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▼すずきさん:
富山はすっかり秋模様です。山々は色づき、剣・立山の頂には雪が…見るたびに雪の面積が広くなってきます。
冬も間近です。
富山の冬は厳しいですよ〜。
私の母も、本当に厳しい状況になってきました。
こちらのHPで励まされる私ですが、悪化の一途をたどる母の病状を赤裸々に語り、ご覧になられる方の心を痛めているのではないかと不安に…というか申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でも、語らせてください。身勝手なのは承知ですが、母や私たち家族の体験が、この投稿をご覧になる方のこれからの参考になればと思っています。
その後、母は急激に腹水が溜まり、食事も呼吸も辛い状態になっています。
母の場合、輸血を繰り返していることが腹水の主な原因とのことで、楽にするためには輸血を止めてしまうのが王道だと言われました。止めれば最悪の状況になること分かっています。
今日、あまりのしんどさに母自ら輸血を断ったそうです。膣からの出血も日に日に多くなり、血を見るのが辛いからトイレにも行きたくないと言いました。
こんな状態になるずっと前に、私は「お母さんの心臓が止まるまで諦めないからね」と強気の発言をしていて、母の前向きな気持ちを支えてきたつもりでした。
でも、そんな気丈な母も体のしんどさには音を上げたようです。腹水のために、お腹だけでなく首のほうまで福福とふっくらしてきた母は、呼吸も荒くて本当にしんどそうです。その姿に、これ以上「がんばれ」とは言えず、尿道にカテーテルを入れてもらった母に「今晩は良く眠れるね。ゆっくり休みな」と言うしかできませんでした。
もし、兵糧攻めでやっつける方法に踏み出す気力が残っているのなら、「とことんやりましょう」と主治医も言ってくれます。
でも、母は今まで十分頑張ってきました。
私には、癌でお母様を亡くした友人がいます。
彼女は、最後まで「がんばれ!」を言い続けたことをものすごく後悔していました。母が母らしく生きる時間を奪ったように思うと未だに自分たち家族を責めています。忘れようとしても、忘れられない、と。
このまま「とことん」やるのが良いのか、もう楽な道を選ばせてあげるのが良いのか…どちらを選んでも、結果、後悔から逃れることはできないと思います。
私に決める権利はありません。
これは、母の生きる人生です。
母が母らしく、どう生きるか。
血中の電解質バランスが崩れて、少々ボンヤリしている母ですが…
明日、ちょっと話してみようかな。
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