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アンコさん、鈴木さん、はじめまして。あきらと申します。
私の母も2年前に卵巣癌IV期で発見され、今も治療を続けています。
今まではマンスリーで化学療法されてこられたのでしょうか?ウィークリー投与でしたら骨髄抑制等の副作用が比較的ましになる方もいらっしゃるそうです。
私の母は治療当初からタキソール+カルボプラチンしか投与していないので、他の薬は実際に使ってないのですが、もし変えたら次はタキソテール+ジェムザールを使うと以前言われました。タキソールとタキソテールは同じタキサン系ですが、タキソールに耐性ができてもタキソテールにも耐性ができるわけではないらしいので使えるかもしれません。
また最近母の主治医が代わり、婦人科腫瘍専門の先生になったのですが、その先生がアバスチンという分子標的薬もあるとおっしゃっていました。単体で使うのではなく、使っている抗がん剤とプラスして一緒に使うそうです。がん細胞の血管新生を抑制する効果が期待されるそうです。ただ卵巣癌には使用が認可されておらず、使うとしたら保険が利かないので全額支払いになるか、あるいはレセプト病名で保険が利くようにしてもらうことになります。また、この薬は「治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」に対して今年4月に使用が認められたばかりで国内での使用例がまだ少ないそうで、それを踏まえたうえで副作用などのリスクもしっかり納得した上で使う必要があるそうです。(と、主治医の先生が言っていました)
また卵巣癌ではあまり使わないそうですが、放射線が有効な場合もあるそうです。抗がん剤に耐性ができてきても、手術が出来る場合もあると思います。
医者でもないのに、長々と書いてすみませんでした。恐らくアンコさんも色々調べていらっしゃるでしょうから、ここに書いたことは全てご存知かも知れません。
ただ、鈴木さんがおっしゃられているように、セカンドオピニオンをとるのも良いんじゃないかと思います。というのは、同じ婦人科の医者といっても、人によって考え方や対応が本当に違うからです。
上でも書いたように私の母は最近主治医が変わりました。
以前の先生は「手術をすると人工肛門になるので手術は考えていません。薬が以前より効きにくくなっているので、そのうち薬をかえるかもしれません」と言っていましたが、今の先生は「確かに薬は効きにくくなっているけれども、今は薬はなるべく変えない方が良いです。それよりもPETなどを撮って、できる状態なら手術をした方が有効だと思います。人工肛門になるかもしれませんが、超音波で見る限り、ぎりぎり人工肛門にしなくてもいけるかもしれません」と言っています。ぜんぜん違うと思いませんか?私も聞いたときはびっくりしました。セカンドオピニオンをとることで、お母様が受けることの出来る治療法が提案されるかもしれません。
分かりにくいところがありましたら、どうぞ遠慮なくおっしゃってください。急に寒くなってきましたので、どうぞアンコさんもお母様も風邪には気をつけてくださいね。
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