轟鉱山 水力発電所跡 探検: 北の細道 轟鉱山 水力発電所跡

轟鉱山水力発電所跡で渦巻をみる




北海道赤井川村

 山中奥深くで操業していた金鉱山では、
外部から電気を引くことができない場合があった。
選鉱や製錬には破砕機、攪拌機、ポンプ、送風機など多くの設備が使われ、
これらはすべて電力がなければ動かない。
特に青化製錬(シアン化法)では薬液を循環させ続ける必要があり、
安定した動力源が欠かせなかった。

そのため鉱山では、やがて必要な電気を自前で確保することとなる。
轟鉱山では白井川の落差を利用して水力発電所が設けられ、
選鉱・製錬・坑内設備、そして集落の照明までまかなっていた。
この発電所が、鉱山の操業を支える中心的な設備となっていった。

水力発電所の二大要素はその地点の落差と流量である。
元来、落差は地形および河川の勾配によってその利用範囲は制限される。
河川の上流域は勾配が大きいから高落差が得られるが、
下流になるにしたがって低落差となり、落差の割合に水路の長い発電所となる。

ダム水路式発電所は河川の上流にダムや堰堤を築造して
水路や隧道にて水槽に水を導き、水圧管で水車に導水する方式だ。

自前で電力インフラを持つ”という特殊な発展形態のある代表的な鉱山は以下となる。

水力発電所
鉱山付属の水力発電所

田中鑛業株式会社 轟鉱山については エルドラドでレポートしてきた。
白井川水力発電所を大正12年から竣工し、
翌年には新青化製錬所を建設した。
金鉱山らしく再開発と閉山を繰り返し、
昭和18年、昭和51年、昭和61年7月と三度の閉山が発生している。

今回は鉱山施設ではなく鉱床図に小さく残る水力発電所がターゲットとなる。
大正時代の遺構、はたして。


フランシスタービン・青化製錬所・ガイドベーン・・・



フランシス水車
フランシス水車





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