進行状況

「これから論文を書く若者のために」
出版後の進行状況

7/31 (水) の進歩　いったい何回目かという、英英辞書を使おうキャンペーン　
日本語のある単語の意味を調べるのに、和英辞書を使う人はまずいないであろう。和英辞書には、対応する英単語が書いてあるだけで、その日本語の意味の説明はないからだ。言葉の意味を知りたければ、当然のごとく国語の辞書を使うはずだ。
　英語の単語の意味を調べる場合も同様である。英和辞書には、対応する日本語が書いてあるだけである。その英語が持つ言葉の意味は書いていない。言葉の意味を正しく捉えたいのならば、英英辞書を使わなくてはいけない。
　英語を使いこなすためには、英語の言葉の意味を正しく知ることが重要である。だから当然、英英辞書を使う。英語で論文を書く場合もまたしかりなりだ。英英辞書を使わないなんてありえないことだ。和英辞書を使って日本語の文章を書く人がいるか。<--- 「和英」を「英和」に、「日本語」を「英語」に置き換えてみよ。

ワコタン論文の改訂を進めた。ようやくにして、大きな山を越えた。これから、もっと大きな山に挑む。越えられるのかどうかわかならない難関である。無理な場合は脇道を通り、「こっちから来ちゃったけどいいですかー?」とレフリーに尋ねることになる。

16 時 02 分時点での速報。越えられそうなり、越えられそうなり！

7/30 (火) の進歩　サッカーくじtoto
サッカーくじ、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、 to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、 to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、to、toto が、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あたったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、1700 円。

生協に行ったらこんなことになっていた。

私が作ったポップが(7/18 の進歩参照)、顔写真付きで飾られていた。激しく恥ずかしい。しばらく近づけない。私の写真の下に、『わたしたちの体は寄生虫を欲している』とあるのも何ともシュールである。

話を聞いた。
　その後、バラモンのイントロの骨子を見せて貰った。これでいけるであろう。あとは書くだけ。って、それもまた超大変なのであるが。

ワコタン論文の改訂を進めた。前に進むしかあるまいと、なかば開き直った。そして、自分なりの考えで改訂を進めていった。何とかなりそうだと思ったら、最後のところに来て大問題に遭遇してしまった。どうしよう。ただ一つ言えるのは、「よくもこんな面倒くさいモデルを考えたな、自分」である。

7/29 (月) の進歩　全然わからない
本日も、ワコタン論文の改訂を試みようとしている。今日は丸一日、遺伝モデルの表記方法を調べた。しかし、「2 遺伝子座 2 対立遺伝子モデル」の標準表記方法を提案したという、Kirkpatrick, Johnson, and Barton (2002) (7/26 の進歩参照)を読んでも全然わからない。この著者グループの他の論文を読んでも、これまた全然わからない。うーー、困った。本日は、「全然わからない」と 17 回は言ったと断言できる。

ポールと議論。モデル改良について話し合った。参考にと、Sakai (1993) の論文をコピーして貰った。久しぶりにこの論文を出してみて、遠い昔のものになってしまっていると嘆いたのであった。
　バラモンとも議論。結論を明確に。次に、その結論に対応した、取り組む問題を決める。

7/28 (日) の進歩　優勝！
日本 2-1 韓国。男子はやってくれた！

試合は夜から。午前中に、ダイシン幸町店で行われる、ベガルタ仙台レディースの DF 中村真実選手・DF 下小鶴綾選手・DF 山本りさ選手・MF 嘉数飛鳥選手・髙良亮子選手のサイン会に出かけてしまった。まな板を持参してであった。ただし、まな板にサインを貰おうと思ったわけではない。それはそれで面白い試みであるが、料理の度に刻んでしまっては申し訳なかろう。まな板の表面を削るということもやっているらしいので、持って行ったのだ。

削って貰ったら、新品同様のぴっかぴかとなった。木の香もぷんぷん漂っている。これは良いわ。これからも、年に一回くらい削って貰うか。
　サイン会の方は、2 回も並んでしまった。1 回目は、まな板を片手に並んだ。まな板にサインをするのかと思った選手はいたか？サインを貰ってから、まな板を削りに出した。待ち時間 30 分とのことであった。暇になってしまい、もう 1 回並んだというわけである。
　店内をぶらぶらしていたら、車椅子に乗った DF 坂井優紀選手(足を骨折中)と、車椅子を押す FW 安本紗和子選手とに遭遇した。二人とも普段着であった。紗和子が、超女性らしい格好をしていてちょっと驚いた。ファッション誌に出て来そうだった。

晩酌をしながら代表を応援した。柿谷すごい。あの決定力はただものではない。枠にさえ飛ばないシュートばかり見続けているので、確実に決める姿に感動してしまった。絶対に、ブラジルに連れて行くべきと思う。

7/27 (土) の進歩　負けている場合か
日本 1-2 韓国。なでしこ、負けている場合か？

試合は夜から。午前中は、ベガルタ仙台レディースの練習を見に行った。全体練習に参加していたのは 17 人だけ。DF 坂井優紀選手・MF 鮫島彩選手・MF 嘉数飛鳥選手・MF 小野瞳選手・MF 成宮唯選手・FW 小山季絵選手が負傷離脱中である。怪我人多すぎる。しかも、少なくとも五人は長期離脱している(成宮選手は不明)。悲しいったらありゃしない。
　帰宅後、しっぽりと料理をして過ごした。

