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▼わらべさん:
TCが奏功されているとのこと、なによりです。
手術では手が届かなかった肝臓への転移や腹腔内播種が、この段階で既に縮小、消失
しているということは、「著効」ですね。
最初の治療で徹底的にがんを叩くことが出来れば、予後は大いに期待できますよ。
さて、化学療法中に、次の様な選択肢が出てくることがあります。
★ 骨髄抑制に対する支援療法
白血球の減少 → G-CSFをどれだけ使うか and/or 治療の延期・減薬
赤血球・血小板の減少 → 成分輸血を行うか and/or 治療の延期・減薬
先生と患者の性格(強気・弱気、短期的リスクと長期的リスクのどちらを回避するか)
によって治療方針が変わることが多い様です。当家では、本人の年齢から長期的リスク
の回避を重視し、やれることは全てやって治療を継続し、結果的に成功しました。
★マーカー値の推移と化学療法の実施回数
もし仮に、予定された化学療法の最終回近くでマーカー値が正常範囲に入った場合は、
さらにダメ押し的にやるかどうかの選択肢があります。
これは神のみぞ知るですが、管理人さまを始め、この板の住人の多くは、その場合は
やった方がいいと思ってらっしゃると感じます。
★抹消神経障害の発生リスク
命の危険は伴いませんが、リンパ浮腫と並んで非常に厄介な後遺症の一つです。
化学療法の回数が進むごとにリスクが高まりますので、十分な注意が必要です。
こちらも、症状によっては、 治療の延期・減薬、もしくはDC療法への変更などの
選択肢があります。
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