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09:小田原


東海道を歩く(9:小田原宿)7km



(写真は小田原宿の町標)

小田急線・小田原→箱根湯本

酒匂川を渡ると小田原宿の表示があり、暫く歩くと江戸口見附跡がありました。

小田原は大都会です!

そして小田原は、城下町の雰囲気を残す街です。

旧東海道沿いの街の至る所に、写真の様な小田原宿の町標の石碑があり、江戸時代からの
町名の由来が良く分かり親切です。

旧東海道を、下の写真の小田原城を右手に見ながら歩きます。



下の写真は、江戸口見附一里塚跡です。



暫く歩いていると、やがて、左手に綺麗な早川、右手が1号線と小田急で、ロマンスカーが
近くを走ります。



清流沿いの快適なハイキングコースです。

快適な気分で歩いていると、いつの間にか歩道の無い箱根新道に合流してしまいました?!

慌てて戻ります! 非常に分かりにくいです!

小田原から箱根湯本までは、上り坂ではありますが意外と短い距離でした。


バスで行く東海道・第3回 (小田原宿〜三島宿) 2012.5.24


「9:小田原宿」



浮世絵は、小田原の手前の酒匂(さかわ)川の川越えで、向こう岸が小田原、更に遠くの
高い山が箱根山です。

江戸時代の東海道は、川越えが多くて大変だったんですねえ!

現代人の我々は、無意識で橋を渡っていますけどねえ。

小田原は日本橋から80キロ、箱根関所を前にした旅人の2泊目の宿として繁盛したそうです。

童謡「お猿の駕籠屋」で有名な「小田原提灯」は、江戸時代に小田原で発明され、当時の
大ヒット商品となったそうです。

これまでの楕円形とは異なり、小型の折り畳み式で円筒形の小田原ちょうちんは、早朝に
出発する旅人の携帯に便利な必須グッズだったようです。



♪エッサ エッサ エッサホイ サッサ♪

♪お猿のかごやだ ホイサッサ♪

♪日暮(ひぐれ)れの山道 細い道♪

♪小田原提灯(おだわらぢょうちん)ぶらさげて ソレ♪
♪ヤットコ ドッコイ ホイサッサ♪

厳しい山道の箱根峠を越えて当日中に三島に着くために、未だ暗いうちに、小田原提灯
(おだわらぢょうちん)をぶらさげて、小田原を出発する旅人の様子が目に浮かびます。

かまぼこを売る大きな店が並びます。

小田原名物は、ういろう、かまぼこ、梅干しです。

「ういろう」を売る店が、江戸時代から続く薬屋の前にありますが、元々は、ういろうは、
苦い薬を和らげるために、薬と一緒に食べる様に作られたからだそうです!



写真の立派なお城の形をした老舗の”ういろう”屋さんでは、和菓子の”ういろう”と、
薬の”ういろう”と両方を売っています。

”ういろう”の由来は、創始者が”外朗(ういろう)”氏だっただからそうですが、読めない名前
ですよね。

大久寺の境内には、北条氏が滅んだ後に小田原を支配した大久保一族の墓があります。



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