【1948年−昭和23】44歳
11月
日本政治学会理事
著書『自由民権』『植木枝盛・言論自由論・勃爾咢ヲ殺ス』
『史的唯物論の研究――生産力・階級・法・道徳』『歴史と政治』『憲法と人民の政治』
『近代日本の政党と議会』(吉場強と共著)
論文・その他執筆
【1949年−昭和24】45歳
著書『史的唯物論と政治学』初版『政治読本』『政治学入門』
論文・その他執筆
【1950年−昭和25】46歳
9月
京都大学より「法学博士」の学位を受ける
論文「憲法制定とロエスレル」副論文「自由民権」
著書『政治学原論』『日本憲法史』『革命――その理論と実際』
論文・その他執筆
【1951年−昭和26】47歳〜【1952年−昭和27】48歳
1951年
12月
静岡大学・文理学部非常勤講師
長年、圧力により教壇に立つことが許されなかった安蔵に、旧帝大はじめ多くの大学から招へいの話があった。しかし、戦争末期の自身の行動を鑑み受けることを拒んだ。
そんな中、静岡大学は学生たちが直接依頼してきた。この熱意にほだされ動くこととなる。
当時の静岡大学は、旧制静岡高等学校を中心に構成された生まれたばかりの新制大学だった。招聘されても、住宅もないため研究室に寝泊りし、電熱器にフライパンを乗せて自炊するという単身赴任生活からスタートした。
著書『基本的人権』『比較憲法史』
論文・その他執筆
1952年
1月
静岡大学・文理学部教授(〜1967年3月)
4月
日本公法学会理事
5月
愛知大学・法経学部(兼任)教授
著書『政治と生活』
論文・その他執筆
【1953年−昭和28】49歳
4月
愛知大学大学院・法学研究科(兼任)教授
静岡県公安条例違反被疑事件特別弁護人
学生のために弁護を引き受ける。
静岡県公安条例違反被疑事件(1951.5.1 メーデーで無届けデモ)
静岡地裁判決(1953.11.29)静岡県公安条例は違憲、無罪
東京高裁判決(1954.1.16)静岡県公安条例は違憲、無罪
最高裁判決(1960.7.20)静岡公安条例は失効、免訴
学生の選挙権裁判
著書『憲法概論』『史的唯物論と政治学(新版)』『憲法』
『憲法改正――日本国憲法を中心とする考察』『政治学入門』
論文・その他執筆
【1954年−昭和29】50歳
3月13日
衆議院・補助金等の臨時特例等に関する法律案特別委員会 参考人として出席
「憲法第四十一条の解釈」に関して意見を述べる。
3月22日
衆議院・外務委員会公聴会 公述人として出席
憲法解釈等を踏まえて、アメリカとの間の相互防衛援助協定(MSA)批准反対の意見を述べる。
6月
静岡大学・文理学部長(〜1956年6月)
著書『近代日本政党史』
論文・その他執筆
【1955年−昭和30】51歳
著書『憲法改正と憲法擁護』『政治学』
論文・その他執筆