樽前山( たるまえさん) [北海道] 1022m |
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北海道旅行の最終日は5日間のうちで最も天気が良く、空気も爽やかで気持ちがいい。緊張した幌尻登山の後では、天気の心配がなく、気楽に歩けるのが何とも嬉しい。
樽前山の七合目の駐車場はウィークデイにもかかわらず8割以上埋まっており、しかもまだ車が上がってくる。人気の山なのである。 |
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登山口
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登山道
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展望台から支笏湖 |
展望台と名付けられたところまで来ると林が切れ、展望が開ける。支笏湖の湖面も見える。 |
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シラタマノキの実
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モウセンゴケ |
砂礫地にはシラタマノキが多く、既に白い実をたくさん付けている。コメバツガザクラらしきものも多いが、花がないので目立たない。 |
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咲き残りのイワブクロ(タルマイソウ)
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登山道は砂礫の斜面を巻くように登っていて、だんだん山の
東側に回り込んでいく。東斜面には砂礫地にタデ科の植物(おそらくオンタデ)が点々と広がり、山裾からは森が続いている。その先は太平洋であるが、海岸線あたりから霞んでぼんやりしている。 |
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東斜面 |
外輪山の縁に着くと一気に景色が変わる。 |
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溶岩ドーム |
東山ピークからのパノラマ。 溶岩ドームの左手に西山ピークが見える。
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10分ほどの登りで東山ピークに到着。ここからは火口原が一層広く見え、溶岩ドーム
の噴煙もよく見える。振り返ると山裾には七合目の駐車場や帰り道の北東斜面お花畑がジオラマのように見える。
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溶岩ドームの脇から噴煙が上がる
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風不死岳。その左手前が932m峰. |
東山ピークからは外輪山を北に932m峰に向かう。最初のうちは外輪山の上を歩いている感じだが、だんだん縁が低くなり、単なる火口原と山腹の境目を歩いているような感じになる。 |
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東山ピークを振り返る (縁の上を登山道が通っている)
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砂礫地の沢底に集まるオンタデ
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斜面一面にシラタマノキの群落
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左から西山ピークからの道を合わせ、少し下った鞍部では右からお花畑からの道が登ってくる。932m峰へはここからまた岩がちの道を登る。別に鞍部からお花畑へ下ってもいいのだが、登ってみたら登ってみただけの価値はあった。少し離れたことで、樽前山が複式火山であることがよく分かる。東山、西山の外輪山のピークと真ん中のプリンのような溶岩ドームが一目で見渡せる。なかなか面白い。
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932m峰から樽前山 |
支笏湖越しに羊蹄山 |
932m峰から下りてきて北東斜面お花畑に差し掛かると、道の両側にハイマツやイソツツジが多くなる。花の季節ではないのでお花畑というより、低木を植えこんだ自然風の庭といった感じだ。
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イソツツジの実
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北東斜面お花畑
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色づき始めたオオイタドリ
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エゾリンドウ
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気分の良い山腹の道は灌木や草原から、再びミヤマハンノキなどの樹林の道に戻る。気分の良いまま林間を進めば、七合目の駐車場の入口の横に飛び出す。
下山後は支笏湖畔でのんびり。湖畔の園地の木々を抜けてくる風が実に爽やかで気持ちがいい。「ああ、家に帰るとまだ暑いんだろうなあ。」と、特に湿気の多い今年の夏を思い出す。 |
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支笏湖畔からの樽前山
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[山行日] | 2017/9/1(金) 2017年9月の天気図(気象庁) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
[天気] | 晴れ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
[アプローチ] |
9/1 苫小牧市勇払
8:10 →(レンタカー/日高道・沼ノ端西IC⇒道央道・苫小牧西IC、道道141号)→
9:05 樽前山七合目駐車場 |
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[コースタイム] |
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[帰り道] |
支笏湖畔 16:10 →(レンタカー/道道16号)→ 16:55 新千歳空港 19:15 →(JAL)→ 21:20 中部国際空港 →(送迎バス)→ 空港ジャンボ駐車場 → 22:50 自宅 |
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[ガイドブック] | 「日本二百名山登山ガイド 上」(山と渓谷社) |
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[宿] |
おやど 翔馬館 |
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[風景印] | 支笏湖(しこつこ)局 (千歳市支笏湖温泉番外地) ・図案 |