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たくさんの皆様の励ましにもかかわらず永久の旅に旅たちました。
ついこの間は子供達夫婦と立山の登山を計画していたほどに
卵巣癌は順調に経過していたのに。この三週間ほどは食欲が無く
微熱がありました。
診察日には少し熱があるそうだが夏風邪だろうねと、風邪薬を処方
されました。CRPの炎症マーカーは少し高かったが下がってきているので
大丈夫と云われると、CTを撮ってとも云えずに帰りました。
ところが、四日後の診察日には歩いて車庫まで歩けず救急車での入院。
検査の結果片方の肺は真っ白、反対側も少し白くなっていました。
今流行の微熱しか出ず、抗生物質が効かない肺炎と診断されました。
効きそうな物を色々試しましたが、どれ一つと効かず、入院して
三日目の。8/10 の午前7:57に永眠しました。
癌での痛みも無く、副作用にも苦しむことも無く、先日の抗がん剤治療には
片道4Kmの病院に歩いて行き、点滴後にも歩いて帰り、スーパーに
遠回りして買い物までしてきたほどです。こんなことになるとは青天の霹靂です。
主治医もあの時もっと注意してレントゲンを撮っておけばと謝っていました。
云えば完全に医療ミスです。
しかし、八年間の抗がん剤治療で免疫力の落ちた身体には、たとえ早期に診断
できても治せたかはわかりません。
余命三ヶ月と云われてから、八年間お世話になった先生を責めることは
できずに御礼を云って辞しました。
今日は今にも目を開けそうで、うっすらと含み笑いをした穏やかな
顔の妻を荼毘にふしました。たくさんの人に送られて幸せな人でした。
皆様の長年にわたる励ましに感謝します。
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