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▼ぐしさん:
ぐしさん,みなさん,はじめまして.
妻が4年半ほど卵巣癌(漿液性腺癌)を患っているものです.
ぐしさんの心境痛いほどわかります.
>それと、これは皆さんに質問ですが、2007のガイドラインよると抗がん剤の効き目は再発の場合、「前回の再発癌に対する化学療法の奏効期間は初回化学療法の奏効期間を超えることはなく,化学療法の限界も認識すべきである。」と書いてあり、かなり愕然としたのですが、今後再々発は間違いなくやってくるものと覚悟をしていたほうが良いのでしょうか?
>ご経験をお持ちの方、良きアドバイスをお願いします。
アドバイスになるか自身はないのですが...
我が家の経験を書いてみます.科学的な内容ではありません_o_
ステージ3Bで手術を行った後,TC療法を10クール行いました.この時はCA-125が最低7まで下がりました.
2年ほどして,PET検査でリンパ節転移が見つかりましたが,本人の希望で手術はせず,
TC療法を8クルールほど行い,リンパ節の転移が消失,CA-125も再び7になりました.
この時までは,カットオフ16くらいを考えていました.
その後半年ほどでCA-125が再び上昇(MAX 77).ただ,PETでも病巣は見つかりませんでした.
半年で再発したのでTC療法はNGになったと思いましたが,TCを3クール行うとCA-125が36まで低下しました.
この頃に知り合った漢方医に肝臓値が悪すぎると言われ,カットオフ16にこだわることをやめ
漢方薬を服用して様子を見ることしました.
3ヶ月後にCA-125が310に急上昇.ただ,CT検査で以前と変化なし.腹水もないし,リンパ節も正常.
どこに癌がいるんだ?という状態でしたが,念のためTC療法を4クール行うと60まで低下しました.
この時医師はTC療法がNGそうなので,セカンドライン(イリノテカン等)を薦めていました.
現在は様子見ですが,全身状態はとても良好で,いつでも化学治療が行える状態です.
私も最初の頃は文献を読んでは不安になったのですが,3回も再発すると慣れたもので
最近は妻も私ものんびりと治療に取り組むことにしています.
マーカだけ気にして化学治療ばかりしていると,肝心の体がさきにまいってしまいますから,
肝臓値(GOT,GPT,γGTP)で全身状態を把握しながら,化学治療の開始を判断したりもしています.
マーカが上がっても,PETやCTの結果に変化がなければ,それほど気にもしません.
現在の我が家のカットオフは100です:-)
ぐしさんの奥様の場合はリンパ節を切除されたようなので,再々発の危険性ははるかに低いと思います.
それでも再々発したら,また治療すればいいのではないでしょうか.大丈夫,化学治療効きますよ.
ぐしさん,大変でしょうが,奥様の支えになってあげて下さい.
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