ゲームセンターのルーレット

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無限等比級数

ゲームセンターのルーレットについて考察することで、極限の感覚を磨き、

無限等比級数の理解を深め、興味をもつことが、この教材のねらいである。

ゲームセンターで、ルーレットで当たりが出ると景品が出る子ども用

のゲームを見かけた。右図のように、ルーレットが8分割になっていて、

「当たり」(当)が2個、「はずれ」(は)が2個、そして「もう一度回す」(も)

が4個あるゲームである。このとき、当たる確率を求めてみる。

当たる確率が(1/4)、はずれる確率が(1/4)、もう一回の確率が(1/2)

なので、確率pは以下のようになる。

p=(1/4)+(1/2)(1/4)+(1/2)2(1/4)+(1/2)3(1/4)+…

 =(1/4)(k=1Σ)(1/2)k-1

 =(1/2)lim(n→∞){1-(1/2)n}=(1/2)

よって、当たる確率は(1/2)である。