
YARON HERMAN
アルバム全体を俯瞰すると見えてくる
YARON'S MAGIC !
"EVERYDAY"
YARON HERMAN(p, vocals on �L),
ZIV RAVITZ(ds, percussions, vocals on �A), JEAN-PIERRE TAIEB(vocals on �L),
HELGI JONSSON(vocals on �G)
2015年9月リリース スタジオ録音 (BLUE NOTE : LC 00133 472074-3)
微妙だ。
ピアノ・トリオではないし、ピアノ・ソロでもない。だから、デュオ・アルバムってことになるのだろうけど、その相手がドラムス(パーカッション)。この編成のアルバムとしてはBRAD MEHLDAUの"TAMING THE DRAGON"(JAZZ批評 855.)が記憶に新しい。はっきり言って、厭な予感がしたけど、ここはYARON HERMANのこと。どういう風に料理してくれるのか興味があった。
面白いことに、MEHLDAUとデュオを組んだMARK GUILIANA(ds)はAVISHAI COHENの"GENTLY DISTURBED"(JAZZ批評 543.)に参加しており、かたや、このZIV RAVITZもイスラエルのピアニスト・SHAI MAESTROのトリオ(JAZZ批評 763.)に参加していたのだ。イスラエル繋がりって訳だ。勿論、YARON HERMAN自身もイスラエル人であるわけだし・・・。
�@"FAST LIFE" 煌びやかなピアノ・ソロ。
�A"VISTA" イメージとしては、ピアノ・トリオからベースが消えたというのではなく、ソロ・ピアノにドラムスが加わったという感じ。
�B"POINTS OF YOU"
�C"NETTISH" 変拍子!5拍子?10拍子?この不安定なリズムの上でピアノがしっかりと踊っている。
�D"WITH OPEN HANDS"
�E"EVERYDAY" 弦を押さえて打鍵する。二つの打楽器が織りなすやり取り。
�F"FIVE TREES"
�G"VOLCANO FEAT HELGI JONSSON" この1曲の価値!凄いな!YARON HERMANの凄さを目の当たりにした1曲。アルバム全体を俯瞰した時に分かる。
�H"PRELUDE NO4 OPUS 74" ロシアのALEXANDER SCRIABINの曲。
�I"CHLDREN DON'T ALWAYS PLAY FAIR" RAVITZとの共作。
�J"RETROGRADE" イギリスのシンガー・ソングライターJAMES BLAKEの曲。
�K"CITY LIGHTS" RAVITZとの共作。
�L"18:26" RAVITZとの共作。
昨年の丁度、今時分に南青山の"BODY AND SOUL"でトリオ(勿論、(ds)はZIV RAVITZ、(b)にHAGGAI
COHEN MILO)を、そして、その数日後に渋谷の白寿ホールでソロを堪能した。僕の手帳には「個の技量、アンサンブルとも最高!星5つ!近年最高のライヴ!」と記してあった。ソロは観客席の1/3程度しか埋まっていない寂しいものだったが、演奏は熱かった。最後に、少ないオーディエンスが全員スタンディング・オベーションでその演奏を讃えあった。その記憶も生々しい。
9月にBLUE NOTE移籍第1弾ということで、様々な曲、様々な試行錯誤を繰り返したという。そして、シンクロしたと・・・。
ある意味、摩訶不思議なアルバムである。アルバム全体を俯瞰してほしいアルバムということで、「manaの厳選"PIANO & α"」に追加した。
試聴サイト:https://www.youtube.com/watch?v=TCzHstESeYs
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