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4 オフィシャル車の迷走 (93年大会) |
まだ私もオフィシャルのノウハウが不足していた頃の話である。私は先行車として、後ろにCP担当のオフィシャル車を従え、隊列走行をしていた。スタートして400mくらいであろうか、何台かのオフィシャル車が付いてきていないことに気がついた。私のすぐうしろはワンボックスカーで気づくのが遅れた。携帯電話が普及していない時代で、事態が把握できず、ゼッケン1番が追い越していく中走ってスタートへ戻ろうとすると、1CP担当のオフィシャル車がコースとは違う方向へ単独で走り去っていった。ますます混乱する中、オートバックスの店員が知らせに来てくれた。「オフィシャル車がパンクしたので店内で交換中」とのこと。
事情は分かったが果たして事態を収拾できるか。まずコースを知っているあと1台のオフィシャルにパンク修理を待って一緒に追いかけてくるよう指示し、他のオフィシャルは1CPへ急いだ。すると先ほど走り去っていった1CP車がちゃんと先に到着しており、CP開設済みであった。気を利かせて先回りしてくれていたのだ。本人はCPの正確な場所を知らなかったのだから、奇跡に近い。パンク車も1CPで合流することができ、事なきを得たが、これまで15年の経験の中で、最も冷や汗をかいた瞬間だった。
この経験で2つの教訓を得た。
・隊列走行時は、大きな車両を最後尾にする。
・1CPまでに解答に時間がかかるクイズを設け、参加車を引き留めるポイントを設ける。
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5 作成者のお気に入りクイズ Bset 3 |
過去の出題クイズの中には傑作と自画自賛できるものが多数あるが、正統派クイズの中でも特に私が気に入っているものを紹介しよう。
1位 塗り直し観光案内図
観光案内看板から「八菅山」の標高を出題。ところが見た目は山の名前は載っているが標高は書いてない。皆看板の後ろを見たり周囲の他の看板を探したり右往左往。もう一度最初の看板を数分眺めると、山の絵とは離れた場所にまるで浮き上がり文字のようになって隠れている解答を漸く見つけ、思わず叫んだり手で隠したり(余計に周囲にばれるのだが)。つまり、旧看板を塗りなおしてあったために、この奇跡の出題ができたという訳。
2位 アスレチック遊具のロープ数
確か第1回大会での出題。遊具のロープが一見縦横にクロスさせてあるだけのように見えるが、よくよく見ると複雑に編み込まれているのが分かる。理解すればする程、感心と難易度が同時に高まったはず。出題の極意を私自身学ぶことができた記念碑的作品。
3位 古戦場の史実の相違
約670年前、新田義貞は自分の戦の結果をクイズにされるとは夢にも思わなかったろうが、こんな面白いものを発見しては放っておく訳にはいかなかった。久米川古戦場解説文(by東京都教育委員会)では新田軍の勝ち、小手指ヶ原古戦場解説文(by所沢市教育委員会)では勝敗決せず、と相違している。しかもルート上では後から登場する小手指ヶ原古戦場での出題であるため、問題を先読みしていなければ解けない設定。
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Last updated: 2010/5/9
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