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5月


 30日【皿ヶ嶺】 5月の花巡り



 おっちゃんが所用から帰ってきた。少しでも山歩きがしたいと言う事で、コンビニで弁当を買って出掛ける。上林トンネルを走っていると、左に光が見える。自転車か、登山者の懐中電灯か分からない。すれ違う時に登山者と分かったが、トンネルを歩いて来る人に時々出合う。上林トンネル南口を過ぎ、2番目の広場に車を停める。
 林道歩き20分弱の13時20分、畑野川登山口に着く。ジャガー道にイナムラソウが群落して咲いているが、崖の上のはまだ蕾だ。 

  
 コナスビが咲いてきている。登山道に入ると、ミズタビラコが咲き、ハナタツナミソウに蕾ができていた。二日前の大雨で谷の水量が多い。


 14時35分、竜神平に到着しても誰れもいない。そう言えば今日は、上林林道を車で走っていて、直ぐのところで続いて来た3台とすれ違っただけだった。ベンチで買ってきたプリンを食べる。頭の上のマユミは実が出来ている。

 今年のワラビは、霜に当たったのかグニャッとなっていたり、伸びて葉が展開しているのも立ち枯れたようになっている。天候が不順な証拠だな。


 周回路を反時計回りに歩き、分岐を上林峠に向かうと、登山道を含めて猪が荒らしているのに出合う。どこが登山道やら、これは一、二頭の仕業ではないな。大家族の仕業に違いない。


 あちこちにガマズミの白い花が咲いている。木の階段を下りて上林峠へ。ここの階段は、一部分、木が腐っている場所などがあって転びそうになる場所があるが、酷い所は、最近補修してくれている。ササユリの生育を確認し、上林トンネル南口に16時15分戻る。

     
 おまけの花。

 車で登山靴を脱いでいて、ズボンに赤っぽい虫が付いているのに気付く。小さいし直ぐに逃げないので、帰って確認しようと、おっちゃんに写して貰う。(ズボンの模様、5mm×8mm)

 そして、帰って画像を拡大し確認すると・・・、やっぱりマダニのようだ。危ないところだったな~!!



 24日・25日【皿ヶ嶺・高縄山】 5月の花巡り


24日 皿ヶ嶺



 例によって、某スーパーの移動スーパーが来ておかずを買って(おにぎりは握ってある)出掛ける。上林林道に入ると、三次交通のバスが前を走っている。乗客は乗ってないようだ。水の元でおっちゃんがおトイレに行ったので遅れて風穴の駐車場に着いたが、バスは停まっていない。登山グループの縦走のお迎えに行ったのかな?と思っていたら、waiwai隊が昼食を終える頃、駐車場にバスは来た。登山者が[東温アルプスガイド]を渡している。「お客さんが、いろいろ行先を注文するので、下見にきた」と言っていたが、どこかへ送り届けて時間待ちの間に下見に来たのだろうか。皿ヶ嶺も有名になったものだな。

 平日なのに駐車場に10台以上停まっている。トイレ裏の園地にヒメサユリが咲いている。前回は蕾だったのだが、かろうじて咲き残っていた。今年は、園地に植えられたベニバナヤマシャクヤクが咲いてないのよね~。登山口までの道にナルコユリの花がたくさんぶら下がっている。


 登山道脇にフタリシズカも咲いていた。この前は蕾だったクワガタソウも咲いている。以前はたくさん咲いていた場所に去年あたりから一株もなくなってしまったコケイランだが、笹の中に一本だけ見つけた。黄色い花も咲いていた。


 単独の女性が見知らぬ登山者に絶滅危惧種の○○を教えたらしく、帰りにその方に出会って御礼を言われていたが、その時にあれは見たかと尋ねて、場所を教えているのに出会った。性善説の方なんだね。一人に教えたら、何人に拡散されるのだろうか・・、との心配はしないのだろうね。その中には・・・と、余計な心配をする私たちの方が異端なのだろうか?

