第82番青峰山 千手院根香寺(ねごろじ)
         

                    根香寺近辺地図
                   
                           JR高松駅から バス大越行き  約30分
                            根香口下車   徒歩約1時間30分

                                根香寺境内 配置図
                            

                   
                                第82番札所 根香寺 仁王門

                   
                                    牛鬼の像

                   
                         本堂への入り口 階下 3万体観音堂を経て本堂へ

            
                               回廊式前堂(3万体 観音堂)

            
                       本  堂                         大師堂

                   
                      御本尊(千手観世音菩薩)           納  経

 山 号  青峰山
 院 号  千手院
 寺 号  根香寺
 本 尊  千手観世音菩薩
 開 基  弘法大師
 宗 派  天台宗(単立)

               住  所  〒761−8004  香川県高松市中山町1506
                         電 話  (087)881−3329


         御真言  おん ばざら たらま きりく そわか
        
御詠歌  宵の間の 妙降る霜の 消えぬれば あとこそ鉦の 勤行の声

根香寺縁起等(抜粋)
  根香寺は、急坂を登りつめた青峰山中腹 木立の中のお寺です。

  奈良時代の仏教は、鎮護国家を目標としていましたが、平安時代になると仏教は、
祈りや呪(まじない)が、実現する不思議な力を得ようと苦しい修行を重んじるように
なりました。
そのため、明るく華やかな場所でなく、人里離れた山の中にお寺を建て山中を修行
の場としたのです。
このような仏教のあり方を山岳仏教といい、このようなお寺を山岳寺院といいます。
 
  お寺の境内に静かに佇み、自分の心をみつめてみましょう。
また、ここは、山の中です。目を閉じ、鳥の声、虫の声に耳をかたむけてみましょう。
                                   (香川県 広報板から)

  弘仁年間
弘法大師巡錫中、五色台の青峰に花蔵院を創建して五大明王を祀る。
  
  その後天長9年(832)
智証大師が、青峰の麓へ巡錫したとき、山の守護神 山王
権現:市之瀬明神が現れ、ここは「観世音の霊地で三つの谷」がある。
毘沙門谷に行場を、法華渓には本堂を、後夜谷には法華三昧の道場を造り、加え
て法華谷の香木で、本尊の観世音菩薩を刻むようにとのお告げがあった。
そのお告げにしたがい、霊木で千手観世音菩薩を刻み、千手院を創建し安置した。

  この香木の根の香りが最高に高いので寺名となる。また、香りが川に流れて香る
ことから
「香川」の県名が付けられたとのことです。

  牛鬼の像
  仁王門 左側 山麓に牛鬼の像が安置されている。(上記写真 参照)
  今から約400年前、牛鬼という怪獣が出現し、人畜を害していた。困った人々は、
弓の名手:山田蔵人高清に退治を依頼した。
高清は、千手観世音菩薩に願をかけ、見事牛鬼を射止めたといいます。
  この像は、その時の牛鬼の絵姿を元にしたものだそうです。
また、牛鬼の角といわれるものが残っているそうです。


              右の写真(アイコン)をクリックしてください。
             biglobeウェブリアルバム
(根香寺写真)にリンクします。

     

                              
              第81番白峰寺へ     第83番一宮寺へ

                            四国霊場(総括)