本会について
カラカネイトトンボを守る会とは?
本会は、札幌市北区あいの里地区を中心に札幌唯一の湿原である篠路福移湿原の保全・保護活動をはじめ身近な自然を守る活動を行っている特定非営利活動法人です。
2024年5月12日現在、正会員66名、団体会員12団体、賛助会員99名となっています。
今後も本会の活動にご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
事業目的
- 身近で貴重な自然の保全活動
- 地域住民との親睦を深める
- 地域の自然を未来の子供たちに残していく
沿革
1997年6月 | 札幌拓北高校理科研究部の研究活動がきっかけで設立 |
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2001年〜 | 大規模な湿原の埋立てが進む |
2004年7月〜 | NPO法人化のための組織作り、NPO法人として登記 |
2006年〜 | ナショナル・トラスト運動開始 |
2011年6月〜 | 残土受入事業差止等請求事件 として 提訴 |
2013年9月〜 | 認定NPO法人化(2023年9月満了) |
2015年10月 | 残土受入事業差止等請求事件 結審(上告棄却) |
理事長より
当会は1997年、札幌拓北高校(2015年3月31日、札幌篠路高校との統合により閉校)理科研究部の熱心な研究活動に感動してくださった地元の小中学生の母親2名と同部の顧問をしていた私とで設立しました。当時のあいの里地域は住宅の建設ラッシュで比較的若い世代の家族が移り住んできていました。その母親たちの思いは、「新しく生活を始めたこの地が、子どもたちにとってふるさとになってほしい。そして、今のこの風景を子どもたちに残していきたい。」ということでした。その思いを受け継いで、あいの里公園やその周辺の自然、篠路福移湿原、石狩川下流域の自然環境が子ども達のふるさととなるよう、自然との触れ合いや自然環境の整備、湿原のビオトープ造りなどを行っています。
あいの里は自然豊かなイメージがありますが、気がつかないうちに林や湿原が残土等で埋められたり、植生の遷移で草地が林に移り変わったり、沼地の陸化が進んでいったりします。子ども達に受け継いでいく多様な自然環境を維持するためには、どのような自然が身近に存在しているのかを十分に理解することとその自然に触れ合い、素晴らしさを実感することが大切なのではないかと思います。是非、ご一緒に身近な自然と触れ合い、それを育てていきましょう。2024年1月
NPO法人カラカネイトトンボを守る会あいあい自然ネットワーク
理事長 綿路 昌史