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ゆみさん,はじめまして.すずきさん,みなさん,こんにちは.
妻が長年この掲示板の御世話になっていたものです.
お母様のこと御心配のこととお察し致します.
明細胞腺がんのことは詳しくないのですがつらつら書いてみます.
素人の私見ですので疑問があれば先生方に聞いてみて下さい.
治療ガイドラインによれば,明細胞腺がんの場合は
病期にかかわらず術後化学治療するようです.
明細胞腺がんの場合は抗がん剤が効きにくいとされ,再発すると面倒なので
最初に一気にやっつけてしてしまおうということなんでしょう.
ただし明細胞腺がんであっても抗がん剤が効く場合もあるようです.
抗がん剤が効きやすい漿液性線がん等でさえ再発すると面倒ですから,
卵巣がんの場合,術後化学治療しない人はあまりいないと思います.
(ステージIab grade1のみ経過観察)
考えられる治療はTCとCPT-Pでしょうか.
どちらが良いかは臨床試験中(JGOG3017)で2年後くらいに判明するようです.
たしかに副作用は人によってはきつい場合があります.
比較的優しいと言われるTCでさえ外来では無理な人もいましたが,
妻の場合最初の頃TCの副作用は脱毛と骨髄抑制くらいでした.
後者はグランで対処していました.長年使ううちに吐き気を
ともなうようになりましたが,吐き気止めで対処できました.
ここ数年で吐き気止めも進化しています.
CPT-Pのイリノテカンは下痢の副作用で有名ですが,
最近は簡単に副作用の程度を検査で前もって
知ることができるようになったようです.(あまりにひどそうなら
使わないということができるようになりました.)
明細胞腺がんで術後化学治療しなかった人もいるかもしれませんが,
とりあえずガイドラインに従うべきなのではと思います.
勿論,手術を終えた今のお母様の体力や体調,お気持をも
勘案しなければなりませんが.
他にも色々な意見があると思います.判断の一助になれば幸いです.
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