浅蜊の酒蒸し。

海老とブロッコリーの白和え。

茄子の揚げ煮。

冷やし冬瓜包み。
豪華であった。

試合が始まった。ベガルタ仙台レディースの DF 長船加奈選手は出場せず。残念。前半に、チ・ソヨンに FK を決められまさかの失点をしてしまった。これで調子が狂ったのか。後半にもまさかまさかの失点。大儀見が 1 点返すのが精一杯で、1-2 の敗戦となってしまった。世界王者の面影はどこへやら。
　もんもんとした日々が続くなでしこである。新戦力が台頭していないことが一番の問題だろう。下の世代は世界大会で活躍しているというのに、なんでだろうね。

7/26 (金) の進歩　時差の神様っているよね
ワコタン論文の改訂を進めた。
　レフリーが、「XXX and YYY(XXX, YYY に人名が入る；いちおう秘匿)を参照せよ」と書いている。しかし、この論文に関して、著者名以外の情報を示してくれていない。出版年も掲載雑誌も巻号もページもわからない。Web of Science で「XXX and YYY」を検索してみたけれど、それらしいものが見つからなかった。どうしようか。投稿先の編集部に問い合わせてみるか。そうすれば、レフリーに取り次いでくれるであろう。しかし、諸刃の剣やもしれぬ。たとえば、

「こいつは、この有名な論文も知らないのか。となると、この投稿論文も信用できないかも」

となるやもしれない。もっと悪いのは、XXX か YYY のどちらかがレフリーであり、

「こいつは、この私の論文を知らないのか。絶対通すか(怒)。」

となることである。
　迷った挙げ句、わからないものはしょうがないと、問い合わせることにした。悪いことは起こるもので、問い合わせて半日後に、件の論文が判明した。大急ぎで編集部にメールを送り、「あのメールのことは忘れて下さい」と頼んだ。今は、一つ目のメールを先方がまだ読んでいないことを、時差の神様頼みしているところである。
　論文がすぐには見つからなかったのは、「XXX and YYY」ではなく、「XXX, ZZZ, and YYY」であったためである。ぶつぶつぶつぶつ。

ポールの Mathematica ファイルにコメント。もうほとんど完成だ。次は、もう一段階発展させたモデルに挑んでみよう。

7/25 (木) の進歩　今夜は二本立て
今夜は豪華に二本立てである。まずはなでしこが、北朝鮮代表と 17:15 から闘う。ついで男子が、オーストラリア代表と 20:00 から闘う。どちらも見逃せない。いったいいつ夕ご飯を食べるのか、というか、いつ夕ご飯を作るのかと今から悩んでいる。
　私としては、ベガルタ仙台レディース DF 長船加奈選手(センターバック)が出場することを願っている。しかし多分出ないだろう。熊谷・石清水がレギュラーだし、センターバックが途中交替することもあまりないし。うまくいけば、最終戦の韓国戦に出場するかもしれない。------- と、男子の代表に選ばれている GK 林のことは忘れている、レディース一辺倒の私。
　それはそうと、なでしこリーグのオールスター戦のファン投票が始まった(ここ)。みなさん、ベガルタ仙台レディースの選手に是非とも投票して下さい。

バラモンの論文セミナー。なんかよくわからない論文だった。

神レフリー様への対応は終えた。おかげさまで、論文がぐっと良くなったと思う。
　ついで、もう一人のレフリーへの対応を始めた。反論すべき点は反論し、従うべき点は従う。当たり前か。反論すべき点は従い、従うべき点は反論するでは訳がわからない。

7/24 (水) の進歩　対応進む
今日も地道にワコタン論文の改訂を進めた。神レフリー様の major コメントへの対応を終え、minor コメントへの対応に入った。minor コメントのなんと楽なことか。言われた通りに直せばいいだけだもん。でも、major コメントは、神レフリー様がご自分で直して下さっていたのだった。そう考えると、major への対応の方が楽であったか。

Mathematica のセミナーがあったので参加した。使い方とかを教えてくれるセミナーかと思ったのだが、最新バージョンの宣伝といった方がよかった。その点、期待が外れた。しかーーし、Mathematica 凄い。機能の素晴らしさに驚いた。Genbank から DNA 配列を取ってきたり、食物連鎖網を描いたり、MRI 写真を立体的に描出したり。よくもまあ、これだけ事細かに機能を備えているものだ。しかも、実に簡単に超高度なことができるらしい。 Mathematica は、数学的な計算をするソフトと思っていた。しかしもはや、それは機能のごく一部でしかない。携帯電話の電話機能が、機能のごく一部でしかなくなったようなものだ(だって、携帯「電話」だぞ)。

7/23 (火) の進歩　定期預金
先日、七十七銀行の預金通帳が満杯になったので、新しい通帳を貰った。そして、「余裕資金を運用しては」という趣旨のことを行員に言われた。そうか。普通預金にただおいておくだけでは確かにもったいない。かといってリスクを負うのもいやだ。地道に定期にでも入れるか。そう思って金利を調べてみたら、ネット銀行がやはりお得であった。私を目覚めさせてくれた七十七銀行さんであるが、貴行の定期には入れないばかりか、預金を引き上げちゃうかも。世の中厳しい。

