かまいたち

 冬場の乾燥した場所で、突然皮膚が切れるが、痛みもなく出血も少ない、という現象。この現象は明治時代に、旋風の中心にできる真空によって生じる気圧差で皮膚や肉が裂けるために起きる、という説が紹介され、長い間信じられてきた。フィクションの世界において、真空で相手を切り裂く技、などという描写が多いのはこのためである。
 しかし近年ではこの説は、自然界においては旋風くらいでは真空は発生しない、皮膚は丈夫な組織なので気圧差で裂けるのは考えにくい、といった理由から懐疑的なものとされている。実際には、旋風が起きた時に飛んできた小石や木の枝などで切り傷を負う、もしくは冬場の寒い空気で突っ張った皮膚が衝撃を受けて裂ける、などと考えられている。

 この現象から生み出された妖怪である鎌鼬については妖怪(日本)に記述。