 もう一ヶ所、この前幼苗の時に虫に食われていたが花芽が残っていたのはどうなっているか心配で確認に行った。既に終わりかかっていたが、無事咲いていて良かった。イナムラソウは行く時はまだ咲いてないと思ったのだが、帰りに一つ、二つ咲いているのを見つけた。


25日 高縄山




 13日に、風穴コースのヨッツベンチでお会いした、高縄山の山ボラをしている方から、25日頃にベニバナヤマシャクヤクが咲くと聞いたので、出掛けた。国道317号線から県道178号線を走る。幸次ヶ峠からの『四国のみち』と出合う。懐かしいな~。2015年12月5日【高縄山探鳥のみち(10.2km)】を歩いた時の記憶がよみがえる。

 10時、駐車場に到着。土曜日だからか、駐車場は満杯だ。横の広場にはテントが6張り張られていた。

 まず、高縄寺に行く。境内に植えられたベニバナヤマシャクヤクは蕾だ。お参りをすませ、先日聞いていた院内コースを歩く。カメラを持った2人組の女性(鳥を見にきたみたい)に分岐の場所を聞くと、要領を得ない。近くを通った単独の男性が『直ぐそこです。今、上って来ました。私は頂上を探しています』と、JRで来て登山口まで徒歩だったとの事で、都会のハイカーみたいな人だと感心したのだった。


 登山道には、サワルリソウ、オオキヌタソウが咲いていた。何組かとすれ違い、まだ蕾だとの情報を聞く。


 30分弱で、ベニバナヤマシャクヤクが植えられている所に着いた。先客が写真を写していた。日差しが強く当たっている。下にあるのは日陰になっている。日陰の方が写し易いのだが、咲いてない。上に戻ると、一輪咲きかけていた。そうこうしていると、下から上ってきた登山者から声をかけられた。おっちゃんの元同僚のOさんだった。時々、皿ヶ嶺で会っていたのだが、最近はあまりお互いに行ってないので久し振りだった。一緒に高縄山総合作業所まで行く事になり、案内して貰った。途中でムラサキサギゴケ、サギゴケが咲いていた。


 高縄山総合作業所に植えられているベニバナヤマシャクヤクが丁度見頃に咲いていた。作業所内では、何か勉強会をしている。良い施設だな。自生でなくても、こんな環境のいい所へ来れて、見頃の花が見えてよかったな~。『野鳥観察』の人が何組もカメラを構えていた。お目当ての鳥は現れないようだったが、鳴き声は聞こえると常連さんは言っていた。


 18・19日【一の森・剣山】

 
2024年5月18~19日

 13日【皿ヶ嶺】



 昨日は一日中雨だった。今日は良い天気になったので、11時前だったが急遽決めた。おにぎりを握って、ゆで卵(鍋に卵(何個でも同じ)を入れて、鍋底から1センチの水を入れて、強火で沸騰して4分、火を止めて5分、お湯を捨てて水をかける)を作る。この間TVで見たのでやってみたら、黄身も真ん中だし、半熟卵が出来たのだ。

 12時10分、風穴に到着、車は一台のみだ。トイレ裏の花を見たり、弁当を食べて、登山口を12時45分出発。上の駐車場には高知ナンバーの車が停まっている。登山道脇のスプリングエフェメラルは、ほとんど終わっている。チャルメルソウは、今が旬でよ~く見るとほんとうにチャルメラだ。しかし、写すのは難しい。少し残っているウラベニイチリンソウ・ヤマブキソウが、昨日の雨に打たれてビショビショになっている。


 モンキチョウではありません。(^^;) 13時15分、倒れたミズナラが見えてきた。下に落とされた根の部分が見える。最初の沢の所が、昨日の雨で滝のように水が流れている。


 チドリノキの花は、たくさん落ちている。クロモジの花が咲いている。あ~、かろうじて止まっていたシコクカッコウソウが隙間に咲いていた岩の片方だが、落ちてしまっている。


