中国国家医学気功教育基地の太極拳
北戴河ってどういうところ?
 北京の東約300キロに位置する北戴河は中国で最も有名な一等避暑地・保養地です。この北戴河にある、河北省医療気功医院・中国国家医学気功教育基地は、中国だけではなく世界の太極拳や気功教育・気功治療の中心地として知られています。
 
国家医学気功教育基地は気功や太極拳を伝える機関
  「中国国家医学気功教育基地」は河北省北戴河気功療養院の中にある。北戴河気功療養院は1956年、気功という言葉を作り出したことでも有名な「李貴珍」氏を院長とし、国家衛生部によって設立された。内養功を中心に気功法で当時最大級規模だった国家の気功研究機関である。


 50年代中国政府は太極拳で国民の健康を促進するため簡化太極拳「24式太極拳」を作った。その動作を映画で撮ることになり、動作モデルとして、当時北京代表で全国チャンピオンとなった「李経梧」氏が選ばれ、動作模範の映画を撮影した。全国の指導者がこの動作を見て勉強し、あっという間に全国に太極拳ブームが広がった。
 河北省北戴河気功療養院は気功の他にも大ブームとなった太極拳を取り入れて人々の健康に役立てようと衛生庁(厚生省)の指示のもと、李経梧氏を招いた。李経梧氏は最も有名な陳発科氏や楊禹廷氏の弟子であり、太極拳のすべてを極めた。特に卓越した推手のすごさは誰でも驚かされる。北戴河で初めて弟子をとり、残りの人生を北戴河で過ごしたため、北戴河には伝統太極拳が伝えられている。このように陳式太極拳の「陳発科」氏と呉式太極拳の「楊禹廷」氏・「趙鉄庵」氏太極拳が伝えられ根付いていった。
 中国国家医学気功教育基地では現在、李経梧氏の技のすべてを伝授した「馮益建」氏(北戴河太極拳協会会長)が後を継<ぎ、指導を行っている。現在では全世界から太極拳を学びに来る人々が尽きない。
 
李経梧が北戴河に伝えた太極拳とは
詳しくはこちら→李経梧


太極養身会では中国国家医学気功教育基地で伝えられているこの太極拳をそのまま伝えている
詳しくはこちら→太極養身会の太極拳とは
河北省北戴河気功療養院に中国国家医学気功教育基地がある
各国から多くの人々が学びに来る
練習場が数多くあり、立派な個室完備している食堂もある