取り組むのか
  2.1.3 取り組む理由は
  2.1.4 どういう着眼で(着眼理由も)
  2.1.5 何をやるのか
  2.1.6 良い序論の実例
 2.2 説得力のない序論
  2.2.1 序論は前置きにあらず
  2.2.2 「何をやるのか」を述べていない
第3章 タイトルのつけ方
 3.1 良いタイトルとは
  3.1.1 タイトルの役割
  3.1.2 良いタイトルの条件
  3.1.3 良いタイトルの例
 3.2 伝わらないタイトル
  3.2.1 調べた対象をタイトルにしただけ
  3.2.2 着眼点を書いていない
  3.2.3 取り組む問題ではなく、問題解決のために行うことを書いている
 3.3 わかりやすくする工夫
第4章 研究方法の説明の仕方
 4.1 研究方法を説明する目的
  4.1.1 研究方法が適切であることを示す
  4.1.2 論文の読者が研究を再現できるようにする
 4.2 論文・プレゼンで示すべき情報
  4.2.1 研究対象
  4.2.2 実験・解析・観察・調査等の狙いと概要
  4.2.3 実験・解析・観察・調査等の方法の詳細
  4.2.4 統計処理の方法
  4.2.5 アンケート・面談・文献調査等を行った場合
第5章 結果で書き示すこと
 5.1 わかりやすい形にまとめたデータ・事実
 5.2 どういう図表なのかの説明
 5.3 データ・事実の解析や分析の結果の説明
 5.4 データ・事実から言えることの要約
第6章 考察および結論で書き示すこと
 6.1 考察の目的
 6.2 考察で書き示すこと
  6.2.1 問題解決のために行ったことの結果の検討と、取り組んだ問題に対する結論
  6.2.2 研究の問題点の検討
  6.2.3 その問題に取り組んだ理由への応え
 6.3 伝わらない考察
  6.3.1 結果の解釈というより、結果の説明だけで終わっている
  6.3.2 個々の結果の解釈だけで終えていて、それらを統合した結論を示していない
  6.3.3 結論ではなく「結果のまとめ」で終えている
 6.4 結論を書き示す場所
  6.4.1 論文の場合
  6.3.2 プレゼンの場合
第7章 論文の要旨の書き方
 7.1 @取り組んだ問題・A問題解決のためにやったこと
 7.2 B具体的な研究方法・C研究結果・D考察
 7.3 E結論
 7.4 要旨を書く上での注意事項
  7.4.1 余計な前置きは不要
  7.4.2 要旨は、本文が完成してから書く
  7.4.3 短い文章で
第8章 図表の提示の仕方
 8.1 図にするべきか、表にするべきか
  8.1.1 図にするべき情報
  8.1.2 表にするべき情報
 8.2 図を作る上での注意事項
  8.2.1 原因となるものを横軸に、それに依存して決まるものを縦軸にする
  8.2.2 軸の名称と単位を必ず書く
  8.2.3 関連するデータの図での示し方
 8.3 表を作る上での注意事項
  8.3.1 データ組の各要素を横方向に並べ、各データ組を縦に積み重ねる
  8.3.2 関連するデータはすべて1つの表に組み込む
 8.4 論文の図表において心がけること
  8.4.1 図表のタイトルおよび補足説明を書く
  8.4.2 白黒で区別の付く記号・線にする
 8.5 プレゼンの図表において心がけること
  8.5.1 図表の上に、その図表のタイトルを付ける
  8.5.2 カラーを使って、区別の付く記号・線にする
  8.5.3 記号のすぐそばに、その説明を書く
  8.5.4 図表のすぐそばに、その解釈を書く
第9章 引用文献と参考文献
 9.1 引用文献と参考文献の違い
  9.1.1 引用文献
  9.1.2 参考文献
 9.2 論文・プレゼンの本体中での引用の仕方
  9.2.1 引用において心がけること
  9.2.2 引用の仕方
 9.3 引用文献・参考文献のリストの作り方
  9.3.1 引用文献・参考文献に付すべき情報
  9.3.2 引用文献・参考文献のリスト

第6部 プレゼンの仕方
第1章 口頭発表とポスター発表に共通するプレゼン技術
