ねこたび日記


第二部「佐柳島」

2025年11月13日(木)曇り  
多度津港、朝9時。
たどつ汽船の下り2便が入ってきます。見慣れた「新なぎさ2」。

曇っています。今日から4日間佐柳島に滞在予定ですが、どうも天気予報は芳しくなくて…今日から4日間とも「曇りときどき雨」の予報。11月のこの時期にそんな天気になるのは珍しいんだけど…これも温暖化の影響なのかな。まあ、こればっかりは人の手ではどうにもならないから仕方ない。まあ佐柳の場合は雨なら雨なりに楽しめますしね。
9:05多度津出航。
曇っていては備讃瀬戸の風景もいまひとつなので船室の中に入って…同乗の方は15人ほど。半数が途中の高見島で下船。
9:55。佐柳本浦港着。

お出迎えが。(^^;

待合所にいた山路のお母さんに挨拶。
「また来ました♪」
「いつまでいるの?」
「16日までいますよ。お天気がちょっとねえ…」
「大丈夫、アナタの来る時っていつも雨降らないでしょ、大丈夫よ」
そうだといいんだけど。(^^;
港から山路さんのお店のほうにゆっくり歩いていくと「やあ、いらっしゃい」と迎えてくれる猫たち。
港の南側、漁港のそばにはキジトラ系の子が多い。

ちょうど引き潮。下に下りる子も。

山路商店の広場には、いつもの顔が。
ケンちゃん。この子はもう5歳になるはずだけど、まさに健康優良児。(^^;
毛並みはきれいだし、筋肉質だし。

山路さんの近くのところに集まる猫はここ数年でちょっと減ったようです。
本浦でも南側では最近仔猫はあまり生まれていないようで。。

でも馴染みの顔に会えてちょっとホッとしました。(^^;
猫たちに挨拶しながらゆっくりと浜沿いの道を歩いていきます。

身構えることもなくくつろいでいる彼らの姿を見ると安心しますね。

島に猫を見に来ると、やたらちょっかい出したりカメラ持って追いかけまわしたりする人が多いですけど、それは彼らにとっては鬱陶しいだけ。そうしたい気持ちはわからないじゃないけど、そこをちょっとガマンしてしばらく距離を置いて見ていてください。そうすれば、やがて彼らの方から距離を詰めてきます。少なくともこの佐柳の猫たちは人が好きだから。
ほら、こんな風に。

浜に下りた子。曇ってるのがちょっと残念。青空出てればいい絵ですけどね…でも、この光景は佐柳ならではかもしれない。

また一匹。

本来、水はあまり得意でない猫。そんな彼らが水際の砂浜に下りる理由は散歩を兼ねてのトイレ。
下の写真で白い猫の後方に砂を掘り返した跡が見えますよね。たった今、そこで用を足したんですよね、この子。(^^;

フンを砂で隠す習性のある猫にとって、砂浜はうってつけの場所。それにしてもでっかいトイレだなぁ。(^^;。
「飛び猫」を見ました。
これ、餌やジャラシを使って人為的にやらせてる人も多いですけど、よく見てると彼ら、けっこう自分で飛んでること多いですよ。そういう時は連れだって飛ぶ仲間がいたりします。

のんびり猫と戯れながら歩いていくと、いつもの宿「ネコノシマホステル」に着きます。

まずは昼食。
通常チェックインは17:00以降なんですが、
「もう部屋、入れますよ」
とのことなので、キーをもらって部屋に荷物を置かせてもらいました。
このホステルは毎日営業ではなく、基本的に宿泊可能なのは木・金・土・日(祝日などがある場合は変わることもある)です。今日は木曜日で前日の水曜は非営業日。そのために前泊の人がいないので早めに部屋の準備がされているんですよね。
今回も「資料室」。

このホステル内には、ここで世話をしている猫たちが総勢20匹以上います。
中庭に居たり廊下を歩き回ったり。

今回の滞在の四日間はあまり天気予報はよくないんだけど、でももし仮に全日雨だったとしても、屋根の下でここの猫たちと触れ合うことができます。ここに泊まる最大のメリットですね。

なんでも、本浦・長崎の両集落から移ってきた子もいるそうな。
ホステルの子とちょっと遊んだ後、また外へ。
猫の郵便局♪

岩浜で。お~い、そろそろ上に上がらないと潮が満ちてくるぞ~!

仔猫。といってももうかなり大きくなってます。見た感じ生後5~6か月でしょうか。この子は男の子かな、女の子かな?

親猫と一緒にいますから女の子かな?

猫にも「子別れ」というのがあって、早いケースでは生後5か月くらいで親が子供を突き放すことがあります。平均的にいうと7~8か月で「子別れ」かな。もっとも他の動物と違うのは、仔猫が雄の場合は母猫は間違いなく追い出しにかかるんですけど、雌の場合は子別れせずに自分のテリトリー内に居続けるのを黙認することが多いようです。これは、近親交配を避けるための猫の本能だと言われています。雄猫が初めて発情を迎えるのは平均すると生後9か月といいますから、辻褄は合いますね。母猫から追い払われた雄の仔猫は母猫のテリトリーを離れて離れた場所に自分の生活の場を移していきます。男の道は厳しいですね。(^^;
振り返って人間はどうか…親離れできない子、子離れできない親が多すぎるような気もする。
集落の壁のかげからじっとこちらを見ていた子が、

いきなり「ばぁ~♪」とばかりに体を出して。
お茶目な子でした。

黒猫。

佐柳は他の島に比べると黒猫が多いような気がします。それでも少数派であることには違いはないんですが…。
八幡神社の周辺に特に多いような。
雨が降りそうで降らないビミョーなお天気。

ネットの予報では午後は雨、ってなっていたんだけど、どうにかこうにか降らずにもちましたね。

あれあれ、ケンカかな?
独特の唸り声が。

猫同士のケンカってたいていこの「威嚇合戦」で済むんですよね。どちらかがゆっくりと後ずさりしていって終わることが多い。
「実力行使」に出ることはあまりないですね。
この家は空き家。
初めてきたころに比べると、佐柳も島民の方の数がかなり減りました。それでも本土から移住してきている若い(と言っても40~50代)の方がおられますが全体的には人口は減少の一途。瀬戸内のどこの島でもある過疎化の波、この島も例外ではありません。

猫たちにとっては雨風をしのぐ塒になっていますけど、人のいない家はやはり寂しい。

猫はひとの傍らで暮らす生き物だから。
人がいなくなれば猫も生きていけない…。

曇っていたので暗くなるのも早い。17:00過ぎにはホステルに戻りました。

今日の夕食。
タコのお刺身とおでん♪

食事を終えて部屋に戻ろうとすると猫たちはもうおやすみモードに。

明日は雨の予報が出ている…ちょっと雲が南にズレてくれるといいんだけど。
Back Home Next