三国志登場人物解説

【せ】

成何【セイカ】
?〜?
【魏】

219年、于禁に従って樊城の曹仁の援軍に赴き、大雨で陣地が水没する恐れがあることを訴えるが一蹴される。後に魏軍が水攻めに遭うとホウ徳と共に堤を築いて対抗し、関羽に射殺された。


成宜【セイギ】
?〜211
【韓遂】

韓遂・馬超に従って曹操を攻めた際、夏侯淵に討たれた。


青牛角【セイギュウカク】
?〜?
【黒山賊】

張牛角とも言う。初代黒山賊頭領。張燕らと合流し、討伐軍と戦うが流れ矢に当たって討死する。死に際に張燕に後を託した。


成公英【セイコウエイ】
?〜?
【韓遂→魏】

正史のみの登場。韓遂が曹操に敗れて夏侯淵に追撃された際、羌族を頼って難を凌ぎ、夏侯淵が撤退した後に勢力を挽回する策を献じる。後、夏侯淵が去り、かつての同僚であった閻行が残ると韓遂と共に攻撃する。しかし、その最中に韓遂が死んだため、曹操軍に降伏した。後、黄初年間に隴右で異民族の伊健妓妾、治元多らが反乱を起こすと涼州刺史・張既と共に鎮圧に当たるが病死した。


成倅【セイサイ】
?〜260
【魏】

成済の兄。司馬昭に仕える。淮南の諸葛誕討伐に参加する。260年、成済が皇帝曹ボウを殺したことから一族もろとも殺された。


成済【セイセイ】
?〜260
【魏】

司馬昭に仕える。260年、皇帝曹ボウが宮中の者を率いて司馬昭誅殺を試みた際、賈充の指示を受けて曹ボウを殺し、その罪を着せられて一族もろとも殺された。


盛勃【セイボツ】
?〜?
【蜀】

綏戎都尉。227年、諸葛亮の北伐の際、参軍に任じられた。


成廉【セイレン】
?〜195
【呂布】

呂布が定陶で曹操と戦った際、濮陽の近くで伏兵に遭って楽進に射殺された。


石韜【セキトウ】
?〜?
【魏】

字は広元。諸葛亮の友人。207年、孟建と酒を飲んでいる時に諸葛亮を訪問しようとする劉備に出会った。翌年、曹操が荊州を制すると北方に赴いて郡守・典農校尉を歴任した。


石苞【セキホウ】
?〜272
【魏→晋】

字は仲容。257年、司馬昭が諸葛誕を攻めた際に監軍に任じられて左軍を率いる。265年、司馬炎が即位すると驃騎将軍に任じられた。


薛塋【セツエイ】
?〜282
【呉】

字は道言。薛綜の子。光禄勲。280年、晋軍が建業に迫った際、孫コウに降伏を勧めた。


薛喬【セツキョウ】
?〜?
【魏】

228年、曹休が呉を攻めた際、曹休の指示で石亭の北に伏兵を仕掛けるが呉軍の攻撃に遭って敗れた。


薛ク【セツク】
?〜?
【呉】

薛綜の子。258年、孫休の命で蜀への使者となり、戻った後、黄コウ専横の状況を報告した。


薛綜【セツソウ】
?〜243
【呉】

字は敬文。若い頃に交州に移住し、交州が孫権の支配下に入ると孫権に仕えて五官中郎将となる。208年、呉と同盟を結ぶべく訪れた諸葛亮と論戦を繰り広げた。後に孫権が即位すると尚書僕射・太子少傅などを歴任した。博学多才で著書に『私載』などがある。


薛則【セツソク】
?〜227
【魏】

227年、諸葛亮が漢中から出陣しようとした際、董キと共に迎え討ち、伏兵となって先鋒の趙雲を包囲するが援軍の張苞に討たれた。


薛悌【セツテイ】
?〜?
【魏】

護軍。215年、曹操の命により、合肥を守る張遼の許に孫権への対応策の入った手箱を届けた。


薛蘭【セツラン】
?〜195
【呂布】

194年、呂布がエン州を奪った際、李封と共に城の守備を命じられる。翌年、曹操が反撃に転じた際に城外で応戦し、呂虔に射殺された。


薛礼【セツレイ】
?〜195
【劉ヨウ】

孫策が劉ヨウを攻めた際、抹陵の守備に当たる。後にサク融に殺された。


全イ【ゼンイ】
?〜?
【呉→魏】

全緒の子。257年、諸葛誕の反乱に加勢するが魏軍に包囲されて降伏した。


鮮干輔【センウホ】
?〜?
【劉虞→烏丸】

劉虞の死後、烏丸に逃れて閻柔を支える。後に、漁陽の鄒丹と対立し、閻柔に従って鮮卑と共に攻めた。


全懌【ゼンエキ】
?〜?
【呉→魏】

全ソウの子。257年、兄と共に諸葛誕の反乱に加勢するが甥の全イの勧めにより、司馬昭に降伏した。後に臨湘侯・平東将軍に任じられた。


全紀【ゼンキ】
?〜258
【呉】

全尚の子。黄門侍郎。258年、孫亮から孫チン誅殺の密命を受けるが計画を父に打ち明けたことから孫チンに情報が漏れ、全紀は父の過ちを恥じて自害した。


単経【ゼンケイ】
?〜?
【公孫サン】

正史のみの登場。エン州刺史。袁紹と対立する袁術が公孫サンに援軍を頼んだ際、公孫サンの命を受けて劉備らと共に出陣し、平原に赴く。袁紹を圧迫しつ続けたが袁紹に味方した曹操に破られた。


全氏【ゼンシ】
?〜?
【呉】

全尚の娘。孫亮の后となる。孫チンを殺そうとする孫亮らの反乱が発覚した際、怒って飛び出そうとする孫亮を側近と共に引き止めた。


単子春【ゼンシシュン】
?〜?
【魏】

琅邪太守。幼少の頃の管輅と『易』の理論を語り合い、その才能に感服した。


全尚【ゼンショウ】
?〜258
【呉】

孫亮の舅。孫チンの従姉を妻に迎える。子の全紀が孫チン誅殺の密命を受けたことを妻に話してしまい、孫チンに計画が漏れた。そのため、計画に加担した劉丞や家族と共に捕らえられて零陵に流された後、殺された。


全ソウ【ゼンソウ】
?〜249
【呉】

字は子コウ。綏南将軍。228年、陸遜が石亭で曹休と戦った際、右都督として従った。翌年、衛将軍・徐州牧となり、孫権の娘を妻に迎える。246年、右大司馬・左軍師となった。


全端【ゼンタン】
?〜?
【呉→魏】

全ソウの子。252年、孫権の死後、魏が東興を攻めた際、左城を死守する。257年、弟と共に諸葛誕の反乱に加勢するが先に降伏した全イに説得されて司馬昭に降伏した。


【そ】壱に続く

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