朝一でちーちゃんとお話。問題無しだね。
　ポールの Mathematica ファイルにコメント。一般的な解析も完了しつつある。すごい。あと少し頑張ろう！

今日も、ワコタン論文の改訂を地道に進めた。神レフリー様の文章のコピーペーストは終了した。いよいよ、各コメントへの具体的な対応に入った。難しい。慎重に慎重に。

7/22 (月) の進歩　寒い
外は雨。気温は 20 度くらいじゃないのか？半袖では肌寒い。湯豆腐が恋しくなってしまった。冷害の地とも言われた仙台の本領発揮か。

朝一でマツハシの論文にコメント。
　ついで、バラモンのイントロ骨子にコメント。まずは結論を明確にすべし。そして、それに対応した問題を設定する。詳しくは、『これから研究を始める高校生と指導教員のために：研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方』の p. 140 - を読むべし。

ワコタン論文の修正を地道に進めた。神レフリーが直して下さった文章を読み(7/17 の進歩参照)、誤解等がないかいちおう確認をする。そして、問題なしとなったら、その文章をそのまま丸ごと原稿にコピーペーストする。「誰が書いた論文なのか」と黄昏れるつつ ………。だって直せないよ、ネイティブの一流研究者が書いた文章なんだから。改訂内容を説明する手紙で、「これ全部レフリーが書きました」と説明すれば無敵な気がするし。

7/21 (日) の進歩　自民圧勝
参院選で自民党が圧勝した。衆参のねじれ解消か ………。これからどうなっていくのやら。安倍がついに、本性を剥き出すのか。
　景気回復しているというけれど、世間のみなさま同様、私もちっとも実感できない。唯一変わったことは、自宅の郵便受けに投げ込まれるちらしが増えたことである。こちらからすると迷惑でしかないが。

西洋芝がなかなか旺盛になっていている。芝刈り後一週間も経つと、相当に見苦しい。というわけで本日も芝刈り。夏に備えて高刈りにしているのだけれど、この涼しさだ。もっとばっさり刈っちゃってもいいのか。しかしもしものことを考えると勇気がでない。

晩酌をしながら、男子日本代表の応援をした。3-1 としたところまでは良かった。しかし追いつかれるとは。あの相手に引き分けちゃいけないだろう。

7/20 (土) の進歩　講義二日目
秋田県立衛生看護学院で行う文章術の講義の二日目である。今日は、講義の後に実習をして頂く。ところが、講義にけっこう時間がかかり、実習時間が一時間半しかなくなってしまった。あらかじめ小論文を書いて頂いていて、他者の小論文にコメントをつけ、かつ、自分の小論文も直すという予定であった。他者のにコメントをつけるだけで一時間。自分のを直す時間は 30 分しかなくなってしまった。時間内では完了せず、あとは各自で改訂して貰うということになった。12 時ちょうどに全日程を終了した。
　S さんを始めとする学院の皆様、どうもお世話になりました。お声がけ下されば、また伺います。

15 時過ぎに帰宅。けっこう疲れていた。何もやる気が起きない。ほけーとして過ごそうと思っていたら、なでしこの試合が 16 時にあることに気づいた。夜じゃなかったのか。でもちょうどよい。というわけで、なでしこの応援に励んだ。勝ちはしたけれど、今一つぴりっとしなかった。あの相手なら、もう 2-3 点は欲しかった。

7/19 (金) の進歩　秋田県立衛生看護学院で講義
今日明日と、横手にある秋田県立衛生看護学院で文章術の講義を行う。学院の生徒さんが対象ではなく、現役の看護師・助産師さんらが対象である。40 日間の研修を行っている最中で、研修科目の一つとして私が講義を行うのだ。
　昼くらいに学院に着き、担当の S さんとご挨拶。13 時から講義を始めた。出席者は 34 人。皆、とても熱心に聴いて下さっていた。睡眠率がゼロで、瞳も熱かった。それに、ウケ狙いのネタにもしっかり反応して下さった。さらには、なんでここで笑うのかという、当の私にもわからなところでも受けて下さっていた。
　初日の今日は、論文で書くべきことから始まり、文章全体としてわかりやすくする技術の途中までで終わった。みっちりと 3 時間の講義であった。内容をたくさん詰め込んだためか、思っていたよりも進まなかった。

横手というと、かまくらと横手焼きそばとが思い浮かぶ私である。B 級グルメは好きではないのだが、せっかくだからと横手焼きそばを頂いてみた。

食い道楽駅前支店の横手焼きそば大盛り。
思いのほか美味しかった。目玉焼きが乗っていることが横手焼きそばの特徴と思っていたのであるが、目玉焼きはむしろ些末なものであった。麺自体が、ふんわりとしていて美味しかった。明日もう一回頂いちゃおうかなと思ってしまった。

宿の温泉に浸かり、整体マッサージを受けた。それだけでは飽きたらず、別の店(宿泊施設内に、マッサージをやるところが三箇所もあった) に移動し、足つぼマッサージも受けてしまった。整体か足つぼかいつも迷うのだ。整体を受けながら、足つぼを欲していることに気づいた。そしてついふらふらとはしご。贅沢な湯上がりであった。
　マッサージに励みすぎ、身体がすっかり冷えてしまった。これではビールが美味しくないかも。というわけで、またまた温泉に入り直し、湯上がりのビールへと直行した。不幸にも、陶器のコップに入った生ビールが出てきた。うーん、生ビールは、硝子のコップに限ると思うのだが。

