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45-1:中津川・苗木城


朝に、馬籠宿を出発して、落合宿を抜け、2時半頃に中津川宿に到着しました。

私の従兄弟から、中津川へ行ったら、「苗木(なえき)城」は必見、というアドバイスを受けていました。

そこで、中津川宿に入ると、中山道からは外れますが、先ず、タクシーで、中津川市街地の外れの「苗木城」へ向かいました。(入城:無料)

苗木城の城主・遠山氏は、徳川側だったため、秀吉軍に攻められ苗木城は落城しますが、関ヶ原の戦いの際に城を奪還しました。

それ以降、遠山氏は、苗木城主に返り咲き、苗木藩1万石の大名として、12代にわたり、明治4年まで城主を務めました。

1万石という少ない石高で、城を持っていた藩は、苗木藩のみだったそうです。

城の建物は、明治4年に取り壊され,現在は石垣のみが遺されていますが、昭和56に国の史跡に指定されました。



上の写真は、苗木城の復元イメージCGです。

”天空の城ラピュタ”だ!

苗木城は、自然の地形を有効に生かして岩山の上に築かれた山城で、巨大な自然石が利用されているのが大きな特徴です。



上の写真は、現在の苗木城の空からの全景写真です。

自然の大岩をそのまま利用した石垣は、他の城址には見られないものであり、必見です。

苗木城に危機が迫ると木曽川から霧が一面に立ち上り、 城を隠してしまうという伝説があることから「霞城」とも呼ばれています。

なるほど、納得!

天守閣などの建物は残っていませんが、明治時代まで存続したお城なので遺構は良く残っています。

本丸・二の丸・三の丸などの石垣や、大矢倉跡・風吹門・綿倉門などの門跡、それと堀が残っています。







上の写真は、鉄砲や弓の武器蔵跡で、礎石や縁石は当時のままです。

また、大手門の扉と柱が、近くの苗木遠山史料館に展示されています。

本丸へ向かって、「四十八曲り道」と呼ばれる長さ500メートル、高低差150メートルの道を歩きます。









そして、最後は、いよいよ本丸にある天守台に上ります。









天守台は展望台になっていて、遠くの恵那山まで綺麗に見えます!



天守台からの眺めは最高です!





しかし、足元を見ると、高所恐怖症の私は、膝が震えます・・・



石垣の端に柵が有りません!怖っ〜!

天守台は、山の頂上部にあった巨石の上に、岩に穴を彫って柱を立て、三層の天守を築いていたのだそうです。

巨石の上に柱を組んで天守閣を建てる、というその発想に驚きます!



そして、その時彫られた穴をそのまま利用して、上の写真の現在の展望台が作られたそうです!

タクシーを待たせていたので立ち寄りませんでしたが、近くに、苗木遠山史料館(9:30〜4:30、月曜休館、310円)もあります。

タクシーで、苗木城から、JR中津川駅に戻り、駅前のビジネスホテルにチェックインします。(素泊り:4,300円)

チェックインしたビジネスホテルの部屋からは、下の写真の左半分のJR中津川駅が見下ろせます。



シャワーを浴びてから、夕食を食べに、夜の中津川の街へ出掛けます。



上の写真の鰻屋へ入ってみます。

いよいよ名古屋圏に入ったみたいで、この辺りは「鰻丼」よりも、「鰻のひつまぶし」の方がメインみたいです?



写真のお茶漬けのセットみたいのが出てきたので、食べ方に、余り自信はありませんが、最後に、お茶漬けにして食べました。

なかなかに美味しかったです!

[苗木城へのアクセス]

 ・中津川駅と苗木城との往復タクシー代は5,000円弱(含む:見学待ち時間)

 ・バスの場合は、中津川駅から北恵那交通バスで、苗木下車徒歩20分。

 ・車の場合は、中央高速中津川ICから国道257号の城山大橋経由10分。




44  :落合へ

45-2:中津川へ

               
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