数学的帰納法の証明手順を理解するために、伝言ゲームを例に説明することで、
数学的帰納法の理解を深めることが、この教材のねらいである。
数学的帰納法は、
「①n=1のとき成り立つ」
「②n=kのとき成り立っていると仮定すると、n=k+1のとき成り立つ」
の2つを証明すればよいのだが、その概念モデルとして、伝言ゲームの話をする。
例えば、背中に文字を書いて伝言をしていくゲームを考えたときに、
最後まで正しく伝言が伝わるためには次の2つの条件が正しければ十分である。
「①最初の人が正しい文字を書く」
「②前の人が書いた文字を正しく次の人に伝える。」
実際に伝言ゲームをやってみると楽しい。