7/18 (木) の進歩　ポップ
『これから研究を始める高校生と指導教員のために：研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方』のポップを描いた(7/16 の進歩参照)。字が下手だし、絵画的才能が無いこと(＊)は自覚している。某筋からも、私がお洒落なポップを作ることは絶対に無理( <-- 「絶対」つき)という連絡が届いていた。よって、キャッチーな文章のみで勝負することにした。とは言っても、色遣いとか、絵画的な才能が少々は必要になる。ポールにも助言を仰ぎ、文章中心で描いてみたのであるが ………。

苦情は受けつけません。
一目見て、生協の方に綺麗に書き直して貰うべきと全会一致であった。そして、「これを見て下さい」とばかりに生協に乗り込んだ。しかし、「このままが絶対に良いです。著者の自筆がいいんです」と押し切られてしまった。すごすごと退散。はい、このままお使いになるそうです。

＊とは言っても、こういう過去もある。小学生の時の図画の時間に、相撲の横綱の土俵入りの版画を私は作った。横綱を強く見せようと、大きさを他の力士の 1.3 倍にするという単純なものであった。ところがその 1.3 倍さが教師の目を惹き付け、「酒井には絵の才能がある」と、地域の図画大会の代表に私を選んだのであった。1.3 倍にしただけというのに、なんと安直な教師であったことか。むろん、図画大会の結果は覚えてない。

バッジョの論文セミナー。ただ紹介するだけでなく、批判的に読み込もう。実際、かなり問題がある論文だったでしょ。

論文の改訂を地道に進めている。今月中になんとかしたい。

明日明後日と、秋田県立衛生看護学院で文章術の講義を行う。次の更新は、土曜日か日曜日か月曜日となるであろう。行ってきます。

7/17 (水) の進歩　講義最終回
生物学科三年生向けの講義の最終回を迎えた。恒例の、「これから論文を書く若者のために」という話をした。皆、熱心に聴いてくれたと思う(本日もまた、爆睡者を除く)。
　講義最後のメッセージは、「(論文執筆にせよプレゼンにせよ講義にせよ)情報発信は、相手にわかって貰うために行う」であった。何だかんだで、これが私が一番言いたいことやもしれない。一人でも多くの学生に、このメッセージが届くことを祈っている。

質問者・ご意見者御イニシャル：I. M. 君・Y. C. さん・W. K. さん。

論文の改訂を進めている。こうも肩身が狭く、我が身を情けなく思う改訂は初めてだ。昨日の進歩にも書いたように、神レフリー様が、PDF の原稿を Word に読み込み、隅から隅まで丁寧に書き直して下さっている。そして、レフリーコメントに、「○○という問題がある」と指摘してあり、Word 原稿の方は、その指摘に対応して書き直してあるのだ。私はただ、やりとりを見ているだけという感じである。カバーレター(どう改訂したのかを説明する文書)には、「ご指摘に従いこのように改訂しました」と私が書くのか。神レフリー様の手を煩わせてしまった自分を恥じるばかりなり。精進しよう。
　一方、もう一人のレフリーは相当に厳しい。こちらへの対応を誤るとレジェクトされるであろう。むろんこの対応は、私が自分でやることになる。

バラモンの論文にコメント。バッジョの、論文セミナー要旨にも注文をつけた。

7/16 (火) の進歩　ポップ
東北大生協の書籍担当の方に、「『これから研究を始める高校生と指導教員のために：研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方』をオープンキャンパスの時に売り込みましょう」と話した。高校生が大挙、大学の見学にやって来るのだ。生協さんも乗り気になってくれて、ちょっとしたコーナーを作って宣伝してくれることになった。そして、水性ペン 8 色セットと厚紙を持ってきて、ポップを作って下さいと頼まれてしまった。うーーー、そういうのは苦手だ。「字が下手なので」と辞退を試みたところ、「著者の字が良いのです」とのことであった。というわけで、机の上にはお絵かきセットが。どうすべきか真剣に悩んでいる。美術部員、助言くれ。

ちーちゃんとポールと卒研相談。ちーちゃんはいよいよ実験を始める。熱心に取り組むあまり、「あ、今日大学院入試だった」と後になって気づかないように。かたやポールも、一般化した解析に挑み中だ。楽しみなり。

レフリーコメントにあった文献群を読み始めた。はい、赤面。こういう研究があったとはまったく知らなかった。確かに非常に関連している。よくもまあ、これらを知らずに論文を書いてしまったものだ。
　レフリーの内の一人は、懇切丁寧に改訂して下さっている。なにしろ、PDF の原稿を Word に読み込み、隅から隅まで丁寧に書き直して下さっているのだ。とりあえず、このお方の方向に足を向けて寝ることはできない。どこのどなたかわからないので、どっちに足を向けてはいけないのかわからん。

7/15 (月) の進歩　敗退
ベガルタ仙台レディースは、敵地湯郷温泉で、岡山湯郷ベルとなでしこリーグカップ予選を戦った。開始 3 分に先制したものの、後半にぼこぼこと取られて 2-5 で敗戦してしまった。これにて予選リーグ敗退が決定した。悔しい。
　二つだけ、嬉しいことがあった。一つは、MF 田原のぞみ選手が得点をあげたことである。三度の靱帯断裂という悪夢を乗り越え、今季ついに復活を遂げたのぞみであった。そして待望の初得点！嬉しかったろうなあ。敗戦のことは別儀。素直に喜んで欲しい。もう一つは、MF 井手上麻子選手が今季初出場を果たしたことである。昨季は主力として活躍したのに、今季は出番に恵まれていなかった。「悔しいという次元を超えて」いたそうな。これをきっかけに、大暴れしておくれ。

