久我山昔話





 
切通崖(きりとおしがけ)を削った赤土が、大量に出たので、丁度そ の頃に石垣を積んでいた伊藤整さん〔久我山5-8〕へ、フォードの 四輪トラックで運んだ。(平成21 年5月 5)

六地蔵台座の穴
久我山共有墓地の入口に六地蔵が並んでいる。
台座に穴が在るのを見たかい。あれは地蔵が駅北の坂上にあった 頃、子供たちが草を石でつぶして、遊んだ時の穴なぁんだ。藪枯(や ぶからし)の蔓(つる)はネバネバが出るし、もちぐさ(蓬(よもぎ) )は良い香りがしたもぉんだ。
ゲームは無い、遊具は買って貰えない頃の事だった。
子供の力でも、毎日、代り番こ(かわりばんこ) に続けると、石にも穴が開くもぉんだ。(平成22 年3月 15)

久我山の正月
久我山では、正月の三ヶ日に女性が台所に立たない、慣わしが有っ たんだ。
主人が、お雑煮を作り、祝い膳を用意したんじゃ。
今でも、この慣わしを続けている家が久我山東自治会内にも、有る んじゃ。(平成 25 年1月 48)







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