 コミヤマスミレが咲いている。ヨッツベンチに着くと、高縄山のボランティアをされているとかのおじ様(腕章をしていた、奥様を病院に送り時間待ちに山へきたとか)が来ていて、「これから高縄山もいいですよ」と情報を下さった。その話の中で、「ここは鹿がいないので良いね。高縄山にはいるので防止の柵をしている。鹿や猪なら足跡があるが、ウサギはないので困っている。シコクカッコウソウの花を全部食べられた」との事。「ええ~! そう言えば、知り合いからシコクカッコウソウの花が摘まれていたと聞いたのですが、ウサギかもしれないですよね」と話が盛り上がった。

 14時17分、竜神平に到着。男女二人の登山者がベンチで休んでいる。女性がイタドリをザックにしまっているので、高知県の人だと確信する。


 14時40分、竜神平を後に周回路を反時計回り歩く。この前通った時には木の橋が腐りかけていたのだが、修理して下さっている。感謝!
 上林峠に下りて、ギンランを確認し、上林林道を歩いて風穴へ戻ろうと思ったが、分岐でやっぱり風穴に下りる事にした。


 竜神平周辺で一番最初にある筈と、見ながら歩きギンリョウソウを見つけた。後は、おっちゃんも下りは平気なのでサクサクと下りる。 オトコヨウゾメの小さな花が可愛い。ホウチャクソウの花が開いているのを見るのは珍しい。こんな所に咲くのは珍しいと一輪のユキザサを写す。


 16時12分、風穴に下山する。待っているのは我が車のみだ。そして、車でギンランを見に行った。例年より花が小さいと感じた。


 9日【皿ヶ嶺】



 そろそろチゴユリが咲いている頃と、おっちゃんの所用が終わってから上る事になるので、帰ってくるまでに、お弁当を作る。上林林道の途中で机に紙が広げられて男性が立っていたので、何かイベントかな~と思っていた。上林林道と登山道が交差する所に高校生が横切ろうとしているので、毎年恒例の東温高校の登山大会だと分かった。

 12時20分、水の元で車からカメラを向けると、高校生がVサインをしてくれる。まだ無邪気なもんだな。風穴の駐車場には、岡山ナンバーのマイクロバスが2台も停まっていた。東温高校の登山大会のテントは、もう撤収している。


 waiwai隊は、避難小屋の前のベンチで弁当を食べ、出発。植えられているクマガイソウは終わりかけている。12時55分、登山口を出発。今年はまだ蕾しか写してなかったユキザサも終りかけだが、かろうじてましなのを写せた。コケイラン・フタバアオイが咲いている。


 ヤマブキソウも咲ききっている。13時25分、半直登コースに入る。階段状になると途端に苦しくなるおっちゃんを時々待ちながら、先を行く。前を行く登山者が、写真を写したり、バインダーの用紙に記入したりしているので、「調査しているのですか?」と尋ねると、「去年は高縄山・玉川町楢原山自然公園の調査だったが、今年は皿ヶ嶺連峰県立自然公園の調査をします」との事。苔類は他の担当者が、それ以外は自分が担当だと言っていた。いやはや仕事とは言え大変だな。この辺りに生えている低い笹は、葉の裏がビロード状なのでミヤコザサと言うとの事。ついて行って勉強したいが、そうもいかない。