かくいう私は、仙台で自堕落な一日を送ってしまった。American Naturalist から返ってきた論文へのコメントを、自宅で読んだところまではよい。小一時間で読み終え、逃避に走ってしまった。どう対応しようかと考えてみるも、「ちょっとだけ」と他のこと(ネットをみちゃうとか)をやってしまう。午後には、「もういいじゃん」と完全に開き直って、逃避三昧となった。猛省。こんな姿勢じゃ論文は通せないぞ。

7/14 (日) の進歩　暑い
あんを連れて、ベガルタ仙台レディースの練習を見学に行こうと思っていた。ところが、庭に出てみると日差しがきつかった。この暑さの中であんを連れ歩くのは可哀想だ。ついでに自分も辛い。というわけで、見学に行くのを止めてしまった。
　そのかわり、秋田県立衛生看護学院で行う文章技術の講義の準備をした。配付資料が完成した。なんと、A4 で 55 枚もある。すごい分量なり。我ながらよくやる。説明だけで 4 時間はかかるであろう。

その後、しっぽりと料理をして過ごした。朝日新聞に、2 時間煮込む鰯の煮込みが載っていたので、挑戦してみたりと。2 時間の煮込みという本格感に惹かれた。料理に関しては、手間のかかることに走る私なのだ。野菜の煮物も作ったりと、じわじわと時間をかけて過ごした。

戊辰戦争の真っ最中なり。容保いいねえ。頑張れ会津！

7/13 (土) の進歩　勝てない
ベガルタ仙台 1-1 ジュビロ磐田。圧倒的に攻めていたのに。なぜ勝てない？
　試合は夜から。午前中は、芝刈りなどをして過ごした。西洋芝の生育が旺盛になっている。本来、五月に最盛期を迎えるはずなのに、このところは七月に最盛期となる。なぜだ？夏に備えて高刈りにしてやった。

16 時過ぎに、ちょっと早めに家を出た。レディースが練習をしているはずなので、見学してからユアテックスタジアム仙台に向かおうと思ったのだ。練習場に着いてみると、なぜか、ユースが練習試合をしていた。変更になったのかと思いきや、レディースは、奥の方で細々と練習していた。昨日試合があったので、軽めの練習の模様であった。終了後、某二名の選手が、練習見学に来ていた後輩と私の目の前で談笑を始めた。面白い話を色々としていたのだがここには書くまい。例えば、「○○選手は完全にメンズ化してますよね。そのうち彼女できましたとか」と尋ねる後輩に、「そういう噂は聞かない」と真面目に答える先輩とか。後輩ちゃん、自転車での日本一周頑張ってね。<--- その最中に仙台に寄ったらしい。
　利久で牛タン定食を頂いてから、ユアテックスタジアム仙台に入った。仙台が優勢に試合を進めるも、なかなか点が入らない。そのうち、何かわからない内に PK を取られて先制されてしまった。その後は仙台が猛攻を続けた。そして、まさかの敗戦模様が漂った試合終了間際、MF 角田が豪快に決めて仙台が追いついた。そのまま試合終了。負けるよりは良かったけれど、悔しさの残る引き分けとなった。
　帰宅後、シャワーを浴びてから晩酌をした。外食したのでつまみはほとんどなし。こういうの、どうも味気ない。豪華な食事とともに飲みたいものよ。それだけが、夜の試合の不満な点だ。

7/12 (金) の進歩　生協に並んでいた
『これから研究を始める高校生と指導教員のために：研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方』が生協に並んでいた。

なぜか、帯はなかった(6/28 の進歩参照)。ともかくも、大学生・大学院生にも役立つ内容である。どうぞお買い上げ下さい。

ベガルタ仙台レディースは今夜、INAC 神戸レオネッサをユアテックスタジアム仙台に迎え撃つ(19 時試合開始)。なでしこリーグカップの第 5 戦だ。予選突破のためには絶対に勝たなくてはいけない試合である。女王といえど遠慮することはない。がつんとやっつけてしまおう。
　かたや男子は明日、ジュビロ磐田をユアテックスタジアム仙台に迎え撃つ(19 時試合開始)。一昨日の大分戦で久しぶりの勝利をあげた我がクラブである。明日もしっかり勝って波に乗ってしまおう。

嬉しい知らせなり。ベガルタ仙台レディースの DF 長船加奈選手と DF 坂井優紀選手が、東アジア選手権を戦う日本代表に選ばれた。二人とも頑張って来てね。

今日も丸一日、秋田県衛生看護学院で行う文章技術の講義の準備をした。疲れ果てた。すっかり頭がおかしくなった。それにしてもこの分量。我ながらよくやる。

7/11 (木) の進歩　大分
ベガルタ仙台 1-0 大分トリニータ。ベガルタ仙台は昨夜、敵地で大分トリニータと対戦した。お互いに都合が合わず(仙台が J1 にいるときは大分が J2 に、大分が J1 にいるときは仙台が J2 に)、10 年ぶりの対戦となった。そう、あのとき以来の対戦である。あの試合に引き分けてしまい、仙台の J2 への陥落が決まったのだ。
　あの試合、私はもちろん敵地に乗り込んだ。「もとより、残留を決めずして生還することを欲せず」という覚悟であった。実際には、翌日に大分観光をして帰ってきたのであるが。
　あれからはや 10 年か。色々と変わった。10 年後の大分戦のときにはどうなっているのか。その前に、自分が生きているのかどうかも怪しいが。

