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よしのりさん,こんにちは.
>2. 卵巣癌再発予防目的の早期化学療法で生存期間の延長はみられず(頭にhを付けて)
>
>完全寛解後のマーカー上昇時には、再発部位が判明するまで待つという作戦も成り立ちます。
これを実践するのは患者も医師も精神的にタフでないといけませんね.
転ばぬ先の杖と思っていた化療に意味がないと言っているわけですから.
我妻の場合は完全寛解ではありませんが...
半年ほど前にこの論文を読んだとき,妻にも話をしましたが,
やはりマーカ値の上昇(CA-125>300)が気になっていたらしく,
CTで何も変化がないのに化療しました.
最近は漢方の先生の助言もあって,この理屈を少し理解してきたようです.
要は,「へたな鉄砲も数打ちゃ当たる」から「敵を引きつけて打て!球を無駄にするな」に
考えを変えろということだと思います.
「へたな鉄砲」は薬で体を傷めます.
「敵を引きつけて」は,血管新生ができ画像診断で写るくらい癌が大きくなるまで待てを
意味しているのでしょう.そのほうが効果的に薬が癌に到達できるでしょうから.
しかし血管新生すれば転移の可能性も増えますからリスクも増大します.
検査と化療のタイミングがとても重要と思われますが,ふだん鈴木さんが書かれているように
何事もあまり神経質にならないほうが良い結果を生むと言っているような気もします.
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