東海道を歩く (36:赤坂宿) ---
(写真は、旅籠「大橋屋」)
赤坂宿に入ると、下の写真の本陣跡の標識があり、その近くに、その下の写真の高札場が
当時のままに再現されていました。
少し歩くと、旅籠・大橋屋がありました。
冒頭の写真の江戸時代からの旅籠「大橋屋」は、広重の浮世絵のままの店構えの形態を
残しながら、現在も営業をしています。
東海道で唯一の現役で営業している旅籠だそうです。
当時のそのままの家屋で、江戸時代からずっと営業してるなんて凄い!!
大橋屋の格子戸を開けて、中を覗くと、おじさんが、写真左の格子の向こうで、鍋料理の
最中でした。
おじさんに見学したい旨を告げます。
鍋料理の手を止めて、旅籠中の電気を点けて回ってくれました。
人の好さそうなおじさんで、”来てくれてありがとう”
と、中庭にある芭蕉が句を詠んだという石灯籠等の説明をしてくれました。
(とり込み中、申し訳ない!)
当時のままの磨き抜かれた床に時代を感じます。
下の写真の二階の客間の見学も終えて、土間に降ります。
”ありがとうございました!”と、
大きな声を掛けて旅籠を出ようとすると、格子の奥の鍋料理の鍋が激しく吹きこぼれています!!
”すみません〜!”
応答がありません!
再び、ありったけの大声で叫びます!
”おじさ〜ん!お鍋が大変! 早く来て!!”
ようやく、おじさんが出て来ました。
”忘れてた!危ない、危ない ありがとう。”
(でも、危ない原因をつくったのは、オレだからな〜・・・ 悪いな〜・・・)
”ありがとうございました”と声を掛けて旅籠を出ますが、おじさんは、吹きこぼれたお鍋の
後始末で、挨拶どころではなさそう・・・
(大橋屋のおじさん、ありがとうございました。 今度は、宿泊に来ますね。)
赤坂宿から次の藤川宿へは、山間の道となるため、少し早いですが、名鉄の名電赤坂駅から、
横浜へ戻ります。
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