今日も、秋田県立看護学院で行う文章技術の講義の準備を進めた。微々たる前進であった。論文の改訂を早く始めたいのだが、講義のプロとしていい加減な準備はできないのだ。来週の頭までかかりそうな予感がする。

講座セミナー。今現在における微環境の組み合わせの中で、どの組み合わせにおいて高山植物が出現しやすいのかを調べるのはよい。しかし、このデータから、温暖化による分布変化を予測できるのか？今現在見られる微環境の組み合わせの中で変化するわけではないだろう。違った組み合わせのものが出現するのだ。「積雪が減る」といっても、「今現在雪が多い所」から「今現在雪が少ない所」への変化とは異なるのではないのか？

7/10 (水) の進歩　ついに刊行！
『これから研究を始める高校生と指導教員のために：研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方』がついに店頭に並んだ。書店に本日入荷のはずである。アマゾンでも販売中に変わった。みなさま、どうぞお買い上げ下さい。あ、そうか、期間限定割引販売中である。書店で買うよりこちらの方がお得なり。

講義に遅刻して入室したら、皆から拍手喝采を浴びるなどかつてなかったことであろう。
　というわけで、生物学科三年生向けの講義をした。「変動環境における適応」という話であった。数理モデルが出てくるお堅い話ではあるが、皆熱心に聴いてくれていた(爆睡していた人を除く)。おかげで、私の心も軽くなっていた。そして講義が始まって 30 分くらい経った頃、「X 君がそろそろお見えになる時間だけれど、今日はいらっしゃいませんね」とウケを狙ったのであった(注；~~いつも~~ごくたまに遅刻してくる学生がいる)。学生は、いちおうウケてくれた。と、数分後、X 君が本当に登場した。学生は喝采の拍手。X 君も、訳のわからぬまま手を振って応えたのであった。

質問者御イニシャル；A.T. 君。

ワコタン論文が American Naturalist から返ってきた。「どうせ ………」と思ってメールを見たら、「再投稿を促す一旦リジェクト」であった。やった！しかし、コメントが A4 で 7 枚もある。ひえーーー。「100 m を息継ぎなしに泳ぎ切ってやる」覚悟(＊)どころか、「200 m を息継ぎなしに泳ぎ切ってやる」覚悟が必要だ。しかしやってやる！待ってなワコタン！

＊私が作った格言(「これ論」p. 221)。「無理す」とひと言で返答すると打ち破ることができる。

しかし、秋田県立看護学院で行う文章技術の講義の準備をやっておかないと落ち着かない。今日はこれに集中した。(論文改訂からの)逃避という明確な目標が出来たので、準備にも熱が入った。

7/9 (火) の進歩　当たった ………
そういえば、全国焼き物展に行ったときに(7/6 の進歩参照)、景品の抽選に挑戦した。抽選券を 7 枚獲得したので、「ぐるぐる」(と回すと玉が出るやつ)を 7 回やることができる。しかしまあ、こういうのに当たる運命にないと悟っているため、始めから諦め気分で回した。1 回目、白玉。係員が、「次どうぞ」と言うので外れとわかった。次も白玉、次も白玉、次も白玉。次も -------------、緑の玉が出た！なんと当たった。どんな景品か！ひょっとして温泉旅行？と期待したら、「ビールが当たりました」であった。この時点でちょっとがっくり。しかしそれだけではなかった。出て来たものは、試供品のノン＝アルコールビール 250 ml 缶 2 つであったのだ。ノン＝アルコールビールか！しかもこんなに小さい。あ、いや、ノン＝アルコールビールじゃあ、大きいも小さいもなかろう。私ってこういう運命なんだって、つくづくと思った。それにしても、ノン＝アルコールビールを景品にするものか？

朝から、秋田県立看護学院で行う文章術の講義の準備を進めた。『100 ページの文章術～わかりやすい文章の書き方のすべてがここに～』を片手にスライドを作っていく。それが相当に大変な作業で、すっかり疲労困憊してしまった。
　そこへ、バラモンから論文が。すまんが明日だ。

7/8 (月) の進歩　快眠
昨夜帰宅したのは 22:30 頃であった。それからパーッと飲んでしまい、床についたのが 1:30 頃。いつも通りの早起きは放棄し、目覚ましもかけずに寝た。とはいっても 7 時くらいには目が覚めるだろう。ところがなんと、気づくと 9 時であった。二軒隣の新築工事の音で目が覚めた。あんがいないと、こんなにも熟睡できるとは(帰宅が遅かったので引き取っていない)。自分の普段の睡眠生活について考えてしまった。

生物学科三年生向けの講義の準備をした。新しい論文を二つ入れ、古い論文を二つ削った。これにて万端なり。

7/7 (日) の進歩　新潟へ
ベガルタ仙台レディースは今日、アルビレックス新潟レディースと敵地で闘う。なでしこリーグカップの予選リーグ第 4 戦である。もちろん遠征する。ただしあんはお預けする。暑い時期に車内に置いておくわけにはいかないのだ。
　というわけで、ドックハウス花にあんを預け、新潟へと向かった。14:30 頃に早々にスタジアムに着き(試合は 17 時から)、ひたすらぶらぶらとして時間を潰した。新潟県政記念館というものが近くにあったので見学してみた。退屈そうに見ていたら、初老の係員が、説明しようと話しかけてきた。うっとうしかったのでちょっと黙っていたら、「外国の方ですか？」と訊かれた。たまにそう言われるけど、生粋の日本人なり。それと、日本語が通じないと思って外人と思ったのなら、「外国の方ですか？」と日本語で訊ねるのは筋が通っていないのではあるまいか。
　スタジアムに戻り探検していたら、「一つだけ願いが叶うとしたら?」と新潟の選手に訊ねた企画を見つけた。

