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    館林ムジナモ守る会視察研修会
〔主催〕 館林ムジナモを守る会
日   時  2010年7月6日(火)晴 午前9時30分出発−午後2時30分帰着
集合場所  三の丸南面駐車場 午前9時30分集合
参   加  ムジナモを守る会・館林市役所 16名
視 察 先  ・羽生市ムジナモ保存会 中野会長宅
 ・宝蔵寺沼ムジナモ自生地
 ・浮野の里
説   明
 国指定天然記念物「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」は、埼玉県羽生市にあって、江戸時代末期に排水用として掘割が縦横に掘られ、積土した部分が水田として開拓された低湿地帯です。沼地にはヨシ・マコモなどが密生し、多くの水生植物も豊富に自生する原野です。
 かつては豊富な湧水があって清い水があふれ、夏季には雨水も加わって全面冠水し水域一帯は広大な沼となった。ムジナモはこうした自然豊かな環境に守られ、この地に生育していた。
 しかし、この地も周辺に道路が整備され、点在していた湧水も涸れて水はよどみ、さらに、利根川の氾濫や大雨による増水によりムジナモは流出してしまい、絶滅の危機にさらされた。
 現在は、1966年(昭41)国指定天然記念物に指定され、自生地一帯が保護区となっている。

 今回、館林ムジナモ守る会は、羽生市ムジナモ保存会のムジナモの保護育成状況や宝蔵寺沼ムジナモ自生地の環境を視察し、今後の活動に役立てるため当研修会を実施した。
◆ 羽生市ムジナモ保存会 中野会長宅
中野会長からムジナモ保存会について説明。 中野会長宅の水槽
◆ 宝蔵寺沼ムジナモ自生地
宝蔵寺沼、今は沼というより湿地帯になっていますが、豊かな自然が広がっています。
ムジナモ植生池、許可なく立ち入りはできなくなっています。上からシャワー状に給水されている。
羽生市職員の案内で見学、そしてムジナモ発見の歴史や保護の経過など丁寧な説明をいただきました。
遮光ネットに保護されて生育されている。
植生池に浮かべて生育されているムジナモ。
◆ 加須 浮野の里
江戸時代の名残を残す田園とのこと。 散策木道
クヌギ並木遊歩道を背景に記念撮影。前列中央左が井野口会長、その左が山田さん
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