Logitech SCSIボード LHA-203 Ver.1.01 のBIOSのパラメータ設定操作
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[CTRL][GRPH][L]押し起動で LHA-203 の設定メニューに入ると、次の画面が最初に現れます。基本セットアップでボードのハードウェアリソースは正しく設定されているものとします。
SCSI IDごとの設定のために、「拡張セットアップ」に入ります。
「SCSI機器の詳細設定」に移りENTERキーを押します。
対象機器の「IDナンバー」に移りENTERキーを押します。ここでは0番としています。
「HDパラメータ」に移りENTERキーを押します。
「パラメータの入力」に移りENTERキーを押します。8191MiB以上32767MiB以下の場合はさらに「固定値」に進み、ヘッド数008、セクタ数128を入力します。
しかし8191MiB以下の従来のディスクドライブについては、92互換を選んでください。ここではID=1のディスクにそう設定しています。
設定が済んだら、「保存終了」を選択してENTERキーを押します。
確認画面が出ますので、YES側を選択してENTERキーを押します。
このあとはリセットもしくは電源を再投入してください。
・PC-98のIDEインターフェイスで使っていた4351MiB以下のディスクドライブは、8ヘッド17セクタです。この通りに設定しておくと、IDE-SCSI変換で接続したドライブがそのまま認識できます。
・ベンダ文字列「NEC」を返す「モードセンス仕様」のNEC純正SCSIドライブもおそらくNECの通りに認識できると思います(実験はしていない)。既に領域があるなら「自動認識」にすればよいでしょう。
・ヘッド数が16以上のモードに対応できるようです。LHA2031.EXEで24bit超えのパッチを当てたBIOSの場合、新規のディスクドライブで 255ヘッド255セクタと入力すると、おそらく4094シリンダまで、つまり容量で130000MiBまで認識できるかもしれません。しかしこれでは認識できないOS(Windows NT,2000)もあります(要ドライバパッチ)。またNEC純正のフォーマッタも対応できなくなります。FDSK98を使ってください。
・「Logitech方式」というパラメータは LHA-201/20Bやそれ以前から使われていたものと互換があるものと思われます。思わぬところに容量壁がある可能性があるので、新規のディスクには使わないほうがよいでしょう。例えばヘッド数が16となった場合、シリンダ数最大が4095となるため、容量上限は2015MiBになります。Logitechモードではヘッド数に依存しますが比例ではなく、例えば16よりも15のほうが容量上限が遙かに高くなります。シリンダ数最大が65535となるためです。
・いろいろ紹介しましたが、DIV0ROMも追加されているわけですから、もとの容量は気にせず、LHA2031.EXEで24bit超えのパッチを当てずに、8191MiB以下で92互換で使うのが無難です。
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