昨年に初めてサーキットを走ったわけですが、「やみくもに走れば良いわけではないだろう。ちゃんとしたレッスンを受けた方が良いのだろうなあ。」と思っていたところに、鈴鹿サーキットが主催している「ＳＵＺＵＫＡ ＤＲＩＶＩＮＧ ＥＸＰＥＲＩＥＮＣＥ」というドライビング講習がある事を友人に紹介されました。8:00 〜 8:20 受付
8:40 〜 8:40 ブリーフィング
(講習内容の説明、ライン取り等のアドバイス)
10:00 〜 12:10 基本レッスン
13:20 〜 14:00 ブリーフィング
(フリー走行の説明及び注意事項等)
14:10 〜 14:25 先導走行(３週)
14:30 〜 15:05 フリー走行１回目(第１グループ)
15:10 〜 15:45 〃 (第２グループ)
16:00 〜 16:30 フリー走行２回目(第１グループ)
16:35 〜 17:05 〃 (第２グループ)
17:40 〜 18:00 ブリーフィング
参加（募集）台数は６０台でした。この６０台を自己申告による運転技術と車両の性能によってＡ〜Ｅの５つのクラスに分けられました。私は一番初級のＥクラスでした。
基本レッスンは、鈴鹿の各コースとスキッドパッドを使います。具体的には、
@１〜２コーナーを使用してのコーナーリングレッスン
Aヘアピンカーブを利用してのコーナーリングレッスン
Bスキッドパッドパイロンセクション(スラロームレッスン）
Cスキッドパッドパイロンセクション(ブレーキレッスン）
Dシケインカーブを使用してのコーナリングレッスン
の５つのメニューがあり、私たちＥクラスは、A〜Cのレッスンを受けました。
- ヘアピンカーブのコーナリングレッスン
まず、講師の後について実際にヘアピンを走りライン取りを覚えます。その後、コースを逆送して立体交差地点まで戻り、順番に１台ずつヘアピンを走ります。講師はヘアピンを曲がり終えた所で見ていて、走って来た車の運転者にワンポイントアドバイスをしてくれます。それを各車３回位行います。実際に走った直後にアドバイスをもらえるので、非常にわかりやすく次の走行に反映でき非常にためになりました。（しかし、ヘアピンカーブの高低差があんなにあるとは思いませんでした） - スラロームレッスン
これも１台ずつパイロンを並べたところをスラロームで走り、その走り方についてワンポイントアドバイスをもらいます。アクセスのＯＮ／ＯＦＦによる前後車重変化を利用した曲がり方を練習しました。理屈ではわかっているのですが、実際に行うとＯＮ／ＯＦＦタイミングが難しいです。
- ブレーキレッスン
ブレーキレッスンは、スキッド・パッドを使いブレーキロックをさせない急制動の練習でした。国産の高性能車は皆ＡＢＳが装着されていて確実に止まれます。しかし、我が７５にはＡＢＳなど装着されてません。従って、思う存分ブレーキロックの練習が出来ました（笑）。
昼食をサーキット内のレストランで食べたあと、お待ちかねの鈴鹿フルコースのフリー走行です。このフリー走行では、先導車による走行１５分と、３５分と３０分の２本のフリー走行があり、合計８０分も走行出来ました。また、コース上にはインストラクターが運転するペースカーが数台走っていて、その後ろについてコース取りやブレーキング・ポイント等を学ぶ事が出来ます。（ペースカーは後ろについた運転者の技量に走行ペースを合わせてくれて非常に勉強になりました。）
鈴鹿のコースはコース幅が非常に広く、はじめは何処をどう走っていいかわかりませんでした。 しかも、今まで走ったサーキットより格段にストレートは長くスピードは出るし、国産高性能車（ＮＳＸやスープラ等）との速度差はすごくあるわで、最初は非常に怖かったです。しかし、コースが段々わかってくると、その辺の恐怖は徐々にとれて、非常に気持ちよく走ることが出来ました。ちょっと、調子に乗ってシケインを曲がりきれずに突っ込んで亀の子状態になったのはご愛敬ですが（笑）。