なってどうする？

賢い子だねえ。

この子大好き。ほんに良い子だ。
　この他に、「ニューヨークに行きたい」など、一つだけの願いをそれに使うのかというものが散見された。
　試合開始 1 時間ほど前にスタジアムに入った。やがて、練習のために選手がピッチに出て来た。下小鶴キャプテンがいない。怪我？替わりのキャプテンは、DF 長船加奈選手であった。口数の少ない大人しめの選手である。練習開始前に円陣を組んだとき、「キャプテンひと言」と正木コーチに言われた。こづキャプテンは毎回、気の利いたことを言って皆を奮い立たせているらしい。しかし急造の加奈には酷。ようやくにして出来てきた言葉が「頑張ろう」のひと言で、皆が崩れていたのであった。
　試合が始まった。新潟がやや支配気味の展開となった。それでも、FW 井上綾香選手が GK と 1 対 1 になったりと好機も作った。しかし両チームともゴールを割ることが出来ず、0-0 の引き分けに終わった。
　これで、勝ち点 4 の 4 位である。予選突破(2 位以内)が苦しい状況となった。残り全勝の覚悟で挑むべし！

7/6 (土) の進歩　焼き物展
夢メッセみやぎで行われている、全国焼き物展に行った。全国 150 の窯元・作陶家が一同に会した展示販売会だ。去年も見に行った。会場に着き、一店一品も見逃すまいと、丁寧に見て回った。一巡目は見るのみ。二巡目に購入をした。そして復習の三巡目までしてしまった。とはいっても、今年はけっこう冷静であった。興奮して買っちゃっても、案外と使わなかったりするというのが去年の反省であったのだ。というわけで今年は二点のみの購入であった。

今日からリーグ再開である。ベガルタ仙台は、ユアテックスタジアム仙台に湘南ベルマーレを迎え撃つ。夜の試合なので、いつも通り、牛タン利久で夕食を採った。と、香川真司のサインがあることに今さらながら気づいた。

そしてなんと香川は、店員の A ちゃんの中学の同級生であるという。同じクラスだったって。しかし香川は覚えていなかったらしい。酷いやっちゃ。
　試合が始まった。仙台が支配気味に進めるも、決定機を決めきることができない。得点の香りはするもののゴールを割れずに前半を終えた。後半になると湘南も持ち直してきて、ほぼ互角の展開となってしまった。そのままどちらも点を奪えず 0-0 で引き分けてしまった。終了と同時に仙台サポから大ブーイング。そりゃそうだ。下位に引き分けている暇あるか。
　手倉森監督のコメントが、だんだんと自己弁護化してきている。これは末期症状の始まりかもしれない。

7/5 (金) の進歩　福島高校で講義
今日は、福島県立福島高校でプレゼンの仕方の講義を行う。午後からの講義なので、午前中は研究室に出て来た。
　というわけで、理学部生物学科向けの講義の準備をした。「変動環境における適応」という話をするのだ。新しい文献を探したところ、面白いものが二つ見つかった。今年はこれを紹介してやろう。
　はっきり言って、数理モデルが出てくる理屈っぽい講義である。いかに退屈させないか。しかしそれが難しいんだよね。

15:30 から、福島高校でプレゼンの講義を行った。1-2 年生合わせて 60 人ほどが対象であった。内容をかなり詰め込んでしまったという自信があったので、始めの頃はちょっと飛ばし気味に進めてしまった。しかし途中で、時間が足りることに気づいた。そこから平常の話し方になった。結局、80 分ほどで私の話を終えた。質疑応答を 10 分ほど。去年ほどではないけれど、今年もたくさん質問してくれた。他の高校で講義をしても、質問はほとんど出ない。福島高校の生徒さん、ほんに活発でよろしい。
　講義の最後に、『これから研究を始める高校生と指導教員のために：研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方』の宣伝をした。福島高校に謹呈した本も届いていた。そして、その本にサインをした。これ研に初サインなり！
　終了後、SSH 全国生徒研究発表会で研究発表する生徒さんと話をした。プレゼン資料を頂いており、議論の約束をしていたのだ。これ研を参考に、立派な発表をして頂戴ね。

7/4 (木) の進歩　「これ研」出来
ついに、『これから研究を始める高校生と指導教員のために：研究の進め方・論文の書き方・口頭とポスター発表の仕方』が出来した。

去年の秋から全精力をつぎ込んで書いてきただけに、感慨ひとしおである。一枚一枚、愛おしく思いながらページをめくった。
　期間限定の割引販売を行っているので、ぜひご購入下さいませ！

月初めの談話会があった。八甲田に行っている人が多く、参加者 5 人と寂しめであった。さらには、会の直前にとあることを知り、楽しい気持ちではなかった。それにまた遅刻(怒)。二人に対してかなり厳しいことを言ってしまった。そうしたら、自分の思いを率直に語ってくれた。これは良かった。その思いを知った上で、これからさらに指導していこうと思う。
　その後、講座セミナーがあった。バラモンのセミナー、いつものよりはずっと良かった。ただしあくまでも当社比である。さらに研鑽を積み、より良いセミナーを目指すべし。

