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▼てつさん:
すみません。すずきさんを差し置いての返信になってしまいますが・・
抗癌剤治療が順調に進んでおられる様で、なりよりです。このままの勢いで、
一気に癌にフォール勝ちを収めたいですね。
さて、2度目の手術についてですが、ガイダンスには2つのエビデンスが紹介
されていたと思います。一つは延命効果あり、一つは延命効果なし。相反する
内容です。その理由としては、データを集めた地域における、初回手術の平均
的な完遂度の差が挙げられています。
初回手術の完遂度が低い場合、術後化学療法が奏功し、かつ、全身状態が良好
に保たれているならば、2度目の手術によって得られる利益は、失われる体力
という不利益を補って余りあると思います。
卵巣と子宮の摘出手術は、アメリカではがん未発症の婦人が予防的に受けること
すらあるぐらいですので、肺や肝臓の手術と比べれば、体へのダメージは小さい
と思います。熟達した外科医の手にかかれば、2時間未満の手術だと想像します。
また原発巣を摘出することにより、(2度目の手術後に)追加的に行われるであろう
抗癌剤投与の効果を飛躍的に高めることと、将来的に日常生活に困難をきたす恐れ
のある腸や膀胱といった隣接臓器への転移リスクを下げることが期待されます。
リンパについては、これまでにもこの掲示板で度々意見の交換がありました。
3期、4期は取るメリットなしとするエビデンスはあります。一方、徹底的なリンパ
廓清こそが治癒への道とする先生も多いです。しかし、肺や肝臓への転移が画像上
消えていることからして、リンパへの転移も消えていると考えることが自然だと
思います。
ダメージの少ない手術により、ハイリスクの部分を取る。これが主治医の先生の
お考えであり、バランスの取れたご判断だと、同じく2度目の手術を受けた患者
の家族として感じます。
どちらを選択されても、ご家族一体となった治療は必ず最善の結果を生みます。
勝手なことを申し上げましたが、これは間違いありません。
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