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院長プロフィール
木村 悦子 鍼灸師
神戸東洋医療学院在籍中より
森川和宥先生に師事、
もりかわ良導絡研究所、日本良導絡自律神経
学会で良導絡治療を学ぶ。
総合病院でのリハビリ鍼灸勤務経験有、
平成16年〜24年
大阪医科大学麻酔科外来
ペインクリニック鍼灸実習生として在籍する
かたわら 平成１７年 ゆとりら鍼灸院開院
良導絡とは？
良導絡とは１９５０年に京都大学医学部
第二生理学教室の創始された診断方法。
皮膚の電気の通りやすい点（反応良導点）の
つながりを良導絡とし、一連の交感神経の
興奮が高まることによって起こると解され
ています。
そしてこれが、中国古来のツボ、経絡に類似
していることがわかっています。
この皮膚の通電抵抗を介して体表の交感神経
の興奮性を知ることができ、これに適当な刺激
を加えて、全身、あるいは局所の自律神経を
調整する治療法を、
『良導絡自律神経調整療法』
とよんでいます。
測定方法 ノイロメーターという測定器を
用いて、１２Ｖの電圧で、手足２４ヶ所の測定点
の皮膚の電気抵抗（導電性）を測定します。
平均値の高さは自律神経の興奮性を表し、
交感神経が機能できる能力の程度を表します。
自律神経と自律神経失調症
夜寝ている時にも心臓を動かし、
呼吸をして、体温が上がり暑く
なると汗をかいて体温をさげ、
反対に冬でも体温を一定に保つ
など、恒にカラダを一定の状態
にキープしようと働く神経の事
をいいます。
からだの組織や臓器にくまなく
張り巡らされており、
体温、脈拍、血流、血圧などを
微調整しながら睡眠や消化、
排せつのリズムなど体内時計を
調節したり、また季節の変化や
気温の変化に体が順応できる
よう働いてくれます。
自分の意思（脳からの命令）に
関係なく必要に応じてタイムリー
に瞬時に動いて、おもに私たち
の体の生理現象を調節してくれ
るのです。
24時間休むことなく働き続ける
自律神経は、リラックスした時や
夜に優位になる副交感神経と戦
闘モードに入った時やお昼間に
優位になる交感神経の二つが互
いに役割分担をしてバランスを取
りながら働いています。
カラダという車体をアクセルと
ブレーキで調節しながら動かし
ています。
そして燃料になるのが気力、
タイヤにあたるのが体力、
この四つがうまく働いてはじめ
て車がスムーズに運転できる
のです。
また自律神経はカラダの機能の
生理的コントロールだけではなく、
情動面にも深く関わっています。
喜びや悲しみ、怒りといった
情動面の変化が自律神経の
働きに大きく影響してきます。
つまり情動面のストレスの影響を
とても受けやすい性質があり、
緊張すると便意がなくなったり
(その反対も）、またショックな
ことがあると食欲がうせたり、
心配事で夜眠れなくなる・・・
どれも臓器の問題ではなく
情動面の影響を受けておこる
現象です。適度なストレスは免疫
力を高め心も体も強くする
事ができますが慢性的なストレス
にさらされたり、過度なストレスが
かかると自律神経がうまく働く
事ができず、そのバランスを崩し
てしまいます。
バランスを崩した状態が長く続く
と、はっきりした原因が見当たら
ないのに動悸や息切れ、めまい、
耳鳴り、頭痛、不眠、食欲不振、
下痢や便秘、倦怠感、情緒不安定
になりすぐに泣いたり、イライラし
たり、不快な症状のオンパレード
が表れ始めます。
これが自律神経失調症です。
良導絡自律神経調整法は、
数値化されたグラフから
客観的に今の自分の状態を知り
乱れた自律神経のバランスを整え
自律神経の機能を正常に戻すこと
を目的としています。
内臓機能を活発にし、血液循環や
ホルモンの分泌作用を潤滑にし、
本来の自然治癒能力を取り戻す
治療法といえます。
季節をとわず、年齢をとわず、健康
なカラダで毎日を過ごしませんか？