 1.1 その部分が、何に関する情報で何を言いたいのかを明示する
  1.1.1 見出しをつける
  1.1.2 言いたいことの要点を示す
 1.2 全体像を示してから細部を説明する
 1.3 文章で説明せず、絵的な説明にする
  1.3.1 文章で説明しない
  1.3.2 絵的な説明にするコツ
 1.4 言葉を覚えさせない
  1.4.1 短い言葉はそのまま使う
  1.4.2 長い言葉は、中身を要約した言葉に置き換える
 1.5 「主張を上に、理由・根拠をその下に」という示し方にする
 1.6 見出し・重要事項を目立つ文字にする
  1.6.1 見出しを目立つ文字にする
  1.6.2 重要事項を目立つ文字にする
 1.7 目が行って欲しい部分を枠で囲って示す
 1.8 色を使って情報を対応づける
 1.9 大きな文字で、ゴシック体で、背景とのコントラストを明確に
  1.9.1 大きな文字で
  1.9.2 ゴシック体で
  1.9.3 背景とのコントラストを明確に
 1.10 色覚多様性に配慮する
 1.11 理解に必要な情報はすべて書いておく
 第2章 スライドの作り方
 2.1 どういう情報を伝えるのかを前もって知らせる
 2.2 各スライドに見出しを付け、言いたいことの要点も示す
 2.3 1枚のスライドで1つのことだけを言う
 2.4 大切なことはスライドの上部に書く
 2.5 中央配置を基本とする
 2.6 序論の最後で研究目的を明示する
 2.7 発表の締めにまとめを出す
第3章 ポスターの作り方
 3.1 ポスターを作る前に
  3.1.1 ポスターの大きさと視野との関係
  3.1.2 聴衆の基本的な姿勢
  3.1.3 わかりやすいポスターとは
 3.2 すっきりとしていて、拾い読みしやすいポスターにするコツ
  3.2.1 5-10分で説明できる内容に絞る
  3.2.2 まとめ(結論を含む)をを示し、それを、ポスター右上に配置する
  3.2.3 2段組みにする
  3.2.4 情報の領域を明確にする
  3.2.5 読む順番がわかるようにする
  3.2.6 番号等を使って情報間の対応をつける
  3.2.7 情報を省略しない
 3.3 オンライン発表でのポスター
  3.3.1 1枚のポスターを提示する場合
  3.3.2 複数枚に分割して提示する場合
第4章 口頭発表とポスター発表の仕方
 4.1 発表練習をする
  4.1.1 他者の意見を仰ぐため
  4.1.2 淀みなく説明できるようになるため
  4.1.3 説明時間を確認するため
 4.2 発表時間を守る
 4.3 原稿を読み上げず、聴衆を見て話す
 4.4 全員に届く声で話す
 4.5 適度に間を取りながら話す
 4.6 過度に抑揚をつけた話し方をしない
 4.7 スライド・ポスターにないことを話さない
 4.8 ポインタ・指示棒を使って説明する
 4.9 図表の読み取り方を説明してから、データの意味することを述べる
 4.10 スライド・ポスターの印刷資料を用意する
 4.11 発表用の原稿について
 4.12 ポスター発表において心がけること
  4.12.1 勝手に説明を始めない
  4.12.2 全員に向かって言葉を発する
  4.12.3 聴衆の反応を見ながら説明する
  4.12.4 まとめ(結論を含む)は最後に説明する
 第5章 質疑応答の仕方
 5.1 質問を歓迎しよう
  5.1.1 興味を抱いてくれたということである
  5.1.2 今後の研究に活かすことができる
 5.2 質問への対応の仕方
  5.2.1 質問の意図を捉える
  5.2.2 自分を落ち着かせる
  5.2.3 まず的確に答え、次に、必要に応じて補足説明をする
  5.2.4 質問者を見ながら答える
  5.2.5 他の聴衆にも届く声で答える
  5.2.6 沈黙しない
  5.2.7 特定の聴衆と延々とやりとりをしない
 5.3 聴衆としての質問の仕方
  5.3.1 質問の種類
  5.3.2 積極的に質問しよう
  5.3.3 批判的な質問もする
  5.3.4 質疑応答の時間を独占しない