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多摩川を歩く (その40) (多摩水道橋)  2022.10.29




(写真は、上河原堰堤)


 

 



東急東横線に乗り、武蔵小杉駅でJR南武線に乗り換えて登戸駅で下ります。

登戸駅から多摩川沿いに「多摩水道橋」まで歩きます。









「多摩水道橋」は、その名前から想像がつく様に、東京都内の水不足対策として、川崎市の相模川の水を都心へと送る「導水管」を渡すための橋です。

この導水管は多摩水道橋の下に設置されています。

この様に、元々は導水管のための橋なのですが、狛江市にとっては、多摩川に架かる唯一の道路の橋です。

 



前回とは反対側の歩道を歩いて、川上の風景を眺めながら東京側へ向けて渡ります。

(多摩水道橋からの川下の風景については、「多摩川を歩く・多摩川決壊の碑」を見てね。) 

                         











「多摩水道橋」の上の道路は、東京側が「世田谷通り」、川崎側が「津久井道」なので、橋の上のこの都県境の位置で道路名が変わります。





















河原に松の木の林の公園が見えたので一休みしていきます。

案内板によると、ここは「多摩川五本松公園」で、「新東京百景」や「多摩川50景」にも選出されているそうです。

また、ここ五本松公園は、大映や日活など撮影場が近いこともあり、映画やドラマなど多くの作品のロケ地となっているらしいです。













土手の右手に、写真の「六郷用水の取入れ口」のモニュメントがありました。





説明版によると、「六郷用水」は、多摩川の水をここで取り入れ、世田谷区を経て大田区まで、何と!、全長約23キロにも及ぶそうです。

「六郷用水」の解説と写真については、「多摩川を歩く・六郷用水」を見てね。)             

                                               



(六郷排水樋管)

(多摩川沿いの排水樋管は、下水を浄化して多摩川に流しています。)



ここから「調布市」に入ります。





土手の下に「調布市多摩川自然情報館」の看板が見えたので入ってみましたが、学習室がメインみたいで、展示水槽が少なく期待外れでした。









(調布排水樋管)







「日活調布撮影所」が堤防から近いので立ち寄ってみます。





日活調布撮影所の入口です。









ここには複数の撮影ステージがあり、年間100作品くらいの映画、テレビドラマ、CMCを制作しているそうです。

受付に尋ねましたが、見学は不可とのこと。

残念!



仕方ないので、塀の外から、かまぼこ型をした撮影ステージの外観を見て回ります。





撮影所から多摩川へ戻ります。





堤防に戻ると、先方に、二つ目の堰堤(えんてい)の「上河原 堰堤」が見えました。











この堰堤は、前回ご紹介した「宿河原 堰堤」と共に、川崎側の「二ヶ領用水」へ多摩川の水を取水するためのものです。









上河原堰堤の先に、多摩川の一部をせき止めた様なかたちの所で釣りをしていました。





対岸には、よみうりランドの観覧車とジェットコースターが見えます。









「京王相模原線の鉄橋」をくぐります。





土手の右手に、京王閣が見えました。



京王閣のスピーカーから、レース開始のアナウンスが河原にも流れてきます。