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図書室のなかから選んでいます
岩崎・駒崎記念図書室今月のおすすめシリーズ

北 杜夫 どくとるマンボウ シリーズ他作品
2011年10月24日に84歳で逝去された、北杜夫氏の逝去を悼み、当図書室所蔵分をまとめてみました。
所蔵12冊の本は、誰か一人が一気に買い求め一気に読みふけったものではありません。昭和40年あたりから平成の初めにかけて、3~4人がそれぞれ入手したものです。中にはサークルの先輩から借りたまんま、と判明した立派な本もあり、夢多く恥多き青春・罪深き青春、を再び味わった次第です。(わたくしではありません!)
週刊新潮に娘の斉藤由香さんが「窓際ОLすってんころりん日記」エッセイで、毎週のように北杜夫氏の息遣いが聞こえるようなエピソ-ドを綴っておられ、愛読していましたので、親戚のそううつおじさんのように身近に感じていました。「友人の遠藤周作おじさんは亡くなったとき新聞の第一面に載ったけど、パパなんか第一面には載せてもらえないわよ。」といわれていたようですが、どうしてどうして。せつないほどの皆の思いと、ちゃんと載った新聞を、亡くなる前に見せてあげたかった。 
           北杜夫作品所蔵リストは、こちらからご覧ください→ 北杜夫作品リストへ
北杜夫を悼むあおさんのメールはこちらから→
北杜夫逝く
軽井沢で開催されていた北杜夫の展示会。追悼に訪れたあおさんの写真メールが寄せられました

どくとるマンボウ昆虫展 於・軽井沢高原文庫
2011年11月25日同展示会に、ひとり寂しく追悼に訪れたあおさん。展示の(下の写真)昆虫は、1945年から47年に採集された昆虫だそうです。なんと我々が生まれた年ではありませんか。60年余という保存の長さと綺麗さに驚嘆。父斉藤茂吉が、歌人というより、医者父親として昆虫少年の宗吉を慈しんでいる様子が伺えた。
← 北杜夫自筆の「どくとるマンボウ昆虫展」表示
北杜夫著作集(単行本の初版本がずらり)
マンボウ先生の昆虫本蔵書 「原色千種昆虫図譜」は父茂吉が買ってくれたという
斉藤宗吉本人が採集した昆虫達
マンボウ、沖縄をいく

世界のメルヘン 全24巻  講談社           昭和55年7月発刊
 「メルヘンは お子さまの一生のたからもの」と帯にありますが、この本の姿の良さは、大人にも充分伝わりました。昭和56年ごろ、新築間もない子供部屋の撮影がありました。撮影コーディネータの女性が一階にあったこのシリーズ本を、「これお借りしてよろしいですか。」と二階の子供部屋に一気に運び込んだことがあり、目の付け所(お目の高さ?)に驚いたことがありました。アンデルセンやグリムは、すでによく知ったお話ですが、このシリーズは、まったく手を抜いていない挿絵の、研ぎ澄まされた感性のすばらしさ満載で、感嘆するばかりです。定価各冊1,480円
編集: 安藤美紀夫
    内田莉沙子
     神宮  輝夫
    矢川  澄子

                                     
イソップ童話
ねずみのおんがえし
イソップ 
鳥の王さまえらび
画家:池田浩彰
グリム童話
おおかみと七ひき
の子やぎ
グリム
ヘンゼルとグレーテル
画家:徳田秀雄
アンデルセン
童話
おやゆびひめ
アンデルセン
おやゆびひめ
画家:池田浩彰
アンデルセン
はだかの王さま
画家:池田浩彰
アンデルセン
はくちょうの王子
画家:池田浩彰

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