特 定 外 来 生 物 被 害 防 止 法

始めたい! 始めたばかり!すでに楽しんでいる方へ! 

環境省や農林水産省の関係者や専門家グループの委員に加えて、
議題が外来クワガタムシであったために、九州大学の荒谷邦雄氏、
「クワガタムシ飼育のスーパーテクニック」著者の小島啓史氏、むし社の藤田の3人が
招かれて、クワガタムシの世界の事情を説明するとともに、今回の選定についての提言
をしてまいりました。当日の議事進行の詳しい内容につきましては、
環境省のホームページを参照してください。
外国産クワガタムシは、今のところ「特定外来生物」へ入る心配はないようですが、
ブラックバスの例もあり、予断は許されない状況です。被害防止法という法律の枠組みが
決定いている以上、いつ、また議題にのぼるかわかりません。
そうならないためにも、皆様におかれましてはモラルをまもり、
今後とも「放虫をしない」末永くクワガタムシの飼育がたのしめるようお願い申し上げます


「特定外来生物被害防止法」

この法律は、すでにご存知の方も多いことと思いますが、来春(2005年春)に新しく
施行される法律で、日本固有の自然に被害を及ぼす恐れのある外来種を「特定外来生物」
に指定して、輸入や飼育を規制するものです。本来、日本中の池や川に放流され、日本固有の
魚類や水生生物に大きな被害を与えているオオクチバス(通称ブラックバス)を取り締まる
ことを急務として動き出した法案と思われますが、その対象は他の外来生物にも広げられ、
1999年秋以降に国内へ輸入されている外国産のクワガタムシも現在対象の中に入っております。
「特定外来生物」に指定された生物は、国内へ輸入することが出来なくなります。
また、飼育もF2以降は禁止など、大きな制約が加えられるようになる可能性があります。
見たい、知りたい、聞きたい、わからないことがわかるかもよ!
始めはみん〜〜な手探り、何にもわからない事ばかりです。
聞くことは楽しい事で自分の知識を増やす事、増やしても荷物邪魔にはなりません。
いろいろと知識を得ていくと楽しさが増すと共にクワガタ・カブトムシの飼育の奥深さを感じてくることと思います。


これに違反した場合は、個人で300万円以下の罰金、法人で1億円以下の罰金などの罰則が規定されています。
このままの流れで、もしヒラタクワガタなどが来春に「特定外来生物」に指定されるかも?
今後は放虫の問題を、今まで以上に真剣に考える時期に来ていることも確かです。
飼っている虫を野外に放さなければ、「外来生物」としての脅威はありません


     カブト・クワガタを今後も楽しむ為にも


       放虫は絶対やめよう!!