川内キャンパスに、全学一年生向けの講義をしに行った。鞄を持って部屋を出ながら、「これで本当によいのか？」という思いが擡げていた。車を運転すること 5 分ほど。その間もずっと自問を続けていた。講義室に入る直前に答えが出た。講義ノートもプリントも持ってこなかった。講義ノートが無いと、私は何も出来ないのだ。直前に答えを出すなんて自分のいじわる。やむなく、「しばし待ってて」と学生に言い置いて、研究室に取りに戻った。そんなこんなで 20 分遅れの開始となった。時間内に終えるのかと焦りかなり飛ばした。そして、講義終了 30 分前に、「この調子では 20 分早く終わってしまう」と気づいた。普通に話せば、講義時間よりちょっと短めくらいで終わるはずのものである。「何故だー?」と自問しつつ、20 分前に終わってしまった。ほんに、何故だ。

7/3 (水) の進歩　来年度は入れ替え
生物学科三年生向けの講義をした。「生活史戦略」という話題であった。私としては結構面白いと思っていたのだが ………。学生の反応は今季最悪であった。全体にしらーっとしていたし、寝ている人も多かった。いつもは熱心そうに聴いてくれている人が、眠そうに退屈そうにしている姿を見るのは辛かった。
　一昨年度に同じ内容を話した後に(昨年度は話さなかった)、「最悪　しらーっとしている」と講義ノートに書いてあった。それでもこの話題を話した私がいけなかった。今年は、「最悪　来年度は絶対に他の話題に変える」と書いてやった。

質問者御イニシャル：K. K. 君・Y. S. 君。

朝一番に、バラモンの論文とポールの Mathematica ファイルにコメントした。二人とも頑張れ。

秋田県立衛生看護学院で行う文章術の講義の準備のために、拙著「100 ページの文章術：わかりやすい文章の書き方のすべてがここに」を読み直してみた。必要十分な文章術を 100 ページという短い中に詰め込み、「新幹線に乗っている間に理解できる」と銘打った本である。読み返してみると、30 分くらいで全文読めてしまった。東京から小山くらい？
　実を言うと、「新幹線に乗っている間に」というのは、実際に試したわけもなく、思い浮かんだことを適当に書いたのである。きちっと裏を取るべきであったか。しかし、こんなことで裏を取る著者もいないだろうと思うのであった。
　もっとも、「新幹線に乗っている間に」が間違っているわけではない。ただ、国語の記述問題で、「100 字以内」という設問に30 字しか書かなかったような間違い感に浸からされている。

7/2 (火) の進歩　小論文の講義
今月の下旬に、秋田県立衛生看護学院において、看護師・助産師・保健師さんを対象に小論文の書き方の講義を行う。研究論文ではなく小論文である。「これ論」ではなく、「100 ページの文章術：わかりやすい文章の書き方のすべてがここに」の著者としてお呼ばれしたのだ。しかし、小論文の書き方の講義はしたことがない。どんな内容にすればよいのやらと不安にかられていた。そこで一計し、受講者の方に、事前に小論文を書いて送って貰った。それを分析し、講義の内容を練っていくのだ。というわけで、昨日今日と小論文読みに励んでいる。
　みなさん、真摯に書いて下さっている。こうした方達ならば、安心して任せそうだ。最後の時は秋田の病院でと思ったのであった。

冨里の論文をついに投稿した。うまく行きますように。
　Acknowledgements にバッジョの名前があった。しかし、本名 H. Ohba ではなく、R. Baggio になっていた。このセンスよろしい。H. Baggio ではなく R. Baggio なところが堪らない。もちろん、そのまま投稿した。出版の暁には、かの R. Baggio が手伝ったのかと密かに話題になるやもしれない。

R. Baggio と謝辞されていることも知らぬばっじょと長めの議論。前回のセミナーの反省会をしたのだ。始めの頃は叱り口調の私であった。しかし最後の方は、けっこう感動的な雰囲気になっていた。そう、ばっじょが自分で見つけ面白いと思ったことをやるべきなのだ。
　ついで、ポールの Mathematica ファイルを見た。解析が完了しつつある。目出度し。

7/1 (月) の進歩　無敵艦隊壊滅
コンフェデレーションズカップの決勝を見た。ブラジル 3-0 スペイン。カナリアの乱舞の前に、無敵艦隊が壊滅した。スペインは何も出来なかった。日本がブラジルに完敗したとき長友は、「プロと中学生」と嘆いた。今日の試合もそうだった。スペインをこんな風に扱ってしまうとは、恐るべしブラジル。

冨里から論文到来！仕事をしながらよくやってくれた。お疲れ様、ありがとう！

福島高校で行うプレゼンの仕方の講演準備を終えた。随分と盛りだくさんになってしまった。時間内に終わるかどうか心配である。
　講義では、「発表者の甘えを断ち切ろう」という話もする。聴衆は、あれも聴いてくれるこれも聴いてくれると思い込み、話を詰め込んでしまうという甘えだ。講義の時間を超過し、「この講義のように」となっては洒落にならない。どうしよう。
　ついで、福島高校の生徒さんの発表内容について、先方と議論を進めた。プレゼン資料を頂戴したのでコメントしておいたのだ。正直、意見の隔たりが大きい。私としては、誠心誠意厳しいコメントをするのみである。

生物学科三年生向けの講義の準備を進めた。図がわかりにくかったので描き直した。