300B シングル ステレオ パワーアンプ(トランスドライブ、出力12W)
出力段:300B、初段およびドライバ段:6SN7、整流管:5U4Gまたは5U4GB、電源トランス、ドライバトランス、出力トランス、チョークコイルはすべてTANGO製

オーナー:岡山県、尾高さん
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「ラジオ技術」誌1997年10月号に掲載していただいたものです。TANGO製NC18を使用したトランスドライブの3機種目でした。このトランスドライブは3機種とも、わずかなカソードNFををかけただけで実用上十分なダンピングファクタを得られ、近代的なサウンドを出すことができました。試聴を繰り返した結果、回路は発表時から初段動作点を変更したほか、ドライバトランスの2次側を開放に変更しました。結果としてトランスドライブ3機種はこの2点で同じ構成になりましたが、音質面での最適解ということでしょう。この300Bアンプは300B動作規格の中で、割と高めの400Vをかけて12Wというハイパワーを出しています。300Bらしい中低域のメリハリを残しながら、広帯域なアンプとなりました。音質は清澄にして透明、理性的で端正なたたずまい。高域はどこまでも滑らかで、低域はけして乱れを見せません。いっさいの濁りがなく、サウンドの隅々まで余すことなく出してみせるのは、使用したトランスの品質もあるでしょう。個性は主張しませんが、ごまかしも、まやかしもないサウンドは、まるで原器としての存在を思わせます。高級品と表現して恥じないアンプに仕上がりました。
サイズ:W40cm、D25.5cm



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