 クマガイソウの所には先着のご夫婦、そして上から下りてきた単独男性が来ていた。株は毎年減っている感じだ。



 シコクナベワリを先着のご夫婦の男性が寝そべって写している。真ん中の花糸の赤いのが写っているかがナベワリとの違いとの事だ。

 14時20分、引地山分岐まで行くと、植林帯の方からジャガー道が伸びていてビックリした。14時45分まで木陰のベンチで休んで尾根道を竜神平まで出発だ。


 尾根道のアップダウンを進むうちに、ギンリョウソウの小さいのが見えた。すると、そろそろチゴユリがある筈と、目を凝らすと見逃してしまいそうな程小さい花が咲いていた。


 竜神平のシャクナゲはほとんど終わっていた。竜神平でゆったりする。16時が近いのに、単独の登山者が来た。


 咲き残っていたシコクカッコウソウ、ハナイカダも見る事ができた。


  コンロンソウ・ヤマブキソウ・ウスバヒョウタンボクの実が出来ていた。そして、おまけの収穫。


 2日【皿ヶ嶺】



 前半の連休が終わった。最近のwaiwai隊には珍しく26日・27日・28日と、3日続けてのお出かけになった。後半が始まる前に、花の確認に行こうと出掛ける。10時27分、上林トンネル南口の近くの広場に車を停める。上林林道を畑野川登山口まで歩く。ギンランはまだ早いのか、細い細いのを2本見つけただけだ。

 10時55分、登山口。ジャガー道にツチグリがたくさんある。


 今年もイナモリソウが咲くかな~と見ると、たくさんの苗が見える。この場所のイナモリソウは、何年か前の植林の間伐作業以前には、毎年数株姿を現すのみだった。それを楽しみに見に来ている老夫婦に会いお話しした思い出がある。その登山道が、伐採の作業による工事によって無残にも壊されて、重機が通る広いジャガー道に変わってしまい、花を見る事が出来なくなった。

 しかし、数年前に干ばつが済み、笹が刈られた林床に一斉に芽吹いた苗が姿を現したのだった。つまり、植林の前の環境に一時的に戻ったならば、何十年前であろうが、否、何百年か何千年か前の植物が、土の中から顔を出すのだ。その、ジャガー道の道端にはジシバリが群落している。橙色の物が見えるので近寄ってみると、サンコタケの子供のようだ。


 コツクバネウツギが楚々として咲いている。サワガニも姿を現した。登山道で見つけたキノコ類を写す。


 11時50分、竜神平と頂上への分岐。標識を新しく付け替えて下さっている。


 沢を3回くらい渡ると、杉林に入る。杉に絡みついたツル性植物が逆光に映えている。いつもの所にオモゴテンナンショウが生えている。植物図鑑のように成長過程順に生えているのが面白い。人工林から自然林に変わり、ミツバツツジが咲いていて明るい道になる。


 12時50分、頂上から聞き覚えのある話し声が聞こえる。登山道を見下ろしている人がいる。頂上には、町内会のOさんはじめ、道つくりをして下さっているメンバーがいた。これから、分岐まで下りるそうだ。

 頂上に岡山からサイゴクサバノオを撮影したいと言う女性が来ていて、尋ねられたので教えた。彼女は、登山口で松山の男性に尋ねて一緒に行動しているとか、すごい熱意だ。ヤマナシが満開に咲いている。ふと、下方のシャクナゲを見ると、その奥に赤い色が見えたので下りてみるとミツバツツジが咲いていた。


 握って来たおにぎりとゆで卵を食べて、13時16分下山開始。頂上の案内板【十字峠経由 ◁引地山風穴 ◁竜神平 ◁六部堂】が新しく立てられている。わかりやすいな~ <(_ _)>


 遠くに石鎚山系の姿が垣間見れる。手前の伐採地は前からあったかな~。いつもの木の股にクロフネサイシンが咲いている。


 竜神平に、13時50分到着。周回路を反時計回りに歩き振り向くと、頂上から分岐を経由して竜神平に来た道つくりメンバーが休んでいるのが見えた。

 
 風穴と上林峠の分岐からベンチまでの林間にミツバツツジが咲いて綺麗だ。14時40分、ベンチ。カタクリの実が膨らんでいる。階段から陣が森が見える。上林峠を15時6分に通過。途中の登山道脇に猪?が掘ったのか、大きな穴が続いている。ササユリが咲く所なのにな~。


 15時20分、上林トンネル南口。車に戻ると、知り合いの女性の車が来て久し振りに話した。彼女によると登山口で女性が嬉しそうにブツブツ言いながらサイゴクサバノオを写していたとか、頂上で会った岡山の女性だろう。無事に見つかったのね。

 おまけの花。おまけの収穫。