本文へジャンプ
多摩川を歩く (その62) (石川酒造)  2023.10.18


    

(「石川酒造」の敷地内にあるイタリアンレストラン「福生のビール小屋」)

 

前回歩いた「睦橋(むつみばし)」から徒歩数分のところに「石川酒造」があります。

「石川酒造」は、江戸時代から続く創業160年の老舗です。

石川酒造の入口へと続く白壁に圧倒されます。

 

入り口の白壁造りの門には、「多満自慢」という木製の看板が掲げられています。

上の写真の蔵を改装して作られた「雑蔵史料館」は、江戸時代からの酒造りの歴史が展示されています。

上の写真は、明治13年に建てられた「本蔵」(国有形文化財)で、この蔵で日本酒の醸造が行われています。

上の写真は「向蔵ビール工房」で、石川酒造では、日本酒のみならず、明治時代からビール造りにも着手していたそうです。

写真は、「長屋門」(国有形文化財)で、くす玉が下がっていて、門の奥にはご当主がお住まいの家屋が見えます。

(「夫婦欅」と呼ばれる「御神木」)

上の写真は、酒やビールを仕込むための湧き水の「仕込水」です。

この仕込水は多摩川水系の伏流水を、敷地内に掘られた井戸から汲み上げているのだそうです。

上の写真は、「玉川上水 熊川分水」の碑ですが、明治時代に、石川酒造が中心になって、生活用水として玉川上水からここまで引き入れたそうです。

広大な敷地には、昔使われていた醸造用の大きな釜や桶などがあちこちに展示してあります。

上の写真の直売店「酒世羅」には、ここで造られた酒類や酒のツマミが陳列されています。

上の写真の酒とツマミをお土産に買いました。

(ツマミは、粕汁、酒粕かりんとう、酒粕たくあん、かんたん甘酒、酒粕飴などです。)

上の写真のポスターによると、石川酒造は、「金田一少年の事件簿(日テレ)」の第3話のロケに使われたようです。

更に敷地内を進んでいくと、赤いオシャレな車の奥に、お目当てのイタリアンレストラン「福生のビール小屋」がありました。

上の写真の様に、木陰のテーブル席もあり、店内とあわせて70席ほどあります。

ここの酒蔵の“出来立て”のビールと日本酒を頂きます。  

写真のメニューの様に、肉、魚料理、パスタ、ピザなど豊富です。

敷地内の風情ある景色を眺めながら食事をします。

肉料理ランチコース(3,000円)

大吟醸(600円)

ペールエール(600円)

私の好きなペールエールですが、ここの「多摩の恵 ペールエール」は、柑橘系の華やかな香りが特徴的でした。

 

(電車で石川酒造に行く場合は、JRまたは西武線の拝島駅から徒歩15分です。また、拝島駅からバスも出ています。