小菱形二十面十二面体 [3,4,5,4] Small rhombicosidodecahedron
小菱形二十面十二面体です。
アルキメデスの立体 第12作目です。
30個の正方形と,20個の正三角形,12個の正五角形の合わせて62個の面でできています。
面の個数は大菱形二十面十二面体と同じです。
写真の模型は直径約9cmです。
構成は比較的容易です。
正十二面体から始め,まず正十二面体の辺をすべてそぎ落とし,正十二面体の20個の頂点の位置に正三角形を,そして30本の辺の位置に正方形ができるように調整します。
実際は正十二面体の辺の1/3のながさの位置で辺をそぎ落とせばできます。
この立体も見る向きによっていろいろな形に見えて面白いです.
展開図をアップしておきます.<小菱形二十面十二面体の展開図ダウンロード>
小菱形二十面十二面体という言葉の由来ですが,これは言葉で説明するより,下の画像を見ると分かります。
12個の正五角形は正十二面体の面に重なり,20個の正三角形は正二十面体の面に重なります。
そして,30個の正方形は図の赤い辺を持つ三十面体=菱形三十面体の面に重なっています。
「小」ということは,一回り規模の大きい「大」菱形二十面十二面体があるからです。
アルキメデスの立体のシリーズもこれで第12作めです。
アルキメデスの立体は全部で13種類です。
残りあと1つです。
(アルキメデスの立体はすべての辺の長さが等しいので,正多面体=プラトンの立体と似ている性質を持っています。
でも面の形が1つだけではないことが異なっています。)
上に示した正十二面体,正二十面体,菱形三十面体の図について,回転できるものを試験的に公開します。
Plug-in のインストールが必要ですのでもし良かったらインストールしてみてください。
<動かせる図の表示テスト版>
Plug-in「Plug-in v2 2.1.2.b」のインストールが終わったら
マウスの右ボタンを図の上で押した状態で,マウスを動かしてみてください。
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