9月10日(火曜日)  <ヨセミテ国立公園>〜<サンフランシスコ>へ

 <6 日 目 >

5時頃起床。6時から朝食でバスの出発が7時半でした。
今日は昨日に続いて<ヨセミテ公園>に行きますが、<グレイシャーポイント>までは
公園内を走る専用のシャトルバスに乗り換えることになります。
ホテルからヨセミテまで約1時間、途中、バスを降りて水の枯れている<ヨセミテ滝>と
水に写った<ハーフドーム>を見ましたが昨日とは違う場所でした。
<グレイシャーポイント>は公園内のヨセミテバレーの南壁、標高2,199mの場所に
あって、間近にハーフドームやヨセミテ滝などの素晴らしい眺望が見られるところですが、
夏だけしかオープンしていません。
 
ヨセミテの駐車場から混載の大型シャトルバスに乗り換えて約1時間、山道を走りました。
<グレイシャーポイント>の展望台からの眺望はガスがかかっていて鮮明な景色は
見られませんでした。今日だけなのか今の季節はいつもガスっているのかは
分かりませんが、今日はここからの眺望を眺めるのが最大の目的だったので少し
残念でした。夕方にはハーフドームが真っ赤に染まる光景が見られるそうですが、
時間制限のあるツアーでは望めないことです。
また谷底から1,095mの高さに垂直に立っている1枚岩の<ハーフドーム>は世界の
ロッククライマーの憧れだそうです。
 
<ヨセミテ滝>は約740mの落差があり、北米では1番高い滝ですが雪解けの頃が
特に美しく見られるそうです。真夏は水量が無くなって枯れてしまいます。
遠くに<ネバダ滝>と<バーナル滝>が小さく見えていて水が流れていました。

     <クリックすると拡大します>     
     
             
     
             
     

展望台の周辺の岩に座って昼食に配られたサンドイッチを食べましたが、食べ物を
狙って小さなハチが何匹も飛んできます。周りにいる他の人も同じ状態でハチを避けて
立って食べている人もいました。素晴らしい景色の場所なのに落ち着いて昼食を
楽しむことができませんでした。
12時25分、バスの停留所に集合してまたシャトルバスに乗って約1時間、昨日も見た
「トンネルビュー」の展望台からハーフドームの写真を写して駐車場に戻りました。
私たちが乗ったシャトルバスは普通の大型バスでしたが、屋根なしのバスもあって
雨が少ない季節には自然の風を受けて雄大な景色を眺めるのは気持ちがよさそうです。

 
 屋根なしのシャトルバス     少し大型のシマリスがカメラ目線でポーズ
 
 倒木にリスが餌のドングリを隠した穴    落石の跡
 
空の色を映した美しい流れ    殻が割れてきたアーモンドの木 

14時過ぎにバスが出発して今夜の宿泊地のサンフランシスコまで4時間のバス旅です。
2,3時間歩くのは平気ですが、バスに乗っている時間が長いのには疲れてきました。
車窓からの光景にも少々飽きてきた6日目です。殆どの人はバスに乗ると寝ていますが
私は旅行に出た時にその国の風景を見ないのはもったいないと思うので、時々
ウトウトすることはあっても写真がいつでも写せるように外を見ているので、目が
疲れます。
 
16時過ぎ、トイレタイムでスーパーに立ち寄りました。店の横にアーモンドの木があって
木の下に熟した実がたくさん落ちていました。乾燥するまで1週間くらい落ちたまま
放っておくそうです。アーモンドの小さいパックを2つ、家族のお土産に買いました。
18時過ぎ、左右に塩田が見えてきました。この辺りでは雨がほとんど降らない気候を
利用した広大な塩水蒸発池があります。塩水濃度によってバクテリアや藻類の種類が
変わるのでそれぞれの池の色が赤や黄色、オレンジ、ピンクなど独特の色合いを持って
いるので上空から見ると美しい色模様が見られるそうです。
 
19時過ぎにサンフランシスコ空港近くのホテルに着きました。4日目のホテルと同じです。
20時から夕食を食べたあと、明日の帰国の準備で荷物の整理をしました。機内で必要な
ものと重いお土産品は機内持ち込みのリュックに入れてスーツケースの重量が規定の
23kgをオーバーしないように調整しますが、いつも空港の荷物預けの受付では
ハラハラします。モーニングコールは当てにならないので持参した目覚まし時計を
セットして寝ました。

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