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Re(9):原発不明がん(卵巣疑い)の鼠径リンパ転移です
 りお E-MAIL  - 07/1/10(水) 22:28 -

引用なし
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   あまんとさん

こんにちは。骨盤リンパ節についてのご質問があったので、私も「はて、はっきりした定義はどうだったかな…」と調べなおしてみました。みなさんとこうしていろいろ考えるのは勉強になりますね。
一般的に婦人科がんが転移しやすいリンパ節として1.傍大動脈リンパ節(以後LNと記します)2.骨盤LN3.ソケイLNがあります。この中の2.がかなり細分化されていまして、骨盤LNのなかに「総腸骨LN」「内腸骨LN」「外腸骨LN」「仙骨LN」「基靭帯LN」「閉鎖LN」「鼠径上LN」があります。この最後の鼠径上LNが3.のソケイLNと混同されるのだと思われます。ソケイLNの上のあたりが鼠径上LNとなります。ただ開放して見れないぶん「はい!ここからがソケイLNで、ここから上は鼠径上LNですよ」と簡単に線引きができないところがありますよね…リンパ節郭清ができない、というのは、リンパ節は血管に寄り添うようにして走っていますので癒着していたりすると血管を損傷して大出血となる恐れもあるので無理はできないようです。うちの母はそのパターンで削ぎとりにいくとじわじわ出血して無理だと判断されたようです。

また、海さんあてのコメントでしたが私も思うところがありましたのでこの場をお借りして書かせてください。
まず、手術した病院以外でのケモは物理的に無理、という点。これは人数が多すぎて抱えきれないという理由もあるでしょうが、平岩医師の著書どおり、抗がん剤治療の手技料が取れないため病院が受け入れに二の足を踏む事があるかも知れません。これは平素からすずきさんも疑問点として早くから訴えている内容ですよね。私も手技料をとればがん難民が増えないのに…と思います。ほとんどが製薬会社の取り分のようです。
うちの病院では、よそからケモだけのために転院してきても受け入れています。これは医師の考えにもよるかもしれません。
これは私個人の考えですが、「あそこでは思ったような治療をしてくれなかった、ここに変わりたい」といったとしてもなかなか受け入れは難しそうです(私見の印象ですが)。というのも治療そのものを否定されてもやること(ケモを施行すること)は同じなため、どこでやっても同じだよ?と返されてしまいかねない。しかし、たとえば「治療や通院のためにはここの方が若干都合がいいんです。治療も長期になることを考えるとこちらでお願いしたいんですよね。家族の職場が近いんです。」とか「今までの病院では通うのが大変だったのでこちらでお願いしたい」などと言うとなんか受け入れているような気がするのです。ただやること(ケモ)は同じとしても病院に入っている薬剤の数、種類の違いで全然違ってきます。このあたりは是非是非平岩医師の本を読まれる事をおすすめします。(私の稚拙な説明ではうまく伝わりそうにないので…汗)
 どうやったら豊富な抗がん剤の種類をそろえている病院かわかる方法も平岩医師は載せています。
必死な思いで転院したのにもう使ってしまった抗がん剤しか用意してないような病院だったら大変ですので、よく調べてからいかれることをおすすめします。その際、当然ですが決して前の病院の不満を言わない方がいいです。あくまでも「こちらでの通院が便利」とか「あちらへの通院が困難」とか当り障りない内容で。(まあ、これも断定はできないのですが。)
セカンドオピニオン外来は「治療を引き受けないこととする」と掲げている病院も多いですね。

 >>>まず第一にがん細胞を採取して、どの抗がん剤が効くかテストして、抗がん剤探しを
>>することが必要ですね。そして、副作用の軽いものから使ってみる。

海さんの言われるように、うちの病院も感受性テストをしていないようです。

>先に書きましたが、私が転院したい理由の最大のものがこれです。リンパの取り残しがあったかもしれないことより、それを抗がん剤で叩ききれなかったことが大きなショックでした。

そうですよね…抗がん剤で叩き切れればどんなによかったか、と思います。先生も完全郭清を目指して努力されたことでしょう。しかし、私は腹膜播種やリンパ節転移を抗がん剤で叩き切る事はほぼ不可能ではないかと考えています。(あくまでも私個人の意見です。医師がどのようにお考えかはそれぞれではないかと思います。)1ミリの細胞の中にがん細胞がどれくらいあるか、数百万個だったかな…とにかく一個ではないです。がんの手術の完全治癒切除はたったの一個のがん細胞でさえ残さない事です。しかし、目にみえないほんの0.00いくらのミリを残したとしたら半年後ではないにしても、数年後再び大きくなるのだそうです。(これも平岩医師の本に詳しく書かれています)これは確かに厳しい内容です。しかしやみくもに恐れていてもいたずらに時は過ぎるので、正面から事実を受け止める事も戦略と考えています。とはいえ、2年前の私も事実を知ったときは狼狽しうろたえ、毎日泣いて過ごしましたからショックは痛いほど分かります。
 
>ただ、転院すれば本格的な治療開始が時期的に遅くなるとは思いますので(検査のやり直しなどもありますよね)、母の症状の進行がそれまで持ってくれるかというのもあります。転院しない場合も、次回は使っている薬剤をしっかり確認し、マーカーの数値も把握して治療を勧めていきたいと思います。

そうですよね、まずは使われている薬剤を知る事、そしてセカンド、サードには何が用意されているかなど知っておく事も良いかもしれません。医師によっては「そんな先先まで考えなくてよろしい」という考えの方もいらっしゃるので難しいですけれど…主治医先生はマーカーの上昇について何か言われていますか?薬剤の変更など考えておられるのでしょうか。
>
>>情報は、選ぶのが難しいですね。でも、ネット、本などご覧になってサポートされるといいですね。
>>私は、自分の事は自分ですべて自分で調べています。>

 海さんのフットワークにはいつもながら脱帽です。素晴らしい!うちの母はそれこそあまんとさんのお母様といっしょで(失礼な言い方でしたらごめんなさい!)虫垂炎しか経験がありません。まして婦人科など帝王切開以来のことです。がん家系でありながら、また医療従事者が家の中に二人(旦那は診療放射線技師です)いたにも関わらず健診に無頓着でした。。。
あまんとさんのお母様が事実をしっかり受け止め、病気について知ろうという意欲が湧いてきたのはとてもよいことだと思います。お互い頑張りましょう。今回もながながとごめんなさい。

 

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