(写真は、上河原堰堤)
東急東横線に乗り、武蔵小杉駅でJR南武線に乗り換えて登戸駅で下ります。
登戸駅から多摩川沿いに「多摩水道橋」まで歩きます。
「多摩水道橋」は、その名前から想像がつく様に、東京都内の水不足対策として、川崎市の相模川の水を都心へと送る「導水管」を渡すための橋です。
この導水管は多摩水道橋の下に設置されています。
この様に、元々は導水管のための橋なのですが、狛江市にとっては、多摩川に架かる唯一の道路の橋です。
前回とは反対側の歩道を歩いて、川上の風景を眺めながら東京側へ向けて渡ります。
(多摩水道橋からの川下の風景については、「多摩川を歩く・多摩川決壊の碑」を見てね。)
「多摩水道橋」の上の道路は、東京側が「世田谷通り」、川崎側が「津久井道」なので、橋の上のこの都県境の位置で道路名が変わります。
河原に松の木の林の公園が見えたので一休みしていきます。
案内板によると、ここは「多摩川五本松公園」で、「新東京百景」や「多摩川50景」にも選出されているそうです。
また、ここ五本松公園は、大映や日活など撮影場が近いこともあり、映画やドラマなど多くの作品のロケ地となっているらしいです。
土手の右手に、写真の「六郷用水の取入れ口」のモニュメントがありました。
説明版によると、「六郷用水」は、多摩川の水をここで取り入れ、世田谷区を経て大田区まで、何と!、全長約23キロにも及ぶそうです。
「六郷用水」の解説と写真については、「多摩川を歩く・六郷用水」を見てね。)
(六郷排水樋管)
(多摩川沿いの排水樋管は、下水を浄化して多摩川に流しています。)
ここから「調布市」に入ります。
土手の下に「調布市多摩川自然情報館」の看板が見えたので入ってみましたが、学習室がメインみたいで、展示水槽が少なく期待外れでした。
(調布排水樋管)
「日活調布撮影所」が堤防から近いので立ち寄ってみます。
日活調布撮影所の入口です。
ここには複数の撮影ステージがあり、年間100作品くらいの映画、テレビドラマ、CMCを制作しているそうです。
受付に尋ねましたが、見学は不可とのこと。
残念!
仕方ないので、塀の外から、かまぼこ型をした撮影ステージの外観を見て回ります。
撮影所から多摩川へ戻ります。
堤防に戻ると、先方に、二つ目の堰堤(えんてい)の「上河原 堰堤」が見えました。
この堰堤は、前回ご紹介した「宿河原 堰堤」と共に、川崎側の「二ヶ領用水」へ多摩川の水を取水するためのものです。
上河原堰堤の先に、多摩川の一部をせき止めた様なかたちの所で釣りをしていました。
対岸には、よみうりランドの観覧車とジェットコースターが見えます。
「京王相模原線の鉄橋」をくぐります。
土手の右手に、京王閣が見えました。
京王閣のスピーカーから、レース開始のアナウンスが河原にも流れてきます。
|