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母の病状が悪化する中、日々を過ごす辛さと見守るしかできない歯がゆさに滅入っておりました。
母自身にも肝転移は報告され、本人もかなり落ち込んでいました。
私は、本人への肝転移の告知は避けてほしいと言っていました。
でも、今まで本人が病状のすべてを知りたがっていたし、患者自身の「知る権利」と正確に病状を知ることでの「心の持ち方」を考えて、伝えたほうが良いと医師から度々相談されました。
何が母にとってプラスになるのか、前を向いて残りの人生を生きていくには何が最善なのか?
退院したい本人の意思を汲んで、手立てがないわけではないと言ってくださる医師がいます。
腫瘍に走る血管を塞ぎ、腫瘍自身を壊死させる。普通なら壊死した組織は体に吸収されるが、運が悪ければ腹膜炎を引き起こして一気に容態はわるくなる…その可能性は五分五分で、ほかの医師はあまり進められないと言います。人工肛門の話も出ました。
母もそんな確実ではない賭けはできない、決心はできないと言います。当然ですよね。
本人への告知があって一週間。
母はひとつ残された手立てに一歩踏み出すようです。
できるだけリスクを排除して、生きる道を確実なものにしたい。もし、今の病院での手術が困難ならば、転院も考えています。少しでも元気になってうちへ帰りたい。
不安はいっぱいです。でも、母の生きたいという思いがある限り、私たち家族は全力で支えていくのです。
ここで、皆さんの体験と頑張りを知ることで私自身が励まされ、そして母を勇気付けることができています。
また、アドバイスいただけることがあったら是非、教えてください。。。
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