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▼てつさん:
1. 私はガイダンスと書くのが癖になってますが、正しくはガイドラインです。
お気遣いありがとうございます。
2. >リンパ転移が消失していた場合でも、またリンパに再発する可能性はあるのか?
残念ながら、あります。
3. >4期だと再発しないで生存できる可能性は低いのでしょうか?
5年無病生存率と表現されますが、4期で8.7%という数字を公表している医療機関
があります。但し、これは1991年から2001年のデータです。TC療法の導入後
、この数字は大幅に改善されつつあると推測します。ちなみに、4期の5年生存率は、
この医療機関では28.8%となっています。
4. 進行期卵巣がんの再発率について
愛読者の多いU医師のブログにて、進行期卵巣がんは、ほぼ確実に再発するかの様な
記述があり、愕然とされた方も多いと思います。
私は医者ではないので、引用することしか出来ませんが、皆様を代表して反証を
挙げます。
・進行期卵巣がんの75%は臨床的完全寛解を得られるが、その75%は再発する。
・進行期卵巣がんの40%は病理学的完全寛解を得られるが、その50%は再発する。
上記の内容は、2005年に開かれた婦人科がん専門医の研修会にて、当時最新の
知見の一つとして紹介されております。
臨床的完全寛解 → 画像、マーカー正常
病理学的完全寛解 → セカンドルック、生検で悪性細胞なし
卵巣がんについて既に詳しく調べられた方にとっては明るい希望の持てる数字であり、
逆にこれから調べられる方にはとっては、気を落とされる数字かも知れません。
尚、私はU医師の考え方、治療方針については、その多くの部分で賛同する者の一人
です。直接にお会いしたことはありませんが、ブログは妻の治療の参考の為に、時々
拝見しております。それでも、該当の記述はとても気になりましたので、敢えてこの
場をお借りして書かせて頂きました。
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