第32番八葉山 求聞持院禅師峰寺(ぜんじぶじ)

            

                   禅師峰寺近辺地図
               
                  JR後免駅から 土佐電鉄バス はりやま橋行き 約17分
                               禅師峰寺下車  徒歩 約10分

                              禅師峰寺境内 配置図
                          

                 
                             第32番禅師峰寺 仁王門

                 
                              入母屋造り 銅板葺き 本堂

           
                      大師堂                   南国市内 太平洋を眼下に見る。

                  
                          御本尊                 納 経

 山 号   八葉山
 院 号  求聞持院
 寺 号  禅師峰寺(ぜんじぶじ) 
 本 尊  十一面観世音菩薩
 開 基  行基菩薩
 宗 派  真言宗豊山派

               住 所  〒783−0085 高知県南国市十市3084
                      電  話 (088)865−
8430

           御真言  おん まか きゃろにきや そわか
         
御詠歌  静かなる 我がみなもとの 禅師峰寺 浮かぶ心は 法の早船

          禅師峰略縁起等(抜粋)
        聖武天皇(在位724〜49)の勅願を受けて、行基菩薩が土佐沖を航行する
       船舶の安全を願って、堂宇を建立したのが起源とされている。

        後に、大同2年、奇岩霊石が立ち並ぶ境内を訪れた弘法大師は、その景観
       を観音の浄土、仏道の理想の山とされる天竺、補陀落山さながらの霊域であ
       ると感得し、ここで虚空蔵求聞持法の護摩を修法された。
        このとき、自ら十一面観世音菩薩像を彫造して本尊とされ、「禅師峰寺」と、
       名付け、また峰山が、八葉の蓮台に似ていたことから「八葉山」と号した。

        地元では、「みねんじ」「みねでら」「みねじ」と呼ばれ親しまれている。また
       海上の交通安全を祈願して建立されたということで「船魂の観音」様と呼んで
       いる。
        藩政時代には、参勤交代などで浦戸湾から出航する歴代の藩主は、この寺
       に立寄り、航行の無事を祈願したとのことです。

        禅師峰寺は、土佐初代藩主山内一豊公をはじめ歴代藩主の帰依を受けて
       いたとのことです。

        仁王門の金剛力士像は、鎌倉時代の仏師・定明の作、国指定重要文化財
       である。

        芭蕉の句碑「木がらしに 岩吹き尖る杉間かな」は、本堂前にある。

        境内からは、桂浜が遠望される。

        武市半平太(瑞山)の旧宅・墓が、寺を下った場所にある。

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